第10回(2011年度)
日精研春季セミナー
テーマ
「寄り添う」という姿勢
−対応に困った時、戻るべきところ−
時代の変化、社会の変化、制度の変化が指摘されて久しい“今の現場”に立つ私たちは、さらに 前へと歩みを進めることが求められています。指導・支援に関する様々な理論・手法が提起されていますが、それらは児童生徒・利用者と向き合う私たち(指導者・支援者)との関係があってこそのものであり、彼らの“心の温度”を感じ取れるような、そんな「寄り添う」姿勢こそが全ての前提になるのではないか。現場の実践を大切にしてきた日精研は、そう考えます。
そこで、医療・福祉の分野で精力的に活躍されている先生方からお話をお聞きし、平成22年12月に逝去した川田昇先生(こころみ学園元園長・本会前会長)の業績・想いを偲びながら、参加者それぞれが自分の“現場”で、知的障害者の人たちにどう“寄り添う”ことができるかをワークショップで考えるセミナーを企画しました。ぜひふるってご参加くださいますようご案内申し上げます
期日
2012(平成24)年3月24日(土曜日)〜25日(日曜日)
日(曜日) | 時間 | 内容 |
---|---|---|
24日(土曜日) | 12時 | 受付開始 |
13時 | 開講式 | |
13時10分 | 基調講演(1) | |
15時50分 | 実技講座 | |
17時 | ワークショップ(1) | |
17時30分 | 自由時間 | |
18時30分 | 夕食・懇親会 | |
20時 | 語る会 | |
25日(日曜日) | 9時 | 基調講演(2) |
11時25分 | ワークショップ(2) | |
12時 | 閉講式 |
会場
静岡・伊東温泉 ホテルラヴィエ川良
セミナーの内容
基調講演(1)
「寄り添う」という姿勢―医療の立場から―(仮題)
【講師紹介】
藤岡 宏(ふじおか ひろし)先生
児童精神科医・つばさ発達クリニック院長
よこはま発達クリニック顧問
川崎医療福祉大学非常勤講師
特別支援教育士スーパーヴァイザー
日本自閉症協会研究部委員
1953年生まれ。九州大学医学部卒業。福岡大学精神科、東京都立梅ケ丘病院で児童精神医学を研修。愛媛で大人の精神科医療に携わる傍ら、児童精神科医療に関与。仲町台発達障害診療所、よこはま発達クリニック勤務を経て2000年、愛媛県今治市に、自閉症を主対象とした、つばさ発達クリニックを開業。
【主な著書】
「自閉症の特性理解と支援―TEACCHに学びながら」(ぶどう社)
「高機能自閉症・アスペルガー症候群入門」(中央法規出版)
実技講座
出張「手づくりおもちゃ館」
【講師紹介】
井村雄三(いむら ゆうぞう)先生
阿波手づくりおもちゃ館[徳島県阿波市]館長
http://www.awa-omochakan.org/
1940年生まれ。徳島大学学芸学部卒業、東京学芸大学臨時養護学校教員養成課程修了。徳島大学教育学部附属養護学校教諭、鳴門教育大学附属養護学校副校長、四国大学生活科学部准教授を経て現職。1998年、特殊教育120年記念教育功労者表彰。全国各地で講演し、身近にある素材を遊具にする方法、板、布などを使い絵本を作る方法、障害児の指導方法などについて研究。
【主な著書】
「障害児の生活から遊びを生み出す本」(明治図書)
「自然の中にある物や自分の作った物で遊ぶ」(ミネルバ書房『発達』122)
基調講演(2)
「寄り添う」という姿勢―福祉の立場から―(仮題)
【講師紹介】
綿 祐二(わた ゆうじ)先生
文京学院大学
人間学部人間福祉学科/大学院 人間学研究科 教授
同 地域連携センター長
社会福祉法人睦月会理事長
障害者支援施設(入所・短期入所・生活介護)「わかばの家」
大田区立大田生活実習所/ケアホーム国立
西東京市田無障害者福祉センター
西東京市相談支援センター
特定非営利活動法人福祉なんでも相談室「Cotton Rings(障害児余暇支援事業)」理事長
NPO法人「Cotton Dream(障害者就労支援)」理事長
1964年愛知県生まれ。東京都立大学助手後、長崎国際大学助教授を経て、現職。
介護福祉士のあり方および養成プロセスの見直し等検討委員会、介護福祉士国家試験委員(以上厚生労働省)、西東京市保健福祉審議委員、障害者地域自立支援協議会会長(ふじみ野市、西東京市、三鷹市)などを歴任。
【専門分野】
ケアマネジメント研究、重度心身障害児者のQOL指標に関する研究、
ノンバーバルコミュニケーションの開発、障害児者地域生活支援
【主な著書】
「高齢者の寄り添い介護」(黎明書房)
「介護の基本I」「介護の基本II」「生活支援技術III」(建帛社)
「利用者本位の介護技術」(アニカ出版)
ワークショップ
「私の現場での“寄り添う”姿勢とは」(1)(2)
3〜5人の小グループに分かれ、各自の想いを共有します。
※教育・福祉・労働等さまざまな立場から討論できるよう、受付後に事務局でグループ編成させていただきます。
参加者が5〜6人のグループに分かれ、それぞれの立場からの討議を予定しています。
川田先生を偲ぶ夕べ
平成22年12月に逝去された川田 昇先生(本会 前会長)に献杯し、在りし日のエピソードをご紹介します。
語る会
日精研恒例の『言いたい放題コーナー』で、未来を語り合いましょう!各方面のオーソリティと膝を交えて本音で語り合いましょう!
研修会参加費
一般 20,000円 学生 14,000円【内訳:講座参加費、宿泊費(1泊2食)、懇親会費】
参加申込をされた方に、参加費の振込先をお知らせします。
当日のキャンセルにつきましては、参加費の一部を請求させていただきます。
問い合わせ先
〒342−0045
埼玉県吉川市木売2−8−5 松本方
日本精神遅滞教育研究会 事務局
FAX 048−983−2606 mail nisseiken_web@yahoo.co.jp
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