表紙へ戻る

「美味しい!」が好き

最新は31日です。ここをクリックしてね。
過去の分はカレンダーの日付をクリックしてください
2002年10月
   日    月    火    水    木    金    土
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

★★★  過 去 月 分 ★★★
   過去のインデックスへ
   (題名をクリックすると、文章に飛びます。)

フレーム版    98/08   98/09   98/10   98/11   98/12
          99/01   99/02   99/03   99/04   99/05
          99/06   99/07   99/08   99/09   99/10
          99/11   99/12   00/01   00/02   00/03
          00/04   00/05   00/06   00/07   00/08
          00/09   00/10   00/11   00/12   01/01
          01/02   01/03   01/04   01/05   01/06
          01/07   01/08   01/09   01/10   01/11
          01/12   02/01   02/02   02/03   02/04
          02/05   02/06   02/07   02/08   02/09


ノンフレーム版 98/08   98/09   98/10   98/11   98/12
          99/01   99/02   99/03   99/04   99/05
          99/06   99/07   99/08   99/09   99/10
          99/11   99/12   00/01   00/02   00/03
          00/04   00/05   00/06   00/07   00/08
          00/09   00/10   00/11   00/12   01/01
          01/02   01/03   01/04   01/05   01/06
          01/07   01/08   01/09   01/10   01/11
          01/12   02/01   02/02   02/03   02/04
          02/05   02/06   02/07   02/08   02/09



トップに戻る


2002年10月01日(火)

炸饅頭(じゃまんとう)


ある日、大学時代の友人からメールが来て、「中華で、油條ではない揚げパンで、コンデンスミルクを浸けて食べる食べ物の作り方を教えて」とのこと。

そんなもの、知らない。
興味があったので、インターネットで調べたら、タイにそのようなものがあるようであった。
しかし、何でも、その人は、飲茶の店でそれを食べて美味しかったとのこと、あれだったら、自分で作れるのではと思ったらしいから、タイのそれとは違うようである。

で、MLで聞いたら、丁寧に調べてくださった方がいて、わかったのだ。
それは、炸饅頭という食べ物で、料理と言う程のものではないらしい。
簡単な話、花巻が余ったら、それを食べ良い大きさに切って、油で揚げる。
それにコンデンスミルクをかけるなり、浸けるなりして食べる「残り物料理」のようである。

私を頼って作り方を聞いてきた友人には、「早い話が、デパ地下の聘珍樓なり、維新號なりの高級中華の出店で、花巻(なるべく平たいもの)を買って来て、食べ良い大きさに切って揚げれば、出来上がる筈」と答えた。
実際に作ったら、思ったものができたかどうかは、わからない。

私も美味しそうだから、是非作ろうと思うのだけれど、今のところは手付かずである。

この件で、学んだことが二つあった。

それは、ジャージャー麺は、正しくは、「ジャージャンメン」が正しいと言うこと。
漢字で書けば、「炸醤麺」なのだから。

中国語で、「炸」(ジャー)は、確か「激しく炒める」か、「揚げる」のどちらかを指す言葉だったと思うが、忘れた。(調べるのが面倒なので、ごめんなさい。)

それとこれも教えていただいたことなのだが、中国語で、「饅頭」と言ったら、「中に具が入っていないお饅頭」で、日本で言う「肉まん」「餡まん」状態のものは、「包」(ほう)と言うそうである。←小籠包がそれですね。



トップに戻る


2002年10月02日(水)

高田馬場 手打ちそば もり


「アスク ユー 東京レストランガイド」高田馬場で人気1位、東京のそば・うどん部門1位に選ばれている「もり」というお蕎麦屋さんがある。
そんなにすごいのかと、何度か、夏あたりから、行ってみたのだが、「店主怪我で休業中」の貼り紙の日が続いた。(おかげで、その回りの飲食店に詳しくなってしまった。)

でも、とうとう、10月になって、開店しているのが明らかになったので、お昼に友人を誘って行ってみた。

場所は、高田馬場駅から早稲田通りを早稲田に向って歩き、明治通りとぶつかったら、信号を渡らずに、右に曲がって、5,6軒目くらいにある。
小さなお店で、戸を開けると、本当に狭い。
L字型カウンターのみで、席は、8席か。
手打ちのお蕎麦屋さんというよりは、立ち食い蕎麦屋さんみたいな感じのお店。
手打ち蕎麦屋というと、その蕎麦を打つご店主の人生観・美的センスがお店に反映されるのが当たり前だと思っていたけれど、ここは、そういうことが一切なしで、週刊誌なぞも置いてある。

運良く2つだけ空いていたので、すぐに座れた。
冷たいおそばは、普通のせいろ、田舎そば、変わりそばと、種物少々(天ぷらと納豆と後何か)。
熱いおそばもあるが、メニューの横に、「そばの風味がわかるように、冷たいおそばをご賞味ください」とか、書いてあった。

私たちは、初めてだからと、せいろ・田舎・変りの三種盛りを頼んだ。

カウンターの中は、体格の良い、T−シャツ姿のご主人と、小柄な奥さんの二人。
注文を受けると、すぐに茹で始めた。

結構、常連さんが多くて、お客さんとご店主の会話を聞いていると、夏に、仕入れの途中で交通事故にあって、顎を縫うような大怪我をしてしまったとのこと。
お客さんたちは、全快を喜ぶとともに、またここのおそばを食べられることを喜んでいるようであった。

程なく、二種盛られたお皿がお盆に載ったものを渡される。

先週行ったのだが、残念ながら、三種がどの順序で出て来たのか、忘れてしまった。(笑)
せいろは、どちらかというと、さらしなというのか、白いおそばで、細い。
田舎そばは、少し茶色いけれど、普通の田舎そばより、相当茶色が薄いような気がした。
そして、これも細い。

それを食べ終わった頃、もう1皿出てきた。(これが、せいろだったか?)

変りそばは、この日は、山椒で、食べると、ほんのりと山椒の香りが感じられ、良い感じ。
蕎麦汁は、濃い醤油味で、出汁の味は、弱め。
汁、とても美味しい。

でも、食べていて、美味しいし、文句はないのだけれど、別に、これが東京で一番のお蕎麦とは思えなかった。
私の好みで言えば、ちょっと柔らか過ぎるし、蕎麦の風味も薄いような気がする。
今まで、食べて来た、浅草の大黒屋とか、蕎上人とか(ここまでは、多分一茶庵系統?)、色々な藪系統のお店のお蕎麦の方が、美味しいと思う。

しかし、お値段は、さすがコストパフォーマンスの高田馬場を代表するようなお値段で、「三種盛り」で手打ち蕎麦たっぷりで、950円なのだ。
御徒町あたりだって、3種盛りだと、1200〜1350円はすると思うから、値段から言ったら、本当に、お値打ち。
人気があって、食べ終わる頃、数人が表で空きを待っていた。

会社まで10分程の道を歩いて帰ったのだが、会社に着く頃、口の中がやたらに爽やかだった。
出汁は濃くないけれど、良いものを使っているのだろうし、お蕎麦も上等なのだろうと思う。

でも、わざわざ、食べに行く店ではないと思う。
高田馬場に行く用があったら、是非、食べに行ってみてという感じ。
ただ、気取っていないし、お店のおじさんとおばさんは感じが良いし、忙しいときに、さっさと、コストパフォーマンスの良い手打ち蕎麦を食べたいときには、良い店だと思う。

手打ちそば もり
東京都新宿区高田馬場1-3-10
明治通りと早稲田通りが交差する交差点そば(高田馬場から早稲田に向って手前右側)
(他の情報は残念ながらわかりません。)



トップに戻る


2002年10月03日(木)

イースター島とタヒチのおみやげ 1/2


妹が無事、イースター島の旅から、帰って来た。
折りしも、台風が来るか来ないかという日であったが、今の時代、携帯があるから本当に便利。
無事に成田に着いた頃より後に、こちらから、携帯に電話すれば、本人が無事かどうか、確認できるから。

で、お土産なのだが、頼んだ「タヒチのバニラビーンズ」の他、カラフルな熱帯魚のT−シャツを買って来てくれた。
甥たちも、モアイの絵のついたT−シャツを買って来てもらっていた。
甥1の方のモアイのT−シャツのモアイ像は、現代的な目と鼻が描かれていて、まるで、メキシコ人のような顔をしていた。
「モアイって、メキシコに関係あったっけ?」と言うと、妹が「多分、チリ領だから、モアイの絵を書いている人がチリ人のラテン系で、どうしても、絵を描いているうちに、ラテン系の顔になってしまうのでは」と教えてくれた。

さて、バニラビーンズなのだが、初め、スーパーで一袋買った後、ガイドさんに聞いたら、「タヒチの中でも、『TAHAA島』産が一番品質が良い」と教えてくれたので、改めてそれを買って来たのこと。
スーパーで買ったものは、何の印刷もないビニール袋入りだったが、TAHAA島産は高級らしく、ガラスの瓶に入っていた。
数えたら、17本で2400円とのこと。
そのガラス瓶に入っていることを考慮したら、やはり、1本あたり日本の半値ではないかと言うことになった。
で、400円負けてくれて、2000円払って、私のものとなった。

私の現在持っているバニラビーンズは、マダガスカル産なのだが、それとちょっと違う匂いがした。
マダガスカル産の方が所謂バニラエッセンスの匂いに近いような気がしたが、部屋において数日経つと、慣れたのか、同じような匂いに感じるようになった。

しかし、バニラビーンズって、高いから、大事に使い過ぎてしまう。
今、まだ昔買ったものが2,3本残っているのだが、賞味期限を2,3年過ぎている。
でも、十分良い香りするから、使って問題ないと思う。



トップに戻る


2002年10月04日(金)

イースター島とタヒチのおみやげ 2/2


妹は、家族全体へのお土産として、産地直送のパイナップルを買って来てくれた。

妹が言うには、タヒチのガイドさんだかが、「これ、あると便利よ」と、パイナップルの芯を抜く道具を教えてくれたが、どう考えても、ホールのパイナップルを食べるのは、1年に一度あるかないかなので、買わないで、帰って来たとのこと。(確かにね〜、あれば便利だけれど、一年に一回だったらね)

初めて見るし、食べるタヒチ産のパイナップルは、外見は普通日本で見るパイナップルと変りがなかったが、切ると、普通日本で見かける黄色より、もっと濃い黄色で、筋が少ない感じであった。

切って食べてみると、甘い、酸味が少ない、筋がない、で、本当にとても美味しかった。

半分、甥の家にお裾分けをしたのだが、甥たちのお母さんは、どうも、芯を取らないで切って、家族に出したらしい。

甥の家でもパイナップルを食べたであろう頃、妹が甥たちに感想を聞くと、甥2は、「うん、すごく甘くて美味しかった」と言ったのに、甥1が、「芯が食べられなかった」しか言わなかったそうなのだ。

その話を聞いたので、甥1にあった時、「みんみんの買って来たパイナップル、余りに甘くて美味しいので、芯まで食べようとしたら、食べられなくて、がっかりしたんだよね〜」と言ったら、「うん」と頷いた。
どうも、「美味しい、有難う」を言うことを忘れるくらい、芯まで食べられなかったことが残念だったようである。

確かに、タヒチのパイナップルは、そのくらい、美味しかった。



トップに戻る


2002年10月05日(土)

国家特級厨師のお店 発見 1/2


ある日の夕方、お豆腐を買いに、我が家の近所の「佐竹商店街」というローカルな商店街を自転車で走っていたら、新しい中華料理屋が開店しているのが見えた。
お店の名前は、「偕楽園」。
中を覗いてみると、2階もあるようだが、1階は4人用のテーブルが3つ見えたので、規模としては小さいようだった。

外に出ていた黒板の看板に、「国家特級厨師」の文字が....。

店の戸に貼られた短冊形のメニューとその国家特級厨師の文字を自転車を止めて見ていたら、中国語訛りの日本語のおばさんが出てきて、話し始めた。
「特級厨師は、本当よ。うち、美味しいよ。まずは、ランチから食べに来て、気に入ったら、夜来てみたら」と。

その人に、「国家特級厨師なんて、すごいね。でも、そう書いてもここらへんの人にはわからないよ」と言うと、「国家特級料理人と書けばわかる?」とのこと。
う〜ん、そう書いてもわからないと思う、と答えた。

やはり、中国は、三大料理の国で、何でもかんでも食べてしまうし、「食べること」に肯定的なお国柄だけに、ちゃんと、料理人の能力を国家が認定してくれるのだ。
日本にその制度がないから、きっと、「国家の料理特級試験受かった調理人」と書いても、普通の日本人には、ピンと来ないであろう。

実は、私も、その中国の料理検定のことは良く知らなかったのだが、先月、テレビ朝日の「いきなり!黄金伝説」で、日本人の包丁を持ったことのない若いお笑い芸人が、一年間、北京の料理店で修行をし、一番下の5級を受験するという話をやっていたのを、見たので、若干わかっていた(と言うより、身近に感じたと言った方が正しいか)。

この芸能人は、ずっと北京で修行をしたわけではなく、芸能界の仕事のあるときは、日本に帰っていたようだが、その場合でも、東京の料理屋さんの厨房で練習をし、見事合格した。
私は、一年間時たま放送されていたその番組の最後の2回程度しか見なかったのだが、一年の修行の成果か、その芸能人の腕が良いのがわかった。
そして、そのテレビに出てきた北京の名店の料理長が確か、特級だったと思った。

さて、テレビで見た5級の試験だが、予め与えられた料理20種類のうち5つが出されて、その場で、1時間で作ることと、自由課題で、自分で考えた中華料理を2つ作ることが課題であった。



トップに戻る


2002年10月06日(日)

国家特級厨師のお店 発見 2/2


色々インターネットで検索してみたけれど、中国の国家試験についてのページは見当たらなかったので、詳しくはわからない。

ただ、途切れ途切れの色々な情報をまとめると、この試験は、5級から特級まで8段階あって、5級から順番に合格しなくては、次に勧めないようである。
そして、この試験は、2年に一回だから、特級まで順調に行ったとしても、15〜16年の修行期間が必要なのだそうだ。

その他、実は、特級の上に、「特一級」と言うのもあるそうなのだ。
その特一級は、外国の要人の歓迎晩餐会なぞを指揮することができるらしい。

ということは、「特級」というのは、中国国内の相当大きな宴会を開ける能力、すなわち、献立の作成から食材の調達、若い厨師たちを指揮する能力なぞを兼ね備えたものだと思われる。(私の推測)

でも、そのようなことができるというのは、私たちが見たこともないような豪華な中国料理を作ることも可能なら、料理を飾る色々な野菜で作る飾りもできるだろうし、中華料理に関しては、何でも自由自在な感じがして、すごいな〜と思う。

しかし、そんな試験を受かった人が何で、日本の東京、ま、ここまではいいけれど、佐竹商店街という、余りにローカルな商店街で、地元の人以外は歩かない歯の抜けたようになっている商店街に店を開くのだ?
ここは、台東区で、台東区と言うのは、人口に占める老人の割合が東京23区で最も高く、盛り上がるような食欲のある若い子が少ないし、職住混在の地域と言えど、会社よりやはり老齢者の家庭が多い地域で余り外食産業が盛り上がらない地域だって、わかってるのだろうか?
上野や浅草ならわかるけれど、その中間地帯は中々難しい、とか、色々、思ってしまった。

嘘ではなく、ここ数年、佐竹には、回転寿司ができて潰れたことも記憶に新しいし、余り、飲食業には向かない商店街のような気がするのだ。

でも、考えようによっては、もう1軒、大阪鶴橋の韓国食材店の東京店である「班家(ぱんが)」だけは生き残っているし、思い切って、こういう店が増えて、佐竹が、「アジアン・フード・ロード」とか、「東京中華街」に変貌して行ったら、面白いなとも思ったが、それは、私の勝手な夢だろう。

でも、大江戸線の駅もできたことだし、佐竹に、本格的なアジアの色々な地域の本格的料理の店が増えれば、観光客が来るようになるかも知れない。
考える価値はあると思った。

(それから、この「国家特級厨師合格」を目標にした少年漫画あることがわかった。
その名は、「中華一番」、今度、古本屋で探してみようと思う。)

ところで、もう削除されたと思った「いきなり!黄金伝説」のHPが見つかりましたので。

「いきなり!黄金伝説 中華の修行をする北京のお店の人間関係図本」のページ←ね、総料理長が特級厨師でしょう?

「いきなり!黄金伝説 場の中国料理を極める男」のページ←結構、面白いですよ。



トップに戻る


2002年10月07日(月)

お弁当の友 1/2


気候が蒸し暑くなったとき、夕食のご飯を冷まして、冷蔵庫で保管したものを翌日のお昼のお弁当に持っていくようになったら、やはり、不味くて、気候が収まるまで、お弁当を中止していた。

で、現在、復活し出した。
それにしても、お弁当つくりというのは、朝食も作らず、焼いたパンにジャムつけて、小松菜ジュース程度しか食べない私には、本当に面倒。
どうしても、冷凍食品や買っておいて冷凍しておいたものを適当に詰め込むようなお弁当が多くなってしまうのだが、やはり、これだと、美味しくない。
でも、面倒だ、お金も勿体無いということで、なるべく、夕飯のおかずから2,3品もらってきて、冷凍食品の割合を減らして、どうにか、続けているのが現状。

お弁当用の冷凍食品も、我が家の近所のスーパーが週に一度、冷凍食品4割引をやってくれるので、その日に、無駄にならない範囲で、色々試してみている。

唐揚げも、トンカツも買ってみた。
唐揚げの方ができがいいかな?トンカツの方は、オーブントースターで焼いても、結局、お昼までには、しっとりしてしまう。

この4割引きの日に、以前は、お弁当用ひじきとか、お弁当用五目豆を売っていて、これは結構便利だったが、この2,3か月、姿を消してしまった。
これは、便利と思う物は人気がある証拠だから、安売りしないのかも知れない。(もしくは、製造中止かも知れないが)

冷凍食品系統で、意外に気に入ったのが、あけぼののたけのこ椎茸焼売。
さっぱりしていて、もう一品欲しいというときにお弁当の隅に入れておくと、落ち着いた味で油っぽくないし、不愉快ではない。
冷凍食品は、あっさり系統で、肉や脂の味が弱いものが私の好みのようだ。

冷凍食品以外だと、皮なしウィンナー。
大手の物ではなくて、スーパーの協同組合的なところのものだ。
ウィンナーというのは、彩りになるし、邪魔にならない。

これからの課題は、お弁当に、野菜を増やすこと。



トップに戻る


2002年10月08日(火)

お弁当の友 2/2


秋になって、良かったものは、「巨峰、マスカット」

山梨の叔母が送ってくれたのだが、これはものすごく美味しかった他、お弁当にぴったり。

実は、私は、いくら美味しくても、ぶどうは食べるのが面倒で、家で出してくれても、殆ど食べない。
部屋に持って帰って食べたらと言われても、面倒だから、中々手が出ない。

しかし、8〜10粒くらい、房から離して、洗って、ジップロックコンテナーの小さいのに入れて、会社に持っていくと、貧しくて、味気ないお弁当をさっさと食べた後、その貧しさを補おうとするのか、ぶどうを食べようかなという気になるから、不思議。

もう、先週で、全て食べ終わってしまったのだが、美味しい大きな粒のぶどうは、お弁当のときに食べるのが良いと思う。

春の苺、秋のぶどうが、お弁当には向くと思う。



トップに戻る


2002年10月09日(火)

結構気に入った冷凍食品


お弁当を持っていく関係で、冷凍食品を良く見るようになった。

その中で、明治乳業の「海老グラタン」に、「発酵バター使用」とか「十勝生クリーム使用」と書いてあり、これは美味しいかも知れないと、4割引の日に、買って食べてみた。
定価は、450円くらいなのだけれど、4割引の日には、200円台で買える。

実際に焼いたとき、冷凍したまま、オーブントースターに入れたので、中々焼き色が付かずに、結構てこずった。
きっと、最初に電子レンジで軽く解凍してから、オーブントースターに入れた方が、早いと思う。

ようやく焼きあがって食べてみたが、はっきり言って、ホワイトソースは合格点だけれど、マカロニは小さくてほにょほにょしているし、海老も本当に小さくて、辛うじて「海老かな?」とわかる程度。
240円程度で2つ入ってくるので、1つ100円台と考えれば、しょうがないけれど、ま、冷凍食品なんて、こんなものよね、とも思わないでもない。

ただ、ホワイトソースは、結構美味しいのでお勧め。
明治乳業から、このホワイトソースだけの冷凍食品が出たら良いなと思うけれど、世間一般そういうニーズがどの程度あるかわからないし、ま、無理だと思う。

他の会社の海老グラタン関係の冷凍食品は買ったことも食べたこともないので、わからない。
もっと、美味しいのもあるのかも知れない。(でも、もう試さないと思う。)

小腹が空いたとき、ちょっと、海老グラタンを味わいたいと、むくむくっと思ったときに、冷凍庫にあると、満足する一品。
(パルメザンチーズを足しても良い。)



トップに戻る


2002年10月10日(水)

神楽坂の青空市のオニオンスープ


神楽坂のチーズ屋さんにメールアドレスを登録してあり、そのお店から、10/6(日)に神楽坂青空市に出店しますという連絡があった。

現在、東西線の神楽坂は、定期券の範囲内なので、日曜日の散歩がてらに覗いてみようと出かけた。

東西線神楽坂の駅は、神楽坂の上の方にある。
神楽坂の下の飯田橋駅に近い方は、普通の繁華街だけれど、上の方は、住宅街の中の商店街という感じ。
大通りに車は少ないし、大通りは、背の高い木が続く並木道で、垢抜けており、感じが良い街であった。

青空市は、地元の商店が色々な屋台を出して、食べ物、洋服などを売っていた。
(大きくもなく、小さくもなくという規模)

私のお目当てのチーズ屋さんは、4種類のチーズを入れたオニオンスープを出していて、300円出して、買ってみた。

4種類のチーズは、何だか忘れたが、一つは、トムとジェリーという漫画に出てくるチーズ、との説明を受けた。

大きなチーズから薄く削ったチーズを紙コップに入れて、そこに、ポットから熱いオニオンスープを入れていた。
最後に、小さな薄いパンを一切れ入れたら出来上がり、スプーンを添えて、渡された。

5分程、置いてから、かき回すと、チーズが溶けています、とのことだった。
4,5分して、かき混ぜて、飲んでみると、一口目は美味しかったけれど、その後は、ま〜ま〜という感じ。
300円だし、チーズは良いものを使っているけれど、オニオンスープは、インスタントではないかと思った。
おまけに、チーズって、溶けてなくなることはないようで、飲み終わると、カップのそこにガムみたいな物体が残っていた。
少しは味が残っているかなと口に入れてみると、チーズの美味しい味は、全て熱で、溶け出したようで、本当に味のないガムであった。

一度、口に入れてしまったから、食べてしまった。

やはり、オーブンで焼くならともかく、熱いお湯だけでチーズを溶かすというのは、無理が大きいと思った。

でも、屋台の300円だったら、こんなものかも知れない。



トップに戻る


2002年10月11日(金)

神楽坂のスーパーマーケット


あおぞら市に行ったついでに、神楽坂の駅周辺をぶらついて、お店を見てみる。

KIMURAYAというスーパーがあったので、入ってみた。
結構、高級そうな品揃えであり、面白いことに、成城石井の熟成ブリが置いてあった。
成城石井のものって、成城石井以外でも買えるのだ。

それに、私の好きなブルサンのにんにくのクリームチーズが、多慶屋でも、680円するところを、このお店の会員になると、480円だって。
こりゃ、会員になるしかないと、その場で、なってしまった。(笑)

他、別に興味ないけれど、日光金谷ホテルのパンというのも置いてあるし、ラムの骨付きも置いてあるしで、国産のレモンもあって、気に入ってしまった。

その次の日から、2,3日、会社の帰りに、神楽坂で途中下車して、他も色々見たが、神楽坂の通りを少し飯田橋に向った方に、歩いて2,3分の範囲に、このKIMURAYAさん以外に2軒も結構大きいスーパーが揃っていることがわかった。
大き目のスーパーが3軒あるということは、競争が激しくて、良い物が安く手に入りそうな気がした。
(郊外ならともかく、都心で、大きなスーパーが3軒もある地域は珍しいと思った。)

他、個人商店のお肉屋さんもあったけれど、一番安い牛肉が、「松阪牛の切り落とし」で100g600円、ちょっと、日常的に買うには、私には、高過ぎる。

高田馬場には、全くデパートがなくて、ちょっと気晴らししながらの買物が中々できないで、つまらなかったけれど、神楽坂が私に向いているような地域であることがわかって、とても嬉しい。



トップに戻る


2002年10月12日(土)

中華一番


特級厨師で検索したら、中華一番という漫画が出てきた。
で、高田馬場の若者向け古本屋を見たら、3巻まであったので、買ってしまった。(揃えると、全5巻。その続編である「真・中華一番」が全12巻)

時は十九世紀、「四川の天女」と言われた名料理人である母を失った13歳の天才料理少年マオが広州で修行する話。
どこでもかしこでも、色々な相手との料理対決が繰り広げられる。
で、少年向けの漫画だから、対決に使われる料理が、「麻婆豆腐」「青椒肉絲」「餃子」などなど。
特級厨師を目指す料理人の対決料理としては、余りに日本的なものばかりだが、日本の少年向けだから、こんなものかも知れない。

荒唐無稽な話が多いし、別に料理の参考にもならないけれど、何となく、なるほどと読んでしまう。
この漫画の中で、やはり、「特級厨師」は、「難関を極めるその試験は、中国料理界の科挙とも呼ばれ、幾度となく受験に失敗し、ついには生涯を棒に振るものも少なくないが、資格者には時には皇帝の料理人への道が開けるのだ」と書いてあった。

甥たちに、この漫画本を買ったと話したら、是非、読みたいとのこと。

私は全然知らなかったのだが、この漫画は、数年前に、アニメ化されて、ずっと甥たちは見ていたそうなのだ。
この本で、佐竹の特級厨師のおじさんの価値がわかってくれればいいなと思う。

後、残り2巻、買うかどうか、現在、思案中。(古本屋にあったら、買っても良いと思っている。)



トップに戻る


2002年10月13日(日)

佐竹の国家特級厨師の店 1/2


連休中のある夕飯に、甥たちを含めた我が家族で、佐竹通りの特級厨師のお店に行くことにした。

我が家の家族の一部は、中華料理を食べるとき、色々なおかずをとって、それぞれ取り分けて食べるのが落ち着かないと言う。
だから、我が家で、中華料理を食べに行くときは、それぞれ、麺類やお粥を取り、自分の取った物だけを食べるのが基本で、その他、餃子を取るパターンになってしまう。
その上、好き嫌いが激しいから、予め、午後にそのお店に行って、メニューを見て、我が家の家族が食べられそうなものがあるかどうか、チェックしておいた。
(どうにかなりそうなメニューであった。)

初めて入るお店であったが、以前は何屋さんだったのだろう、思い出せないが、帽子屋さんだったような気がする。
帽子屋さんを改装した食べ物屋さんだったので、まだ新しくて清潔な感じのするお店だった。

我が家の家族が食べたもの

豚の角煮そば...甥1 後から聞いたところ、余り美味しくなかったらしいが、
            全部食べていた。

焼き豚そば....甥2 美味しい

五目そば.....母  これは、日本の中華屋さんで見かけるのとちょっと違っ
            ていて、キャベツや豚肉の炒めたものが入っていた。
            本人、美味しいと満足。

酸辣湯麺.....麺類のメニューになかったので、紙に、「酸辣湯麺」と書いた
         ら、「大丈夫、あるよ」とのこと。
         程なく、厨房からおじさんが出てきて、「日本の酢?中国の酢
         ?」と聞く。
         妹が、「中国の酢で」と答えた。
         で、出てきた物が、スープだけであった。
         私が書いた物を再度おばさんに見せると、「麺があるのね」と
         言って、麺を後から追加してくれた。
         何でも、上海では、酸辣湯というスープが普通で、麺を入れる
         ことはないので、つい、「麺」という文字を見落としたとの
         こと。
         (酸辣湯麺が、和式中華だと、初めて知った。)
         ようやく、スープと茹で立てのおそばが合体したのだが、果た
         して、このお店の酸辣湯麺の味は、全く妹の口に合わず。
         通常、日本の中華屋さんで出てくるのとは全く違う味だったら
         しい。
         一生懸命、テーブルにあったお醤油とか、辣椒醤らしきものを
         入れて、味を直して食べていた。
         どういう味なのか、少しスープをもらって飲んでみたが、その
         ときには、妹が大量の醤油と辣椒醤を入れた後だったので、わ
         からなかった。

豚肉と高菜そば..私  これは、全体良い味なのだが、塩味が薄かった。
         スープは、色々な味がして、美味しいのだけれど、何か、塩味
         が薄過ぎた。

甥1は疲れているし、テレビは見たいしで、自分の分を食べ終わると、一人で誰もいない家に帰って行った。

グルメの甥2は、レンゲで、皆のスープをもらって飲んで、「おばあちゃんの五目そばのスープが一番美味しい」と言っていた。

まだ、一回しか行っていないので、最終的なことは言えないけれど、このお店の麺類は、「醤油味の方が美味しい、塩味は、関西の人が味付けしたみたいに薄い」と思った。



トップに戻る


2002年10月14日(日)

佐竹の特級厨師のお店 2/2


で、出てきた順序は変なのだが、最後に焼き餃子が出てきた。
(何せ、厨房は特級厨師のおじさん一人だもの)

これが、絶品。
おそばに対する細かな不満がぜ〜んぶ吹っ飛ぶくらい美味しかった。

甥2曰く「奥深い味」、私曰く「豊かな味」と、味にうるさい二人にやたらに好評であった。

餃子は、結構厚い皮で具を包んだものであり、焼き方はところどころ焦げていて、決してきれいな焼き上がりではない。
でも、食べると、何とも言いようがないくらい美味しい。
噛めば噛む程味が出てくるような餃子であった。
(皮が厚いせいか、日本の中華屋さんの餃子のように、ご飯のおかずにピッタリという風情ではない。)
母たちもちょっとつまんで、2つ残ったのを、甥2が「では、僕が最後の2個を」と言うところを、「私も1個食べるから、甥2ちゃんは1個ね」と、私が横から最後の一個を申し出るくらいに美味しかった。(笑)
中国人の作る餃子とか小籠包の具って、日本人の中華屋さんで作るものと、味が違うけれど、それとはまた違っていて美味しかった。

この餃子だけで、このお店に行く価値はあると思う。
5つで480円だから、決して安い餃子ではなく、材料も良いのだと思うけれど、色々な美味しさが渾然一体となっていて、やはり、「特級厨師ってすごい」と思わせる餃子であった。
食べ終わった後、色々日本人には向かない味付けなどもあるけれど、全体、豊かな味で、しかも全く化学調味料の味がしなかったところが、気に入った。

家に戻って聞くと、甥1は、「美味しくなかったから、あのお店、もう2度と行きたくない」と言う。
それじゃ、困るのだ、私としては、せっかくの特級厨師のお店だから、佐竹でできるだけ長くお店をやっていて欲しいのだから。
甥2と二人で、「甥1ちゃんは帰ってしまったから、食べられなかったけれど、餃子、本当に美味しかったよ。今度は、餃子ライスにしてみれば?チャーシューメンでもいいし、また行こうね」と、餃子が気に入ってしまった二人で、一生懸命なだめすかしてしまった。

きっと、妹も、あの酸辣湯麺を気に入らなかったようだから、現在のところ、3:2で、辛うじて、あのお店にもう一度行っても良いという方が勝っているけれど、また、家族で行けるかどうかは、わからない。(我が家は、気に入らないとなると、「だったら、行かない」という人が多いから)

次回は、一人で、お昼に定食なぞを食べてみようと思う。

全体的な印象は、「この厨師のおじさんの潜在的な能力はすごいと思う。色々なお料理を食べてみたい、しかし、上海そのままの味の中には、日本人に向かない味もありそうだ」という感じか?

一つ安心したのは、休日の夜だったのだが、ぼちぼち、食べに来る人たちがいて、お店がガラガラではなかったこと。
どうか、簡単につぶれませんように、このお店が繁栄しますようにと、心から思ってしまった。(笑)



トップに戻る


2002年10月15日(火)

2002年合羽橋道具祭 1/2


この前の日月と合羽橋道具祭であった。
毎年、誰かと行っていたのだが、今年は、その次の週がオフということもあって、一人で気楽に行くことにした。
結局、2日とも、朝の10時のお祭開始から1時間くらい、合羽橋にいた。

2日とも天気は良かったし、人出も大したものだったろうと思うが、何せ、ずっといなかったので、わからない。

私の感想としては、「今年のワゴンセールは低調」であった。
例年なら、どこかで売られているデジタル秤が全然見当たらないし、宇田川商店で例年売られている1kg100円の小麦粉や安いパスタ類がなかった。
ワゴンの数自体も、随分減ったように思えた。

私が買ったもの自体、今年は本当に少なかった。
ずっと毎年見ていると、アラが見えてしまうのは困ったものだ。

でも、きっと、今年のワゴンセールの低調は、お店の努力が足りないというのではなく、不況が長引き過ぎて、良い不良在庫がもう出尽くしてしまい、何も残っていないとか、ずっと協力してくれた企業の協力が、今年から、得られなくなったという感じではないかと思う。

早く、不況が終わりますように。



トップに戻る


2002年10月16日(火)

2002年合羽橋道具祭 2/2


私のお買い上げ

・山下食器 多用丼
 直径20cm、高さ7cm程度の大きさの鉢のような物が、1つ150円だったのだ。
 白地に青い染料で、大きな蕪が描かれていた。
 外側の上の方に、ぐるっと5cm程度の幅の青い色が入っているところは、安っ
 ぽいけれど、どうして、どうして、これは150円には絶対見えないだろうと、
 5つ買った。
 使い道としては、汁の少ない麺類(冷やし中華、葱油拌そばなど)を個々に盛る
 ときにも良いし、大根や里芋の煮っ転がしをで〜んと盛り付けるにも良い。
 使いやすそう。
 家に帰って、皆に見せて、「いくらに見える?」と言ったら、500円から
 700円と言われて、結構、ご満悦。
 これが今年最も気に入ったもの

・本間商店 ネスカフェアイスクール

 いつも多慶屋で460円で買っているアイスクールが、何と、250円。
 こんなに安く売ることができるのなら、日頃からもっと安くしてと言いたくなるくらい、安かった。
 でも、暑い季節が終わりそうだから、こんなに安いのかもとも思う。
 1つお買い上げ。

・川崎商店 ナツメッグおろし

 「ナツメッグおろし」と名のついた道具を見たのは初めて。
 現在、小さなおろし金をナツメッグ専用として使っていて、別に不要だけれど、
 現在のものが、余りに小さいので、台所で見失いやすいし、300円だったので
 お買い上げ。  高さ10cmくらいの円柱を真っ二つに縦に切った感じのもの。
 メイドインチャイナ。

・宇田川商店の香辛料と塩

 今年は、沖縄糸満の塩と、沖縄石垣島の塩を買ってみた。
 (一つが、甘味塩で、もう一つが旨味塩と書いてあったので)  どこの塩を買えば良いのか迷うけれど、苦い塩とか、酸っぱい塩とかラベルに書
 いてあるので、これを参考にして選べば良いのかと思った。
 今年のニューフェースは、「韓国全羅南道の塩」。
 これは、酸っぱい塩と書いてあった。
 酸味のある塩って、どういうのかは興味があったが、、キムチ作るわけではない
 ので、止めておいた。
 (漬物を作るのに向いているかも知れない。)
  後、ガラムマサラとカレー粉を買った。



トップに戻る


2002年10月17日(水)

ひらめの薄づくり


誘ってくださる方がいて、上野の山の花むらに、秋の懐石を食べに行って来た。
全体、まあまあだったけれど、ひらめの薄づくりがとても美味しかった。
今まで、ひらめのお刺身とかおつくりが出てきても美味しいと思ったことがなかったのだが、今回のは美味しかったな〜。
きっと、まぐろと一緒に盛り合わせで出てきて、そしてひらめが一切れ・二切れ程度だとと、まぐろの脂でひらめの味がわからなくなってしまうのだろうと思う。

今回のは、ふぐのように、お皿一杯に花のように並べた薄づくりの真中に、脂が乗ってコリコリしているえんがわが数切れ乗っていて、最高。
美味しい自家製ポン酢でいただいた。(しかし、このポン酢の後で、吸い物出されても、口がポン酢っぽいので、思うように味わえなかったのは、残念であった。)

私のような繊細な白身魚の味煮慣れていない関東者にひらめのおつくりを食べさせるときは、「ひらめ単独且つ大量」が一番だと悟った。
(お値段が5千円のコースだったが、5千円程度では、どうも、松茸は無理なようで、全く出なかった。)

その他、子持ち鮎の煮付けが出てきて、初めて食べた。
美味しいけれど、でも、私には塩焼きが向いていると思った。



トップに戻る


2002年10月18日(金)

中華のコースの決め方 1/5


最近、身にしみて思うのは、中華のコースを決めるとき、良くお店に「3千円コース ○○と××」「4千円コース △△と▲▲」と書いてある見本は、鵜呑みにしない方がいいということだ。
あれは忙しくて、考えるのが面倒な人向きか、この程度が無難よというメニューに見え始めた。

色々な食通の人たちと付き合っていると、どうも中華の場合、しかも相手が中国人のお店の場合、やはり、事前にそのお店に行って、食べたいものや値段をちゃんと打ち合わせした方が相手も真剣になってくれるし、より美味しい物が食べられるのが常識ということである。

そして、日本だって、例えば、柏の知味斎の会のとき、常連らしい老夫婦が、日本人の料理長に、今度の親戚の集まりの献立を、こんな風にしたいと相談している姿を見ていたことがある。
また、他の若い常連のお姉さんも、知味斎に夕飯を食べに行く前日に、「明日は、○○と××食べたいから、用意しておいて」と電話を一本入れておくそうだ。(確か、一人か二人の少人数のときでもそうだったと思った。)
そうやって、普通の献立から消えてしまった自分の好きな昔のメニューを確実に食べると話してくれた。

何でも、それは知味斎に限ったことではないのだけれど、良く出るものしか、通常のメニューに残れないとのことで、どうしても、日本人全般が慣れ親しんで誰でも無難に食べられるメニューばかり(酢豚、海老チリなど)になってしまい、美味しいけれどちょっと変っているとか、本場っぽいメニューはどんどん外されて行くとのこと。

でも、本当に、これは柏に限ったことではなく、新橋でも、御徒町でも同じこと。
だから、本当に美味しい、本場っぽい(というか、日本ナイズされていない)中国料理を食べるためには、ここぞというお店で、どんどん、こちらから注文していくということが大切らしい。



トップに戻る


2002年10月19日(土)

中華のコースの決め方 2/5


で、今回、オフを行うに当たって、新橋の鴻運で、事前に打ち合わせした経験をまとめてみようと思う。

こういう事前の打ち合わせ有りの宴会というのは、結局、一度も行ったことのないお店ですることはないだろうから、ある程度、そのお店のことを知っている、という前提で話を進める。

簡単な事前打ち合わせで予約

私たちが鴻運に、土曜日のお昼に打ち合わせに行ったとき、常連とおぼしき男性が食べに来ていて、そのついでに、次回友人達と食べに来るための予約をしていた。
通常のメニューにはないものを4つくらい、「いついつの何時に4名で」と頼んでいた。
こういう方法が楽かも知れない。
日時、人数などと、絶対食べたい料理だけを予約して、残りは気分次第で、メニューからにすれば、打ち合わせの段階も楽。

5,6人以上の大きな宴会の場合も、一番食べたいものを何個か決めて、予算を告げて、後は適当でも良いと、お店に任せるのも良いと思う。



トップに戻る


2002年10月20日(日)

中華のコースの決め方 3/5


どういうものを予約するのかを書くのを忘れていた。

要は、通常メニューにないものを予約するのだが、「通常メニューにない」ものとは、

・蒸し物や煮物のように、作るのに時間のかかるもの。

 中華屋さんというのは、色々なメニューがあって、何頼んでも出てくるのが早い
 が、それは、炒め物系統の素早くできるものが通常のメニューであるからとのこ
 とであった。
 例えば、大豆もやしと油揚げの煮物(黄豆芽油豆腐)などという見るからに簡単
 な料理だって、炒めた後、煮るのに10分かかるので、忙しいときはできないし
 特別料理としてしか、作れないとのことである。

・通常の材料ではなく、特別に買って来なくてはいけないメニュー

 例えば、蛤だって、普通には常備していない。
 田鰻なんて言ったら、これこそ、まさしく、特別に買いに行かなくてはいけない。

で、本格的というか、本場の中華にどんなものがあるか、また、そういうお店はどこにあるかなどは、下記HPが参考になった。

タムタムさんのは、中華全般、色々な地方に分けた料理の分類をしているので、どんな料理屋さんと交渉をする際にも役に立ちそう。
(また、タムタムさんのHPには、私が今まで食べた鴻運のメニューの写真も載っています)
yakibutaさんのは、主に上海料理だが、こちらはこちらで、描写が細かく、読んでいて、見ていて、食べたい!と思うし、中華料理を食べる際には、「店との交渉が大切なんだ」とわからせてくれる。

「タムタムのアメリカ中華料理情報」のページ←ここをクリックして、そこから、「中華料理メニューガイド」をクリック

「中華風味在日本のページ←ここをクリックして、そこから、「中華万華鏡」をクリック



トップに戻る


2002年10月21日(月)

中華のコースの決め方 4/5


ある土曜日のお昼、もう一人の女性と鴻運で待ち合わせた。
相談したわけではないけれど、二人とも、昨日書いたHPの文章と写真を印刷したものを持っていた。
(その他、私は自分のHPの今まで食べた鴻運の料理について書いたもの、友人は、タムタムさんの鴻運での宴会の写真とメニューを持って来た)

まずは、腹ごしらえ。
食べながら、それらの写真を見ながら、その日までそれらのHPや本を見ながら考えてきたことを、あーでもない、こうでもないと下相談。

今回のオフのテーマは、「何度でも食べたくなる家庭的中華料理で、自分でも作ってみたくなるもの」というもの。

で、お昼を食べ終わったところで、おばさんと交渉開始。
どうして決めていって良いかわからないので、自分たちの食べたいものを順次、紙に書いて行くことにした。

・食べたいものを書き並べる。

・中華のコースの場合、やはり、「華」が必要と、何を華にするか決めた。
 yakibutaさんのHPの「君たちは上海料理を知っているか」に出ている目魚大
 [火考]が美味しそう。
 (最近中華の情報ページを見ていてわかったのだが、中国にしかない漢字を表現
 する場合、[]で囲まれた左がへんで、右が作り。[/]の場合は、/の前がか
 んむり、下がその下(何ていうのか忘れた<笑>)

 豚肉とイカを何時間も一緒に煮ることにより、イカの味が豚肉に移っているとのこと。
 おばさん、これ、美味しいけれど、作るのに何時間もかかって、しかも、イカが
 こ〜んなに小さくなってしまう、(とイカが数分の1に縮むことを教えてくれる
 )、そして、これは高い料理とのことであった。
 う〜ん、でも食べられるなら、食べたい。
 ということで、候補の一つにこれを挙げる。
 また、「君たちは上海料理を知っているか2」に出ている蟹粉炒粉皮も美味しそ
 うだったし、もしかして、そろそろ、上海蟹のシーズンだから、これはどうかと
 聞いてみる。
 おばさん曰く、「上海蟹はまだ小さい、そして、上海蟹の値段が毎日上がってい
 て、とても高い。でも作れる。でも、これは手間が大変よ。蟹を全部割って味噌
 を出さなくてはいけない。上海蟹は小さいしで、本当に大変。」とのこと。
 その頃、手が空いたのか、厨房からおじさんも出てきて、相談に乗ってくれる。
 蟹粉炒粉皮は、上海の料理ではない、上海の料理だったら、蟹粉豆腐だと教えて
 くれる。
 蟹味噌のあんがかかったお豆腐なんて、美味しそうではないか、これも是非食べ
 たいと思う。
 でも、目魚大[火考]と蟹粉豆腐ともに作るのに手間暇がかかってしかも材料代が
 高いとのこと、どちらかに決めなくてはいけない。
 どちらが美味しい?と聞くと、おじさんがあっさり「そりゃ、絶対、蟹粉豆腐の
 方」と答えてくれた。
 それに、蟹粉豆腐を作るのに、上海蟹の味噌だけを使うのなら、残りの足や殻だ
 けで何か一品できないかと聞く。
 炒め物にしてくれると返事はしてくれたものの、「上海の大きな高級な料理店で
 は捨ててしまう部分よ、殆どゴミで、食べるところない」と余り良い顔はしてく
 れなかったが、「今度食べに来る人たちは、ゴミでも、賄いみたいな料理も興味
 ある人たちだから大丈夫」と押し通してしまった。(でも、これが、結果大成功)

 それから、もう一人の幹事が、「黒酢こそ、上海の調味料」ということを知って
 いたので、「黒酢を使った料理はないか?」と聞くと、「スペアリブが美味しい
 」とのこと。
 勿論、それに決めた。

ざっとメニューが出尽くしたところで、おばさんが、肉・魚・野菜・豆腐類のバラ
ンス、調味料や調理法が激しく偏っていないかなどをチェックしてくれる。
それらの偏りと、メインの重さを考えて、前菜やメインを軽くしたり、重くしたり
入れ替えたり、そして、スープの材料を決めていった。
(勿論、飲みたいスープがあれば、それを先に決めてしまえばいい。)
後、野菜だけの炒め物を一品入れた方がいいから、これはおばさんに、「今の季節
に美味しい野菜は?」と聞くと、「豆苗」と簡単に決まった。

デザートは、この前食べたバナナと緑豆のお汁粉がやたらに美味しくて、頼みたか
ったけれど、緑豆自体が夏食べるものとのことで、秋は違う物を食べた方がいいと
勧められた。
そして、決まったものが、「赤豆羹」、小豆とは違った赤豆という豆があるらしく、そのお汁粉で、他には色々な果物が入っているとのこと。

全て決めて12品。(実は、私がオバカで、一品漏れていたのに後で気付いてしまった。)



トップに戻る


2002年10月22日(火)

中華のコースの決め方 5/5


後、中華の宴会を行う場合、大きな店で予約慣れをしているところ、通常の宴会コースで宴会をするのなら、気にしなくてもいいかも知れないが、小さなお店で宴会を予約する場合、注意しなくてはいけないのは、最初に約束した人数を減らさないことだとわかった。

今回の場合、メニューを決める段階で、おばさんの頭の中で、原価計算が緻密に行われていたよう。
実際、初めは、税金・飲み物・ご飯などを入れた一人○○円という予算を考えていたのだが、上海蟹を入れるのなら、千円アップしてくれれば、どうにかなるとのことであった。

このメニューで10人で絶対額○万円が払われるなら、採算が合うとおばさんが判断して、これでやりましょう、でも、特別なサービスね、普通のお店ではこの値段ではできないよ、と言って商談成立。
話していると、どうも、中華料理で皆で分けながら食べるものだから、人数が増える分には問題ないけれど、人数が減ると問題が大きいようなニュアンスだった。
そうだよね、10人で○万円入って来るということを前提として立てたメニューだから、突然人数が一人二人減ったら、入って来る金額が当初の9割、8割になってしまい、このお店の儲けが全然違ってくるのだろうし、下手をすると、赤字になってしまうのだろう。
この点は、こちらが気をつけなければと思いながら、お店を出た。

宴会メニューについては、

・予めテーマと予算を告げる

・お店の得意料理や季節の美味しいものなどを聞くこと
 (今回は、上海料理の鴻運だったので、上海料理かどうかもチェックした)
 このお店で、四川料理食べてもしょうがないものね。

結局、絶対外せないものだけを決めて、後は、お店の人と相談すれば、メニューはどうにか決まるようだ。

しかし、今回、宴会メニューの相談をしていて、つくづく、漢字って偉大だよね〜と思った。
全然中国語がわからない私(もう一人の方は中国語ができる、羨ましい)と、カタコトの日本語を操る中国人のおばさんとでも、紙と鉛筆があって、漢字を書けば、だいたい通じる。
お店にあるかも知れないけれど、カタコトの日本語を話す相手との交渉には、紙と鉛筆が必須。



トップに戻る


2002年10月23日(水)

新橋 鴻運オフ(ML版)メニュー 1/2


決まったメニューは下記のとおり

全体的には、料理中心で、前菜を軽くし、デザートも1品となった。

前菜

1.香菜干絲

2.燻魚

3.枝豆

4.椒鹽茄子

メイン

5.蟹粉豆腐

6.蟹足

7. 黄豆芽油豆腐

8.スペアリブ

9.豆苗

スープ

10.油面筋百頁湯

麺類

11.葱油拌麺

デザート

12.赤豆羹

以上に決めた。
大板豆腐とか、まこも茸と豚肉の炒め物、お豆腐と椎茸の煮物、鹹蛋豆腐、はまぐりと豚挽肉の蒸し物、それから、豚肉と海老の茶碗蒸しなぞ、メニューから外れてしまった。

ま、このくらいなら良いだろうと思って立てたメニューだったが、鴻運を紹介してくれた人が気を利かせてくれて、知らない間にメニューが4つも増えていた。(鴻運さんは、ほとほと困ったみたいだが、皆、常連さんだからと、儲け度外視で、増やしてくれたようだ。本当に感謝)

増えたメニューは、

前菜で1つ

1.素鶏

  これは何かというと、上海独特の湯葉料理とのこと。

メインで2つ

2.腐乳肉

  腐乳とは、豆腐を発酵させた調味料で、豆腐乳が腐乳になったと思えば、覚え
  やすい。
  これにつけた豚バラ肉。

3.鹹蛋と豚挽肉の蒸し物

デザートでもう1品

4.バナナの飴炊き

先に結論を書いてしまうが、2時間強で16品食べるということは、結構忙しい。
そして、私は、12,3品目で、突然量が食べられなくなってしまった。

珍しいものを色々食べられたという点では、16品も良かったが、やはり、オフだと、そして、人数が10名くらいだったら、12,3品の方がゆっくり食べられて良いと思う。



トップに戻る


2002年10月24日(木)

私は、辻ちゃんファン


余りに、中華の話ばかり続けているので、軽いお話を。

私は、どういうわけか、モーニング娘が結構好きで、全員名前と顔が一致する人なのだ。

1年くらい前までは全く興味がなかったのだが、ある日、偶然テレビをつけたら、モー娘の5期のオーディションや合宿をやっていたのだ。
この合宿というのは結構大変で、小学生だの中学生だのの幼い女の子たちが、親元を離れて、泊りがけで、ライバルたちと、競い合わなくてはいけない、しかも、競うだけではなく、「あんたたちは、モー娘になりたいのでしょう!だったら、どうして、自分のことだけ、自分の動きだけ考えるの!チームワークがなかったら、舞台はバラバラだよ!」なんて、振付師に怒られたりするのだ。

その光景を見ていたら、選ばれた5期の女の子たちってすごいなと思えるようになって、5期の人たちの顔と名前を覚えてしまい、その後、彼女たちがデビューしてから、モー娘を注目して見るようになってしまった。

その内、ある日、何かの番組の総集編で、辻希美(つじ のぞみ)という女の子が、ゲームに負けてしまい、目の前でおじさんが焼いている賞品の鉄板焼きそばが食べられないことになり、その匂いや音だけで我慢しなくてはいけない事態に思わず涙がぼろっと出ている場面が映ったのだ。
突然泣き出す辻ちゃんに、仲間は、「もう小学生じゃないでしょう、もう中学生なんだから、食べられないって、泣いちゃだめ」と口々に叱咤激励の言葉をかけていたが、本人、余程、辛いのか、涙が止まらなかったようだった。

しかし、それは中学生の女の子の涙に弱い日本のこと、「しょうがないね、辻ちゃんにもあげる」ということになって、湯気の出るソース焼きそばのお皿を渡された途端、今泣いたカラスが笑った風に、にこっとものすごく嬉しそうに笑ったのだ。

見る人が見たら、馬鹿な女の子と思うかも知れないけれど、私としては、これだけ食べ物に執着するのは、きっとこの子は、モー娘の中で一番舌が良くて、食べ物を食べるときに幸せ感を感じることができる子なのだな〜と、この子のファンになってしまった。(笑)

甥たちは、モー娘に関心がなくて、モー娘が出ていると、テレビを見たがる私に、「どこがいいの?」と聞く。
モー娘の女の子たちは、それぞれに個性があるけれど、私にはこの子が温かい家庭で一番ノホホンと育った感じがして、可愛い。
「ほら、これ、美味しいよ、食べてごらん」と家族に言われ続けて育った女の子に見えるのだ。

また、この子は、自分のことを「のの」と呼ぶ、これって、小さい時、自分の名前を言うとどうしても、「のぞみ」が「ののみ」になってしまったことから来ているのかなと想像できる、本当にこの子は、ほのぼのしている。(髪の毛も全然染めていないし)

その辻ちゃんは、最近、すっきり痩せていて、ちょっと大人っぽくなって、スター性とか、華が出てきて、スターになりそうな雰囲気になってきた。
もう、あの食べ物に固執する姿は見れなくなりそうだが、あの食べ物に固執する育ちの上の開花だから、ま、喜ぶべきなのだろうと思う。



トップに戻る


2002年10月25日(金)

新橋 鴻運オフ(ML)のメニュー 2/3


鴻運のメニューは、どれもこれも目新しい料理であり、美味しかったと大評判。
ここって、ちょっと味の素臭い料理も混じるけれど、食べ込んでいくと慣れてしまい、全然気にならなくなる、そして、本当にすごく美味しかった。

でも、16品なので、最後4品くらいは、味見程度にしか、口に入らなくなってしまったのが残念。
私のデジカメは不調で持って行けなかったのだが、ご一緒した方が全料理を撮ってくれた。(感謝)

「今回の鴻運オフ全16品の写真」のページ←ここをクリック。出てきた順序も正しいと思う。

★印:鴻運の通常のメニューにもあるもの(もしかしたら、外れているかも)

★ 1.枝豆

    これは、このお店の定番。
    やはり、最初に軽くというのは外せない。
    糟という黄酒に香辛料を加えた液体に浸けた枝豆。
    枝豆の中華風の食べ方

★ 2.香菜干絲

    押し豆腐の細切りと香菜のみじん切りの和え物
    香菜の香り強いけれど、美味しい。
    ★は、多分?

★ 3.素鶏

    これ、期待していなかったが、美味しかった。
    素鶏というのは、読み方はわからないが、中国の湯葉の一種で、上海独特
    のものらしい。
    形状は、車麩(穴は開いていない)くらいのもので、香辛料を沢山入れた
    醤油ベース(多分中国の)で煮てある。
    色々な香辛料の味がして、結構、甘い。
    八角は確かに入っていると、皆言っていたが、私は、シナモンも入ってい
    るのではないかな〜と感じた。(誰も同意してくれなかったけれど)
    軽い前菜にとてもお勧め
    (シナモンとか匂いの強い物嫌いな人には向かないけれど、10人いて、
    「嫌だ」という人がいなかったから、結構、一般向きだと思う。)

★ 4.鹽茄子

    ナスの揚げ物。
    これは、是非、皆で作り方を研究したいと思ってチョイス。
    薄いナスがポテトチップスのようで、カリっと揚がっているのは、重曹効
    果だと思うけれど不明。
    ちょっと、日本の食べ物にはないナス料理
    やはり、この作り方を是非知りたいとの声があった。

  5.燻魚

    魚の燻製だと思うが、実は燻煙にかけていないとの話もあり。
    お店のお勧め。
    上海料理の定番らしい。
    甘辛い味は、日本人にも合うし、美味しかった。

  6.黄豆芽油豆腐

    ご存知、大豆もやしと油揚げの煮物。
    これも作り方を研究したくて、選んだ一品。
    ここのは、油が乗っていて、とても美味しい。
    (でも、他の個性の強い料理の間で、目立たなかった)

  7.豚の角煮

    突然湯気を立てながら現れた真っ赤な真四角の箱のような形は、何かと思
    ったら、豚の角煮であった。
    あの真っ赤は一体何なのだろう?
    梅ジャムの赤、赤いウィンナーソーセージの赤、本当に真っ赤であった。
    ちょっと食欲なくす赤だけれど、食べてみるととろっとしていて、とても
    美味しい。
    腐乳を使った料理らしいが、良くわからない。
    でも、豚のバラ肉をこんなに、ホロ、トロッと料理するなんて、やはり、
    鴻運のおじさんの腕はすごい。

★ 8.豆苗

    豆苗は、単純に、塩味で、炒めるのが通常のやり方とのこと。
    熱々で油が乗っていて、美味しかった。



トップに戻る


2002年10月26日(土)

新橋 鴻運オフ(ML)のメニュー 3/3


★ 9.スペアリブ(黒酢煮)

    これ、最高に近いくらい美味しかった。
    ふっくらと煮えたスペアリブなのだが、酢と言っても醤油っぽい味。
    お店の通常メニューでは、「スペアリブの醤油煮」としてあるそうだ。
    鹿児島の郷土料理の豚骨を思い出した。
    でも、味噌ではなくて、黒酢で煮た方が美味しいと思った。

 10.鹹蛋(しぇんたん?)と豚挽肉の蒸し物

    先日紹介したタムタムさんのHPを見て、鴻運でも、普通の中華ではなく
    て、上海独特の料理を注文する人が増えているそう。
    それで、最近では、鹹蛋(アヒルの卵の塩漬け)は常備していて、鹹蛋豆
    腐は常にお店で食べられるらしい。
    実は、これが出てきたとき、お腹一杯になってしまい、食べないでいたら
    蟹粉豆腐が出てきて、そちらを先に食べた。
    これが大正解。
    その後、この鹹蛋と豚挽肉の蒸し物食べたら、塩味がきついのときっちり
    詰まった挽肉で、本当にお腹が一杯になってしまった。
    鹹蛋を使う料理なら、鹹蛋豆腐の方がいいと思うが、今回は、蟹粉豆腐が
    あったので、ま、こちらが妥当かなと思う。

 11.蟹粉豆腐

    上海蟹の味噌を使ったお豆腐
    これは本当に美味しく、これを食べたら、他の料理を美味しいと感じなく
    なるということで、しんがりに出してくれた。
    上海蟹の味噌って、毛蟹に比べて、濃厚の反対、かすかな味なのだけれど
    美味しい。
    このお味噌をまぶしたとろっとした熱々のお豆腐の美味しいこと。
    やはり、このお料理が今日の料理の中で一番美味しいという声が続出

 12.蟹足
    さて、本当の最後、鴻運の人たちが言うところの「ゴミ料理」(笑)
    蟹みそを取った上海蟹を醤油か、醤(ジャン)で、辛く炒めたもの。
    ご飯にぴったり。
    また、思いの外、身が残っていて、好評。
    私は、ほんのちょっと汁を舐めたくらいしか、食べられなかった、残念。

★13.油面筋百頁湯

    湯葉に挽肉を詰めたもののスープ
    これも通常メニューにあるものらしいが、オフで特別料理として作っても
    らったものの方が格別に美味しいとのこと。
   (通常メニューでも相当美味しいみたいだが)

    これも、皆が美味しい!と言っている中、私は殆ど手付かず。
    挽肉を巻いている湯葉だけつまんで食べたが、味が染みていて、とても美
    味しかった。

★14.葱油拌麺

    私は、麺類は別腹のようで、食べられた。
    今回、じっくり見たが、決して、葱油で和えたおそばではない。
    おそばの上に、まっくろに焦げた葱の千切りが乗っていたが、汁は、中国
    のお醤油と油とスープを混ぜたものかも知れない。
    また、おそばは、熱かった。
    決して、茹でたものを水にさらしてというものではなかったのだ。
    茹でてそのままだとべとつくということだが、決してべとついた麺ではな
    かった。ということは、乾麺を茹でたものかしらね?
    今のところ、謎。

 15.赤豆羹

    デザートは、バナナの緑豆汁粉が良かったのだが、緑豆自体、夏の食べ
    物とのことで、お店のお勧めは、赤豆のお汁粉にした。
    赤豆は、小豆とは違うもので、緑豆より一回り大きいくらいの大きさの豆
    とのこと。
    何か健康にとても良いとか、特に女性の健康に向くとか、おばさんが一生
    懸命説明してくれる言葉が耳に届いていたが、何しろ、お腹がいっぱいで
    ボーっと聞いてしまった。
    その他、色々なフレッシュな果物が入るとの事で、おばさんが言うには、
    バナナの汁粉より美味しいとの言われていたが、私はバナナの方が好き。
    夏になったら、また、バナナのお汁粉を食べたい。

 16.バナナの飴炊き

    これは、実はお料理失敗したとのことで、あのリンゴやサツマイモの飴炊
    きのようなお箸でつまんで宙で振り、お水か何かにつけて、飴を固めて食
    べる料理かと思ったら、とろっとした飴がかかったバナナの輪切りであ
    った。
    まあまあ美味しい。

う〜、う〜、とにかく宴会が終わってお腹が一杯であり、出席者皆、夕飯は食べられなかったみたい。
私も、妹に、「太った?特にここらへん」とお腹あたりを指さされてしまった。
実は、次の日の朝も結構食欲が湧かなかったりして、本当に、「食べて、食べて、食べまくる宴会」であった。

あの16品、次々と作ってくれたおじさんに感謝。



トップに戻る


2002年10月27日(日)

中華一番 その後


甥1が「中華一番」という漫画をいたく気に入ってしまい、是非、4,5巻も欲しいと言い出した。
(甥2は、その時期、すごく疲れているようで、集中力がなかったせいか、「何書いてあるのかちんぷんかんぷん」と読むのを止めてしまった。)

で、高田馬場の古本屋を覗いてみたが、ない。
新刊本の漫画専門店もあるので、そこで調べてみると、中華一番は、絶版ではないけれど、「出版社に在庫なし、重版の予定なし」(結局は絶版か)とのこと。

甥1にこのことを告げて諦めさせようと思ったら、「あのさ、お取寄せはできないの?」とぽつっと一言。
「もしかして、あんたは、インターネットで本を探せと言っているの?」と聞くと、「うん」とのこと。
ぎゃふん、負うた子に教えられ、であった。(笑)
(本当に甥1は最近の子で、自分ではできないけれど、自分の欲しい物を確実に手に入れることができる「現代的手段」だけはちゃんと頭に入っているようだ。)

で、しょうがないから、甥1の手先となって、「古本 漫画」で検索したら、簡単に、中華一番の4,5巻が見つかったのだ。
値段も、1冊200円で、高田馬場の古本屋と変らない値段だし、ま、郵送料と振込手数料はかかるけれど、他の手数料はかからないようだし、思ったより安いと思った。
欲しい本が決まっているときは、インターネットって、すごいのね、と改めて思う。

我が家に本が到着して、まずは、スポンサーである私が先にゆっくり読むのが筋ではあるが、どうも「早く読みたい」とだだをこねられると弱いので、4巻だけさっさと先に読んで、その晩のうちに貸してあげた。
翌日も、夜貸してあげようと思っていたのに、夕方、甥1が「もう、5巻空いているでしょう?」と私の部屋に押しかけてきた。

そんなに面白いかしらね〜、私としては、やはり、他愛ないと思うけれど。(一応、5巻とも読んだ感想)
また、私としては、「特級厨師」について、どんなものか知って欲しかったのだけれど、本人は、そんなことより、この漫画を読んでいると、出てくる食べ物が美味しそうで、色々食べたくなってしまうのが魅力なのだそうだ。

この中華一番には、続編で、「真・中華一番」12巻が続いている。
この12巻も揃えたいと言われたら、困るので、最初から、「12巻揃えるのは無理みたいだよ、インターネットの古本屋さんでも12巻揃わないみたい」と予防線を張ってしまった。(笑)



トップに戻る


2002年10月28日(月)

雨よ、土日のどちらかに朝から降って


我が家の甥たちは、少年野球のチームに属していて、学校が週休2日になった途端、練習が2日になってしまった。

本人たちは、野球が楽しくてしょうがないから、そんなには苦にはならないようであるが、時々、疲れが溜まってしまうときがあるようだ。
そんなときは、結構、グズグズ言う。
「金曜日は、遠足で、土曜も日曜も野球の練習」と、もう嫌になってしまうよ的発言をしたり、いつもよりは機嫌が悪いなと思うときもある。

「野球の練習、1日休んだら?」と言うと、「いいの、野球は楽しいから。休むなら、学校休んでしまう」と言うのだ。(笑)
今は、何でも、シーズンの真っ最中で、練習より試合が多くて、楽しいのだそうだ。

でもね、そんなとき、おばちゃんは、「土日に朝から雨が降ればいいな〜」と心から思ってしまう。
おばちゃんが怠け者のせいか、やはり、週末は、家でゆっくり身体を休めたりする楽しさを味わえないなんて、本当に可哀想。

私の願いが通じたのか、この前の土曜日は、朝から雨が降ってくれて、甥たちは、朝から1日ゆっくりすることができたようだ。

神様、他の人には迷惑かも知れないけれど、時々、土日に雨を降らせてください、と私は思ってしまう。

また、子供の野球場までドームになりませんようにとも、祈らなくちゃね。



トップに戻る


2002年10月29日(火)

夜行性動物の餌付け


私の妹は、イースター島に行く2週間前から夜中までの残業が続き、行って帰って来た後もまたまたずっと夜中まで残業状態が続いている。
信じられないくらい、ハード。

本人も、「自殺したくなるくらい、忙しい」と言っている。
土日だけは休むけれど、祭日は会社に行っているし、家族は皆身体を壊さないか、気が気ではない。

で、私のサラリーマン時代もそうだが、残業のときって、夕飯を食べてから残業すればいいのだろうけれど、夕飯を食べてしまうと、つい落ち着いてしまうか、里心が付いてしまうような気がして、どうしても、夕飯を夜中に食べるはめになることが多いような気がする。

で、我が家では、妹が遅いときは、適当に見繕った夕飯をテーブルと冷蔵庫、ガス台に用意し、メモ書きを残して、私は自分の部屋に戻り、母も眠ってしまう。
朝、母が起きると、テーブルを見て、妹が何を食べ、何を残したか、チェックする。
夕方、私と母が合うと、その話題を必ず話す、二人で、「何となく、夜行性動物の餌付けみたい」と笑いながら。

それで、わかったのは、やはり、吸い物系統(味噌汁やポタージュよりは、澄まし汁か、コンソメスープ系)、それから、ご飯より麺類を好むということ。
(しかし、ご飯は、好物のたらこか明太子があるときは、食べるという習性を発見。)

それから、結構季節感というか、夜中、帰って来るときの温度が大切なのだ。
駅から家まで、常温より暑い季節は、冷たいサラダを食べるが、ちょっと寒くなると、サラダが残ったりする。

この前、久し振りに妹に会ったら、「色々用意してくれるから、つい夜中に食べちゃって、太ってしまった」と言っていた。
わ〜ん、わからないよう〜、確かに夜中に食べるのは良くないのかも知れないけれど、仕事終わって、味気ない食卓では可哀想だし、身体も持たないような気がするけれど、精神的にはやはり母と私で用意した食事は役に立っているようだが、太られては困る。
本当に難しい、今まで夜行性動物の実態調査に終わっていたが、近々、一歩発展させて、夜中に食べても太らないで美味しい食事でも、心掛けてみるか。(でも、その前に、残業が終わりますように)



トップに戻る


2002年10月30日(水)

今年も北海道展 1/2


去年も開催された北海道展が、今年も上野松坂屋で開催された。
こういう催し物というのは、そうそう旅行に行けない中高年にとっては楽しい物のようで、賑わっていた。

色々買ったけれど、特筆すべきは、やはり、産地直送朝採れのイカと帆立だ。
これは、毎日午後2時から、先着で、お一人様それぞれ3つとのことで、土曜日、買いに行った。
2時少し前に着いたら、もう私の前に13人くらい人がいた。
この日は、帆立の入荷が少ないとのことで、私より2,3人後の人までとなった。

帆立は、包丁を入れて、貝柱を切ろうとしたが、でも、貝の中身殆ど貝柱なのだから、自分のやっていることの馬鹿らしさに気付いた。
で、ちょうつがいを切って、貝殻を外して、鉄板で焼いた。
時間はかかったが、美味しかった〜。

イカは、1はいは、同じく鉄板で焼いて、MLで習ったように、肝をホイルで包んで一緒に焼いて、それを搾り出して、お醤油とお酒を入れたその肝ソースで食べたけれど、最高であった。

後2はいのうち、1はいは、塩辛にしようと、肝は、塩にまぶしたのだが、身の方を処理するのを忘れて、眠ってしまった。
起きて、すぐ気付いて冷蔵庫を見たが、一晩置いておいたイカは、買って来たときの黒い皮が殆ど、スーパー並みの白い皮になっていた。
「な〜るほど、スーパーのイカって、釣ってから、まる1日以上置いてあるものなのね」と、実感できたことは良かったけれど、ちょっと、身が柔かくなってしまったのが残念。


2002年10月31日(木)

今年も北海道展 2/2


出展しているお店の中で、「ロイズ」というチョコレート屋さんが気になった。
MLで聞いたら、「生チョコ」が美味しいとのこと。
押す人が2名もいたこと、普段は北海道でしか買えないし、東京で手に入れるときは、送料払うと聞き、私も欲しくなり、最終日の6時に買いに行ったのだが、これが結構失敗であった。

こういう催し物展の最終日の閉まるギリギリは、殆ど何も残っていないのだ。
ロイズさんも、生チョコは全て売り切れで、普通のチョコレート、4cm×5cm程度の大きさの薄い普通のチョコとホワイトチョコの詰め合わせを買ってみた。

美味しいかと言えば、食べ慣れると美味しいタイプであった。
家で、皆に配ってみたけれど、余り反応がなかったので、一人で殆ど食べてしまった。(笑)

ロイズの近くの札幌のホテルのパンが100円引きで売られていて、じっと睨み付けては選んで買っている人が多く、釣られて、チーズパンとキャラメルパンを買ってしまった。
(これも実際食べてみると、美味しいことは美味しいけれど、敢えて買う程のものではないような気がして、どうも、一生懸命選んでいる人がいると、釣られる自分が馬鹿ではないかと思えた。)

そうだ、北海道と言えば、ラーメンだと、2軒あるラーメン店を覗いてみたが、1軒は、私の前の人でお持ち帰り用のラーメンパックが完売。
もう1軒は、異様に余っていた。
ここまで売れ行きに差があると、同じ値段とは言え、大量に売れ残っているものを買う気にはならない。

ま、改めてではあるが、私のような意志の弱い人間は、どうしても欲しい物がある場合の除いて、やはり、最終日の閉まるギリギリになぞに行かない方が、絶対良いと反省したが、来年まで覚えていられるかどうか、わからない。

来年は、ロイズの生チョコを買おうっと。



トップに戻る

表紙へ戻る