人はいつか介護者となりそして介護される側になります。その日のためにきょうから少しずつ心の準備を始めてみませんか? |
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![]() 経口摂取が困難又は出来ない方に、直接胃内に流動食や水分などを 送り込む方法があります。 管(チューブやカテーテルなど)を介して、栄養や水分を補給する 方法を経管栄養法といいます。 胃瘻とは、栄養チューブを胃の中に通すための穴のトンネル 瘻孔(ろうこう)のことです。 腹壁と胃に穴を開けて胃瘻を造設します。 ※病的に形成される穴もあります。 潰瘍や癌などが横行結腸に癒着して穴があき、 瘻孔が出来る、胃結腸瘻がよく知られています。 ここでは、栄養補給を目的とした人工的な胃瘻についてまとめてあります。 ![]() 経鼻栄養法や中心静脈栄養などより、良い点を下記に挙げてみました。 ○事故抜去の危険性が少ない。 他の栄養法では、経鼻カテーテル又は点滴チューブが体外に 出ている長さが長いため、邪魔になりやすく、無意識のうちに 自己抜去したり、固定がしっかりしていないと自然に抜ける可能性が高くなります。 ○管理が簡単 慣れるまでは大変かもしれませんが、管の交換方法は 他の栄養法に比べて簡単です。又、交換までの期間が 長いため患者さんへの負担が減ります。 ○外見が気にならない。 腹部に造設されるので、衣類などで隠すことが出来るため気になりません。 ○苦痛が少ない。 管を交換するまでの期間が長く、栄養剤などの注入時間が短いため 患者さんの負担がそれだけ少なくなります。 ○感染や汚染の危険性が低い。 胃瘻を造設したはじめは、傷口からの感染の危険がありますが、 胃瘻が完成した後は、他の方法と比較するとより低くなります。 などがあります。 ![]() 経鼻栄養法や中心静脈栄養などと比較してのデメリットを挙げています。 ○肉体的にも心理的にも大きな影響がある。 腹壁や胃に穴をあけるということは、 初めての方にはかなり勇気がいると思います。 チューブの管理などにもある程度経験が必要なため 慣れない時期は、本人も家族も心理的な不安が強いのではないかと思います。 異常の早期発見が出来るかどうか、出来たとしても適切な対処が出来るかどうか。 例えばチューブが抜けたりした場合の早期発見や対処など。 ○挿入部位の炎症や出血などの合併症を伴うリスクがある。 胃瘻挿入部位から消化液や栄養剤などの胃の内容物がもれた場合は、 挿入部位周辺の皮膚に炎症を引き起こす危険があります。 又、チューブの固定板の圧迫に伴う炎症もあります。 ○腹膜炎の危険がある。 胃瘻が完成していない初期の段階ではリスクが高くなります。 などがあります。 続きはこちらです ![]() ![]() ※参考文献 ◇書籍 「わかりやすい病態生理」小学館 「最新医学大辞典」医歯薬出版株式会社 「PEG(胃瘻)改訂版適切な栄養管理を行うために」フジメディカル出版 「医学大辞典」 「家庭医学大百科」 「広辞苑」 ◇インターネット〉 「フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)」 ![]() 開設日: 2010/09/12 リニューアル: 2013/05/23 |
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