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「美味しい!」が好き

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2002年12月01日(日)

鼎泰豐(でぃんたいふぉん)の海老シュウマイ


私には、大学時代からずっと付き合っている女性の友人が2人いて、そのうちの一人が横浜から東京に引っ越してきた。
それで、新居に招待してくれて、お手製のランチをご馳走してくれるとのこと。
(期待にたがわず、美味しかった。)
わ〜、嬉しいと、お土産を色々と考えてみた

お家は、明大前。
私の好きなノリエットに近い場所だから、洋菓子はパスするとして、と、思いついたのだが、鼎泰豐の小籠包。
鼎泰豐って、いつだったか忘れたが、ニューヨークの雑誌か何かが選んだ世界ベスト10のお店にランクインして、有名になったことも、新宿高島屋にできてから、行列がすごいことも余りに有名だが、私は、行ったことがなかった。
その原因としては、台北の本店に行ったことのある人たちが皆、口を揃えて、「台北の本店は本当に美味しい、新宿は目ではない」というから。
しかし、今の職場に、鼎泰豐の小籠包が気に入って、新宿に通い詰めた挙句に、台湾まで行ってしまったという女性がいて、彼女の話を聞いていると、本当にこのお店に行ってみたくなるくらい美味しそう。
彼女曰く、「台北も東京も両方とも美味しいわよ」
でも、何せ、未だに大人気で、土日は、1,2時間待ちは当たり前とのことで、近づけない。

だったら、小籠包をお土産にすれば私も食べられる、これは名案だと思ったら、小籠包は、テイクアウトなしなのだそうだ。
「でも、海老シュウマイも、十分美味しいわよ」という鼎泰豐フリークの言葉で、決めた。

実際には、平日の11時頃に、新宿高島屋の10Fにある鼎泰豐に行ったのだが、平日の11時にも拘らず、30分待ちくらいの行列ができていた。
テイクアウトコーナーは、お店の横にあって、すぐに買えた。
他にも、肉まん、あんまん、海老餃子など、美味しそうなものが沢山あった。

6個で800円だから、海老シュウマイとしては、やはり、高級な部類に入るが、食べたら、やはり、評判どおり、美味しかった。
茶巾に絞った形で、一番上に海老が乗っているから、海老シュウマイなのだが、味の方は、海老の味というより、肉汁の美味しさだと思う。
海老のプリプリとした食感と味を期待すると、裏切られるが、それでも、何と言っても、噛んだ瞬間に皮から溢れる肉汁の美味しいこと!

どうしたら、濃厚でこくがあるけれど、しつこくない味ができるのだろう?

説明書に、「できるだけ、電子レンジのご使用はお避けください」と書いてあったが、友人宅では、電子レンジ用の蒸し器に入れて蒸したせいか、結構、うまく蒸せた。
しかし、その話を、職場の鼎泰豐フリークの女性に話したら、彼女は、電子レンジで、お皿に並べてラップかけてチンしたことがあり、その時は、チンしているうちに、皮が破けてしまったと言っていた。
やはり、普通の蒸し器で、5,6分蒸した方が無難なようだ。
並ぶのは嫌な人は、この海老シュウマイ、とてもお勧め。



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2002年12月02日(月)

ゴスフォード・パーク


「イギリスの貴族のお屋敷の階上・階下のすったもんだ」を描いた「ゴスフォード・パーク」という映画を観た。

雑誌で紹介を読んで見たくなり、私としては珍しく前売り券を買った。

1930年代のイギリスの郊外の貴族の屋敷に招かれた人々、その従者たち。
筋は、探偵物というか、殺人があって、その謎解きなのだが、その筋よりも、その貴族の生活、また、従者やメイドたちの描き方に価値があった。(アカデミー脚本賞)
描かれた貴族と従者の生活が正しく描かれているのかどうか、私には判断しかねるが、見ていると、昔文字だけで読んだ「ジェーン・エア」とか「嵐が丘」「チャタレイ夫人の恋人」などの実際の生活は、こんな感じだったのかな〜とわかったような気がした。

きっと、昔の貴族の生活を細かく描写しているという点では、ピカ一の映画ではないか?

特に素晴らしいのが、晩餐会の様子。
私なぞ、テーブルセッティングとか形だけはわかるけれど、その綺麗に豪華に、間違いのないテーブルセティングがなされた貴族の食卓で、どう晩餐会が開かれ、皆が食事をするものか、見ることができた。
(また、その用意をする様子も描かれて、それも参考になる。)
例えば、日本のパーティだったら、予め、皿に盛られたものが運ばれてくるが、イギリスの貴族の晩餐会では、殆ど、サーブする人が料理が盛られた大皿を食べる人の後ろ横から差し出し、貴族達は、おしゃべりしながら、そこから器用に、肉や添えられた野菜などを自分のお皿に移す。
う〜ん、これだけだって、慣れていなかったら、難しいに違いない。
こういうのが、本当のイギリス風の晩餐なのだろう、私がそこに出てもいいと言われても、相当練習しなかったら、出られないだろうとか、細かいところで、色々楽しめた。

観終わった後、何か感激を残すという感じの映画ではないし、観終わった感想は結構軽めであったが、見て損はない映画だと思う。
映画を観たというより、舞台を観たような後味が残った。
とにかく、時代考証がきちんとしていて、貴族や普通の従者の生活を事細かに描いている点、本当に面白いし、出てくる俳優が皆演技が上手。

この映画では、貴族も従者達も両方とも、幸せそうな人というのが全然出て来ない。
唯辛うじて一幸せそうなのは、その頃、人気を博しつつあった「映画」の監督と俳優だけ。
(でも、彼らは、「見るからに幸せ」というのではなくて、「熱中しているものがあるから、幸不幸を気にしていない」という感じ。)
従者はお金がないという点、お金持ちのおもちゃにされやすいという点で当然不幸なのだが、貴族達も、お金があっても、皆、それぞれ、その立場を守ることに苦労して不幸。
人間、「何かを作り出そう」というエネルギーのある人たちだけが幸せなのかも。



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2002年12月03日(火)

じっくり遊ぶ恵比寿ガーデンプレイス 1/2


ゴスフォード・パークという映画は、恵比寿のガーデンプレイスの中の「ガーデンシネマ」という映画館でやっていた。
何でも、全回完全予約制で、立ち見なし。
そして、予約は電話で受け付けず、映画館で受付順とのこと。
混んでいるかどうか、電話で聞こうと、何度も、前売り券の切符に書いてある電話番号を回したのだが、いつも、「現在使われていません」になってしまった。

その前売り券の電話番号が間違って印刷されていることに気付いたのは、友人達と待ち合わせの約束をした後であった。
だから、1時20分の回を予約するために、10時にガーデンプレイスに行った。
でも、結果的には、ガーデンプレイスと食一般に詳しい友人にガーデンプレイスを案内してもらって、とても楽しかった。

以前一度、三越の地下だけは行ったことがあったが、詳しい友人にあちこち案内してもらったら、「恵比寿ガーデンプレイスは、大人向けの食のテーマパーク」だという感想が出る程、良かった。

歩いた場所

1.三越の向かいのビルの中

  ここは、オフィスタワーなのだろうか、待ち合わせの時間の間、一人で見てみ
  たら、千房とか、結構庶民的なお店が入っていた。
  余り予算がなかったら、ここでご飯食べるのも良いかも。

2.ウェスティン・ホテル

  友人と待ち合わせて、このホテルを見物に立ち寄ってみた。(場所は、タイユ
  バンの左後ろあたり)
  ちょうど時期がクリスマスシーズンとのことで、入口の外にも中にも大きなセ
  ンスの良いクリスマスツリーが飾られていた。
  特に、中に飾られている大きなクリスマスツリーの回りには、沢山の大きな動
  物のぬいぐるみと、プレゼントが入った綺麗に包装された箱が飾られていた。
  (確か、その回りは、おもちゃの機関車が走っていたように覚えているが、定
  かではない)
  でも、とにかく、このホテルのインテリアは、派手。
  「ケバケバしい」という言葉が当てはまる程、ド派手。
  広間の真中に、3Fから螺旋の階段があるのだが、その手すりは、全て金色の
  リボンと赤色のリボンでデコレートされていた。
  私は、「いかにもアメリカのお金持ちが好きそうなインテリア」と思ったが、
  一緒した友人の「ここに来ると、いつも香港を思い出す」という言葉から、そ
  のケバケバしさが想像できると思う。
  同じアメリカ系のホテルと行っても、パークハイアットと両極の趣味。
  でも、晴れやかな楽しさ十分で、それなりに価値はあると思う。
  ここのラウンジでお茶するのも、異国情緒があって、楽しいだろう。
  (3Fに中華のお店もあって、興味あり)
  ちょうど、その日は、日が良いのか、結婚式が沢山あったみたいで、華やかで
  あった。
  最近の若い人って、こういうケバいところで結婚式したいのかな〜と思った。
  3Fまでエレベータで上がり、1Fまでの螺旋階段で記念写真を撮っている新
  郎新婦の邪魔にならないように降りてきた。(行ったら、やはり、この螺旋階
  段は是非下りなくては)

3.三越のデパ地下

  一人で見るより、食に詳しい人と二人で歩いたら、一人では見落とすような食
  材も目に入ってきて、楽しかった。
  私はいつもデパ地下でゆっくりすることはないのだが、この日は時間があった
  から、色々な試供品を楽しんでしまった。
  納豆が二回と、水菜のサラダ。
  水菜のサラダは、真似しようかなと思うくらいの出来。
  水菜の葉の部分を食べ良い長さに切って、細く切ったハムを少し散らして、ド
  レッシングで食べるもの。
  シャキシャキしていて美味しかった。
  その水菜は、「京都産」であった。
  京都産の水菜の特徴は、芯が少なく、葉が多いとのこと。
  我が家は、母が歯が悪いのでできないが、新鮮で美味しそうな水菜をみかけた
  ら、サラダにするのは、良いアイディアだと思った。



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2002年12月04日(水)

じっくり遊ぶ恵比寿ガーデンプレイス 2/2


映画が終わってから、「カーブ・タイユバン」に連れて行ってもらった。
タイユバン・ロビュションの館の地下にあって、入った途端、グラスやチーズ、食材が並び、人々で賑わう雰囲気で、自然と楽しい気分にさせてくれる店であった。
山梨のカーブは行ったことがあるが、ワインの他は、殆どお土産物だったけれど、「さすが、恵比寿。チーズやグラスなのだ。こちらの方が実用的」と思った。
ワイン関連のグッズと食材(相当色々な気の利いたものまで)が所狭しと並べられていた。
ワインの瓶に絵を書く絵の具や色々な本まで売っていて気が利く、これだったら、ワイン通でなくても、見ているだけで楽しい場所と思った。

が、後で、聞いたら、ここは、タイユバンとは関係ない店で、三越がやっている「ワインショップPARTY」なのだそうだ。
だからか、本当に、一観光客からワイン通までの人が行っても、どちらの人もきっと楽しめるように設計された店だと思った。

店と店が中で繋がっているから、タイユバンと一体に見える。
でも、言われてみれば、売っている食材にイタリアンもあれば、エスニックもあった。
それに、その日、恵比寿三越のデパ地下に、スエーデン産のスモークサーモンが580円で売られており、「安い」と思ったのだが、そのタイユバンの隣のお店で同じものが「600円」で売られていた。
私は単純に、安いスモークサーモンが出回ると、どのお店でも扱うものかと思ったら、同じ経営だからだったのだ。
で、反って、タイユバンの隣で買うとちょっと割高とわかってしまった。<笑>

友人がグラスを探して、「こんなの、素敵」とか選んでいたが、私だったら、ここで選んで合羽橋で買うと思ってしまった。(貧乏性)

次に真中あたりのワインのコーナーに行って、部屋全体がワインに合う温度と湿度に調整されているワインセラーに入ってみたが、ワインは全然わからなかった。
でも、ワイン関連の食材とグッズのコーナー、色々なワインの組み合わせは本当に楽しかった。

そのお店を出ると、隣は、タイユバン・ロブションのケーキとパンのお店、こちらも美味しそう。

ご一緒した友人の友人が、カーブタイユバンにいて、その人に、「ここらへんで、お茶したいのだけれど、恵比寿らしいお勧めは?」と聞いてくれた。
答えは、ペストリーでケーキ買って、表のベンチで食べること、であった。(笑)

そうは言っても、今回はちゃんとしたお店に入ってみたいと、その上にある「カフェ・タイユバン」に行くことにした。
中は、ヨーロッパ風のインテリアで落ち着く。
でも、お客さんは、殆どか、全部女性。
ケーキセットが、税・サービス料抜きで1200円だから、高いけれど、その価値があるくらい、テーブルも大きかったし、落ち着く店であった。
また、栗のケーキを取ったのだが、本当に美味しい。
お値段を考えたら、美味しくて当然なのだが、一応、その「当然」のラインより上のものであった。
コーヒー頼みたかったけれど、コーヒーはきっと一杯だけで、紅茶だったら、ポットだろうと踏んで、紅茶にしたら、大当たり。
映画鑑賞で乾いた喉を潤してきた。
このお店は5時でお茶の時間が終わりであった。

今回の恵比寿ガーデンプレイス見物は、ガーデンプレイスが「食べることが好きで、好奇心を持っている人を楽しませる食のテーマパーク」であることがわかって、とても楽しかった。
また、行ってしまうと思う。

今度の時は、タイユバンのペストリーでケーキ買って、マックでコーヒー買って、ベンチかな?(笑)



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2002年12月05日(木)

健康優良児 1/2


突然、小学校6年生の甥1が「学校で、『健康優良児』に選ばれた」と甥のお父さんが教えてくれた。
青天の霹靂、しんじられな〜い、というか、『健康優良児』という言葉を久々に聞いて、そういう子が一人小学校の同級生にいたことを思い出したけれど、「健康優良児」という制度自体を全く知らないことに気付いた。
その次に浮かんだのは、「良くわからないけれど、嬉しい」という感情。
次が、「何で?どこが?」と心に浮かんだ。
健康優良児をインターネットで引いてみたら、「身体の発育状況・健康状態がよく、学習成績や運動能力が優れ、性格も明朗な青少年を表彰しようという企画である。平均よりも身長・体重等で大きく、目も悪くなく、虫歯もなく、学業の成績も優秀な児童男女各一名を、各小学校が推薦」をする制度のようだが、いくら最近成長著しい甥1と言えど、まさか、そのような物に選ばれるとは思ってもいなかった。

どちらかというと、甥1の成長は、背の高さは目立つが、他の成長(特に精神面)は、平凡に大人しく、目立たなくて、家の人以外にはわかりにくいし、人様から評価されるような成長であると思っていなかったから。
ただ、私としては、有名な難しい私立や国立の中学に受かるより(受けもしないが)、この賞の方が嬉しい。

それは、何故かというと、運動神経は鈍いは、身体は丈夫ではなかったし、どちらかというと「いじめられっこ」で小学校のときの人間関係でいつも頭を痛めていた私であったから。(成績は、高学年のときは良かった。きっと、成績は良かったのに、その他がまるでだめだったから、いじめられたのかな?)
そんな経験があったので、甥たちが生まれて育つ過程で、私は、頭脳だけがいい人間より情緒が安定して、ちゃんとした人間関係が作れて、人の気持ちがわかって、交換できて、私とは反対に、適齢期になったら、恋人とか仲の良い女性が自然と見つかって、結婚する気が起きるような子供に育たないかな〜という願いを持っていたのだが、それに近い育ち方をしてくれたことが証明されたようで、今回の受賞は、本当に嬉しかった。



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2002年12月06日(金)

健康優良児 2/2


私は、小学校6年生のときに「健康優良児」に選ばれた男の子の姿形を未だに思い出せる。
「○○くんが『健康優良児』」と言われたときに、「健康な子供」というのは、彼のようなことかと、心に刻まれてしまったみたい。
今思い出すと、成績が上の下くらいで、体格が良くて、つやつやしていて、穏やかでいつもニコニコして怒ったりしないし、いたずらで先生に怒られることもないし、授業中も陰気ではないけれど静か、騒いで怒られることもなく、歯がきれいで、真っ白な子だったと思う。
(こう並べて行くと、「精神的健康」って、自分もつまらないことで怒らないし、人をもつまらないことで怒らせたり、悩ませない状態なのかも知れないと思う。)
どうして、自分が選ばれなかったのかと、彼と自分を比較する、詳しい差は良くわからない、私だって授業中静かにすることもあるとか思う、でも、「彼は虫歯がない」という事実の前には、皆、自分が選ばれなかったことにと納得してしまう。
彼は、虫歯が一本もない子であった。

それに引き換え、我が甥1は、治療済みだけれど、虫歯があったこともあるし、メガネもかけているし、私のイメージの「健康優良児」とは違う。
体格もいいかというと、背は高いが、ひょろひょろしている。猫背は大分直ったかな?という感じだから、やはり、彼の場合、精神面の成長度合いが他の子より良いのではないかとも思うし、時代が違うから、身体的基準が緩やかになったのかも知れないとも思う。
今回、賞をもらったのは、甥1であり、その直接の責任者はその両親だけれど、私は勝手に、私と母と妹で作っている環境も誉められたような気がして、一人で喜んでいる。
父たちと同じビルで兄弟3人(うち1人は一家族だが)で、住み始めることになった矢先、その中心である父が突然、「お母さんを盛り立てていってくれ」と言い残して死んで、早10年。
私は、めげそうになる母を叱咤激励・慰めながら、母が望む(ということは父も望んだ)「家族仲良くの大家族的家庭」を作ってきた。
「兄弟の利害関係を調整、それぞれの立場を尊重しながら」がうまく回ったからこそ、甥1が、うまく育ってくれたと思えた。

個人的にも、私は、甥たちを「味のわかる人間に育てる、食べることが楽しい子に育てる」という方針を絶対的に守ってきて、夕食の後毎晩遊びに来る甥たちに、食べ物を通して、楽しさを与えてきた。
甥1が三歳のときに、おじいさんが突然死んで、当たり前のように毎日甥を可愛がってくたおじいさんがいなくなったことが、甥1の成長に影響したら可哀想と、毎晩、一生懸命遊んであげたっけ。

こんなことも、彼の成長に役に立っていると思う。

今回、甥1が健康優良児に選ばれたことで、甥1の両親は当然だが、おばあさんも、もう一人のおばさんも、きっと私のように「私がいたから」と自分が今まで甥1を可愛がってきた姿を思い出したと思う。
そういう大人が5人もいる環境で育ったことが甥1の精神の安定に、ものすごく役に立っていると思うし、他の子にはなくて、我が家の甥たちだけが持っている「優れた環境」なのだと、勝手に思うことにした。
(普通は、「嫁に行かないおばさんが二人もいる」と言ったら、マイナスイメージだとは思うのだが)

甥2の方が、実は私から見ると、つやつやした肌つや、太ってはいるけれど、はりのある身体つきで、「健康」というイメージが強いが、きっと、「肥満」ということで、彼は「健康優良児」に選ばれないと思う。
それはそれでいいのだ、選ばれなくても大したことのない賞だと思うし、将来、甥2が取れなくても「コンプレックスに思うことはないよ」と言ってあげたい。
この賞は、子供達の生まれたときからの長い人生の一瞬を切り取って、その一瞬における成長具合を比べただけのことに過ぎないのだから。
(それに、標準より体格がいいことが条件だったら、身体が大きくならない遺伝子を持って生まれた子が可哀想ではないか、ついでに、「肥満の遺伝子」を持って生まれた甥2も)

でも、今回は、私も加担している私の家という環境で育った子に、「健康」という名前の賞が来たのだから、これはこれで、素直に喜ぶことにした。

死んだ父が生きていたら、本当に喜んだに違いない。

我が家がこれからも平穏で、甥たちが事故やいじめなぞに合わずに、順調に育ちますように。(こっちの方が断然大事)



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2002年12月07日(土)

冬の牛肉


ある日、鳥越の肉屋さんで買った牛肉がやたらに美味しかった。
このお店の牛肉は確かにいつも品質は良いのだけれど、こんなに良いものに当たったというのは初めて。
舌に自信のある(というか、味を記憶する能力に長けている)甥2は、「生まれてから食べた牛肉の中で一番美味しい」と評した。
私も、100g600円だったのだが、「ちんやの100g2千円以上のお肉の味」と思ったのだ。

最近は、牛肉は、コストパフォーマンスを考えて、鳥越ではなく、浅草のちんやのこま切れを買ってばかりいたが、雨が降っている夕方、浅草まで行くのが面倒で、ちょっと高いのを我慢して鳥越で牛肉を買ったら、大当たりだったのだ。

余り赤色が強くない肉で、見るからに、いつものお肉の感じとは違っていた。
脂身がきれいで、肉の赤色が薄いから、焼け出したときも、とてもきれい。
少し火が通っただけで、食べられそうな風情であった。
お肉嫌いな母でも、「美味しい、美味しい」と食べていた。

次に鳥越のお肉屋さんに行ったとき、「この前のお肉は本当に美味しくて大評判」と言ったら、おじさんとおばさんは、昔の人だから、二人ともに、「どうも有難うございます」と嬉しそうに返事をしてくれた。

で、どうして、今回のお肉が美味しかったかというと、要因は2つ考えられるとのこと。
一つは、冬場になって、牛の食欲が盛り上がってきて、栄養分が十分行き渡り始めたとのこと。
何でも、豚さんは、結構ふてぶてしくて、一年中、どんな気候だろうが関係なしに食欲があるけれど、牛さんは繊細で、夏場は夏バテして、食欲がないらしい。
だから、夏場の牛肉は美味しくないのだそうだ。
そう言われると、冬場にすき焼きを食べるというのは、冬が寒いからとばかり思っていたのだが、実は牛肉が美味しくなる季節だからだったのだと納得。
だから、豚肉は一年中美味しいけれど、牛肉には旬があって、それが冬場とのこと。
(でも、以前、確か、豚さんも夏場は肉が痩せると聞いた覚えがあるから、きっと豚さんも夏痩せはするのだと思う。但し、その度合いが牛の方が顕著なのだろう。)

また、このお店は、お肉を買い入れている仲卸しのお店の株主とのことで、少量の良いお肉があると、他の店ではなく、このお店に優先的に回してくれるそうなのだ。
だから、この前は、そういうお肉が手に入ったときではないかとのことであった。
部位はランプであるとのこと。

このお店では色々肉のことを教えてくれたが、まとめると、「肉は、氏より育ち(血統とか種類より、何を食べて育ったかが大切)、オスよりもメス、食べ頃は、夏より断然冬」という感じか。
(そう言えば、この前、テレビを見ていたら、特撰の肉を「雌牛の左半身」と言っていた覚えがあるが、ここらへんは、定かではない。)

また、この値段で、この品質のお肉が回ってきますように、そして、私に当たりますようにと祈るばかり。<笑>



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2002年12月08日(日)

未来がわかるようになった


また、甥の話で恐縮なのだが、面白かったので、書かせてください。

甥1が自分のお誕生日を前に、突然、「『大好き』は15歳までね」と言い出した。
『大好き』というのは、夜おばあちゃんちから帰る前に、おばあさんと我が妹に、両方の頬っぺたを大好きと言いながら、くっつける習慣で、妹が甥が小さいときに仕込んだ習慣である。
それについて、今まで当たり前のように行っていたのだが、初めて期限をつけ出したのだ。

この習慣のない私はそれを聞いて、どうでも良かったが、甥をからかいたく、また、その習慣がなくなる母達が淋しいだろうと思って、思わず、「『大好き』しなくなったら、次は、お休みのキスになるの?」と言ったら、甥1は、デヘヘ、恥ずかしい、そんな筈ないじゃん、という感じで笑いながら、首を横に振りつつ、帰って行った。

その後、お誕生日のケーキを持っての記念写真を撮る時も、「ケーキはずっと作っていいけれど、写真は、今年限り」と言い出した。

何か、6年生になったら、やたらに、今までの子供っぽい習慣に期限をつけるようになったようだ。
少しは、自分の未来がまだ続いて、大人になっていくことが実感できて、どうやって暮して行こうか、考えるようになったのかも知れない。

今思い出しても、甥1が赤ちゃんのとき、私に一番最初に発した日本語は、「わからない」であった。
甥1をだっこして、おばあちゃんの家に連れて行く時に、「甥1ちゃんは、おばあちゃんちに行ったら、何をするの?」と話し掛けたら、それまで言葉が出なかった甥1が「わからない」と言ったので、びっくりしたものだった。
その後も、甥1ちゃんに、「これから何するの?」とか、「将来、どうするの?」と聞いても、「わからない」という返事がしか帰って来ない時期がずっと続いていた。
この子が一番最初に発した「わからない」という言葉は、この子を象徴するような気さえしていた。

でも、どうだ、6年生も半ばになった頃、自分にはまだまだ時間があることを認識し、その時間を思いつきで暮すのではなくて、自分の意志でデザインしようと考える力がついたのか、やたらに、今までの習慣を断ち切ろうとし出した。
これは、喜ばしいことなのだと思う。

人間って、心配ないものだとも思った。
小さい時、「わかんない」と答えていた時期、それは、その子に「考える能力」がないのではなくて、考えられるだけの成長がなされていなかっただけなのだ。
そう言えば、小さい時、甥2は一人で家で留守番できるのに、甥1は怖がってできなかった。
この子は、「弱虫」なのかなとちょっと疑っていたが、いつの間にか、一人で自分の家にいることができるようになっていた。
彼は、「弱虫」なのではなくて、まだ成長していない自分に素直だっただけなのかも知れないし、甥2の方は、ただ単純に「一人でいることが好きな子」に生まれついただけだったかも知れない。
小さい時、「何ができる、できない」なんて、本当に一喜一憂する必要のないことなのだ、と心から思った。



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2002年12月09日(月)

家庭でふぐちり


先日、母に余禄が入り、デパートで鍋物セットを買ってくると言う。
寄せ鍋とふぐとあんこうのどれがいい?と大盤振る舞いの様子。
もっちろ〜ん、わたしゃふぐがいい。(あんこうでもいいけれど、あんこうは肝を食べるから、我が家には不向き)

母も珍しくその中では一番高いふぐを買って来てくれた。

我が家の食卓にふぐが上るなんて、何十年振りのことだろう。
確か、私が小学生か中学生のとき、父が買って来て、我が家でふぐちりをして以来だ。(何と、我が家は貧しい家庭なのだろう)

私も何度か外で煮てあるふぐちりしか食べたことがなく、生のふぐのぶつ切りと煮上がった物を見比べながら食べるのは初めて。
ふぐって、結局、コラーゲンがすごくて、お鍋で煮ていると、骨の回りのコラーゲンが溶けているのがよくわかる。
その点、あんこうと同じなのだと思った。
このコラーゲンたっぷりのところがきっと良い味を出して、しかも煮汁まで美味しくしているのだろうなと思った。

母なぞ、「一緒に煮ている野菜や豆腐までもが、いつものお鍋より美味しい」と言っていたっけ。

面白かったのは、夕飯がふぐちりと知らなかった妹。
夕飯を食べに、母の部屋に入ってくるなり、「今日は、ふぐよ」と言ったのに、我が家で「ふぐが出る」なんて考えたこともなかったので、「ふぐ」という単語が耳に入らなかったそうだ。
だから、食べ出して少ししてから、「あれ?これ、たらじゃない」と言った。(笑)

後、甥2も、面白かった。
雑炊を少し食べたらと言ったのに、お腹が足りていることもあって、気乗りしない様子。
いつもの「グルメの甥2くんの感想聞きたいから、ちょっとだけ食べて」と言うとようやく食べてくれた。
でも、一口食べたら、目を白黒させて、「この雑炊、美味しい、そうか、美味しい雑炊というのもあるのだ」と感想を述べながら、「もっと、お代わり!」であった。
何でも、甥の家では、鍋物の次の日の朝ご飯は、鍋の残りの雑炊なのだそうだが、甥2はそれが好きではないようなのだ。
「何の雑炊?」と聞くと、「鶏肉」とのこと。
そりゃあ、鶏さんには悪いけれど、やはり、鶏とふぐを比べること自体、間違っている。

家でふぐちりというのも、実に良いもの。
皆、味をしめて、今度から、一冬に一度や二度は、ふぐが出るようになるといいのだが。



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2002年12月10日(火)

レアチーズケーキ


最近、月に二度のペースでケーキ教室に通っている。
10月頃数えたら、中級コース30コマのうち、24コマも残っていたのだ。
このまま、月1回だと、後2年もかかるということに気付いたのだ。

で、先週の土曜日は、「レアチーズケーキ」だった。

クリームチーズと生クリームを混ぜて、焼いたクッキー生地に乗せて、冷蔵庫で固めて、生クリームでデコレートして出来上がり。
実は、中級と言うには、余りに簡単すぎるケーキであった。
(最後の生クリームのデコレートは、初めてだったので、結構難しかったのだが、やりようでは、省略可能)

私自身は、レアチーズは、「普通に好き」という程度、あれば食べるけれど、自分から買い求めたことは一度もない。

でも、家に持って帰って、甥たちに見せたら、大変。
二人とも、トロっとした顔になった。
実は、「彼らの今現在一番好きなケーキ」は、「ショートケーキ」ではなく、「レアチーズ」であることが判明した。

食べさせても大変。
ケーキ教室で作ったレアチーズは、一滴もレモン汁を入れていなかったけれど、ケーキの先生が、「好みで入れても良い」と言っていたっけ。
甥たちに、レモン汁の全く入っていないレアチーズを食べさせるときに、「レモン汁を入れた方が良いか考えながら食べて」と言ったのだが、「う〜ん、今のがベスト」という返事であった。
二人ともトロっとした顔をして、「明日も食べたい」とのこと。
一切れ残ったので、それを翌日分けて食べさせたが、またまた、「明日からの分もあるの?」だ。
そこまで気に入ってくれて、ケーキ教室の先生が聞いたら、さぞ、喜んでくれることであろう。

それで思い出したのだけれど、調理師学校に行ったときに、18,9才の男の子たちに、「どのケーキが一番好き?」と聞いたら、二人とも、「断然、レアチーズ」と言っていたっけ。
聞く対象としては、幼過ぎるが、甥たちに、レアチーズのどこが美味しいか聞いたら、「甘さと酸っぱさのバランスがちょうど良いところ」とのことであった。
言われてみれば、今回習ってきたレアチーズケーキの酸っぱさって、もしかしたら、寿司飯のほのかな酸っぱさに似ていると思った。
男の子は、酢の物やドレッシングが嫌いな人が多いけれど、「本当の酢の味が強い酸っぱさ」がだめで、実は、寿司飯程度の酸っぱさを美味しく感じる舌の人が多いのではないかしら?

また、生クリームのショートケーキなぞは、ただ甘いだけで飽きてしまうのかも知れない。

それに、最近の子供は、赤ちゃんのときから、乳製品で育っているし、牛乳系統はママの味なのかも知れない。

確かな情報ではないけれど、レアチーズは、最近の若い男の子が一番好むケーキかも知れない。
仲良くなりたい本命の男の子がいたら、バレンタインには、チョコレートではなくて、レアチーズケーキが当たりだと思う。

さて、甥たちが毎日食べたいと言っても、我が家で毎日レアチーズケーキを出すのは、作るのが面倒だし、甥たちが太ってしまう。
でもね、今度習ってきたレアチーズの材料のクリームチーズは、ディスカウントの多慶屋で売っているメーカーのものだし、生クリームは、浅草のスーパーが賞味期限の切れる3日前くらいから、30%引きになるし、これらで、是非、また作ろうと思う。
クッキー生地が面倒だったら、マリーのビスケットではだめかな?とも思う。
それに、レアチーズのレシピというのは、多種多様色々あるようだ。
私は「好き」という程でないレアチーズだから、どこまで熱心になれるか、ちょっと自信はないが、作るのが簡単だから、細く長く凝ろうと思っている。



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2002年12月11日(水)

赤いスパチュラ


インターネットで知り合った友人が、アメリカのお土産に、ウィリアムズ・ソノマの赤いゴムのスパチュラ(もしくはゴムべら)をくれた。

合羽橋やデパートで最近売っているのを良く見るのが、ルクルーゼのもの。
ウィリアムズ・ソノマのものは珍しいと思ったら、ルクルーゼの赤が売り切れだったので、ソノマのものにしたとのこと。

初め、赤は台所に合わないかなと思ったのだが、そんなことはなく、可愛い。
そして、何より良いことは、赤が目立って、道具の中で遭難しないことだ。(笑)
また、実際に使ってみると、日本で売っている白いゴムベラより、相当品質が良いみたいで、丈夫な感じがして、長持ちしそう。

ゴムベラの先は、木であるところも、温かみがあって良い。
本当にこれは、グッドデザイン。

デパートで買うとすご〜く高くて、合羽橋だとちょっと安くなる。
しかし、一番いいのは、欧米に旅行した際に買うこと。
これだったら、軽いし、かさ張らないし、喜ばれるお土産だと思う。
確かではないけれど、アメリカで7ドルくらいだったから、1000円程度。
色は、他に、青とか緑があるけれど、赤が一番可愛いと思う。



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2002年12月12日(木)

ピエール・エルメ


もう、2か月も前になるだろうか、高田馬場の古本屋で、ピエール・エルメというパティシエさんの「ピエール・エルメのお菓子の世界-SECRETS GOURMANDS」という本を見つけた。
柴田書店の本で、定価が5200円のところを、古本屋価格2600円。
パリのパティシエさんの本が日本語で出るなんて、相当有名な人だろうし、大変お得と思ったが、私は「ピエール・エルメ」なる人を知らなかった。

色々な人に聞くと、フランス菓子に詳しい人は皆知っていて、「現代フランスデザート界のスーパースターで伝説的なステータスを得ているパティシエ」とのこと。
本人、代々パティシエの家に生まれて、若くして色々な賞を取ったり、パリのフォーションで長くチーフを務めていて、とにかく、この人が今フランスのパティシエの中で一番新進気鋭で有名らしい。
日本では、ホテル・ニューオータニと、舞浜のイクスピアリ、それから、銀座三越にお店があるとのこと。
(ピエール・エルメのエルメのスペルがエルメスと似ているから日本人受けしていたりして、なんていうことはないな)

やはり、相当価値のある本が半額になっていることはわかったが、パークハイヤットの横田シェフの高い本を買ったけれど殆ど役に立っていない私であり、ノリエットの永井紀之シェフの本だって、きっと真似できないだろうからと買わない私であることから、ケーキの先生に譲ることにした。
私が持っているより、ケーキの先生が持って良く読んで、私程度でも真似できるようなお菓子を選んで、教えてもらった方が私のためになるだろうと判断したのだ。

で、高田馬場で本を買い求めてから、1週間くらい、会社の昼休みにパラパラ読んでいたが、やはり、私には難し過ぎるし、モダン過ぎると思った。

でも、ケーキは斬新でとても食べてみたいという気にさせるデザインが多い。

インターネットで調べたら、ネットでもクリスマスケーキを予約できるようなのだが、もう既に完売。
ホテルニューオータニの下記ページであるが、確かに、「ピエールエルメのクリスマスケーキ」の写真を見た後に、下の方にある「ニューオータニのクリスマスケーキ」を見ると、やたら、平凡に見えて、「ニューオータニのケーキがまだまだ完売していない」のもわかるような気がした。

来年、お金があったら、買ってみたいし、とりあえずは、今度銀座に行ったとき、マカロンを買ってみようと思う。

「ピエール・エルメのクリスマスケーキ」のページ←ここをクリック



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2002年12月13日(金)

スナックまりこ


私は、夕飯の後やってくる甥たちに対する行動から、「スナックまりこ」と言われるようになった。
甥たちは、おばあさんちには行ってくるなり、「今日、上はな〜に?」と言いながら、我が家のテーブルを見回し、気に入ったものがあると「それちょうだい」「僕もそれ食べる」と食べ、「何か甘いものはな〜い?」だの、「ヨーグルト食べたい」だの「コーヒー飲みたい、それとあったら、ちょっとだけ甘い物」とか、言うようになってきた。

ひとえに、これは私がそういう風に彼らを育ててしまったのだけれど、いいな〜、我が甥たちには私みたいなおばさんがいて。
私も私のようなおばさんが欲しいと思ったりする。(笑)

その様子は、男の人が食事をするためではなく、ちょっと軽くのお酒とおつまみと会話を楽しみに寄るスナックみたい。
オーナーが私の母で、ママが私の「スナックまりこ」
常連客の甥たちは、本格的食事ではなく、今日のお勧めを聞きながら見繕い、他のいつも食べるものと合わせて、ちょっと軽くつまんで、心と口を楽しませて、帰っていく。
私はお酒を飲みながら、嫌な顔もせず、楽しそうに、「ほら、こうやったら美味しい」とか言いながら、出来合いのロールキャベツを切ったものに1,2滴醤油をかけてあげて、一手間加えたりする心遣いを上乗せして、次から次への客の注文をさばく。(結構忙しい)

スナックまりこの最近の一番人気は、炊き立ての新米のおにぎり。
これは、止められないらしく、毎晩注文が来る。
(「僕、削り節!」「僕は明太子!」てなもの)
自分の家でも食べられそうなのだが、確か甥の家では一度にご飯を沢山炊いて、冷凍しておいたものを解凍すると言っていたっけ。
やはり、おにぎりのご飯は、炊いたばかりのものではないと、差が出るのかも知れない。
それに、美味しいおにぎりだけ出すと、おにぎりだけを食べ過ぎてしまい、野菜とか肉に手が出なくなるから、栄養を考えるとちょっと普通の家庭の夕飯の食卓には上り難いのだろう。
(それに、「塩分が多過ぎる」なんていうことも子供におにぎり食べさせない理由にあげることもできそうだな)

だからこそ、「スナックまりこ」の売れ筋メニューになるのかなとも思う。
本当に、甥たち(たまに甥のお父さん)の食べる様子を見ていると、夕飯の後、ちょっとしたお腹の隙間に入れる新米の炊き立てのおにぎり程度は本当に美味しいらしい。



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2002年12月14日(土)

3つ百円のフルーツヨーグルト


そのスナックまりこで、最近、恒常的に食べられるようになったのが、カップに入ったフルーツが入っているヨーグルト。
夏の間、スーパーの安売りしているものを良く買っていたら、甥たちは、あたりまえのように「今日のヨーグルトは?」と聞くようになってしまった。(笑)

しかし、このヨーグルトだって、二人で毎日一つずつ食べるとなると、費用が馬鹿にならない。
スーパーだと、一個60円くらいするから。

プレーンヨーグルトと果物買って来たらとも思ったが、果物は季節があるし、バラエティに富む程買ったら、これはこれで、費用がかさむし、自分はご飯を食べながら用意するのだから、面倒だ。

で、見つけたのが、御徒町の多慶屋のカップヨーグルト。
ここは安い。
3個で100円のもの(苺、ブルーベリー、5つの果実など)と、3個で140円くらいのもの(アロエ・ブルーベリー)がある。
3個100円はないときもあるけれど、多慶屋に買物に行って、これがあると、絶対買うようになってしまった。
3個100円と3個140円を1つずつ買っても、カップ1つあたり40円だから、スーパーよりは絶対安い。(それに、多慶屋は内税だ)
メーカーは、全く知らないところのものではなく、全酪とか、チチヤス、たまには、オハヨーのものがある。
スーパーに比べると、小さめなのだ、だから、安いみたい。
ま、おやつや健康で食べるなら、スーパーの大きめの60円でいいけれど、食後のデザート代わりに食べる分には、多慶屋の小さ目の30円が、量的にも価格的にも手頃。
どうして、スーパーには、このような小振りのものがないのかとても不思議。

今の寒い時期なら、地元民でなくても、持ち帰り可能だから、多慶屋に行くことがあったら、このヨーグルトがとてもお勧め。



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2002年12月15日(日)

2002年年末の貝印バーゲン


今年、12月になったら、御徒町多慶屋が日曜日の夕方にすごい人出になってきた。
最近、御徒町多慶屋と言えども、不況の影響か、日曜日の夕方でもレジに行列ができていなかったのに、どういうわけか、12月になったら、以前の賑やかさが戻ってきたようなのだ。

ふむふむと考える。
きっと、同じボーナスシーズンと言えども、12月の方が、クリスマスとかお正月とかの行事があるから、皆、お財布のひもが緩み易いのかなと思う。

私はボーナスはほんのちょっとなのだが、気分は、多慶屋に買いに集まる人と同じで、何故か、12月というと、買物に行きたくなる。
まだ、年賀状も書いていないというのに....。

で、先週の土曜日、「確か、貝印のバーゲンは、12月の第1と2の土日だった」ことを思い出し、自分のHPで確認し、岩本町に行ってみたら、無事やっていた。
でも、話を聞いてみると、11月30日が金土日に当たった場合は、11月30日の週から始めるので、私が行った7日は、最後の週であることがわかった。

ワゴンに、いつもより安い値段のものが並んでいるのを、冷やかすのって、やはり、楽しい。
だから、つい次の日も行ってしまった。(笑)

買ったもの

・サラダドライヤー(880円)

 色は渋めでカラフルなところは気に入らなかったけれど、作り自体、しっかりし
 ていたから、お買い上げ。
 友達のプレゼント用にもいいかも知れない。

・アイスピックと茶漉し

 今まで、かつお節を割るのに、たこ焼きをひっくり返す専用のものを使っていた
 のだが、これだと、かつお節が固過ぎるのか、先がすぐ割れてしまっていたので
 、今度はもっと丈夫なアイスピックにしてみた。

 茶漉しは、お菓子を仕上げる際の、粉砂糖を振るために購入。

・クリスマスケーキ用の飾り

 ろうそく5本とサンタのお人形、クリスマスツリーのお人形、もみの木の葉っぱ
 2枚にケーキに刺す細い楊枝のようなものがついたもののセットが100円。

去年買ったほっと得ちゃんという保温鍋が安かったら、誰かのプレゼント用に買っておこうと思ったのだが、もう製造中止されているのかも知れない、そもそも、出ていなかった。
私は、去年、1500円でこのお鍋を買うことができたのは、最後のチャンスだったかも知れない。
そう思うと、ラッキーと思った。

他に、テフロンの14cmのクグロフが880円で、買おうかどうか迷ったのだが、合羽橋における値段が良くわからなかったし、急いでいないので、見送った。
合羽橋で値段を調べて、880円が安いとわかったら、6月のバーゲンのときに買おうと考えている。

もう一つ買いたかったのに買えなかったのが、直火の「ベルギーワッフルメーカー」。
一度目に行ったときには、沢山あって、880円だった。
これは安い、買いたいと思ったが、安いことに確信は持てなかったし、ベルギーワッフルをずっと作り続けるかどうか疑問だったので、買わなかった。
でも、家に帰ってから、インターネットで調べてみると、直火のワッフルメーカーは2800円程度だったので、これはお買い得かなと思ったのだが、どういうわけか、次の日に行ったら、全て消えていた。(ま、なくて、買わなくて済んで良かったのかなとも思う)

今度のバーゲンは、バーゲン会場の人の言葉を類推すると、5月31日(土)6月1日(日)と、6月7日(土)、8日(日)になると思う。
わざわざこのバーゲンに行くというのも、近所でなければ、お勧めしないが、「貝印さんって、こんなに色々作っているの」と楽しいので、この近辺に秋葉原に行く用があったら、是非、覗いてみること、お勧め。
(貝印でも、WMFの圧力鍋なぞは出ないようである)



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2002年12月16日(月)

アレルギーチェック


小松菜ジュースを再開して、3か月くらい経ったら、顎のところが痒くなり出した。
以前、顔全体が赤くなったときよりは軽症のようだったので、放っておいたら、今度は、眉毛のあたりも痒くなりだした。
このまま、赤く腫れて、また、顔中の皮膚が爆発して跡が残ることが怖くなり、皮膚科に行ってみた。

以前は、近所の皮膚科だったのだが、ここの先生、炎症を治すことにしか興味がなく、私の皮膚をよりきれいにするかに全然関心がないことが不満だった。
ネットで知り合った方が教えてくださったのだが、皮膚科には、「病気としての皮膚を直す皮膚科」と「美容までの皮膚科」と二種類あるそうなのだ。
(きっと、水虫とかが普通の皮膚科で、アレルギーややけどの跡を薄くするのが美容かな?)
で、今の勤務先の近所に、「美容」と名の付いた皮膚科があったので、飛び込んでみた。

若い男性の先生だったが、私が、

・多分、毎日飲んでいる小松菜とグレープフルーツのジュースが原因だと思う。

・1年半前にも、同じように顔中の皮膚が爆発して腫れたことがある。

と話したら、原因は、多分アレルギーでしょうということで、アレルギーチェックのテストを受けることになった。

ほこりやダニの他、色々な食べ物にアレルギー反応を起す体質かどうか、チェックするテストのこと。

グレープフルーツは、このアレルギーチェックのリストに載っているということは、どうも、アレルギー反応を起す人が多い食品であることがわかった。(後、キウィも載っているとのこと)

小松菜ジュース、今度からレモンに代えてみようと思ったので、「レモンは?」と聞くと、レモンは項目に入っていないらしい、ということは、アレルギーを起す確率の低い食品のようである。
勿論、小松菜は載っていないが、ほうれん草は載っているとのこと。

結果は、一週間後とのことで、とても楽しみ。



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2002年12月17日(火)

築地の観光地化


先週の土曜日の朝、出遅れて8時頃家を出て、築地に行ったのだが、年末の築地はものすごい人で、出遅れたこと、すぐに後悔し出した。

また、多分、2か月振りくらいで行ったのだが、本当に行く度に、新しい寿司屋が増え ていて、また、今回も2,3軒の新しい寿司屋を発見して、びっくり。
このままだと、築地は、誰が音頭を取ったわけではないのに、「寿司屋のテーマパーク」というか、「寿司屋博物館」になってしまう。
私は小さい時の思い出と、ここ10年くらいの記憶しかないのだが、築地に初めて行く人たちは、「築地って、寿司屋が多い地域」と思うに違いない。
でも、10年前は、この半分もなかったのだ。
ま、選択肢が増えることは良いことだけれど、どの程度のお店が増えているのか不明。(以前だったら、新しいお店ができると、行ってみようかという気になったけれど、ここまで増殖してしまうと、そういう気も起きなくなる。)

また、きっと暮れだけだろうが、丸武という玉子焼き屋さん(テリー伊藤とい う人の実家で有名)が、屋台を出して、実演で、玉子焼きを焼いて、「焼き立て 1切れ100円」で売っていた。
これ、すごい人気で、屋台の周りで、ふーふー言いながら食べている人が沢山いた。
これはすごく良いアイディア。
食べて美味しかったら、大きいのを買って帰ればいいのだし、焼き立てを食べられるなんて、とても良い。
また、良く、「玉子焼きのひっくり返し方がわからない」と聞くが、あそこだったら、じっくり、玉子焼きのひっくり返し方を何度も見ることが可能。
でも、これも、観光地化の一種。
きっと、不況で、売れ行きが落ちているから、築地に遊びに来る人たちに、こういう商売を考え出したのだと思う。

お茶と海苔のお店で、新海苔を買ったのだが、お金を払うときに、耳元で、店員さんが「数の子はいりませんか?いいのが安くありますよ」と囁いた。
3千円が2千円で北海道産とのこと。
その時、既に数の子だけは私贔屓の田中商店で一折れのものを買っていたので、買わなかったけれど、不景気だから、お茶屋が数の子何でも売っちゃうのねという感想であった。(確かにいいものかも知れないし、良くわからないけれど、信用のあるお茶と海苔屋のお店で、親切に話し掛けられたら、つい買ってしまいそう、だって、築地のどこで数の子を買えば、リーズナブルで良いものが手に入るか、わかる人はいないのだから)

私のところには、築地の某店から、宣伝を兼ねたメールが定期的に届き、そこに、築地の観光地化を嘆く文章が載っていたのを確かに読んだ覚えがあった。
この暮れの9時近くに築地に行ったら、本当に、築地の観光地化が進んでいて、驚いてしまった。

不景気で飲食店も景気が悪くて、以前より売れないから、気晴らしに来るシロウトさん相手の商売が続々と考え出されているみたい。



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2002年12月18日(水)

あるあるの酢豚


先月、あるある大辞典で、15分で作る酢豚をやっていたので、ふむふむと見ていて、い色々勉強になった。
そして、確かに美味しそう、納得と、作ってみたのだが、出来上がりは、確かに、家庭で作る酢豚より一段美味しいけれど、この番組で謳っているような「手早い酢豚」になるには、やはり、何度か作って作りなれないと無理だと思った。(実際、手間取って手間取って、食事の時間が大幅に遅れてしまった。)

材料は、豚ロース肉と赤ピーマン、玉ねぎ、タケノコの水煮

甘酢が、中国の黒酢:日本の米酢:はちみつ:トマトケチャップ:パイナップルジュースが5:5:7:9:7

お砂糖の代わりがはちみつで、スープ(水)の代わりがパイナップルジュースと思えばよい。
通常の砂糖とスープの醋豚より、出来上がった味は、ハチミツとかパイナップルジュースの個々の味は消されて、他の調味料との相乗効果か、フルーツぽさ、甘さだけが残り、爽やかな味となった。

で、材料や調味料の分量なのだが、以前、速報のときは、豚肉200gに対して、何が大さじ何杯と表示されていたのが、最近、あるあるのHPを見たら、その表示がなくなっていた。

実際、私がその分量で作ったとき、多過ぎるかなと思ったくらいだったし、以前の表示が全て、小さじ○杯であって、このとおりに計ったら、面倒だから、不評だったのかも知れない。
5:5:7:9:7は、小さじ5杯=大さじ1+1/3杯、小さじ7杯=大さじ2+1/3杯、小さじ9=大さじ3で、これらの調味料を合計すると、165ccとなるから、豚肉2〜300gだったら、これで良いと思う。
しかし、この甘酢の材料、お酢以外は、やたらと量り難いものだった。(パイナップルジュースが手に入らないで、パイナップルを砕いたということもあるけれど。)

また、通常の甘酢と比べると、お醤油が入っていないのも大きな特徴。
きっと黒酢が醤油代わりになるのだろうと思う。 そう言えば、新橋の鴻運では、豚スペアリブの黒酢煮を「醤油煮」と呼んでいたっけ。
やはり、黒酢は、お酢だけれど、醤油に近いものかも知れない。(実際に作ったら、お醤油が入っていない分、中華料理屋さんで食べるような感じの酢豚になった。)
醤油を入れないで、黒酢で作る酢豚は、塩っぽさの角が取れたような味。

また、参考になった点としては、中国の黒酢は、日本人の味覚に合わないとテレビで言っていたことだ。
黒酢だけで酢豚を作ると、食べた日本人は10人中10人が「美味しくない」と反応したと言っていたと思う。
(それで思い出したのが、先日、家の近所の中華料理屋で、妹が、「中国のお酢の酸辣湯麺」を頼んだら、食べた途端、「まず〜い」とすごい顔をしたことだ。)
しかし、中国の黒酢はこれを使えば本場の味になるし、健康にも良いので、是非使いたいとのこと。
で、出た案が、日本の米酢と1:1で使うと、風味も日本人向けになるということ。
でも、考えてみれば、黒酢が醤油の役割を果たす酢だとしたら、やはり、純粋な酢も入れないと、味のバランスが取れないし、酢豚らしい味は出ないとも思う。



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2002年12月19日(木)

あるあるの酢豚 2/2


一番の問題点
今の時代、スーパーに「パイナップルジュースの缶」がないのだ。
昔だったら、缶ジュースと言ったら、オレンジ、リンゴにパインが定番だったが、今は、全体的に「健康志向の時代」だからのせいか、野菜ジュースばかりで、パイナップルジュースがまるで見当たらなかった。
それは我が家の近所のスーパーだけではないようで、色々なところに買物に行く度に、良く観察しているが、今、パイナップルジュースなぞ、売っていないのだ。
私は、作ると決めて、材料が揃った時点で、「お、そうだ、パイナップルジュースを買い忘れた」と気付いて、買いに行ったら見当たらなかった。
そうなると後には引けず、パイナップルの缶詰を買って来て、ミキサーにかけて、使うはめになってしまった。

それに、だいたい、このレシピは、中国の黒酢を使う。
中国の黒酢は、大きなスーパーでは陳列されるようになったけれど、それ程手に入りやすいものではないし、パイナップルと中国の黒酢を揃えるのって、結構大変だと思う。

二番目の問題点
確かに美味しいけれど、調味料が多くて、量るのが面倒。

三番目の問題点というか、コストの問題 人参は茹でなくてならいので、省略して、栄養価と短時間で柔かくなるということで、赤ピーマンを使う点。
使ってみたら、確かに時間短縮になるけれど、人参の3倍くらい高い点、時間短縮になるというからと言って、いつもいつも使おうという気にはならない。

良い点
豚肉に衣をつけて、揚げないで、フライパンで焼くのだが、これは便利で美味しい。
私は、酢豚のための豚肉を揚げると、どうも揚げ過ぎるようで、食べてもちょっと味が抜けるような感じになるのだが、あるある流のやり方では、それが防げる。
すなわち、両面焼いた後、フライパンの蓋をして、弱火で蒸す感じで、豚肉の芯まで熱を通すから、火を通し過ぎないのだ。
このやり方を覚えておけば、とても役に立つのではと思う。
豚肉とか、鱈が余ったとき、お弁当用に、2,3個揚げるのは面倒だし、このフライパン調理がとても良いと思う。

詳しいことは、あるある大辞典のHPを参考にしてください。
多分、酢豚を作るとき、醤油を使わないで、黒酢を使う、砂糖の代わりにはちみつ、水の代わりにパイナップルジュースを使うと、本格的な味になることは間違いないと思う。

「あるある大辞典」のページ ←ここをクリック
表紙の下の方の「食」をクリック



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2002年12月20日(金)

アレルギーチェック その結果


アレルギーチェックの結果が出た。

何と、私はグレープフルーツアレルギーではなかった。
アレルギーは、ただ一種類「杉」だけであった。(ヒノキは大丈夫みたい)

良かった、と思う反面、二割負担で、3600円払って、この結果では、ちょっと勿体無かったかなとも思うが、ま〜、アレルギーがないことがわかって、良かったと思うしかない。

で、チェックを受けるときには、いかにも、「様々な物に対するアレルギーを検査する」というように説明を受けた気がするのだが、実際に結果を見たら、

穀物 マルチ

ヒノキ

グレープフルーツ

ハウスダストT

ダニT

ミルク

卵白

スギ

この7種類しかなかった。

スギは、確かに、今年から、花粉症になったので、納得できる。
それにしても、アレルギーがスギのように、突然出てくるものだったら、ちょっと怖い。でも、症状が出てから検査すればいいのかも。

また、ついでに、通常の血液検査もやってくれたようで、その結果を見たら、中性脂肪が通常よりもやや高い、そして、コレステロールは結構高いという以外は、ま、問題なしであった。

アレルギーはスギ以外ないのは良かったけれど、最近太り気味で、食生活を見直さなくてはいけないのかなとちらっと思った。
コレステロールが溜まりやすい食品って、確かに私の好物。(魚卵とか、お肉とか、牛乳類とか)
運動不足もあるのだろうな?
ちょっと、食生活を見直さなくてはという気になってきた。



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2002年12月21日(土)

銀座の「Cafe KOKIEN」


雨の土曜日、洋菓子の贈答品を買って来ると前から約束していたので出かけた。
大江戸線ができたおかげで、雨の日でも、高い料金さえ払えば銀座は近い。
料金が安い新宿(大江戸線一本だから)にしようかとも思ったが、何せ、新宿高島屋は、駅から遠いから、止めて、銀座にした。

銀座といえば、以前から、上海の小籠包のお店の支店「KOKIEN」(古希園)があると聞いていたから、こりゃあ、行かない手はないと思い、行ってみた。

悪口を書くようで気が引けるけれど、小籠包ははっきり言って期待外れ。
蒸篭に小さな小籠包が5つ入って来たが、アツアツを火傷しそうになりながら、口に入れたのだが、広がるのは、化学調味料味のスープの味。
皮は結構美味しかったけれど、まさか、こんな化学調味料の味だとは思わなかった。

何でも、通常は1000円で、麺類+小籠包+サラダ+コーヒーor紅茶+杏仁豆腐らしいのだが、土曜日のせいだったか、1300円であった。
コストパフォーマンスから言ったら、悪くないお店だとは思う。

麺類は、特段美味しいとも思わなかったけれど、ま、許容範囲の美味しさ。
サラダは小皿におざなりな感じで、コーヒーはごく普通のドトール程度のもの。
強いて言えば、杏仁豆腐がすごく美味しかった。
生クリームベースの杏仁豆腐に、さっぱりした牛乳がかけてあり、冷たくて美味しい。
これだけはお勧め。

美味しい小籠包を期待して行っただけに、ちょっとがっかりした。
ま、お値段からしたらお得だし、女性同士で、ちょっとお腹が空いていて、そんなに味にこだわらないで、珍しい物を軽く食べた後、おしゃべりしたいのに向いているお店と思う。

お店の人も、「美味しい」を売り物にしようというより、目新しさと女性向けを狙っているのではないかと思う。
Cafeを名乗るくらいの内装に変えたばかりらしい。

Cafe KOKIEN

銀座のコアビルの地下1F

隣がつばめグリルで、あちらにすればよかったかなと、ちらっと思いながら、コアビルを後にした。

将来、上海に旅行に行くことがあったとして、本場で食べる小籠包がこの程度のものだったら、とてもがっかりするような気がする。



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2002年12月22日(日)

銀座三越地下1F「GIOTTO」


先日、ケーキ教室で、先生から、銀座三越地下に新しくできた「GIOTTO」というケーキ屋さんが大人気で、向かい側の「ピエールエルメ」がへこんでいると聞いた。

出かけてみたら、その通り。
GIOTTOは、行列ができるというほどではないが、黒山の人だかりで、順番待ちの人が沢山いた。
人と人の間からショーウィンドーを覗くと、ケーキはあくまでもカラフル、でも、この程度のデザインだったら、池袋西武の中でも見たことあるなという程度に見えた。
しかし、やはり、オシャレだし、目新しいデザインや遊び心が溢れている点が人を惹き付けるようだ。

ピエール・エルメは洗練されていて上品で斬新、でも、今の時代、不景気で暗い世の中だから、「派手な遊び心に溢れている」デザインの方が受けるのかなと思った。

その後、ピエール・エルメから順番にずっと色々なお店を覗いてみたけれど、進物用の焼き菓子というと、クッキーだのフィナンシェとか、ウェストのドライケーキだのの見慣れたものばかりが目に入ってきた。
皆似たり寄ったりだな〜と見ていくと、最後にGIOTTOさんの贈り物用コーナーに当たるのだけれど、確かに、このGIOTTOさんのものは、見慣れたものに慣れた目に新鮮に映った。
外れているかも知れないけれど、GIOTTOの進物用の焼き菓子は、私が見たところ、イタリアンテイストのデザインだと思う、そこらへんが新鮮に感じられるのかも知れない。(クッキーの上に、切っていない木の実がゴロゴロしていたりして)
それで、ここのお店の物に決めた。

家に同じものを買って帰って食べてみたら、味は、ま〜ま〜という感じ。

ま、話題性で、今の時期のお菓子の贈り物は、ここがいいかも知れない。

で、家に帰ってから、ネットでGIOTTOで引いてみたが、HPはないようだ。
でも、その途中発見した下記ページの内容がものすごいことを発見したので、紹介する。(もしかしたら、有名ページかも)

神戸にあった「イデミ・スギノ」が東京に引っ越すために閉店したという話は聞いていたが、その引越し先の住所も載っていた。(西洋銀座の近所のようです←東京東側でよかった、よかった。)
今度、見に行って来よう。

「Sweets in Japan」のページ ←ここをクリック

本当にこのページは、情報がすごくて感心する。
ピエール・エルメのところを見たら、「銀座三越は、パリと違うレシピで、ニューオータニとイクスピアリがパリと同じレシピ」とまで書いてあって、どうやったら、こういう情報が手に入るのだろう、どんな人がこのHPを作っているのだろう、ただ、ただ、すごいと思う。



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2002年12月23日(月)

お肉屋さんのおじさんの入院


12月の最初の頃、お肉屋さんに行ったら、「実は来週から一週間入院するのでお店はお休み」と言われた。
命に関わる病気ではないけれど、ちょっとした治療が必要とのこと。

来週の木曜日からお休みとのことで、「前日では、あなたの欲しいような肉が残っているかどうかわからないので、火曜日までに買いに来てくださいね」と言われ、火曜日の夕方行ったら、ウィンドーケースの中は、ベーコンくらいしか残っていなかった。
このお店、近所の人に愛されているのだな、おじさんがいない間、やはり、他所でお肉を買いたくない人がこ〜んなにも沢山いて、おじさんとおばさんは幸せだなと思ったが、おばさんは、「もう大変で、大変で」と疲れ切っていた。

明日は、少し豚ロースが入るからと言われたので、その場で予約して帰って来た。

で、もう退院されたとは思うのだけれど、お店に、「1/7から再開」という小さな貼り紙が貼られたようだ。
たかが一週間の入院というけれど、身体はなまってしまうし、仕入れしてお店を再開しても、大忙しの暮れが待っているので、それが正解だと思う。

予約して買っておいた豚肉も既に使い切っている。
再開が待ち遠しい。



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2002年12月24日(火)

蓋の使いよう


この前、あるあるの酢豚を作ってみて、私の中でまとまったのだが、「蓋の使いよう」を覚えなくてはいけないということ。

「蓋をして煮る」「蓋をしないで煮る」の違いに今まで結構無頓着であった。
すなわち、

「蓋をして煮る」−−−−−ふっくらさせて、中まで火を通す。

「蓋をしないで煮る」−−−煮汁を飛ばす。

効果があるのだ。

この前のあるあるの酢豚は、油で揚げる代わりに、フライパンで豚肉を焼くのだが、蓋をして弱火にすることによって、中まで火が通る。
他に、以前凝っていた「大豆モヤシと油揚げの煮物」もコツを習ったのだが、大豆もやしを炒めた後、油揚げを入れて、スープを入れたら、中華鍋に落し蓋というか(全体を覆うような蓋があるわけもなく)とにかく蓋をして、弱火で10分くらい煮るそうなのだ。
実際、そのとおりにしたら、蓋をしないで煮ていたとき、かさかさに煮上がっていた油揚げが、ふっくら柔かく煮えていた。

蓋使いの名人になりたい。



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2002年12月25日(水)

我が家のクリスマスメニュー


平日は妹がいないと思って、23日にクリスマスの料理を食べることにした。

私なぞ、鶏の丸焼きでも、もも焼きでも食べたいのだが、他のメンバーがだめ。
が、今年も、我が家の知り合いが、その頃、参鶏湯をお歳暮にくれたので、それを食べた。
脂ぽくて、しつこい料理がだめな人には、参鶏湯がクリスマスに向いていると思う。(ちょっと飛躍し過ぎだが、鶏料理ということで)
今年の1,2月頃、参鶏湯を自分で良く作っていたけれど、参鶏湯って、どんなに煮ても、最後、骨の回りに血が浮いていたりして、ちょっとここらへんが気持ちが悪い。
で、もらったプロが作った参鶏湯はどんなものかと、切り分けるときに見てみたが、やはり、骨の回りに血が少し浮いていた。
食べるときには、これを取り除くから、良いけれど、ほんのちょっとではあるが、この血が浮いて出来上がることが嫌いな人には、向かないかも。

後は、やはり、クリスマスと言えば、スモークサーモンが定番かと思ってスモークサーモン。
王子は種類ばかり増えて、どれを買ったら美味しいのかわからず、かと言って、私が小さい頃食べた王子のスモークサーモンより味が落ちているような気がして、成城石井で、BUTZ(Uの上には点点)のサーモンを買って来た。
これを食べるとき、サワークリームが残っていたので、サワークリームとレモン汁をかけて、玉ねぎのスライスとともに食べた。
美味しい、本当にこれに胡桃の入ったパンがあったら、最高という味。
でも、途中で、妹が、「このサーモン、脂っ気が余りないみたい」という。
そうか、脂っ気が少ないから、サワークリームが合うのだと理解する。
(脂が少ないスモークサーモン買ってしまったら、サワークリームがあればどうにか美味しく食べられるかも)

後、デザートがレアチーズケーキ。
18cm×5cm×5cm程度の大きさで真っ白だから、クリスマスにはぴったりと思ったのだ。(作るのも簡単だし)
そこに、貝印のバーゲンで100円で買ったクリスマス飾りのセットを飾ったら、きれいになって、満足。
このセットは、捨てないで、取っておいて、未来永劫使うことにしよう。



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2002年12月26日(木)

台東区は田舎


明日書く「ありえ」というワインの店が合羽橋の南の入り口の交差点近く(菊屋橋)にできた。
一度行ってみたく、近所のケーキ教室の先生を誘うと、ちょうど、私が誘ったのと同時期に、菊屋橋のご親戚から「一度一緒に行こう」と誘われたとのこと。

だったらと、ケーキの先生+先生のご親戚+私で、ある夕方、そのお店に行ってみた。

行くと大変。
そのお店は、地元っ子のお姉さんと弟さん夫婦で始められた店で、私たち3名を加えると、地元っ子が5名集まったことになり、近所の話で、大いに盛り上がった。
私なぞ、ずっと公立だし、近所の幼ななじみがいそうなものだが、実は、ずっと続いている友人がいないので、この地元民が集まったおしゃべりは、本当に楽しかった。

台東区って、つくづく田舎だなと思うのは、近所の色々なお店が親戚関係で繋がっていたり、その5名のうちの誰かの小学校の同級生だったりすることがわかったこと。
そのお店のお宅も、一番上のお姉さんが合羽橋の釜浅さんへお嫁に行っているとのこと。
言われて見れば、それを教えてくれた方の顔が、釜浅さんのHPに載っている甥っ子さんの顔に似ているような気がした。

釜浅さんは、結構芸能界に仲の良い人たちが多くて、人気タレントがたまに買物に来るなんていうことも教えてくれた。

何故だか、一番受けたのが、私の近所のお豆腐が美味しいと言われるお豆腐屋さんへの評価で、「でも、あのお店は白滝が....」と言ったこと。
受けた私は、何故受けたのかが良くわからなかったけれど、ま、お豆腐が美味しいと言っても、やはり、近所の日常的に買うお豆腐屋で、白滝がまずいというのは致命的とまでは行かないが、相当な欠陥だと私は思っている。
だって、すき焼きを作るとき、お鍋を作るとき、必ず、お豆腐と白滝は一緒に買うもので、その白滝がまずいとなると、他所のお豆腐も白滝も両方とも美味しい店に行ってしまうではないか。
でも、最後は、そのことが皆に理解されたみたいで、良かった。



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2002年12月27日(金)

ワインの店 菊屋橋のありえ 1/2


で、そのお店なのだが、小さくて可愛いお店であった。
何でも、お料理好きのお姉さんが、他のことでフィレンツェに留学し、3年暮したことがあり、イタリア料理のセンスがあること。
また、弟さんが、ワインが好きなことから、兄弟で「おいしいワインの店、気軽にワインの飲める店」を始めたらしい。
(すごいな、我が家だったら、弟や妹とそういうことを始めるなんて、考えられない。)
2か月前にオープンしたそのお店が、私が家から自転車で合羽橋に行く時の道沿いにあったので、見つけた。

そのお店のある建物は、白を基調とした建物で、1Fがガラス張り、ワインのお店になる前は、素敵なガラスのグラスなぞが何点か、飾ってあり、一体ここは何だろう、食器のお店かしらと思っていた。
(良く見ると、周囲の家々と相当センスが違う)
今回、そのことを聞いてみたら、お姉さんがフィレンツェで、織物と染色を勉強してきて、それを職業にしているので、その作業場であったとのこと。
きっと、私の目についたグラス類は、お姉さんのヨーロッパで集めたグラスに違いない。

お店は大きくないけれど、居心地の良い雰囲気で、飾ってある絵もモダンで素敵。

面白いのは、敷地が細長くて、手前の家から後ろの家の間の左半分が空き地になっており、太い通路、もしくは中庭風で、、そこにも椅子とテーブルがあること。
右半分は、厨房用に新たに建てた平屋の建物。
この設計も面白い。

中庭のような空間があるので、犬好きのケーキの先生が、「今度、来るとき、犬連れてきていいですか?」と聞いてたが、OKとのこと。
人間は、建物の中で食事をし、犬は、中庭に繋いでおくことができるなんて、犬好きには魅力的だろうなと思った。

ワインは、私が詳しくないし、覚えられないので、何も書けない。
でも、飲み易っくて美味しいワインを色々説明つきで出してくれた。

ワインはグラスで300〜500円であった。



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2002年12月28日(土)

ワインの店 菊屋橋のありえ 2/2


お料理は、そこのお姉さんが、フィレンツェでの3年間の留学期間に覚えたイタリアンの感じを生かした創作料理であった。
何を食べても、勘所を抑えているというか、何食べても丁寧に作ってあって、美味しかった。
プロの味ではないけれど、相当完成された家庭料理で、そのお姉さんが全然お料理を他所で習ったことがないと聞いて、びっくり。
あれだけ、温かい物は温かく、冷たいものは冷たく、火加減も味加減もちょうど良い料理を作れるなんて、すごいと思った。

アイディアも本当に良くて、料理習いたいなと思う出来であった。

また、シロウト離れしているのは料理の質だけではなく、お料理がよどみなく出てくること、これも、相当、年季の入った技と思った。(料理歴が長い上、色々考えながら、工夫しながら、料理を作られてきたのだなと感じられた。)

食べたもの

まぐろのカルパッチョ 700円

これ、最高に美味しかった。
アボガドを切ったものの上に、赤身の薄切りの鮪が乗っていて、多分、オリーブオイルとかレモンで味付けてしてあると思うのだが、冷たいアボガドと冷たい鮪が合っていて、美味しかった。

スペイン風オムレツ  500円

これもお勧め。
野菜が多種類入っていなくて、玉ねぎとじゃがいもだけというところも良い。
細く切ったじゃが芋は柔かく、玉ねぎは生の感じが美味しい!
家で作れそうで作れない出来。

ブルケッタ  400円

美味しいフランスパンの輪切りの上に、ドレッシングで和えたトマトのみじん切りが載った物と、ナスのイタリア風漬物にいろいろなものを混ぜたものが載っていた物が出た。
ナスのイタリア風漬物は、お姉さんのオリジナルで、これを細かく刻んだものは一見キャビア風。
この料理も、自分で作れそうで作れない。
これを家のパーティなぞに出したら、受けること間違いない。
作れるようになりたいな

ゆで豚の照り焼き  700円

3時間以上煮た豚肉が柔かくて美味しい、たれも上等
またまた、お姉さんのオリジナルということだが、どうしたら、こういうアイディアが色々浮かぶのか、う〜ん、羨ましい。

水菜と大根の千切りと油揚げのサラダ(柚子風味)

この組み合わせ、お勧め
ハムもいいけれど、油揚げを使ったところがヘルシーだし、水菜と合っていた。

スパゲッティ(ボロネーゼ)  600円
〆は、スパゲッティ。
この日は、ボロネーゼとのことで、あっさりした挽肉のスパゲティであった。
これも美味しかった。

他にも

油揚げの挽肉詰め焼き       400円

帆立の柚子胡椒和え        550円

たこと大根の梅肉ソース      450円

れんこんとじゃがいものきんぴら  450円

スモークサーモン         800円

メニューは日替わりで、いつも一定ではないとのこと。
でも、ここのイタリア風の創作料理は、食べる価値があると思う。
え〜、どうしてこんなに良いアイディアが浮かぶのと、料理好きな人の神経を刺激すること間違いなし。

合羽橋に行ったときに寄ってくださいねといいたいけれど、現在のところ、夜し か営業していないとのこと。

ご近所の皆様、ふらっとちょっと一杯軽くお酒飲みたいとき、浅草方面にはない素敵なムードのお店ですので、是非、ご利用ください。
(お店は、オシャレだけれど、押し付けがましくない内装で落ち着く)

慣れたら、昼間も開きたいな〜という話だから、その内、昼間も営業するかも知れない。

ありえ

台東区元浅草4−3−15

пF03−3843−4071

銀座線稲荷町・田原町両方から徒歩5分

合羽橋の南の入口の「菊屋橋」交差点の交番の斜向かいの角を上野の方に向うと、最初の角がうどん屋さんで(その道を挟んで時計やさん)、そこを左に曲がり、次の角を右に曲がり、また、次の角を左に曲がってちょっと行ったところ。

春日通りから行ったら、浅草側の歩道を歩いていって、三筋の交差点の手前の滝川の横を左に入ってまっすぐ行った突き当りの手前左。

とても、お店の人たちも感じが良かったし、お料理もしっかりしていたから、ずっ と続いて欲しい店。
これから応援する、HPで宣伝するからと話して帰って来た。



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2002年12月29日(日)

黒豆 2002


今年は、お世話になっている親戚に黒豆を送ろうと、二回で計800gを煮た。
黒豆は煮ると、だいたい2.3倍になるので、出来上がり1840gだから、結構すごい量。

道具は何にしようか迷った。
圧力鍋は良いけれど、せわしないし、自信がない。
去年は、保温鍋で煮たけれど、アクがうまく上がらなかったような気がする。
だから、ステンレスの底厚の圧力鍋で、圧力を使わず、普通のお鍋のようにして、5〜6時間かけて、煮ることにした。
(他に、クッキングガスマットを使った。)

でも、私ももう相当のキャリアになったからか、はたまた、今年の黒豆自体が良い出来だったのか、いつもより一段上の黒豆が出来上がった。
(何と、某女から、「吉兆の黒豆より美味しい」とまで言われて、大満足。)

一回目

500gの黒豆を煮るのに、2400ccのお水に500gの砂糖とお醤油90cc、塩少々、重曹ちょっとで、煮立てたものの中に入れて、蓋をして一晩置いて朝から煮出した。
時間は5時間でちょうど柔かくなった。

二回目

300gの黒豆に対して、1600ccのお水300gの砂糖、醤油60cc、塩少々、重曹ちょっとで、作った。
今度は、朝に煮立てた汁の中に豆を漬けたのだが、保温鍋に漬けておけば、それだけ温かさを保った中に豆を置くことができるので、その後煮る時間が減るのではと思ってそうしたが、結果は、前回より30分短いだけの4時間30分かかって、豆が程好く柔かく煮上がった。
保温鍋は、余り効果的ではないみたいだ。

その他、今年わかったことは、

1.黒豆は、ことこと煮るに限る。
  最初強火で煮て、アクを取るのだが、取りきれるものではない。
  きっとコトコト煮ている間に出てくるアクを、上に被せたガーゼが吸い取って
  くれるのではないか。
  黒豆をアクっぽくなく煮るには、保温鍋では温度が低過ぎるのかも知れない。

2.蓋はなるべくきっちりすること

  いつも使っている本を良く読んだら、「できたら、蓋はきちっと閉めましょう
  」と書いてあるのをどういうわけか今頃発見して、今年は、穴のあいていない
  蓋をきっちりして初めのうちは煮ていたのだ。
  煮ている最中、ずっと付いているわけではないので、気付かないうちに、きっ
  ちりした蓋が押し上がって、煮汁が上がってきて、外にこぼれてしまうようだ。
  それに気付かずにいたら、出来上がりの煮汁が少なかったこと....。

  それで、二回目は、ほんの少し蓋をずらしてみた。
  また、クッキングガスマット1枚では火力が強過ぎるのかなと、2枚重ねにし
  てみたら、汁が上がる程には沸騰しなくなったので、こちらの方がいいかも知
  れない。
  煮汁は少なくなってしまったが、蓋をきっちりして煮ると、確かに、豆がふっ
  くらより柔かく煮えて、本当に豆の成分が糊化して美味しくなるみたい。
  今年は、その存在をすっかり忘れていたフィスラーの無水蓋の穴を開いて使っ
  てみようかな?

3.砂糖
  いつも三温糖オンリーで煮ていたが、今年は、一回目は、きび砂糖と三温糖同
  率で煮てみた。
  煮上がってみたら、吹きこぼれが多かったせいもあるけれど、いくらなんでも
  甘さが足りないという感じで、煮上がりに、三温糖を加えた。
  二回目は、きび砂糖:三温糖=1:2にしてみた。
  これはこれで甘さ控えめになってしまったが、こちらの方が美味しい。

  何故、きび砂糖を使ってみたかというと、きび砂糖が余っていたということが
  大きいが、三温糖よりもきび砂糖の方が天然の甘さであると聞いたから。
  でも、きび砂糖のように、ミネラルが多いタイプを使う場合は、1〜2割、量
  を増やした方がいいようだ。

  ことし、きび砂糖を入れたから美味しくできたという確信もないのだが、上品
  に出来たことは事実。

後、出来上がりは、指なぞで潰してみるなんてしないで、自分で食べてみて、美味しいかどうか、豆の中味がちゃんと餡のようになっているかどうかをチェックすることがコツの一つかも知れない。
今年の黒豆は、本当に色々なところで大絶賛を受けていて、私は機嫌が良い。(笑)
この大成功に気を良くして、来年もきっと今年のやり方で煮ると思う。




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2002年12月30日(月)

暮れの築地 2002


私は、30日を休んで、28日から、正月休みに入った。
色々用があったので、築地には、30日の最終日に行ったのだが、いや〜、本当にすごい人。
いつも行くたらこの田中商店に行ったら、おじさんに、「こんな混んでいる日に良く来るね」と笑われた。(笑)
どうも、築地に慣れている人は、こういう日には行かないものなのかも知れない。
来年は、通ぶって、早めに行こうっと。

混んでいる暮れの築地はやはり要注意だと思う出来事があった。
暮れの築地は、色々なお店がいつもより売り場を広くして(道路に出てしまう)、いつも売らないようなものを売っているのだ。
で、着いたばかり、フラフラ歩いていたら、目に、「わさび 400円」という札が眼に入り、そこに置いてあるわさびが大きかった。
これはお買い得と思って買ってしまった後に、「あ、そうだ、国産ではないから、大きくて安かったのだ」ということに気付いた。
でも、そのときには、買ってから10分くらい経っていたし、やはり、要らないと返品する勇気もなかったのだ。
お店が嘘をついているわけではない、ただ、400円のわさびを400円のわさびとして表示して売っているだけ。
私が、わさびには、国産と外国産があって、値段と味が全然違うと知っていたのに、つい、雑踏に気を取られて、そのことを忘れて、はまってしまったのだ。
こういうのって、売る方が悪いわけではないと思う。

悔しかったし、自分の馬鹿さ加減を誰かに話したくて、田中商店に行ったときに、おじさんに「引っかかってしまった〜と言うか、自分が馬鹿だったのだけれど」と話すと、「わさびは、1000円以下のものは注意した方がいいよ」とのこと。(結構、わさびについても、詳しいな〜)
そうなのだ、築地でもどこでも同じだけれど、良い品質のものは高いし、安いものは要注意なのだ。
良い物を適正価格以下で買おうと思ったら、買い手の正しくて豊富な知識が必要なのだ。

その後で、国産か外国産かちゃんと表示してあるお店で、国産の小さめのを850円で買いなおした。
もったいないから、ブレンドして使う予定。

いつも、たらこは冷凍品であるから、最後に田中商店に行って買うけれど、今度から、最初に行って、築地における買物相談してから、動こうかしら?

で、たらこの話だが、田中商店では、先客がたらこを選んでいた。
その人が選んでいたのは、100g800円のたらこで、大きくて本当に美味しそう。
それを見てしまうと、いつも買う100g600円が相当見劣りするけれど、う〜ん、800円はちょっと買う気がしなかった。
そうしたら、おじさんが「700円のは、800円の親戚」と教えてくれたので、お正月だから700円を買った。(お正月だからね〜)
これは、小さめだけれど、とてもきれいなたらこ、食べてもやはりいつものより、一段良いたらこであった。

数の子は、押し迫るとなくなってしまうからと、12月中旬にこのお店に来たときに「一折れ」という、立派な数の子の端が欠けた安物を買ったが、たらこの値段は、欠けた・欠けないではなくて、品質で決まるから、つい、高いものに手が伸びてしまう。



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2002年12月31日(火)

栗の甘露煮


築地に行ったとき、ずらっと色々なメーカーの栗の甘露煮の瓶詰がを見ていると、隣にいた初老のご夫婦の奥さんが、「どれになさいます?」と聞いてきた。
私は、その時は、下見だったので、「栗の甘露煮は、甘露煮にして瓶詰にするのは全部日本だけれど、そもそもの栗が国産か、外国産で値段が違うのですよ」と言って、原材料のところの見方を教えた。
原材料のところの活字は小さいのだけれど、「栗」とだけ書いてあるものが韓国や中国の栗で、「国内産栗」と書いてあるのが日本国内でとれた栗、なのだ。
値段が倍くらい違う。
どちらが美味しいといえば、やはり、国内産。
で、ずらっと並んでいる瓶を見ていると、外国産の瓶詰は、小瓶もあるのに、国内産栗は大瓶しかなくて買いにくい。
国内産の半分くらいの量を作ってくれたら、皆、美味しい物を食べたい人は価格的にも値段的にも手頃になって、買う人が増えると思うのに、どうして、それをメーカーはしないだろうか、不思議。

また、他の店で、お客さんがお店の人に、「瓶詰の甘露煮と、袋詰の甘露煮はどちらが美味しい?」と聞いていた。
お店の人は、「どっちも同じだよ〜」と答えていた。
「瓶詰は重いので、最近は袋詰を買っていく人が多いよ」とも言っていた。

私は確かなことは言えないので、余計な口出しはしなかったけれど、私の経験では、やはり、瓶詰の方が丁寧に作られていて美味しいと思っている。
でも、こういうことって、決め付けるのが難しい。
今、袋詰がだめでも、2,3年して、技術が進歩したら、袋詰が見劣りしない水準になってしまう可能性があるからだ。

ま、本当に、安くて良いものを探すのというのは難しい。



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