第9回(2010年度)日精研春季セミナー
中止
来る2011(平成23)年3月26日(土曜日)〜27日(日曜日)に予定されていました第9回(2010年度)日精研春季セミナーは中止といたします。
開催10日前での中止決定により、参加を申し込まれていた方々、講師をお願いしていた菊池一文先生・綿 祐二先生・宮崎英憲先生、また会場となる予定だった 静岡・伊東温泉 ホテルラヴィエ川良様には大変なご迷惑をおかけすることとなりました。深くお詫び申し上げます。
本会事務局員の多くがそれぞれの現場において東日本大震災の対応に当たらなければならず、3月下旬に伊東でセミナーを運営する体制を維持することが非常に難しい状況となりました。前身である「日精研春季講座」から脈々と連なる歴史を考えると、中止の決断はこの上なく心苦しいものではありますが、状況をご理解いただき、ご容赦いただけましたら幸いです。
最後になりましたが、この度の東日本大震災に被災された会員の皆様、被災地の施設・学校等の現場に立つ皆様に、心からお見舞い申し上げます。
2011年3月16日
日本精神遅滞教育研究会 会長 古山恵治
チラシ(申込書付)をダウンロードできます。お知り合いの方々にもお配り下さい。
テーマ
「どう教え、どう育てるか」
−知的障害者の『よりよい生活』という視点で−
かつて本会の事務局長を務められ、特殊教育(現在の特別支援教育)の先駆者の一人であった藤島岳先生には様々な実践・提言がありますが、その底流には知的障害者のQuality of life=“よりよい生活”を実現したいという思いがあったように思われます。
社会の状況は藤島先生が活躍されていた時代とは大きく変化し、知的障害がある人たちの『将来』も様変わりしました。社会化・コミュニケーション・二次障害…『よりよい生活』の実現のために獲得したい素養や整えるべき環境も変わってきています。
そのような現代において、彼らにどう教え、彼らをどう育てることが『よりよい生活』に結び付くのでしょうか。伊東の地に集い、「このようにした」という文字どおりの実践に加え、「このようにしたい」という思いも合わせて出し合うことで、私たち自身の『実践』を見つめ直してみたいと思います。
様々な分野からたくさんの“現場”の皆さんのご参加をお待ちしています。
期日
2011(平成23)年3月26日(土曜日)〜27日(日曜日)
日(曜日) | 時間 | 内容 |
---|---|---|
27日(土曜日) | 12時 | 受付開始 |
13時 | 開講式 | |
13時10分 | 基調講演(1) | |
15時30分 | 基調講演(2) | |
17時30分 | 自由時間 | |
18時30分 | 夕食・懇親会 | |
20時 | 語る会 | |
28日(日曜日) | 9時30分 | グループ討議 |
12時 | 閉講式 |
会場
静岡・伊東温泉 ホテルラヴィエ川良
セミナーの内容
基調講演(1)
どう育てるか―福祉の現場で―(仮題)
福祉の現場で強い思いを持って取り組まれている先生を、講師にお迎えする予定です。
基調講演(2)
どう教えるか―教育の現場で―(仮題)
講師 菊地一文氏(国立特別支援教育総合研究所)
【講師紹介】
弘前大学大学院教育学研究科学校教育専攻(障害児教育分野)修了。
青森県内の養護学校勤務を経て、現在、独立行政法人国立特別支援教育総合研究所 教育支援部主任研究員。
全国の特別支援学校・研究会に招かれ、「キャリア教育」「授業づくり」をテーマに講演されている。
≪専門分野≫
知的障害・自閉症・授業づくり・キャリア教育
≪研究≫
日本学術振興会科学研究補助金平成22〜24年度基盤研究(C)「特別支援教育におけるキャリア教育の充実を図るための研修パッケージ開発」研究代表者
国立特別支援教育総合研究所H20〜21専門研究B「知的障害教育におけるキャリア教育の在り方に関する研究」研究代表者
≪著書≫
「知的障害教育におけるキャリア教育の在り方に関する研究―『キャリア発達段階・内容表』(試案)』に基づく実践モデルの構築を目指して―研究成果報告書」(国立特別支援教育総合研究所)
「特別支援教育充実のためのキャリア教育ガイドブック−キャリア教育の視点による教育課程及び授業の改善、個別の教育支援計画に基づく支援の充実のために−」(国立特別支援教育総合研究所編 ジアース教育新社)
「特別支援学校新学習指導要領の展開」(大南英明編 明治図書)他
グループ討議
基調講演で示された「知的障害者の『よりより生活』」を踏まえ、少人数のグループに分かれて、具体的な話し合いを深めます。
【コーディネーター】
現在依頼中
参加者が5〜6人のグループに分かれ、それぞれの立場からの討議を予定しています。
語る会
日精研恒例の『言いたい放題コーナー』で、未来を語り合いましょう!各方面のオーソリティと膝を交えて本音で語り合いましょう!
研修会参加費
一般 20,000円 学生 14,000円【内訳:講座費、宿泊費(1泊2食)、懇親会費】
参加申込をされた方に、参加費の振込先をお知らせします。
当日のキャンセルにつきましては、参加費の一部を請求させていただきます。
春季講座 第1〜9回 第10〜19回 第20〜29回 第30〜39回 第40回 第41回 第42回 第43回
セミナー 第1回夏季 第2回春季 第3回春季 第4回春季 第5回春季 第6回春季 第7回春季 第8回春季 第9回春季 第10回春季 第11回春季 第12回春季