1999年05月01日(土)
お祭 インビテーション
お祭りが近くなってきた。
お祭りに誰を呼ぶかは、各家々によって、当然だが、異なっている。
我が家は商売をしているので、親戚に限られている。
未だかって、友達を招待したことはないのだ。
一度、三社の友人の家に行ったことがあるが、おにぎりやおいなりさんが沢山盛られた皿が沢山あり、不意のお客に対応できる体制であった。
我が家のお祭りの体制は、そういう形に程遠い。
ま、商売があるから、しょうがないやと諦めるしかない。
しかも、代々長男の家だから、自然と、お祭りに遊びに来るのは、父方ばかりである。
(母方は、近所に別の親戚があり、我が家で呼ばなくても他に呼ぶべき家があることもある。)
家長制度、賛否両論あるだろうが、我が家は、先代まで「ザ・家長」の下の家だったのだ。
父方ということは、全員、我が家で生まれて育った人の末裔ばかりとなる。
今年は、法事のときに、「お祭 インビテーション」を行った。
★叔父が死んでから、疎遠になって、このうん十年、お祭りに来ていなかった
従兄弟
(嬉しそうな顔をして)
「僕、真理ちゃんの家の近所に友人がいて、『おれんちの方の祭りはすごいんだ
よ、一回来てごらん』と言われたことがあるんだ、『冗談じゃない』と思ったよ。
『僕のおやじは、その家より、鳥越神社に近いところで、生まれて育って、僕だって 小さい時は良くお祭りに来ていたんだよ』と言いたかった。」
彼の家は、墨田区であるが、「うちの方もお祭りがあるけれど、小さい祭りだし、秋 なんだよね。結局収穫祭になってしまうわけで、やっぱり、祭りは、梅雨前の夏 祭がいいと、思っていた」とのこと。
長い間、呼ばなくてごめんなさいね、呼ぶと返って迷惑かとも思っていたもので。
★従姉妹
(嬉しそうな顔をして)
「あ、本当、良かった、誘ってくれて。実はね、うちの人がお祭りが大好きで、この 前から、まだ、『今年も来てください』と言われないのかと聞かれていたところで。 悪いはね、でも、宜しくね」
ここのご主人は、本当にお祭りが好きで、三社も、遊びに行くそうである。
お祭りは、喜んで来てくれて、楽しんでくれることが一番です。
★従姉妹の子供
(この子は、確かお祭りには来たことがない。現在20才、自分で色々なところを 遊びに行くような年頃になり、「浅草が気に入った」と言っていたので、「お祭、来 る?三社の隣の鳥越というお祭りなの。縁日があって、御神輿が出るのよ」と聞いた。
(一瞬、目にきらきらっと星が飛んだ後に)
「え、本当!絶対行く」であった。
浅草が好きなんて、さすが、血の1/4は、我が家だね、嬉しいね、である。
この子は、お料理が好きだから、早めに来てもらって、自転車を貸して、合羽橋に 行ってもらおう。
日曜日だって、ちょっとはお店が開いているから、ま、楽しめると思う。
もう一人の6か月の赤ちゃんを抱えている従姉妹の娘には、「早く来て、東日本橋の赤ちゃん本舗に行くといいわよ」と言わなくては。
この子は、この前、生チョコ教えてあげたのに、温度計と製菓用のチョコレートが家の近所で売っていなかったから、作れなかったと言っていた。
温度計とチョコレートを買っておいてあげようかしらと思う。
さて、さて、今週末から、下谷神社、三社、神田明神と祭りが続き、一週置いたら、いざ、鳥越だ。
何をごちそうするかボチボチ考えることにするか。
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