2008年6月7日 長野県
太田切川C&R


久々に更新!


今シーズン中は、仕事と家庭の諸事情で遠征の釣りが難しいと思っていましたが、嫁さんの「久々にソースカツ丼が食いたい」の一言で、急遽駒ヶ根行きが決定。

宿の予約を入れたのは、なんと前日の金曜日午後6時。出発2時間前です。

何故かネットで検索しても各宿は予約いっぱいだったので、ダメ元で一軒のペンションに電話したところ、運良く空室があり。
ホッとしつつ、観光シーズン前なのに宿が取れない事情を聞くと、手作り工芸品のクラフト展「くらふてぃあ杜の市」が土曜・日曜に開催されるらしく、出展者や観光客がかなり駒ヶ根入りするとの事。

ま、釣りには関係ないので気にしないことにしたが、後にちょっと大変な目に遭う事になるとは露知らず。


深夜0時30分、こまくさ橋(吊り橋)の公園に到着。車の後部座席にマットレスを敷いて、家族3人で就寝。娘がでかくなってきたのでかなり窮屈・・・。


午前6時起床。嫁さん達を起こさないよう車を抜け出し釣り開始。こまくさ橋よりやや下流部から入渓。

ちなみに釣り可能な時間は、嫁さんから「起きたよ」のメールが届くまで。(汗)


ゴゴゴゴゴゴゴ・・・

最近の雨と雪解け水が混じり、かなりの増水。
そして、水がかなり冷たい!水温7度ってのは水温計の故障か冗談か?冷えたビールじゃあるまいし。


フライを流せるポイントがかなり限られており、ドライでは厳しいのは一目瞭然。

ええ。色々試しましたよ。パラダンで様子見から始まり、ニンフ、ビーズヘッドピューパ、大型ドライ(ホローボディ)、小型ウェット、管釣りパターン・・・(←オイオイ)


反応が全くねぇ。フライを流しても、一気に下流へ流されるのでメンディングが忙しい。おまけに釣れないので、気力は萎えるし体力的にも辛い。
少し釣り上がり、堰堤までたどり着くとなにやら騒がしい。


バタバタバタ・・・

見ると、ヘリが荷物を運ぶため川沿いの広場〜山頂を往復している。近付くと川の音さえかき消す爆音。カラスが上空を横切っただけでサッと逃げる渓魚さん達にとって、ヘリはどう見えてるんでしょうね。



ヘリの真下で釣れるわけねぇよ!(泣)




一旦川を上がり、ビール工場付近まで歩いて移動。
日が高くなってきて、少々汗ばむ陽気に。川に入ると、水温は8度まで上昇。少し期待できるかも・・・

・・・と、思ってたらいきなりきました!20cm程度ですが嬉しい1匹。使用フライは黒のパラシュート#16。
来年以降の参考するため、捕食物をチェック。

何でも喰ってますなぁ・・。#18ぐらいの明色メイフライニンフが多数。その他はテレストリアル少々、ケースドカディス、ガガンボラーバ、ブナ虫(?)、ミッジピューパなど。

陸地ではムネアカオオアリが多数見られたので、さらに日が高くなればアントパターンでいけると考え、フライをチェンジ。程なく、セミが鳴き始める。

遠くの山には雪、気温は23度を超え、足元の水は8度で、そしてセミの声が聞こえるのは、なんだか不思議な感じだ。


アントパターンに変えて数少ないポイントを狙うと、ポツポツと反応が出始める。
しかし、フッキングまで持ち込めても、重い流れに身を任せるように下流へ逃げる魚達。なす術無し。

午前10時、こまくさ橋まで来たので再度川から上がり、車を確認すると嫁さんと娘がちょうど起きたところだった。
ここからは観光&家族サービス開始。


かんぱーい!
駒ヶ根ファームのレストランで、馬刺し&地ビール。嫁さんは味見程度なので、私がグラス2杯頂きます。
このレストラン限定の味わいエール(AGYエール)と、季節限定の駒ケ岳エールをオーダー。
駒ケ岳エールは香り高く、かなり旨い!しかも飲みやすいんでお薦めです。

駒ヶ根ファーム〜駒ケ池近辺は、大量に店が出ていて時間潰しには最高。しかし、晴れたからいいものの、木製や革製品の出品が多く、梅雨の時期に開催する意味がよく分からん。


ぱっくん!
すずらん高原牛乳アイスクリーム。濃厚だけど、ハー●●ダッツのように脂っぽくないのでしつこくない。
少し前までは耳かき1杯ぐらいしか食べられなかったのに、1個丸ごと召し上がるお嬢様。でかくなりやがって・・。

駒ケ池まで歩いてくると、そこでは手作りカヌーの体験コーナーが。

そこで娘が一言。



「おふね乗る」



・・・だ・誰が漕ぐんですか!!?


バッシャバッシャ
お父さん、頑張ってます。飲酒運転のような気もするが・・?
フルパワーで漕いだところ、嫁さん曰く「速すぎて写真撮れなかった」そうです。


じゃらじゃらじゃら〜
ビー玉を上から転がすと、階段のように段々と下へ転がって行く木のおもちゃ。
魔力と表現したくなる勢いでチビッ子が集まってました。一番小さいのにビー玉と場所を独占する我が娘。
ライバルが増えてきた頃には、ビー玉を堰き止めて一気に流すという迷惑な遊び方に目覚めていました。


かんぱーい!A
喉が渇いたのでマルスウィスキー工場でビール試飲。黒い細長いのは馬肉のジャーキー。
ジャーキーは¥400でかなりの量があるので、¥200で半分の量を売ってほしいな。


山菜そば
五平餅が売りの店のようだけど、この時期は新鮮な山菜が楽しめる。
「これがコゴミ、これがぜんまい・・」オバチャンが説明してくれる。
2〜3種類、
オバチャンも分からん山菜が混じってたようで、ちょっと笑えた。
そして、
家族3人で一杯のソバをがっつく
いや・・金が無いんじゃなくってさ、ソースカツ丼が待ってるから・・。ね?


ど〜ん
朝〜昼飯の〆は、やはりソースカツ丼。
今回は初心に戻り、明治亭。さすがは駒ヶ根ソースカツ丼協会会長のお店、バランスが取れていて旨い。

午後3時、チェックインの時間になったのでペンションへ。嫁さん達は風呂に入って昼寝するそうなので、食事の時間まで釣りが出来る♪






甘かった。




ビール工場辺りから釣り上がること2時間。魚の影さえ見られない。浮かした・沈めた・引っ張った・・・。大きなフライも小さいフライも試した。


唯一反応があり、無事キャッチできたのはこの一匹。


小さいねー(汗)

やっぱり、太田切川は梅雨明けからが勝負なのかもしれません。夏休みになると川遊び客が増えるので、狙い目は7月の1〜2週目?

久々に苦戦を強いられました。


え?釣れたフライは何かって?




イワイ・イワナU

ざわざわざわ・・・


え?お前またかよって?


・・・いや・・・・別にいいんじゃないですか? たかがフライですよ。


それに、前回は”T”でしたからね。着実にバージョンアップしてる訳ですよ。





ざわざわざわ・・・



( ̄◆ ̄;)ウ・・ウッセェヨ!






トータル6時間ほど釣って、キャッチしたのは2匹。そのうち1匹を仕留めたこのフライ。試したフライは20種類以上。この現実は認めるしかないでしょうが。


最近、某誌で「ロングキャストには#4より#2の方が適している」みたいな御言葉を掲載され、ボキは頭の上には「?」まーくが「???」と3つほどならんだけど、いわいいわなはたしかにつれるね〜(←自暴自棄)




 6時30分が夕食の時間だったので、少し早めに釣り終了。
ペンションの窓から眼下の流れを見ていると・・・沢山の人が釣ってますね〜。そして、ほとんどの人が游漁証を持ってませんね〜(汗)

今年(去年もだっけ?)の天竜川漁協の日券は、上のように赤色なのでかなり目立つはずだが、どう見ても年券買ってそうにない方ばかり。
そういえば、太田切川に来るようになって4年目だけど、一回もチェックされた事がない。買うのがバカらしいと思わせないためにも、せめて土日ぐらいは見回りしても良い気がする。


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