サルモネラ菌による食中毒


・細菌性の食中毒の原因で3番目に多い。
・夏から秋にかけて多い。
・潜伏期間は、6~48時間
・人、家畜、ペット、ねずみ、鶏などの腸管に広く存在
・感染経路は、サルモネラ菌をもつ動物の肉、卵,乳、
ペット類、人、家畜などからの食品への汚染。
ミドリガメを飼っているご家庭や幼稚園、学校などでは
子どもへの感染が問題になっていますので、十分気をつけて
下さい。
原因食品としては、肉、卵、魚介類、乳及びそれらの
加工品、生菓子、サラダなど。

主な症状と治療など
主な症状は発熱、腹痛、下痢、さらに、吐き気、嘔吐、
水様性の便、時に粘血便など。

必要に応じて抗生物質を投与。

一般に、1週間ほどで回復。
嘔吐、下痢が激しいと脱水症状で死亡することもある。
小さい子や高齢者の方が感染すると、重症化する場合があります。

予防
・感染源、動物やペット、ゴキブリ、ねずみなどを駆除
・食品の保冷
・食べる前に加熱
 *サルモネラ菌は、60度、20分で死滅。
・ペットに触った後は必ず石鹸で手指を十分に洗って下さい。




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◇参考文献
インターネット
厚生労働省HP内   
食中毒・食品監視関連情報
www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/index.html
食品安全委員会HP内
サルモネラ菌
http://www.fsc.go.jp/sonota/salmonella.pdf
農林水産省HP内
サルモネラ(細菌)
www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/foodpoisoning/f_encyclopedia/salmonella.html

参考書籍
「よくわかる微生物」
「家庭医学大百科」 
「医学大辞典」





開設日:2008/?
最終更新日 : 2010/4/16
リニューアル: 2017/08/26