太田切川

対象 イワナ・アマゴ
日券 ¥1100  年券 ¥6600
遊漁期間 2月16日〜9月30日

天竜川漁業協同組合

釣り場周辺の地図
駒ヶ根IC下りてすぐ上流へ移動。赤い釣り橋(こまくさ橋)付近から上下流広範囲がポイント。地図もらえるのですぐ分かると思います。

釣り場の天気予報
雨量・水位情報 太田切雨量 天竜川本流合流点付近水位 こまくさ橋ライブカメラ こまくさ橋下流ライブカメラ


2005年釣行記 8/16
2006年釣行記
 8/14・15 9/99/10
2007年釣行記 4/28 8/18 9/15
2008年釣行記 6/7 8/6
2010年釣行記 8/13 8/14
2011年釣行記 7/16・17・18
2012年釣行記 9/2
2013年釣行記 6/1 8/29
2015年釣行記 8/12
2016年釣行記 8/12


最初に言っておくと、長野県では管理人の最もお気に入りの川です。

ただし、大きくて綺麗な魚がたくさん釣れるという意味ではない(場所にはよるけど)。ロケーション、釣り、観光、食べ物、温泉・・・色々な点を考慮して、総合的に「良い川」なのである。
単独釣行派で天然やサイズを追い求める人には、近くに良い渓が沢山あるのでメリットは少ない。

家族連れでも結構楽しめる川。
一言で言えばこんな感じ。



書く事が多すぎるので分野毎にまとめてお伝えしましょう。
当サイトは一応釣りのサイトなので、まずは釣り場、フィールドについて。


シーズン
 残念ながら梅雨明け〜初夏が本格シーズンで、解禁当初に行っても楽しめない。豪雪地帯のため雪代も長く続き、5月でもロッド振らず帰ってこなければならない事もあり。
とにかく高原である事を忘れてはいけません。着る服も行く時期も、平地の-2ヶ月ぐらいで丁度良いでしょう。

フィールド
 誰もがご存知の超有名C&R区間設定河川でしたが、2011年度より廃止され、持ち帰り可となりました。
C&R区間があった時は魚ウヨウヨで管理釣り場並みの魚影・・・と言いたいところですが、簡単には釣れませんでしたね。そして、C&R区間設定解除後、魚が激減したかというとそれ程でもないようで、大して変わらずそれなりに釣れてるようです。

2011年7月に訪れましたが、むしろ以前より釣れるようになったような?

2005年など、初めて訪れた初期の頃は危うくボウズになりかけた事もあり、舐めて掛かると痛い目に遭う可能性がありますが、元々大河川(の支流)なので、釣りにくい理由は結局他にあります。


釣り人が多すぎるから。あと、観光客もたくさん川で遊んでるから。


 しかし、釣り人の数が多いなら納得できますが、この川は特に夏のシーズン、川遊びの客も混ざってとんでもない事になっています。
水が綺麗なためと思われる人気の高さ、アクセスの良さ、川へ簡単に降りられる親水護岸が理由ですが、とにかく夏は人だらけ。普通に考えても魚逃げますなー。

ところが、岩の隙間や誰も狙わないような薮の下へフライを送り込むと、周囲の喧騒からは想像できないような綺麗な魚が釣れてきます。時期とタイミングによっては爆釣も。

使用フライは全体的に黒っぽいフライが良さ気だが、沈めるとクリーム色のBHジャパニーズ・バグ等でも反応するので、うん、なんでも良いと思うぞ(汗)。

岩魚だから大きいフライが良いと思っていたけど、#18ぐらいの方が反応が良いらしい。私は試していませんが、釣ってる人は99%ドライなので、ストリーマー引っ張る価値はありです。水深のあるポイントが結構ありますしね。


6月上旬の岩魚の捕食物(C&R区間) ・・・なんでも食ってるでしょ?

狙うなら断然イブニング。
もし家族連れで釣りに行くなら、午後3時までは全て観光と家族サービスに徹し、宿にチャックインして家族が温泉を楽しんでいる間、夕食までの4時間を釣りに費やす方が効率が良い。
管理人は早朝現地入りし、家族が車で寝てる間にガツガツ釣って楽しんでいます。

 基本的に釣りやすいのは駒ヶ根橋(吊り橋)前後数百メートルの区間。川原が広く、流れが何本にも分かれていますので、先行者がいてもなんぼでも回避可能。
もっと下流から釣れるようですが、人目が少ないためか河川工事が頻繁に行われており、遠征組みが入るにはリスクが高すぎ(濁りがすぐに収まる川なので、前日まで工事してても分からないかも)

フィールド(旧C&R区間上流)
 ある意味、太田切川の最も魅力的な区間。3000m級の山々が連なる駒ケ岳から流れ落ちる川なので、当然、上流にはそれなりのパラダイスが広がっている。

しかし、パラダイスに近付くにはそれに比例した体力と時間、そして危険性が伴うことは致し方ないことか。
基本的に上流へは車で行けず(タクシーとバス、地元車輌と電力会社関係者のみ)、徒歩かバス。しかも入渓点からすぐ川に下りられる場所は少なく、薮漕ぎか林道を数十分歩く事となる。

ついでに熊の出没地域であり、旧C&R区間とは異なり巨石のゴロゴロ(おまけにすべすべした岩肌で、シューズのグリップが効き難い)した山岳渓流になるため、一気に難易度が跳ね上がる。
簡単に言えば、死ぬ可能性が高くなる。


それでも行く価値があるかは微妙なところ。長野の渓なら他で素晴らしい場所がいくらでもあるからだ。
管理人的には、安全性、魚影、体力面をトータルで考えれば、こまくさ橋近辺の旧C&R区間の方が良いかと思う。

上流部では熊避けグッズと最低限の行動食が必携。道路と遠く離れるので、万が一襲われたら大変な事になる。お守り程度の安物でも良いので、備えだけはしっかりと。

観光
 色々あります。

まずはソースカツ丼。これ無しには語れない。

見た目のボリュームとは異なり、意外とサッパリ食えてしまうのが恐ろしい。具体的に店名を出してしまえば、駒ヶ根橋近くにある、「すが野」「ガロ」少し下って「明治亭」。
アレコレ細かく言いません。1回は食べる価値アリっす。

初夏限定ですが、桃狩りもお薦め。同じ農園でプルーン狩りをやってる所もある。時期が少し早ければブルーベリー狩り。

桃が鈴なりに実ってる光景は圧巻。子供なら絶対大喜びします。
ただし落とし穴があり、木になってる実は硬くて美味くなかったりする。完熟してないのね。
土産用に5〜6個もいだら、喰うのは事前に冷やしてある、前日(?)ものにしましょう。※コロナ禍以降、閉園したところが多いみたいです。

あとは管理人が好きな順に並べてみましょう。

地ビール・・・駒ヶ根ファームスと言う観光施設にある「味わい工房」というレストランで飲める。地ビールの特徴であるアロマホップの香りは当然として、特筆すべきはその喉越し。水が良い土地の地ビールは本当に美味い。
味わい工房の料理はどれもハイレベル。燻製の他、トマトや玉ねぎなど、野菜がおいしい。ちなみに、ここでソースカツ喰うのは他に専門店が数多くあるため、勿体ないのでやめましょう。

なお、私はいつも馬刺しを注文してます。南木曽の名産だって分かってるけど、ビールに合うんですわ。


すずらん高原牛乳アイス・・・駒ヶ根ファームスで販売。濃厚なのにあっさり系。生クリームやバターのような、しつこいコクではなくて牛乳の味が濃いんだろう。甘いものが苦手な管理人もお気に入り。子供に買ってやると話さなくなる。

山菜蕎麦・・・当然、いくつか蕎麦屋もあります。時期が合えば、てんこ盛りの山菜蕎麦が楽しめます。
太田切川近辺を歩いてると、少し薮に入れば雑草級に山菜が生えてますので(ワラビやアケビの芽ぐらいなら道路脇でも目に付く)、当然といえば当然。

その他、早太郎温泉やロープウェイ、光前寺、駒が池・・・駒ヶ根橋近辺には食う所、見る所が数多いので家族が楽しめる。じゃらん等の宿雑誌に載っていない、お洒落なペンションも多いようなので、事前に情報収集すれば釣り以外でも楽しめるのは間違いない。

なにより水と空気、星空が綺麗なので、小さいお子さんがいる方には是非ともお薦めしたい場所である。



以上、観光案内でした(汗)




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