介護用ベッドについて
足腰が弱くなった高齢者にとっては、ふとんよりもベッドの方が
動きやすく、体の負担も軽くてすみます。
介護用ベッドは、介護を必要とされる方、介護する方、両方にとって
とても役立つ寝具です。
介護用ベッドは便利な機能がいろいろ付いている為、普通のベッドより
高価になります。その為レンタルする場合も購入する場合も、
いざ選択するとなるといろいろと迷うものです。
介護用ベッドの必要性
介護用ベッドを利用することで、体への負担を軽く出来ます。
何か支えがないと起き上げれない方、立ち上がることが出来ない方は、
ベッド柵などがあれば楽になります。
一人で起き上がることができないか方は、背上げなどが簡単に出来る
ベッドがあれば楽になります。
自分で問題なく起き上がったり、椅子から立ち上がることが出来る方は、
必要性は低くなります。
介護用ベッドのメリットとデメリット
○メリットは?
・介護が必要な方と介護する方の両方の負担を軽くする。
・起き上がったり、立ち上がったりする動作が楽に出来る。
・車椅子などへの移動がし易い。
○デメリットは?
・普通のベッドより高価
・選択が難しい
ベッドの高さは?
○介護される方の場合
身長にもよりますが、
自分である程度動ける人は、座ったときに、膝が90度で、
足の裏全体が床にしっかりと着く高さが良いようです。
マットレスの高さも含めて、40cm前後から45cm前後が目安になります。
☆マットレスの厚さは、6cm 〜 20cm
○介護する方の場合
ベッドの高さ(マットレスの高さも含みます)より
20cmくらい高いほうが無理がないようです。
身長の約40%の高さが目安になります。
例: 身長 160cm の場合
160 × 0.4 = 64cm
☆寝たきりの方の場合は、介護する方にベッドの高さを合わせると
いいかと思います。
ベッドの大きさ
メーカーによって多少違いはありますが、
横 83cm、91cm 縦 180cm 191cm、205cm
などのベッドが主体です。
幅 100cm もあります。
横幅が狭いと、介護する側にとっては楽になります。
上下にサイドサポートを取り付けられるベッドもあり、
ゆったりしたスペースで、介護が必要な方にも便利です。
電動式ベッドの種類は?
背上げのみ
背上げと膝上げ(連動)
背上げと膝上げ(個別)
背上げ、膝上げ、ベッドの高さ調節が可能
その他にも、
ベッドの大きさの調節や、スピード調節ができるベッド、
床ずれ防止機能のついたベッド などがあります。
まとめ
★選ぶポイントは?(ベッドサイドに座れる方の場合)
大切なことは、ベッド(マットレスの高さを含みます)に腰掛けたとき、
膝が90度で、足の裏全体が床にしっかりと着くことです。
最初に高さをみて、あとはベッドの大きさ、マットレスの硬さなどが
重要になると思います。
全ての機能が備わっていれば、それにこしたことはないかもしれませんが、
値段がより高価になります。
★必要最小限揃っていれば良い、これだけはあればいいという場合は?
ベッドの背上げ
★セットで購入する場合、最小限必要なものは?
ベッドの背上げ
マットレス
ベッド柵
*ベッドを置く部屋の環境も大切になります。
介護お役立ちメモ
寝具の選び方・マットレス 後期高齢者の高額療養費 療養通所介護について
※緊急時に役立つ商品は ⇒ コチラ です。
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