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「美味しい!」が好き

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2002年02月01日(金)

保温鍋で作ったクラムチャウダー


1月末に書いたように、我が家では、久々の万世カツサンドが大受けして、気を良くした母が、再度、全員に奢ってくれ、我が家も、弟一家も、お昼が万世カツサンドという日があった。
合計7人分であるから、モスバーガーのは諦めて、クラムチャウダーを自分で作ることにした。

で、2,3週間前の「ためしてガッテン」で、「ルーを混ぜるときは、火から外す」、「その後野菜を煮るときは、コトコトと」と言っていたので、それだったら、保温鍋で作った方がいいかなと思った。

で、レシピは、以前に書いた暮らしの手帖のものではなくて、はかせ鍋の本とベターホームの本を見ながら作ってみた。
(暮らしの手帖社のは、さらさらな出来上がりであり、カツサンドにはもうちょっとドロドロタイプが合うと思ったから)

クラムチャウダー

分量(4人分)
あさりの剥き身.....100g程度
ベーコン........1枚程度
じゃがいも.......1個
小麦粉.........大さじ2でやってみたが、保温鍋の場合は、大さじ3 人参..........1/4本
玉ねぎ.........1/2個
バター.........大さじ2程度
牛乳..........1カップ
水...........3カップ
ブイヨンキューブ....2個

作り方
1.剥き身のあさりは、塩水で洗った後、真水でゆすいで、ざるに上げておく。

2.野菜は、2cm角程度、ベーコンは1cmに切る。

3.分量の水のうち、200cc程度の水を沸かして、そこにあさりを入れて、一
  煮立ちさせて、再び、ざるにあげておく。

4.保温鍋で、バターで玉ねぎとベーコンを炒め、玉ねぎが透明になってきたら、
  小麦粉を入れて、良く炒める。

5.この段階で、火を弱めるか、消して、お水を少しずつ入れながら、木べらでか
  き混ぜ、小麦粉を伸ばしていく。
  (少しの水から初め、段々水の量を増やしていく)

6.フライパンにサラダオイルを入れて、じゃが芋と人参を炒めてから、5の鍋に
  入れて、1,2分煮立てる。

7.蓋をして、保温鍋の外鍋の中に入れて、20分置いておく。
8.20分経ったら、蓋を外して、柔かさを見て、柔かかったら、外鍋から出して
  牛乳とあさりを加え、塩・胡椒して、温めたら、出来上がり。

なんて、書くと、失敗がないような感じだが、実は、玉ねぎ炒める前に、小麦粉を炒め始めてしまった。
すぐに気づいて、炒め始めた小麦粉の中に、玉ねぎを追加して炒めたが、鍋に焦げ付かない火加減と丁寧なかき混ぜ方をしたら、味や食感には影響なかったようだ。(同じようなことをやった場合、慌てないでね、大丈夫だから)

また、保温鍋で、保温した後、蓋を開けたら、ものすごくきれいなクリームシチュウになっていた。
これは本当に感激物。
保温鍋がない場合で、多重構造鍋で作る場合も、沸騰したら、一旦火を止めて、放っておくという感じで、熱を野菜や小麦粉に入れて行った方が、きれいで美味しいクリームシチュウが作れると思う。

また、今回は、小麦粉をベターホームの普通鍋で作るやり方の大さじ2で作ってみたが、これでは少しサラサラし過ぎて出来上がるようだ。
考えてみれば当たり前なのだが、保温鍋で作る場合、沸騰による水分の蒸発がないわけだから、小麦粉は、多めにした方がいいと思った。



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2002年02月02日(土)

二度目のいなりセット


急遽、甥たちの分を含めて、5人前のお昼ご飯を用意することになった。
カレーにしようかなとも思ったが、常備してある冷凍炒め玉ねぎがなかったし、カレーというのは結構面倒なので、また、市販のいなり寿司を買って来て、いなりセットを作ってみた。

今回の具は、
1.7mm幅に切った油揚げをフライパンで、カラッと炒ったもの

2.わかめと長葱の小口切り

3.鶏のもも肉をコロコロに切って、うどんつゆで煮たもの。
  (これは、動物性蛋白質を多量に欲している子供が食べるので、追加した。)

4.角餅を二つに切って、こんがり焼いたもの。

この組み合わせも、結構美味しかったし、具が多かったので、見た目が豪華な感じがした。
他に、考えられるものとしては、「かまぼこ」とか、「だしまき玉子」を入れても良いかなと、頭の中では浮かんだが、かまぼこは余った場合、茶碗蒸しくらいにしか役に立たないし、だしまき玉子は、作るのが面倒だったので、やめてしまった。

この組み合わせで、きつねうどんではなくて、おかめうどんの力うどんになってしまった。

食べた感想だが、これはこれで美味しかったが、いなり寿司+うどん+お餅の組み合わせは、やたらに腹持ちが良かった。
夕飯のときまで、お腹が空かなかったのだ。
ま、それは良い点ではあるけれど、やはり、今回の組み合わせは、炭水化物が多過ぎたかも知れないと反省。
しかし、ここぞ、これから、忙しくて、ご飯を食べ損ないそうとか、次のご飯がとても遅くなりそうな日のお昼には、この組み合わせはお勧めと思う。



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2002年02月03日(日)

リンゴケーキ


紅玉が2つ残っていたので、何かケーキを作ろうと考えた。

色々本を見て、自分の手持ちの材料と型でできるものを探したら、ベターホームの「焼くだけのお菓子」の「アップルケーキ」になった。

バターで焼いたリンゴがとても美味しいバターケーキが出来た。

このケーキを食べて、生のリンゴやリンゴを煮ただけのお菓子なども美味しいけれど、このケーキのような「バターと砂糖の味を煮含めたリンゴ(もしかして、「カラメル風味の」という言葉が合っているのかも知れない)の方が私の好み。

このレシピのバターケーキは、厚さ2〜3cmのもの。
5cm角に切って食べる。

アップルフレーク

材料
紅玉    中2個
バター   30g
三温糖   50g
レモン汁  小さじ1←勿体無いので省略したが、大きな影響はなかった。
くるみ   30g

作り方
1.紅玉は、皮を剥かずに、4等分して、芯を取り、2〜3mmのいちょう切りにする。

2.フライパンにバターを溶かして、りんごと三温糖を入れて、焦がさないように、汁
  気がなくなるまで煮る。

3.(レモンはこの段階でかける)他の器に取っておいて、冷まして、刻んだくるみと
  混ぜておく。

バターケーキ(18.5cm角)

材料
バター       100g
三温糖        70g
卵          小2個
生クリーム      大さじ2
(生クリームは買うのが勿体無いので、牛乳大さじ2+サラダ油大さじ1で代用してみたが、大きな問題はなかった。今度から、この手で行こう)
はちみつ       大さじ2
ラム酒        大さじ1
小麦粉        60g
アーモンドプードル  40g

作り方

1.バターは室温に戻しておいて、泡立て器が、軽く回るクリーム状にする。

2.三温糖を3度くらいに分けて入れながら、更に良く混ぜる。

3.卵を少しずつ入れながら混ぜ、生クリーム・はちみつ・ラム酒を入れて混ぜる。

4.ゴムベラに代えて、バターの中に、合わせて振るっておいた小麦粉とアーモンド
  プードルを入れ、切っては底から救い上げるように、粉気がなくなるまで混ぜる。

5.型はテフロン加工ならそのまま、その他の場合は紙を敷いておき、そこに平らに
  生地を入れ、アップルフレークを上に広げ、約180℃で15分、その後、160
  ℃で30分焼く。

6.粗熱が取れたら、型から外して、網などに乗せて冷ます。



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2002年02月04日(月)

上野の山食べ物ツアー 1/2


3日の日曜日、ケーキ教室の人たちと、雨の中、朝倉彫塑館→スイスシャレーミニ→(タクシーで)→パティシエ・イナムラ・ショウゾウ→桃林堂に行って来た。

シャレースイスミニのコース料理
 6人で行ったのだが、6人と言うのはちょうど良い人数であった。
 (ラクレットの電熱器に置ける小さなフライパンの数も6個だったし、オイルフォン
 デューの肉を刺した長いフォークを差し込む穴も6個だったので。)
 ラクレット・チーズフォンデュー・オイルフォンデューを2人前ずつ予約して、皆
 で、全てを味わいたいと頼んでおいた。

★ワイン

 飲み物は、ワインにしようということになったが、何が合うのかわからず、お店の人
 に、「チーズ料理に合う『ヴァン スイス』という白ワインはいかがでしょうか」と
 勧められ、それにしてみた。
 ちょっと、炭酸が入っているようなワインであった。

★前菜

 聞いたけれど、良くわからない牛のチーズのすごい薄切りで、一見白いカーネーショ
 ンの形をしていたチーズ。(これは、結構、匂いが強いチーズであった。)
 カマンベール一切れと、スモークサーモン、生ハムが、一皿に盛られていて、麦のバ
 ケットの薄切りがついた。

★サラダ

 サラダの量は、添え物のそれではなく、たっぷりで良かった。
 ハーブも相当入っていて、直径18cmくらいのお皿に山盛りで、ドレッシングは、
 胡麻味、美味しかった。

★メイン

 メインは、スイス人のオーナーがサーブしてくれるというか、全て食べ方とか、優し
 く説明してくれた。

  ラクレット
   ラクレットには2種類あるそうだ。
   人数が多い場合(9〜10人分)は、一つのラクレット用のチーズを使って、何
   か特殊な機械で、作ると話してくれた。
   今日、私たちは、たった2人前だったので、それとは違う作り方(結局チーズも
   違うのかも)のラクレットだった。
   2人前で、チーズが12枚だったから、1人前チーズが6枚、じゃが芋が4個を
   2等分に切って、茹でたものが出てきた。
   小さなテフロンのフライパンにチーズを入れて、ラクレット専用の熱源に乗せて
   チーズを溶かし、じゃがいもにかけた上、何でも、オーナーのスイス在住のお
   母さんが送ってくれる「ラクレット」というスパイスをかけて食べた。
   本当に瓶に「ラクレット」と書いてあった。
   成分は、ナツメッグや胡椒が混ぜてあるのではという話であった。
  (匂いを嗅いだら、結構、カレーぽい香りであった)
   脂っぽいかと思ったら、結構さっぱりしていて美味しかった。

   これに、ピクルス、オリーブ、ミニトマトが沢山出されて、これらをつまみなが
   ら食べた。

  チーズフォンデュー

   このお店では、ブリとエメンタールとグリエールチーズを同じ割合で使うとのこ
   と。    これも、結構さっぱりしていた。
   今まで食べたチーズフォンデューの中では一番さっぱりした感じで、「ご馳走の
   チーズフォンデュー」というよりは、「日常食べ飽きないチーズフォンデュー」
   という感じがした。
   ずっと火にかけていくと、結局煮詰まるわけで、ある時点で、ワイン臭さが完全
   に抜けた時点を感じた。(そうなったときの方が美味しいような気がする)
   私の好みからすると、もうちょっと癖があって、病み付きになるような味の方が
   良いかもと思った。
   (何と言うか、食べると飽き飽きして、当分、チーズフォンデューなんか食べた
   くないと思うのだけれど、その内、むくむくっと、「また、チーズフォンデュー
   を食べたい」と思い出すような味が好き。)
   しかし、このお店のは、結構さっぱりしていて、飽きないで食べ続けることがで
   きた味で、それはそれなりに美味しい。
   ご一緒した方々、満足だったし、隣のテーブルでも別のお客さんたちがチーズ
   フォンデューを「美味しい、美味しい」と言っているのが聞こえてきた。

  オイルフォンデュー

   これは、1人前で、四角く切った赤身の肉が14〜5切れという感じだったと思
   う。
   始めの頃、ちょっと油がぬるかったのか、肉を油で揚げるというより、煮た感じ
   になってしまった。
   たれは、クリーム味で、モーリーという名前だったかの、スイス独特のきのこと
   ボルチーノ茸入りのもの、トマト味、カレー味の三種類。
   それに、日本では売っていない、スイスの本当に小さなマカロニを茹でて軽く炒
   めたものが出た。
   このマカロニは、本当に小さくて、直径5mmもなく、長さも1cm程度のもの
   で、日本では売っていないものとのこと。
   これも美味しくて、残ったソースに絡めて食べたのだけれど、ここらへんで、も
   う相当お腹はいっぱいになって、少し残してしまった。

  デザート

   お店の売店にあるケーキやパイから1つ選ぶということで、フルーツタルトを食
   べまたが、カスタードクリームが美味しかった。
   もう満腹で食べられない人は、パイを選んで、包んでもらっていた。

結局6人で、メインを3種類、順次出してくれたので、ゆったりと食事を楽しむことができた。
ここに行くのなら、6〜9人が適切だと思う。
(どうしてかというと、ラクレットのじゃが芋が、2人前で、8×1/2切れ出 てくるから)

食事が終わった後、売店で、お土産のパンを選んだ。
ここのパンは、スイスにこだわったものばかりとのこと。
ここにしかないパンばかりだし、色々な種類があって、選ぶのも楽しかったし、帰ってから食べてみたが、やはり美味しかった。

このお店にご一緒した方たちは、「異文化の空間で、くつろげて、美味しくて、楽しかった、とても良い」という感想であった。
ここのチーズフォンデューは、美味しいけれど、ちょっと物足りない気もしないでもない。
でも、オーナーのスイス人のホスピタリティや、食器から調味料からスイスから取寄せたもので揃えているこだわりと雰囲気で、日本語の通じる異文化の中で、適当に美味しいし、色々な新しい発見をしながら、とてもくつろげて、皆で宴会しに行くのにも良いレストランだと思う。



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2002年02月05日(火)

上野の山食べ物ツアー 2/2


パティシエ・イナムラ・ショウゾウ

 晴れていたら、谷中の墓地を抜けて、20分くらい歩こうと計画していたのだが、生
 憎の雨で、谷中からタクシーでこのお店に行った。(ワンメーターであった。)
  私には、このお店のケーキはちと甘過ぎるので、買わずに、皆が買う間、売店の
 後ろに見えるガラス張りの作業場を見ていた。
 その日は、イナムラ・ショウゾウさんがいらして、最前列で、ケーキをデコレート
 していた。
 その作業は、ここの人気商品である「苺のロールケーキ」に、生クリームを絞り出
 し、デコレートした後、切ることであった。
 見ていると、その切り方に、物凄く力を入れているのがわかった。
 あれは、絶対、冷凍したものを少し解凍したところを切っているに違いないという
 力の入れ方だったのだ。
 人気商品だから、ロールケーキを大量に作って、冷凍しておいて、売り切れ近くな
 ったら、解凍して、生クリームを絞って、半解凍のうちに切る、という感じで作
 っているのだろう。
 で、多分、冷凍してもそれなりに自信があるから、そうするのだろうけれど、有名な
 パティシエさんのお店で、わざわざ交通不便なところを買いに行くお店で、「解凍し
 たケーキを売っている」なんて、ちょっと夢がなくなってしまった。
 (冷凍の本を読むと、「ケーキは冷凍できます」と載っているが、お店で一旦冷凍し
 て解凍したケーキを家庭でまた冷凍したら、再冷凍で味が落ちるのは、歴然)

 きっと、腕の良い人が最新の設備で冷凍させたり、解凍させれば、味的に問題は
 少ないのだろうけれど、「冷凍のケーキ」というと、どうしても、大手パンメーカ
 ーの大量に作られるクリスマスケーキを思い出してしまう。
、  きっと、今の時代、どんなパティシエさんのところでも、似たり寄ったりで、冷凍技
 術をうまく使って無駄を省いているのだろうけれど、どうか、お客の前で、それを見
 せないで欲しいと思う。
 でも、今回、「一流店で、冷凍ケーキを売っている」ということがわかって、良か
 ったのかも知れない。
 (ケーキを長く保存したいからと、買ってきたケーキの冷凍は止めておいた方がい
 いかも知れない。ちょっと意地悪っぽいけれど、買うときに、「これは、冷凍して
 おいたケーキですか?」なんて、聞いたりして。)

桃林堂
 イナムラショウゾウさんのところから、10分くらい歩くと、桃林堂に着く。
 (桃林堂は、確か、明治時代からのお店だと思う。)
 売店の横に、椅子が8席くらいのお茶席があって、ラッキーなことに(というか、雨
 が降っていたせいで)全て空いていたので、全員座ることができた。
 水羊羹が有名なので、季節外れの水羊羹とお抹茶をいただいた。
 お抹茶も美味しかったが、水羊羹が素晴らしく美味しかった。
 水羊羹は、勿論、使っている餡も良いものなのだろうが、そもそも使っているお水
 が本当にきれいなお水で美味しいという感じの味であった。
 ここは、井戸水を使っているのだろうか?
 お店の中で、湧き出るお水が見えた。

 また、このお店で、お土産に、「小鯛焼き」という、小さな鯛焼きのような感じの
 和菓子をお土産に買ったが、とても美味しかった。
 (尻尾の先まで上等な餡が入っていた。)

今回の食べ物ツアーは、家庭的で温かいもてなしのスイス料理とスイスのパン、今人気のフランスのケーキ、最後、老舗の日本の和菓子と、色々バラエティに富んでいたので、とても評判が良いうちに、終わることができた。

私としては、桃林堂の水羊羹が一番美味しかった。



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2002年02月06日(水)

つばめグリルのトマトファルシー 1/3


つばめグリルにランチを食べに行った。
以前から、つばめグリルのランチには、トマトのサラダが付いて来て、それがとても美味しいという評判だったので、食べたかったのだ。

ランチメニューは、5,6種類あって、お値段も800〜1100円程度であった。
他の物も食べたかったけれど、つばめグリル自体、中々行けないので、「つばめグリルに来たら、これ!」というハンブルグステーキのランチにした。(というか、「せざるをえない」)
(どのランチメニューをとっても、「トマトファルシー」がついてくるようだ)
で、注文したら、早速、湯剥きして、お皿に、天地逆にされたトマトが1個、出された。
ふ〜ん、何だろう、と、早速、ナイフで切ると、ヘタのところがくり抜かれて、そこには細く裂いたささみをクリームドレッシングか、マヨネーズ系統で和えた物が詰められていた。
そして、食べると、冷えていて美味しいのだ。
どんなドレッシングかわからないが、ドレッシングが少しトマト全体に染み込んでいて、とても美味しい。
冷えていること、ドレッシングの染み込み具合がポイントかなと思った。

え、このトマトファルシーを今まで食べなかったなんて、勿体無かったなと思った。



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2002年02月07日(木)

つばめグリルのトマトファルシー 2/3


で、つばめグリルで食べた次の日、適当に美味しそうな大きな桃太郎を買ってきて、下記のように作ってみた。

1.桃太郎は湯剥きをし、へたのところを、リンゴの芯抜き器でくり抜く。

2.鶏のささみをお皿において、塩・胡椒をし、酒を振って、ラップして、1分くら
  いチンして、火を通し、粗熱が取れたら、細かくほぐす。

3.鶏肉をマヨネーズで和えておく。

4.玉ねぎ1/6個程度をおろして、そこに、塩胡椒、お酢を入れてかき混ぜ、サラ
  ダ油も入れて、ドレッシングを作る。(だいたい、40〜60cc程度)

5.湯剥きしたトマトに、軽く塩をして、10分くらい置いて、水気を出して、ティ
  ッシュ等で拭いた後、3を詰める。

6.ラップをトマトをゆったり包めるくらいの大きさに切り、そこの真中にドレッシ
  ングを大さじ1〜2置き、その上にトマトをくり抜いた方を上に向け、置く。

7.ラップをつぼめるような形にして、できたら、輪ゴムで上を止め、毛細管現象で
  ドレッシングがトマトの表面を被うようにする。

8.冷蔵庫で2時間冷やした。

これをお皿に取り出し、4つに切って食べると、私は、「美味しい!」と思ったけれど、妹と母には余り評判よくなかった。

きっと、気候も寒かったし、表で働いていた人で体が温まってない人に出す料理ではないかも知れない、と思った。

つばめグリルそのものの味ではないけれど、味的に近いし、美味しいことは確か。



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2002年02月08日(金)

つばめグリルのトマトファルシー 3/3


これを作るときに、トマトを美味しく、甘く感じさせるのは、玉ねぎだろうと思って、玉ねぎドレッシングを使ってみた。
バジルとか、あったら、もっと美味しいと思う。

しかし、他にも、つばめグリルで食べたトマトについて、不思議でわからないことがあるのだ。
甘くて、歯ざわりもいいトマトだったけれど、色も赤くなくて、結構ピンクっぽかったし、種が少なかったのだ。
熟れて甘いのなら、当然種も多いし、赤いし、タネが少ないと思うのに、これは何だろうと考えていたのだ。

そして、それは、フルーツトマトとか、ファーストトマトでもなく、ただの桃太郎だったと思う。
どうして、熟れてもいない桃太郎が、あんなに生で食べて美味しいのかと思う。

インターネットで「つばめグリル」で検索したら、つばめグリルは、セントラルキッチン方式で料理を作っていることがわかった。(でも、全て手作業と書いてあった)
セントラルキッチンで作って、トマトの種類や熟し方に拘らず、大量にどのお店でも美味しい丸ごとトマトを出すということは、もしかして、冷凍してあったものかと想像した。
(外れている可能性が大であるが)

トマトに、鶏肉詰めて、ドレッシングかけて、冷凍して、解凍は、冷蔵庫でゆっくり行うと、ドリップが出ないで、そんなに熟していないトマトでも、繊維が破壊されて柔かくなるのではないかと思う。(美味しかったけれど、そういう歯ざわりであるような気がするのだ。)
今回、生のトマトを2時間冷蔵しても、この前食べたつばめグリルのトマトの冷たさに ならなかった。

私の予想は当たっているのだと思うのだけれどな、その内、余り熟していないトマトを冷凍して、ドリップが出ない程度に解凍してみようと考えている。

ごく普通の桃太郎が生で美味しく食べられる方法が発見できたら、嬉しいけれど、うまく行くかしらね?



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2002年02月09日(土)

パン教室 1/3


私は、現在、家の仕事の関係等で、お勤めを探さないで、家にいる。
それだったら、この際、家事手伝い(もしくは失業中、もしくは、自由業)という身分でないとできないことをしてみようと、パン教室を探してみた。

料理もケーキも作るのも習うのも好き、でも、パンはどう考えても作るのが面倒くさそうで、自分で作るメリットを余り感じないから、今まで習う気がなかったが、習うなら今がチャンス、手順だけでも、一度経験しておいた方がいいかなと思ったのだ。

yahooで、「パン教室」で、検索すると、日本製粉が行っているパン教室が安いのがわかった。
基本的に、どうやってパンを作るのか習うのなら、1回1000円のこの教室が良いと思った。
申し込みは、インターネットからできる。
ちょうど初心者用の4回コースの申し込み締切日ぎりぎりの頃で、1教室24人だから、満員で駄目かと思いきや、無事、入れたと、郵便で連絡があった。

郵便局から、4千円を期日までに払い込んで、手続き終わり。
2週間に1回のコースで、11時から2時30分まで、お弁当を持ってきなさいなんて、とても地味なコースだと思った。
でも、平日の昼間から、お弁当を持って、パンを習いに行くなんて、結構楽しい気分になれた。

日本製粉のページ←ここをクリック

後から、見つけたのだが、日清製粉も同じような教室をやっているみたい。
場所的には、こちらの方が近くて良かったかもと思うが、こちらは、定員12名。

日清製粉のページ←ここをクリック

こちらは、割とわかりにくくて、表紙から、「小麦粉」をクリックすると、小麦粉関係の一覧表が現れるので、「フラワーてづくり教室」をクリックすると、内容がわかる。

どちらの製粉メーカーも、平日の昼間なので、お勤めしている人には、利用が難しいところが残念だが、どちらも、1日だけのコースもあるので、それだったら、利用可能かも知れない。



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2002年02月10日(日)

パン教室 2/3


既に2回参加した。
場所は、代々木と新宿駅の間にある日本製粉本社8Fにある調理室。
(代々木からよりも、新宿南口からの方が近い気もするけれど、新宿駅構内を通って、南口に行くのに結構時間がかかるから、どちらからでもいいと思う。)
十分な数のコート掛けや鍵のついたロッカーも整備されていて、設備が良い感じ。

24人で、4つのテーブルに分かれる。
授業が始まって、最初、先生が説明しながら、模範を示してくれる。
一応、レシピは配られるのだが、もっと書き込まなくては、正しくできないと思えるくらい、結構、作業が多い。
で、先生なのだが、24人を2人の先生が見てくださる。
自分達が実習を始めた段階で、わからないことは、回ってきてくれる先生に聞けば、親切に再度実演しながら教えてくれる。
こねて、一度発酵させて、成形して、また、発酵させる、そして、焼くわけだけれど、この作業を3過程くらいに分けて、説明と実習が続き、出来上がったところで、お茶を飲みながら、味見して、質問時間があって、終わり。
教え方も上手だし、何でも丁寧に答えてくれるし、とても、親切で良い教室だと思った。

初回、早めに行って、良い席を取ったがこれが正解。
一人で全てを作らせてくれるのかと思ったら、二人で一単位をこなす。
練ったり、叩いたりするところまでは、二人のうち一人が行うことになる。
(成形は、半分に分けて、そこから先は、それぞれが行うことができる)
だから、最初に粉を練った人とは、次回以降もペアを組んで、次のときは、初回に見ていただけの人がこねましょうという指示があったのだ。
それに、パンを発酵させている間に、教室でお弁当を食べる時間があり、その時に、お茶当番というのがあって、4テーブルが順番にお茶当番をすることになるのだ。
ということは、最初に座ったテーブルが結構固定的になりやすい。
(私の座ったテーブルがたまたま1番テーブルだったので、初回、お茶当番になった。
当然、1番テーブルの人たちからは、「私たちは、今回、当番をこなしたのだから、次回からも1番テーブルに座りましょう」という声が上がった。)

最近知り合った女性に、この教室の話をしたら、その女性は、既に40回くらいこの教室に通っているそうだ、安いし、親切なので、気に入っているとのこと。
で、その女性は他のパン教室にも通っていて、パンには詳しくない私に、「パンというのは、結構教室によって、やり方が違う、と教えてくれた。
ある教室では、パン生地を叩くように言われるけれど、ある教室では、パン生地を叩くのは、パン生地を傷めるだけと、やらないところもあるのよ」と言うことだ。
そうなのか、パンと一口に言っても、作り方は、色々違うようで、今回習う日本製粉のパン教室の作り方も、どうも「日本製粉」独特の部分がある作り方であることがわかった。



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2002年02月11日(月)

パン教室 3/3


パン教室で、席の近い、20代後半と思われるヤングミセス二人と、ちょっとおしゃべりする関係になった。

一人の人は、家にホームベーカリーを持っていて、いつもはそれでパンを作っているのだけれど、知らない間にできてしまうので、機械が何をしているのか、知りたくて、この教室に応募したとのこと。
今回、教室で手作りを習って、「機械がこんなことをしていたのだ」と納得できたとのこと。

もう一人の人は、どうも話を聞いていると、学生時代のアルバイトがピザ屋でピザパイのドゥをこねていた(どうりで、手付きが良い)、そして、今は習い事で、陶芸教室に通っているとのこと。
どうも、遺伝子に、粉をこねくり回すのが大好きというDNAを持っているらしく、パンも習いたかったのだけれど、ご主人から、「習い事は一つだけ」と言われ、この教室が安いので、特別に許可をもらったとのこと。

こういう教室に来ると、本当に瞬時のことだけれど、新しく、色々な人とお話できて楽しい。

また、この教室に通っている間は、日本製粉本社の1Fにある売店で、割引で日本製粉の製品が買えるとのこと。
そう言われると、やはり、帰り道、そのお店に寄って、絶対何かを買ってしまう。
しかも、日本製粉本社から新宿駅への帰り道沿いには、新宿高島屋の中に東急ハンズがあるので、授業で「この道具がいいですよ」と言われたものも買いやすい。(と言っても、私の場合は、家の近所に合羽橋があるから、値段チェックにハンズに寄るだけで、買いはしない。)

結構、授業も楽しく、ペアを組んだ女性も良い人で、楽しく、教室に通っている。
でも、二回の授業で、どうもパン作りというのは、一気呵成にというか、そもそも、半日家にずっといるときでなければ作れないものだということが、とても実感できて、やはり、私は、今後とも、手作りパンには手を出さないかなと思い始めている。

ま、結論を出すのは早いけれど、自分で作ったらこんなに美味しい物ができるとか、安く上がるとか、何か、メリットがみつからないとやらないような気がしている。(事実、日本製粉で、ふっくらパン(赤)という粉とドライイーストを買ったけれど、家で、復習は一度もしていない。)

ところで、教室で習ったことだけれど、日本製粉の小麦粉の袋についている「NIPPN」マークを送ると、「パン作りの小冊子」をくれるとのこと。
そして、そのことが袋に印刷されているとのこと。
私は、ずっと日本製粉の薄力粉を愛用していたのだが、今まで気づかなかった。(良く見たら、薄力粉の袋にも、そう書いてあった。)
日本製粉の小麦粉を持っていて、パン作りに興味のある人は、袋の横を見てみてくださいね。



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2002年02月12日(火)

石窯のあるパン屋さん 1/2


MLで知り合った静岡在住の方が、実家の畑に、「石窯」を作ったそうだ。
何て羨ましいことだろうと思った。
どう考えても、電気オーブンで焼く料理やパンより、石窯の方が美味しいに決まっている。

また、最近になって、やはり、MLで色々なパン屋さんを紹介するページを教えてもらったら、そこに、私のチャリンコ圏内に、二軒も、石窯のあるパン屋さんがあることがわかった。

行ってきましたパン屋さんのページ←ここをクリック

流行が回ってくるのが遅い我が家の方にまで、石窯のあるパン屋が2軒もできたということは、もしかして、今、新規開業のパン屋さんが既存のパン屋に勝とうとするための武器は、この「石窯」なのかも知れないと思う。

で、その内の1軒に行ってみた。

台東区の入谷 グーテ・ルブレを紹介するページ←ここをクリック

このお店、以前、アド街ック天国で紹介されて、行きたいと思っていたが、場所がわからなかったのだ。
台東区の人なら、台東区全域わかるでしょう?と言われるかも知れないが、私なんて、合羽橋本通りより北は、殆ど知らない地域なので、そのパン屋が「金美館通り」にあると言われても、ちんぷんかんぷんだったのだ。
でも、有り難いことに、紹介してくださったHPに載っていたそのパン屋の紹介に、私にわかるように、どこにあるのかが書いてあり、無事に行くことができた。

で、このパン屋さん、美味しいだろうけれど、多分、遠くからわざわざ買いに来ることを狙っているパン屋さんではないと思う。(実は、まだ、パンらしいパンを買っていないので、パン自体をまだ評価できないのだ)
だから、私のこれからの話は、どこにでもある近所にできた「美味しい石窯のあるパン屋さん」の話と思って読んでくださいね。

家から、ひたすら北へ北へと自転車を漕いで行くと、言問い通りという通りに当たり、それをもうちょっと北に行ったところの商店街を右に曲がるとそのパン屋はあるのだ。(地下鉄で言ったら、「日比谷線入谷駅」この駅の前にあるココスナカムラというスーパーで場所を聞けば、教えてくれると思う。<経営者が同じらしいので>)

で、そのパン屋に入ると、間口は狭いけれど、奥がずっと深くて、思いの外、広い。
HPに常時150種類と書いてあったけれど、そのくらいはあるかと思われる品数。
(でも、お菓子パンや惣菜パンが圧倒的に多いのは、下町チックな気がしないでもない。)

お店の左手がずっと奥まで、パンを作る作業場なのだが、ガラス張りで、ご自慢の石窯の他、職人の人たちが作業している様子が良くわかる。(実は、これを見ているだけでも、飽きない。)

「今の飲食業界の流行は、作るところを見せることであり、お客に作るところを見せる設備を持ったレストランが勝つ」と聞いたことがあったが、このお店、新宿のパークハイアットのNYグリル並みに、作業の全てを見ることができるのだ。
(作るところを見せるというのは、清潔と安全をお客に公開していることになるそうだ。)

石窯は、お店の前に、「スペイン製」と書いてあって、どんなものだろうと期待したら、とても素敵なのだけれど、熱源は、薪ではなくて、電気か、ガスで、6個くらいあるかまど1つひとつに、温度計がついていて、温度を調整できるような最新式のものだった。
(実は、ちょっとがっかりというか、「石窯」=熱源は薪という発想の私が間違っているのかも知れないが。)

広い店内と数多い品数、格好の良いスペイン製の石窯、きびきびと働く人たちの様子、これらがとても魅力的で、お店は、お客が途切れることなく、混んでいた。
台東区の人たちって、こんなにパンが好きだったの?という感想を持つ程であった。

商売は怖い、こういう色々な意味でトレンディなパン屋さんができたら、近所の昔からのパン屋さんは、皆、売れ行きが変ってしまうだろう。(ちょっと可哀想、石窯は無理でも、作業工程を全て見せるように店を改築することだって、大変だ)
どの商売も大変なのだなと思った。



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2002年02月13日(水)

石窯のあるパン屋さん 2/2−お好み焼きパン−


このパン屋さんの表に、調理作業と製菓パン作業と販売員募集の紙が貼ってある。
週3日以上の勤務より受付とあるので、ここに無理矢理入って(パンなんて、殆ど作ったことがないのに)、パンの修行をしたら、うまくなるかなとは思うのだが、私も年を取ったのだろうか、大変そうで、長続きしそうもない感じがして、どうも躊躇してしまう。

ある時、ずっと、職人さんたちの作業を見ていたのだが、どの人も忙しそうだ。
また、部屋の奥に、業務用の小麦粉の大きな袋が沢山見えるのだけれど、あれ、私、担げないもんな〜なんて、思う。
(また、この業務用の小麦粉の種類が沢山あって、パンによって、これだけ小麦粉を変えているなんて、やはり、パンはパン屋さんで買った方がいいかな〜とも思ってしまった。)

2回だけだけれど、日本製粉のパン教室に通ったせいか、10人以上いる職人さんたちがそれぞれ、今何をしているのか、結構、わかった。(あの教室に行ったのも、無駄ではなかった。)
全ての作業は流れ作業で、完全に、仕事分担、また、時間割も決まっている中で、皆、失敗しないように手早くもくもくと作業しているように見えた。
何時何分には、どのかまどで、どのパンを焼くか、すべて決まっていて、その時間に「後は焼くだけ」となったパン生地を分業で作っていくのだ。
そうなると、生地をこねる人、発酵させる人、同じ分量にパン生地を分割する人、それを丸める人、全ての人が、焼く時間から逆算した時間に、何をすべきかが全部決まっているのだ。
こねる、発酵させる、パン生地を分割させる、それぞれに、それなりのノウハウや熟練はいるのだろうけれど、それよりも、「今自分がどのパンの仕込をしていなくてはいけないのか」を頭で覚えて、身体が動かなくてはいけないわけで、それも結構大変そうだなと思った。

そのお店のパンの評価であるが、私は、パン屋に行っても、天然酵母を使った自然な小麦粉のパンなんかよりも、美味しそうなお惣菜パンやピザに先に興味が行ってしまうようである。
(やはり、パンよりお菓子より、お料理が好きなのである。)

で、このお店の紹介にある「お好み焼き」というパンを初日に買って、お昼に、皆で少しずつ分けて食べてみた。
結構、評判は良かった。
お好み焼きの具が、小麦粉を溶いた物を焼いたものではなくて、薄いピザ生地のようなものに乗っている。
それが、持ち帰りのときは、大きなアルミ箔で包まれるので、そのまま、オーブントースターで温めやすくて、中々良かった。
薄いピザ生地の上に、とても沢山のキャベツの千切りとコロコロの茹でじゃが芋を乗せて焼き上げた後、かつお節の粉が沢山振ってあった。
食べると、中の方に、ソースが仕込まれているようで、別段、他にソースや醤油をかけなくても食べられる味であった。
ちょっと、かつお節の粉の質が良くない点を除けば、美味しかった。

これは、パンというより、やはりお好み焼きかとも思うのだが、底に敷いてある薄いピザ生地のようなものが、相当に美味しい。

この生地が食べたくて、その後、その店に行ったときに、丸いピザ、四角いピザなど、買ってみるのだが、お好み焼きというパンに使われているピザ生地は使われていないようで、とても残念。

他にも、50〜60円の、コンデンスミルクを染みこませているようなパンやプリンパンを買ってみたが、甥たちには評判が良い。(私は、自分が自転車で10分もかけて買いに行くせいか、「わざわざ買いに行く程でもない味」と思ってしまう。)



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2002年02月14日(木)

調理水


実は、入谷のグーテ・ルブレに行ってみたのは、石窯で焼くパンより、お店にある逆浸透膜システムで塩素やミネラルを殆どろ過したお水をお客さんに分けてくれるシステムがあると、紹介のページに書いてあったからなのだ。

これって、確か、ナショナル麻布マーケットにも同じようなシステムがあって、常連の外人のお客さんが、ペットボトルを持ってきて詰めていたのを、見た覚えがあった。
格好いいな、スーパーに水をもらいに来るなんて、進んでいると思っていたら、我が家から自転車で10分のところにもあったので、最初に行ったときに、ミーハーな私は、何も深く考えず、500円払って、ペットボトルを買ってしまった。
ペットボトル代を初めに払えば、次回からは、汲み放題なのだと思ったのだ。(というのは、実は私の拡大解釈であったのだが)

しかし、今まで5回くらい汲みに行ったが、私以外の人が、お水をもらっているのを見たことがない。
皆、ミネラルウォーターを使っていたり、家に浄水器があるのかなとも思うのと同時に、台東区って、人口の就業率が一番高い区だから、皆忙しくて、余りお水に関心がないのかなとも思うのだが、本当のところはわからない。

ただ、このシステム、本当にパンを買いに来てくれる顧客向けサービスで、実際には、お店側の持ち出し分もあるのではと思う良いサービスなのに、こんなに当たらないとは、お店側も想像していなかったに違いない。(地域によっては、このシステムが受けるのにね)←止めたら、困る。

で、最初にもらいに行った帰り道、良く考えれば、私だって、ブリタという浄水ポットを持っていることを思い出したのだ。
そうだ、一度冷蔵庫が壊れたときに、つい使わなくなったけれど、使おうと思えば使える浄水機能が我が家にあること、フィルターもまるで使っていないものが1本あるのを、その時、思い出したのだ。
わ〜、勿体無い、500円損をしたとちょっと後悔したけれど、ブリタのフィルターを長持ちさせるように、たまにお水をもらいに行けばいいのだと諦めることにした。

この調理水は、塩素などの殺菌成分を殆ど取ってしまうため、生水状態になっているものらしい。
注意書きに、飲料に供するときは、沸騰させてからと書いてあった。
実際に、沸騰させて、コーヒーやだしに使ってみたが、水道水のときより、ほんのちょっと爽やかな感じがしないでもない。



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2002年02月15日(金)

圧力鍋で作るほうとう 1/2


山梨県の郷土料理である「ほうとう」という麺は、結構、どこでも手に入るようになった。(と思う。私は東京しか知らないので、他の地方のことは実はわかっていない。)

私の母は、山梨出身で、小さい時、夕飯の支度に小麦粉を混ぜて、麺を打って、ほうとうを作っていた経験があって、ほうとうにはうるさい。
美味しくないほうとうを作ろうものなら、さんざんにけなされる。

思い出したのだが、母は山梨出身なのに、「ほうとう」を東京で作ったことがなく、「何故か?」と聞いたところ、「東京のお味噌が不味いから、作らない。ほうとうにはやはり手作りの味噌が合う」と言ったのがきっかけで、私は味噌を仕込むようになったのだ。

で、今回、圧力鍋でほうとうを作ったら、うまく行くかなと思ってやってみたら、大正解であった。
結局、ほうとうというのは、予め麺を下茹でしておくなんていうことなしに、いきなり、出汁の中で煮てしまい、そこにお味噌を溶いて、味付けして出来上がりなのだ。
我が母によれば、まず、出汁の中で煮ないと、麺が柔かくならない、味噌は後で、ということだ。
しかし、この前、どっちの料理ショーを見ていたら、名古屋の味噌煮込みうどんも同じような煮方だったが、名古屋の方は、味噌を溶いた出汁に、打って茹でていない麺を生のまま入れてしまうようだ。
この下茹でしていない生の麺をいきなり煮ると、噛み応えのある麺になって、これはこれならではの美味しさがある。
きっと、味噌汁という塩気の強い汁の中で煮る名古屋の味噌煮込みの方が、より噛み応えがあるのだろうと想像する。

今度は、是非、味噌煮込みにチャレンジしたい。



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2002年02月16日(土)

甥1の活躍


台東区では、区立の小中学校の生徒の作品展が、上野の山の東京都美術館で開かれるらしい。

で、今年、どういうわけか、我が家の甥1の作品が、学校で選ばれて、出品されることになったとのこと。(それが、2点も)

「あら、ま、作品が上野の山で展示されるのは、我が家が台東区に住み始めて初めてのこと、でかした!」と私は喜んだ。
我が祖父や父が子供の頃はこういう作品展はなかったとして、我が兄弟でも、誰も選ばれた覚えがない。(と言っても、後で、考えてみたら、今、子供の数が、私が子供だった頃の1/3程度に減っているので、競争率も低くなっていることも、あるかと思うのだが)

何か、台東区に住んでいると、こういう点だけは有利で、地元に文化的な施設がある区ならではのことと思う。
他所の人が聞いたら、「上野の山に作品が飾られる」というと、すごいことのように聞こえないかしらね、実は、区の催し物なのだけれど....。

おばあさんに聞くと、性格が大人しめの甥1は、「おばあちゃん、ぼくの作品、上野の美術館に展示されることになったの。でも、大したこともないのに、恥ずかしくて....」と言ったそうだ。

で、前置きが長くなったが、孫が可愛いおばあさんを連れて、二人で、東京都美術館まで見に行って来た。

甥1の作品の前に辿り着いて、学年の代表に選ばれたなんて、どんな絵だろうと楽しみに見ると、まず、甥1の鉛筆による自画像なのだが、余り似ていない。
我が家の甥1は、どちらかというと、ハリーポッターのような感じなのに、自画像は、相当おじさんぽい。
顔の上半分は結構似ていたが、あごが本物より相当長く大きく描かれ、甥1の自画像というよりは、甥1のお父さんの似顔絵という感じの出来だった。
(この絵を見て、「自分を描いているうちに、お父さんの顔になってしまうなんて、男の子って、やはり、自分のお父さんが大好きなんだな、我が弟は、お父さんとして、幸せだな」と思った。)

後から一人で見に行った妹曰く、「女の子は、皆、自分の顔を可愛く描いているのに、男の子は皆、可愛く描かないで、おじさんぽく描いている」と言っていた。
やはり、5年生くらいになると、男の子は、「可愛い自分」なんかに興味がなくて、早く大人にならなくてはという意識で暮らしているのかなと思った。

甥1に、「自分の顔描いていたら、お父さんの顔になっちゃったの?それとも、画用紙の上の方から描き始めたら、下の方が余ってしまって、あごが長くなっちゃったの?」と聞いたが、「よくわからないの、あーなっちゃったの」とのことであった。

工作の方は、中々、きれいな出来であった。
こちらは素直に、甥1の中にある「きれいな物を作る」能力とそれを楽しんでいる気持ちが、うまく表現された作品で、良かった。

2,3週間前、同じ東京都美術館で、習字の先生の解説してもらいながら、子供の習字の作品展を見ることがあった。
その時、習字の先生がおっしゃるには、「子供の作品は、紙の大きさに負けないで、力強いのが、良い作品」とのことだった。
その意味では、甥1は、今回、自画像も工作も、課題に負けないで、頑張って、自分を表現できたという感じなのだろう。

我が家は、甥1は大人しくしていることが多く、甥2は活発で積極的で、どちらかというと、色々な場面で、甥1は甥2に押され気味なところがあるのだが、今回は、甥1の中にある「才能」がうまく引き出されて形となり、他人に認められたようで、嬉しかった。

昔、子供の頃、自分が良い成績を取って来たりすると、私の親は、余りストレートに誉めてくれなかった覚えがある。
いつも、「自分が活躍することより、他の兄弟のことを考えなさい」と言われていたような気がする。
そのことに結構不満で、私の成績が良かったときは、手放しで喜んで欲しかったが、今となっては、親の気持ちが良くわかる。
甥1を見ていても、甥2を見ていても、それぞれに良いところがあるから、どちらかだけが、極端に活躍しないで、どっちも同じくらい頑張って、どっちも同じくらい、他人に認められていけばいいなと思う。



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2002年02月17日(日)

上野の山の桃林堂 水羊羹


母と東京都美術館に行った時、近所だから、桃林堂の水羊羹を買って帰りたかった。
母に聞くと、「歩きたくない」とのことだったので、東京都美術館の中のベンチというか、椅子に座らせて、一人で買いに行った。
東京都美術館からだと、片道7分くらいだろうか。

で、今回は、買うときに、お店の人に色々聞いたら、「以前は、水羊羹は夏にしか作っていなかったけれど、評判がいいので、一年中作ることにした。でも、一日に作る量はやはり夏場が一番多くて、冬は少なめ。そして、一年中作るのは、小豆の羊羹だけで、抹茶の羊羹は、3月から夏場だけ」と教えてくれた。

羊羹をお持ち帰りで買ったら、パンフレットが入っていたのだが、そこには、「缶詰等のように、密閉して再加熱殺菌したものと区別するために、再加熱加工をしていない水羊羹を桃林堂では、「生水羊羹」とよんでいます。」と書かれていた。
そもそも生水で作った羊羹なのかは、残念ながら、書いてなかった。
(私は、絶対、塩素なぞを除いたお水で作っていると思うのだが、どうなんだろう。)

家に帰って、食べたのだが、早く食べた方が美味しいかなと思って、お昼ご飯のラーメンを食べた後30分後に食べたのが悪かったのか、先日、桃林堂で味わったときのような感激は味わえなかった。
やはり、和菓子は繊細な食べ物なのだ、夢々、ラーメンとか焼肉とかを食べた後は、食べるだけ損だから、止めておいた方が良いと思った。(笑)

桃林堂のページ←ここをクリック



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2002年02月18日(月)

合羽橋で買った方が得なもの−業務用油凝固剤


ある日、御徒町の多慶屋に、油の凝固剤を買いに行ったら、「最近、切れているのです」と言われてしまった。
(でも、それから一週間して行ってみたら、あったのだが。)
こういうものを、他の店で買うと、結構高いので、多慶屋以外に買う気はないのだが、売っていないのなら、しょうがない。
でも、高いのは買いたくないとのことで、合羽橋の浅草紙工に買いに行った。

で、家庭用の分包の油の凝固剤もあったのだが、業務用の分包になっていない500gのファスナー付きのビニール袋に入った凝固剤を発見した。
分包になっていない分、絶対、業務用の方がお得なはずと買ってきた。
(実は、細かいことは忘れたが、一度計算したら、確かに業務用の方が安かったと思う。)

業務用の凝固剤は2種類あったが、安い方の「油かた丸」を選んだ、お値段は、500gで350円。
これに、洗濯洗剤の箱についているスプーンが余っていたので、それを入れて使えばいいのだ。
このスプーンで、凝固剤を計ってみたら、1スプーン24gであった。
1リットルで34g必要だとのことで、このスプーンを使って、だいたい目分量で使ってみようと思う。
そうだ、袋の表に、24gと書いておかなくては忘れてしまいそうだ。
(1リットルに34g必要とか、使い方とか、燃えるゴミとして捨てられるということは、袋に印刷してある。)

慣れで、分包が当たり前と思っていたが、分包だと、1つ使うとゴミが出るし、分包である必要がないような気がしている。(だいたい、分包の量にふさわしい油の量を固まらせることはないのだ。)

調べていないからわからないが、もしかして、こういう分包でない油の凝固剤は、合羽橋以外でも売っているかも知れない。



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2002年02月19日(火)

寒鯖


ずっと書きたい、書きたいと思って、忘れていた話。

バイトのレシピ書きで、鯖を大根おろしで煮たのだ。
実は、これを年末に作ろうとしたのだが、年が迫ったある日、「今日は絶対鯖を買わなくては」と思って、上野松坂屋に行ったのが間違いだった。
デパートの魚売り場を見ると鯖が全然なかった。
売り場の人に「鯖って、冬が旬じゃなかったでしたっけ?」と聞くと、お正月まで、後2日なので、「デパートの魚売り場自体が、お正月用の高級魚しか仕入れないのだ。」とのこと。
ふ〜ん、そういうものかと思ったけれど、念のため、もう1軒、吉池の魚の新館というところに行ってみるが、状況は同じであった。
しょうがないので、アルバイトのレシピ書きは、他のものにすることにした。
でも、その日の夕方、浅草の普通のスーパーに行ったら、鯖はあった。
私なんか、バイトだからこれで済むけれど、普通のプロの料理研究家なぞは、年末になったら、どこで鯖を買えるかなども知らないと商売にならないのだなと思った。

で、それから1か月してから、再び、鯖にチャレンジ。
今回は、お昼ご飯にしようと、11時くらいにデパートに行ったら、無事鯖があった。
最近は、大きな魚売り場では、さばくのはやってくれるサービスがあるようなので、まるごとの鯖がゴロゴロしている中から、一番目がきれいそうなのを選んで、二枚におろして、半分に切ってもらった。
家に帰って、ざるに入れて、塩を振って、冷蔵庫で、30分。
私は、生臭いのが嫌いなので、塩で滲み出た汁をきれいに、ティッシュで拭いて、相変わらず、骨の切り口に浮かんでいる血をできるだけ取ってから、鯖のおろし煮を作ったら、とても美味しかった。
(母も絶賛)

鯖って、やはり、粋の良いまるごとをさばいて、短時間に処理して料理したものが美味しいのだと改めて思った。
今まで、鯖を自分でおろすのが面倒で、つい切り身を買っていたが、デパートの地下の魚屋さんで、おろしてくれるなら、これを利用しない手はないとつくづく思った。(後は、こちらの魚を選ぶ目があるかどうかだけれど、目のきれいさでどうにかなると思う。)



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2002年02月20日(水)

中国茶の楽しみ方


場所は、はっきり言えないのだが、新宿の中国茶専門店を教えていただき、行ってきた。

中国茶の説明が書いてあるメニュー見ても良くわからないので、「東方美人」というお茶と水餅というお菓子を注文した。(セットで750円かな?)

で、若くて家庭的という感じの素敵な台湾人女性が、お湯の入った大きな急須を1つ、コップを1つ、小さな土器の急須をお皿に乗せたもの、土器よりちょっと大き目のガラスの急須、小さな茶碗が2つを私の前に並べた。
その人が、「中国のお茶の飲み方知っている?」と聞くので、「しらな〜い」と素直に言うと、飲み方を教えてくれた。
まず、全てを順番にお湯で温める。
茶葉を全て土器の急須に入れて、お湯を注いで蓋をして待つこと1分。
今度はそのお茶をガラスの急須に全て出し切って、そのガラスの急須から、最初 のお茶碗へ、最初のお茶碗から、次のお茶碗へ、お茶を注いだら、最初のお茶碗 で、香りを楽しみ、その後、次のお茶碗のお茶をいただくという感じ。
何故、お茶碗が2つかというと、一旦、ひとつのお茶碗にお茶を注いだ後、もう 1つのお茶碗に液体を全て移してそちらを飲み、最初に入れたお茶碗は、香りを楽 しむようだ。

で、「ほら、いい香りでしょう?」というので、ちょっとだけ嗅いだら、「嗅ぐ のが短か過ぎる」と言われてしまった。(笑)

ここまで、1回教えてくれて、その後、その女性はいなくなり、一人で、言われ たように飲んだ。

で、お湯を土器に注いで新しいお茶を入れるたびに、香りを嗅いでいたのだが、 面倒くさくなったので、そのお店の人に、「香りは何回も楽しまなくてはいけな いの?」と言ったら、「そんなことない、好きな人は何回やってもいいけれど、 普通は1回だけ」とのことであった。
(私は、「入れ過ぎて、香りが抜けていないか確認するために、毎回やるのかなと思った」というと、お店の女性は、「確認しなくても、5,6回は大丈夫よ。」と教えてくれた。)

で、「これは、中国のお茶の飲み方?」と聞くと、「中国の南の方、福建省の飲み方」「台湾もこうして飲むよ」とのこと。

このお茶の飲み方は、とても素敵だが、落ち着いたときにしか、できないというか、こういうお茶の飲み方は、気分的に余りに優雅で、余裕のある階級風だと思った。
正しいかどうかわからないが、今回習ったお茶の飲み方は、きっと、お茶の飲み方というより、お茶の楽しみ方だと思った。

で、香りや味がいいのか悪いのか、はっきり言って良くわからなかった。
何でも、「東方美人」は中国茶の中では、一番紅茶に近いから、ヨーロッパ人に好まれるけれど、味は違うよ、とのこと。
味が紅茶と違うことだけ、良くわかった。

その中国茶のお店は、広い意味で喫茶店になるのだろうけれど、「おしゃべりをしに行く喫茶店」ではなく、「静かな中で、ほのぼのと中国茶を楽しむ喫茶店」であった。



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2002年02月21日(木)

東十条 手打ちうどん すみた 1/2


家の仕事も一段落しそうなので、3月から、勤めに出ることにした。
そんなある日、昼に駒込に行く用があり、「こんな平日の昼間でないといけない店でお昼を食べよう」という気になった。

駒込に向かう山手線の中で、カレーの自然薯がいいかしらね、これは、白山にも、谷中にもあって、どちらに行こうか、または、巣鴨のフレンチもいいなと考えていたのだが、「そうだ、東十条に行こう」という気になった。
手打ちうどんのすみたというのが、美味しい手打ちの讃岐うどんを食べさせてくれると評判なのだが、東十条は何もないところなので、中々いけないのだ。
駒込から上中里まで歩けば、京浜東北線で2つで東十条だ、これに決めた。

で、駒込での用も終わり、このルートで東十条に着いた。
(駒込の用があった先で、インターネットで住所や地図などを調べておいた。)
東十条の一番東京寄りの階段を上がり、改札を出たら、右に曲がって、道なりに歩いて行くと、5分もしないところの左側に、「手打ちうどん」ののぼりが見える、そこがすみたのようだ。(途中一箇所だけ、見やすい地図があるところがある、駅前の近所の地図は、良くわからない。)


戸を開けると、カウンター8席、4人用の席2つ、カウンターの中でうどんを茹でる若い男性1人と、給仕の女性1人の小さなお店であった。
東京レストランガイドなどでは、蕎麦・うどんの部で、東京第一位のお店だけれど、どちらかというと、そこらへんの町のうどん屋さんという感じである。
清潔だけれど、オシャレでも老舗風でもなく、スポーツ新聞が置いてあるようなうどん屋さんであった。

メニュー見ても何が美味しいかわからないので、お店のお姉さんに「初めてなんですが、何が美味しいですか?」と聞くと、「温かいのと、冷たいのと、どちらがいいですか?」と聞かれたので、「冷たいほう」と答えた。
と、「ぶっかけが人気ありますよ」とのことで、それにしてみた。
ぶっかけには、なめこ、かしわの天ぷら、揚げ玉があるとのことで、かしわの天ぷらに した。
週刊誌を見ながら、カウンターの中でうどんを茹でる様子を見たりして、待つこと、15分くらいで、出てきた。

きりりとしまったつややかできれいなうどんに、青葱、大根おろし、胡麻、海苔、鶏の 天ぷらが3つくらい(と思う)が乗って、底の方に、色のうすい出し汁が張ってあった。
わ〜、東京生まれ東京育ちの私としては、異国情緒溢れるうどんの様相であった。



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2002年02月22日(金)

東十条 手打ちうどん すみた 2/2


小皿に、生姜のおろしたものと、すだちかな?それが付いてきたので、最初は何も入れず、途中から、しょうがと柑橘類を入れて食べてみた。(入れない方が私の好み)

で、うどんはすごく美味しかった。
とにかく、こしがあるというか、こしがありすぎるという感じで、噛み切れないところがとても美味しかった。
やはり、手打ちの茹で立ては、美味しい。
私は、元々早食いで、適当に噛んで、すぐ喉に押し込むタイプだから、食べるのが早かったが、世の中、お蕎麦食べても、30回は噛むというタイプがいるので、そういう人と食べに来て、ここのうどんをどのくらいの時間をかけて食べるか見てみたい気がした。

だしは、良くわからないけれど、白醤油系?これも美味しかった。

でも、食べていて、相当上等で大変美味しかったけれど、「ものすご〜く感激した」と いう感動は残念ながらなかった。
この前、上野の山の桃林堂の水羊羹では、やたらに感激したけれど、今回はその感激がなかったのだ。
相当いい線言っているけれど、ここのうどんが最高ではないと何となく思ってしまったのだ。
何でだろう?
使っているお水に余り気を遣っていないのかなと想像したが、まだ、良くわからない。

もしかして、本場の讃岐に行ったら、ここ以上のうどんが食べられるのかしら?
テレビのほんまもんではないけれど、美味しい料理を作ろうとしたら、きれいな空気ときれいな水は必須で、もしかして、本場まで行けば、きれいな空気と水を使ったうどんが食べられるのかしらと思ってしまった。
これは、是非、一度は、讃岐に行かなくては。(死ぬまでに)

で、700円のそのぶっかけを食べ終わって、おなかに余裕があると感じたところに、カウンターのところにあったおでんのお鍋に目が行ってしまった。
おでんの牛スジと平天(さつま揚げ)を頼んで、食べてみた。
ものすごく長い串に刺さったおでんがお皿に乗せられて、辛子が添えられたものが出てきたが、お汁は、全然入っていなかった。
こちらは、味的に、本当に、私には異国情緒溢れるおでんで、やたらに甘かった、味付けのベースがお砂糖という感じ。
牛スジは、シコシコして、煮方自体は好きだが、ここのおでんの味は、関東風で育った私の好みと、残念ながら、アンマッチングであった。
おでんの味付けに、関東風、関西風というのがあるとはわかっていたが、「讃岐風」というのもあることを知った感じ。

で、食べ終わって、うどん700円、おでん300円、消費税50円の1050円を払って出てきたのだが、食べ終わったときはそうでもなかったのに、歩いていたら、段々お腹が重くなってしまった。
あのしこしこした硬いうどんは、私のお腹の中に入ってから、お水と沢山吸収して、膨れたに違いない。

どちらにしろ、このお店は、東京で一番の讃岐うどんのお店という評判で、その評判には間違いないような気がする。(残念ながら、他のお店には余り行ったことがない。)
カウンターの中のご主人が、とても若い人で、この若さで、東京一という評判を取るのだから、大したものであると思った。

うどんは、また、是非食べに行きたい。

手打ちうどん すみた

住  所 : 東京都北区中十条2−5−11
       (十条中央商店街)
電  話 : 03−3905−0099
営業時間 : 火〜土    11:00〜14:00
              17:00〜22:30
       定休日前日  11:00〜20:30
定休日 : 毎週月曜日、第三日曜日

お店は、ご主人とフロアの女性の2人だけなので、行列ができたら、大変だろうなという印象があった。



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2002年02月23日(土)

根津をフラフラ 1/2 お蕎麦屋さん


根津にある日本医大まで一人で行く用ができた。(病気とかお見舞いというわけではなく)
ちょうどお昼にあたるのなら、この近所の有名なお蕎麦屋さんでお蕎麦が食べたいと思ったが、用事が終わったのが10時なので、諦めた。
この日は、お昼は家で食べると約束してきたし、帰るには中途半端な時間だったので、場所だけは見ておこうと、根津界隈をふらふらしてきた。

夢境庵
     ここは、探すまでもなく、日本医大の外来用のビルの前にあった。
     木造で、結構間口の大きな立派なお店で、青い暖簾が清清しく、店構えに
     風情があった。
     一度入ってみたいなという感じ。
     病院の前に、こういうお蕎麦屋さんがあったら、見舞いに来た人、看病で
     疲れてほっとしたい人にはいい店だなと思う。
     大病院の中というのは、本当に窓がなくて、別に空気が悪いわけではない
     けれど、何か人工的な空気をずっと吸っていなくてはならず、そんな空気
     に参ったときに、ちゃんとした手打ちのお蕎麦屋に行って、美味しくて冷
     たいお蕎麦を食べたら、身体の中がきれいになるような気がする。

     夢境庵
     住  所 : 東京都文京区弥生1-6-4
     電  話 : 03-3815-4337
     営業時間 : 10:00〜19:00
     定休日  : 金曜日

鷹匠
     ここは、日本医大を不忍通りの方に出て、信号を渡り、根津駅の方に少し
     戻ったところを左に曲がるのだが、初めて行くには、とてもわかりにくい
     ところ(説明も難しいので省く)。
     簡単に書くと、根津の観光案内に必ず出ている芋甚という有名な甘い物屋
     さんの前を素通りして真っ直ぐ進むと、酒屋さんがあって、そこを右に曲
     がって、右側1、2軒目に、「鷹匠」と書いた看板のある狭い路地があっ
     て、そこを入っていくと、奥まったところにお店があるようだ。
     このお店の面白いところは、営業時間が、7:30〜9:30、12:0
     0〜18:00ということ。
     朝の7:30からお蕎麦屋さんが営業しているということは、その時間帯
     商売が成り立っていて、お客がいるということなのだ。
     どういう人が朝から、お蕎麦を食べに来るのか、是非、今度早くに行って
     見てみたい。
     このお店の近所に旅館があったから、この旅館の朝食部門でも、請け負っ
     ているのかなと想像している。
     このお店、路地の手前から遠くに見たのだが、とても、ガラス張りで、木
     造の木の感じが新しくて、きれいそうなので、是非、今度行ってみたい。

     鷹匠
     住  所: 東京都文京区根津2-32-8
     電  話: 03-5834-1239
     営業時間: 7:30〜9:30, 12:00〜18:00
     定休日 : 月曜日と第1、3火曜

根津界隈というのは、とても古いものが残っているのんびりした住宅地なので、こういうお店がどこにあるか、探しながら、散歩すると、とても楽しい。

ところで、東京でお蕎麦を食べるのなら、下記ページが参考になると思う。
ここで、「東京蕎麦名店案内」→文京区を選択すると、夢境庵や鷹匠の紹介が読める。

東京蕎麦食(とうきょうそばく)のページ←ここをクリック



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2002年02月24日(日)

根津をフラフラ 1/2 鯛焼き屋さん


以前、不忍通りを自転車で走っていて、有名な人形町と同じ名前の鯛焼き屋さんがあることに気づいていたが、買ったことはなかった。
このお店の不忍通りを挟んだところが、上野の方に帰るバス停で、バスを待っていたら、シャッターが上がり、お店が開いたので、つい、買いに走ってしまった。
何でも、人形町で修行して独立したお店であり、親戚ではないとのこと。(すなわち、暖簾分け?)

10:30の開店で、私が2人目のお客さん。
その後、焼き上がるまでに、5,6名の行列ができるくらいの人気のお店のようだ。

間口の狭いお店の前に、マスコミで報道された記事や有名人が買いに来たときの写真が並べられていた。
何でも、以前のアメリカ大使であったモンデールさんご贔屓のお店だったらしい。
もう一人、見たことのあるつややかな中年男性の写真があり、「はて、見たことがあるけれど、誰だっけ? ニュースキャスターの誰かだったか、政治家だったか」と思って、お店の人に聞いたら、「はたさん、元の総理大臣」と言われ、「あ〜、そう言われればそうかも知れない」と思ったが、羽田さんが総理大臣だったって、一体何年前のことだったろう、余りに頻繁に総理大臣が代わるから、全然、わからなくなっている自分に気づいた。

で、焼き方を見ていたのだが、これは、はっきり言って焼くのに技術が必要という感じはしなかった(という感じに見えた)。

鯛の型が両側の先にくっついたはさみのような焼き型に、小麦粉の溶いた物を少し入れて、餡を入れて、再び、小麦粉を溶いたものを少しかけて、反対側の鯛の型で蓋をして、焼けばいいようだ。(決して、真中を狙って、材料を型に入れて行くなんていう繊細な感じはしなかった。)
そして、焼き上がると、他の人が普通のはさみで、周囲の型からはみ出た余計な皮を切って出来上がり。
小麦粉の溶いた物をまんべんなく入れるわけでもなく、適当に入れても、挟んだときの圧力で自然と全体に広がるのだろうかと思った。
だから、出来上がり、ところどころ、餡がはみ出ているところはあるのだが、ま、安くて気軽なお菓子だから、これで良いのであろう。

きっと鯛焼きは、素材勝負で、良い材料で餡を作ったりするところが技術なのではと思った。
で、買って帰って、温め直して食べたら、やはり、行列ができるだけあって、美味しかった。
皮はとても薄くてバリバリしていて、餡は、さっぱりしている。
(温め直しは、オーブントースターで、初め、ホイルに包んで温め、途中で、ホイルを取って、バリッとなるよう温めた。)

私は、北海道産の小豆で作ったと書いてあった餡が印象に残ったけれど、我が母は、「周りの皮の小麦粉が、田舎で、自分の家で作る地粉みたいで美味しかった」と言っていた。

わざわざ買いに行く程でもないけれど、不忍通りを通りかかるような方がいらしたら、このお店はお勧め。
お値段は、1個120円。

私は下町ッ子であるが、家の近所に鯛焼き屋さんがなかったせいか、鯛焼きには疎い。(どちらかというと、私は今川焼きで育った。今回食べた鯛焼きの皮は、今川焼きと違って、ふわっとしていないで、ペタッと薄い感じ。)
でも、老舗と言われるお店の鯛焼きがこんなに美味しいのなら、人形町の柳屋や麻布十番の有名な浪花家総本店・四谷ふたばの鯛焼きも、機会があったら、是非、食べてみるべきだと思った。

根津のたいやき 柳屋
文京区根津1−23−8
03−3823−6277
他、細かいことは不明。

      


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2002年02月25日(月)

2002年味噌仕込み


昨年は、お味噌を3月下旬に仕込んだ反省から、「是非、早く、寒いうちに仕込まなくては」と思いつつ、この前の土曜日になってしまった。

大豆の煮方だが、今までの煮方だと、それぞれ下記欠点がある。

普通鍋で煮る....3時間くらい、火を使うので、部屋から出られない。
圧力鍋で煮る....作業は短いのだが、ひとつの鍋で何度も煮なくてはいけない
             ので、結構、忙しい。

なんと言うか、その日は、外出する用もあったし、どちらのやり方でも気分的にせわしく感じた。
そう言えば、奥薗壽子さんの本に、「大豆をお湯に浸して一晩置いておけば、次の日、少し煮れば、柔かくなる」と書いてあったことを思い出し、真似してみることにした。

今回の大豆の煮方
1.夕方、急に味噌を作ろうという気になり、5、6時間くらい水につけることにな
  った。

2.圧力鍋(圧力鍋として使用せず、ただの厚手のステンレス鍋として)2つに豆と
  水を入れて、沸騰させて、あくを取ってから、空気穴のない蓋をして、また、6
  時間くらい置いておいた。(これが朝7時くらい)
  この段階で、手を突っ込んでみると、結構お湯はまだ熱があったし、豆も結構柔
  かくなっていた。

3.出かける用があったので、ここで、また、沸騰させて、あくを取って、再び、ぴ
  たっとした蓋をして、外出てしてしまい、暇になった3時くらいまで、そのまま
  放置。
  この段階でも、またまた柔かくなっていたが、最終的には完全には柔かくなって
  いないという感じ。

4.で、ここから、家にずっといることができたので、火をつけて、たまに柔かさを
  見ていたら、40分くらい煮続けたら、良い具合に柔かくなったようだ。

5.これで茹で上がりで、後は、塩切りした麹と混ぜて、仕込んで、出来上がり。

6.例年、面倒でつい部屋に置いてしまう味噌なのだが、今年は、ちゃんと私の部屋
  より相当寒くて、温度が一定の地下に運んで、作業完了。(これで、成功間違い
  なしと思う)

で、今年の大豆の茹で方なのだが、茹で終わって、茹でたお湯を冷めるまで、そのままにして置いた後、お湯を捨てたら、鍋の底に、灰色のどろどろしたものが相当溜まっていた。
(真似をすることはお勧めできない。何度洗っても、ステンレスの底がきれいにならないで、薄っすら白くなっているから。)

これを舐めてみたが、美味しくなかった。
これって、多分、大豆の灰分ではないかと思った。
成分表を見たら、大豆は、豆の中でも灰分が相当多くて、乾燥大豆100gにつき、5gあるそうだ。(結構すごい量)
このどろどろを見たら、今年は、蒸さないで、じっくり煮たことで、相当灰分が取れてお味噌に入らなかったことで、美味しくなったのかな、と思わないでもないが、「灰分を取る」ということは、味に関しては良いことのように思えるが、実は「一緒に他の栄養素も抜けているかも知れない」ので、実際にできて食べてみないとわからないと思った。

「調理と理論」という本に、圧力鍋と普通鍋の比較が出ていたのだが、「圧力鍋で短時間で煮た方が、甘味とペクチンが豆に残って、食べて甘くて、もちっとしている」と書いてあった。

今年の豆も、途中で味見したら、ちょっと味が抜けていたような気がしないでもない。
ただ、灰分については何も書いてなかった。
今年、煮ながら、沢山のあくを取ったのに、最後の茹で汁にまだあんなに灰分が溜まっていたとは、結構ショックであった。

奥薗さんの本には、「圧力鍋ではなく、普通鍋で煮た方が豆が美味しい」と書いてあったと思った。
ということは、短時間で煮れば、豆の栄養分も逃げない代わりに、灰分も残ってしまうということだろうか?

果たして、私のやたらに時間をかけた煮方で、どんな味の味噌が出来上がるか、楽しみにして、半年待つことにしよう。



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2002年02月26日(火)

アトレ上野−ザ・ガーデン


2/22の晩、母が新聞の折り込み広告を渡してくれた。
どうも、「上野駅にザ・ガーデンができる」と聞いていたのだが、それができたらしい。(噂では、来年の1月だと聞いていた。)

「自由が丘、白金台、広尾にある高質食品スーパーマーケット『ザ・ガーデン自由が丘』」という歌い文句の折込チラシに、色々出ていたので、期待して出かけてみた。

テレビで、上野駅の改装工事が終わってきれいになったと言っていたが、上野駅に新しくできたお店でチラシを入れたのは、「ザ・ガーデン」と「お寿司屋さん」だけだったので、「不景気だから、2店しか、入らなかったのかしら?」なんて、予想したのだが、そんなことはなく、沢山のお店が、新規オープンしていた。

まだ、できていないお店も沢山あるが、
スターバックスコーヒー
アメリカンファーマシー(3/3から)
ブラッスリーレカン(4月以降)
アンデルセン(パン)(3/1から)
ザ・ガーデン
ハードロックカフェ(3/25から)等々
今風のお店が沢山できたようだ。
全てを合わせて、「アトレ上野」というらしい。

「アトレ上野」のページ←ここをクリック

アトレ上野は、オープン2日目とのことで、すごい人手であった。
で、主にザ・ガーデンを見たのだが、池袋や自由が丘に比べて、小さなお店で、ちょっとがっかりした。
小さなお店ということは、池袋や自由が丘にあって、上野にはない商品が沢山あるということだ。
フレッシュな肉と魚・野菜は扱っていない。(果物は少しある)
ウィルキンソンのジンジャーエールもなかったように見えた。

すごいと思ったのは、「神戸トアロードデリカテッセン」の商品が、上野で手に入ることになったことだ。
神戸トアロードデリカテッセンは、10年以上前、私が大阪にいたときに、我が家にお土産に買ってきたもので、それが、地元で手に入るようになるなんて、こんなこともあるのだ。(でも、本当にたまにしか買わないと思うけれど)

神戸トアロードデリカテッセンの商品は主に「パテ」だが、スモークサーモンもあって、きっと、これは美味しいだろうと思ったのだが、80g1400円。
これしかなかったら、買うけれど、そのすぐ近くに200g800円くらいの王子のスモークサーモンが並んでいると、その高さを考えてしまう。(笑)

他、エシレバターが手に入るようになったこと、小川軒のレーズンウィッチも手に入るようになったことは良いことだ。

お惣菜やお弁当と腐らない商品が主なような気がする。
どちらかというと、当たり前だが、地元民向けではなく、上野駅をたまたま乗降する人のが利用しやすいような品揃えである。
お弁当も、今までの在り来りの駅弁だけではなく、「まい泉のカツサンド」「築地宮川本廛の鰻弁当と三色弁当」などが上野駅で手に入るようになったようだ。

ま、取り敢えず、上野駅がとてもきれいになったこと、東京の他の地域の進展にちょっと追いついたことなど、やはり、歓迎すべき「アトレ上野」だと思った。
(でも、ザ・ガーデンにはちょっとがっかり)



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2002年02月27日(水)

簡単デザート−圧力鍋苺シロップ


ある日、御徒町で、小さ目の粒の苺が1パック200円だったので、2パック買ってきた。
洗って苺のヘタ取りでヘタを取って、重さを計ると、ちょうど500g、これに40%の上白糖200gを加えて、圧力鍋の中で混ぜておいた。
1,2時間置いてお砂糖がきれいに溶けたところで、圧力蓋をして、圧をかけること1分、消火して、すぐに水をかけて、圧を抜いた。
何でも、「熱い状態に長くつけること」をしなければ、苺の赤が生きるとのこと。

圧が下がって、蓋を開けると、ぶわっと、苺と沢山の液が膨らんでいるところに、白いアクが浮いていた。
そのまま白いアクを取って、蓋を取ったままで、冷ます。
冷めたところで、味見すると、これが美味しい。
苺の味と香りが強いのだ。
それに、赤の色が鮮やかでとてもきれい。

そうだ、レモンを入れないとジャムにはならないことをこの時点で思い出したが、レモンが手元になかった。
苺の香りと味の強いこの苺の煮たものを、それなりに味わって、余ったものをジャムにした方がいいと思った。

それにしても、わざわざ、ムースやヨーグルトゼリーを作るのも面倒なので、130ccのガラスのカップの7分目にブルガリアヨーグルトを入れ、平にならし、容器の淵についたヨーグルトをきれいに落とし、その上に、混ざらないように、苺のシロップと実を静かに入れて、食べるまで冷蔵庫に入れておいた。
(ヨーグルトを入れるコツは、ヨーグルトの容器にお水が浮いていたら、それを捨て、一旦スプーンでヨーグルトを滑らかに混ぜてから、カップに入れること。
これをしないで、いきなり、ヨーグルトの容器の中にあった形のままヨーグルトをカップに入れて、苺のシロップを入れると、白濁するし、置いておくと、もっと汚くなる。)

何か、ただのヨーグルトに苺シロップというわけで、家人たちに受けるかなと心配だったが、皆、気に入ったようで、次の晩も作っても苦しゅうないとのことであった。
やはり、自分で作った苺シロップは、市販のものにはない美味しさがあるに違いない。


(でも、面白いことに、食べたうちの2人が、途中で、「苺がなくなって、ヨーグルトの味しかしない」と言い出したので、苺シロップを足してあげた。
やれやれ、食べるときに、「良く混ぜてから食べてね」と言うか、もしくは、真中に、苺の実でも埋めておいてあげないと、不親切であることがわかった。)

この単純なものがデザートとして受けるコツは、やはり、盛り付けなんだろうと思う。
真っ白なヨーグルトと苺の赤が混ざらないで、二色にはっきり分かれているところが、ガラスのグラスではっきり見えるから、美味しそうに見えるのだと思う。
ま、朝に、普通の陶器の容器に、ヨーグルトを入れて、ざばっとこの苺シロップをかけても、きっと美味しいだろうが、このような盛り付けにすれば、夜のデザートに使えると発見した。

どうも、今回の苺2パックは、ジャムにしないで、このまま食べてしまうと思う。

他にアイスクリームにかけても美味しいだろうし、ホットケーキを焼いたところにかけても、美味しいと思う。



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2002年02月28日(木)

ほうとう 2/2


材料(4人前)

ほうとう(生)......400g程度
豚こまぎれ肉.......100g
塩・胡椒・........少々
油揚げ..........1枚
大根...........200g程度
人参...........1/3本程度
里芋...........3〜4個
長葱...........1/2本
きのこ類.........適宜
濃い目のだし.......8カップ
赤味噌..........80〜110g
      (味噌大さじ1=20g程度)
醤油...........大さじ3
かぼちゃ.........小1/4個程度

薬味
唐辛子(一味でも、七味でも)

下ごしらえ

1.大根は、皮をむいて4つ割にした後、5〜7mm程度の厚さ、人参は、皮をむい
  て、2つ割りした後、2〜3mm程度の厚さに切る。

2.里芋は、皮をむいて、1cmの厚さの輪切りに切って、塩を振って表面を少し揉
  んでから、お水から茹でる。(沸騰して、ぬめりが出てきて、お湯の上に浮いた
  ら、火を消し、お湯を捨て、水をかけて、急冷する。ざるに取って、水気を切っ
  ておく)

3.長葱は、煮る場合は、2,3cm幅、最後に入れる場合は、5mm程度の幅に斜
  めに切っておく。

4.きのこ類は食べ良い大きさに切ったり、小分けしておく。

5.かぼちゃは、7mm程度の厚さに切って、種を取り、食べ良い大きさに2,3等
  分に切る。(1人2〜3切れ)

6.油揚げは、熱湯につけてから軽く絞って、油抜きをした後、細長く2分割した後
  5〜7mmの幅に切る。

7.豚肉は、食べ良い大きさに、包丁を入れて、塩・胡椒を振っておき、フライパン
  に少々の油を入れて、炒めておく。(炒めることは省略可)

調理

1.圧力鍋に、濃い目のだし、大根、人参、里芋とほうとうを入れて、圧力蓋をする。

2.点火して、強火で沸騰して、圧がかかったら、弱火にして、3分加圧する。

3.3分したら、火を止め、沸騰がだいたい収まったら、静かに圧力鍋を流しに運び
  上から水道水をかけて、圧を抜く。

4.圧が抜けたら、きのこ、豚肉、長葱、油揚げなどの残りの具を入れ、お味噌80
  gを味噌こしか、金ざるに入れて、汁につけながら、菜箸などでお味噌を溶か
  す。

5.醤油を大さじ3入れた後、味を見て、塩気が足りなかったら、味噌を追加する。

6.かぼちゃを入れて、軽くかき混ぜ、再び火にかけ、沸騰したら、すぐ火を止めて
  空気穴のない蓋をして、5分放置する。

7.5分してかぼちゃに竹串を刺してみて、柔かかったら、浮かんでいるあくを取っ
  て、出来上がり。(かぼちゃが柔かくなかったら、硬かったら、再び火をつけて
  ぐらぐらっとさせたら、また、火を消して、暫く置いておく。ほんのちょっと柔
  かさが足りない場合は、もう暫く蓋をして置いておく。)

8.丼にほうとうを盛り付け、つゆを張って、野菜や肉・かぼちゃを上に乗せる。

9.七味や一味の唐辛子を振って、食べる。



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