2007 4/28 長野県
太田切川C&R


最初に言っておこう。酷い目に遭ったと。


ゴールデンウィーク一発目は、家族旅行も兼ねて太田切川へ遠征。仕事を終えてから釣り道具、旅行用の荷物、布団を積み込み高速道路へ。
天気予報は「寒冷前線の通過により、お昼過ぎに一時雨、時折雷や突風の恐れあり」となっていて、朝と夕方は全て曇りか晴れマークになっていた。

「早朝とイブニングは釣れるな・・・」

甘い考えの下、深夜12時には太田切川に到着。サークルKで日券と歯ブラシを購入し、釣り橋の公園へ移動。車の後部座席をフルフラットにし、8時ぐらいから既にチャイルドシートで寝てしまった娘を真ん中に寝かす。

「んぐー zzz」

何故だ・・・?
ピンと伸びた手と足は、まさに大の字を描き、一番小さいはずの娘がスペースの半分を占めている。
もう少し小ぢんまり寝てくれよ、とも思ったが、寝付かないより100倍マシなので大人が体の曲げ方を工夫して就寝。

午前3時、雨の音で目が覚める。

午前5時、雷の音で目が覚める(汗)


明るくなってきたので傘をさして川に行くと、濁りこそなかったがかなりの増水。遠くの山々は雪化粧で、降り続く雨と共に雪解け水の流入も相当量ありそうだ。

一気にテンションが下がる。

結局、昼前まで雨は絶え間なく降り続け、観光で時間を潰す。夏なら50m間隔で釣り人がいるのだが、誰一人釣りをしていないのも気になる(雨でも釣ってる人はいるだろうと予想していた)

昼過ぎ、雨の合間に入川。予想通りの大増水、そして3秒と手を浸けられない氷水のような水温。完全に来るのが早かった感がある。

しばらく川にいると、霧というよりは雲の塊のような濃霧が流れ込んできたり、突然大粒の雨が落ちてきたりで釣りどころの話ではない。

当然ながら、ハッチなんて全く無い。

こまくさ橋の公園で飼われていたイワナもジッと動かず。

こうなりゃヤケクソだって事で、釣りを諦めて地ビールを試飲(←なんでだよ)。改めて思うが、ここの地ビールはサッパリしていて美味しい。水が良いのは間違いないので、舌触りが良いというのか、いくらでも飲めそう。


そして、嫁さんお待ちかね、ソースカツ丼を食いに行くことに。移動中、フロントガラスにバシバシと当たったのは霰。今日の天気はどうなってるんだ・

今回選んだのは明治亭のすぐ近くにあるアンデルセン。掲示板で教えて頂いた「青い塔」を検討したが、C&R区間周辺の店を網羅していないので、次回に。

ガロ・明治亭に行列が出来る中、比較的空いていたアンデルセン。衣がカリッと揚がっていて、やや濃厚なソース(味噌カツのような印象)が特徴。量が多すぎず、無理せず食べきれる。

しかし、我々夫婦のランキング @すが野 A明治亭 Bガロ に割って入るまではいかなかった。「この店でなければならない」といった、これという特徴を感じられなかったためだ。


昼食を終えると、天気も幾分回復傾向。
嫁さんが夜の買出しに行くとの事だったので、駒ヶ根橋やや下流から川へ入る。
その途中、旧・建設省が設置したと思われる看板の内容には笑わせてもらった。

カモシカや山の動物が、大雨や土砂崩れを恐れていた?山の奥地にまで道を貫通させ、川を堰堤でズタズタに寸断した人間の方が遥かに怖いわ。

日没、期待していた落差工でフライを沈めようかと思ったが、砂で埋まってしまっており、ここも不発。
始める前から分かっていたが、この日はボーズという結果となった。


夜は観光案内所2階のレストランで、地ビールとスペアリブ、燻製、モッツァレラチーズのサラダ等を堪能。どの料理も結構凝っていて旨かった。

旅館では風呂と寝るだけが目的の我々夫婦。今回も、宿泊代が3人で7000円程度で済むユースホステルを利用(浮いたお金を食費に投入しているのだが・・・)。


翌朝、目を覚ます。

まぶしい朝日、清々しい乾いた森の空気、穏やかな小鳥のさえずり、チラチラと降る桜吹雪。
なんだよ、この絶好の行楽日和は(怒)

無料の朝食(コーヒーとパン)を済ませ、川へ移動。

 

水も幾分落ち着き、これなら釣れそうか・・・。

しかし、水温はそう簡単に上昇していないと考え、日券の購入は見送り。昼まで観光し、釣る場所は移動しながら考えることにした。

なんか変なポーズの娘。「我が生涯に一片の悔い無し」のポーズなのか?お前、生まれてまだ1年少々やんけ。

昼食はソースカツ丼屋「すが野」へ。山盛りキャベツで見た目に反し、あっさり食える。ご飯までなかなか辿り着けないのが難点だが・・・。我々夫婦では珍しく、二人とも揃って旨いと認める味。ダシ?が効いたソースが絶品だ。

お腹も満足し、帰り道の方向でもあるので阿知川へ向かう事とした。

→阿知川へ続く


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