2013年6月1日 長野県
太田切川
釣行から1か月経っての釣行記アップ。いやー、ヤル気あるんですかね?(←お前がな)
仕事や子供の行事で忙しいのもあるが、正直原因は分かってる。動画だ。
YouTubeにアップすると、お務めを果たしたみたいで安心してしまう。文章書くのって、面 倒 な ん だ よ ね(←オイ)。動画メインのサイトに転向しようかしら。トップページで軽いサイトを目指すとか言っちゃってますが。
+++
さてさて、2005年から始まった太田切川遠征兼家族旅行。
意外にも、6月に来たのは過去に1回のみ。しかも、かなりの大増水で芳しくない釣果だったようだ。
空梅雨の今年は多少ましかと思い、最悪、地ビールとソースカツ丼食いにきた小旅行と思い遠征決定。駒ヶ根に到着すると、あちこちにテントが設営されている。くらふてぃあ・杜の市だ。
実は今回、太田切川に遠征(旅行)が決まったもう一つの理由がこれ。
昨年、石に名前を彫ってくれるハンコ屋さんが出店していて、一つハンコを買ったのだが、上の子の名前の印鑑が無く(下の子の名前のはあった)、「来年買いに来るから彫っといてね!」という6才の娘とオッチャンの約束が果たされるか、ちょっとしたドキュメンタリー的な要素があった。
しかし、後で分かった事だが、毎回同じ人が出店するとは限らず、しかも春の”くらふてぃあ杜の市”と秋の”もみじクラフト展”は出展者が異なるケースがある事、なにより、希望者が多くて出店できないクラフトマンがいる事や、何年か連続で出店すると、1回出店が出来なくなるシステムとの事で、思っていた以上に人気のイベントのようだ。結局今回は石のハンコ屋さんに会えなかったが、気長に会える日を待とうと思う。
9時に駒ヶ根に到着して1時間半ほどクラフト展を散策、その後歩いて入渓点に着いた時には10時を過ぎていた。
水量はやはり多め。特にハッチも無かったので、適当にパラシュートフライを結んで釣り開始。
入渓10歩目、フライ1投目。速めの流れに漂うフライが、スパッと消えた。15cm程の岩魚。
空を見上げ、「来て良かった」とつぶやいた。正直、最悪の場合増水で入渓できないとかボウズ覚悟だったので、久々の岩魚が1匹釣れた時の嬉しさは格別のものだった。
入渓場所からさらに数歩進み、少し流芯を狙う。
?????
何だこの状況は?
フライを流せばほぼ間違いなく反応がある。しかも、普段ならまず狙わない浅瀬でどういうことだ?
ちょっとドキドキしてきた。核心部分にフライを流す。
24cm
15cmクラスが多いが、20オーバー連発。笑いが止まらない。結構デカい声で「あー!もう!メッチャ面白い!!」と一人ではしゃいだ。普段、どんだけストレス溜まってんでしょうね。
ほんの少し前まで、15cmの岩魚が釣れたことに対し、両膝を付いて涙を流しながら神様に感謝してたのに(←やや誇張)、卑しくも「尺」とか考えてる自分が怖い。
しかも、この状況なら確実に狙えると過信し、ブログに「これは尺出そう。ガンガン行きたいと思います。」などとリアルタイム更新で書き込んだものの、結果はご承知の通り。結局、25を超える魚は出なかった。
誰もが狙いそうな大きなプール。よく目を凝らすと20cm前後がウヨウヨ。しかし、毎回このポイントは無茶苦茶スレているので、核心部分のみを数回流して上流へ(結果は案の定)。
しかし、天国は続かなかった。
真夏であれば難なく越えられるルートが、嫌な感じの増水で遡行困難。多分、少し無理するか山の中へ入って遠回りすれば越えられる。しかし、昼飯までには戻る約束があるので時間は掛けられない。何より、渓流釣りでは絶対に無理をしないのが信条なので、潔く転進。
先程のプールで遊ぶ事にした。
結果的に、アホ程釣れました。飽きるぐらい飽きるぐらい飽きるぐらい
いや−、こう言うと角が立つかもしれませんが、地元、三重県にある上級者向け管理釣り場より10倍は釣れたね(汗)
では、という事で投入したのがリーサルウェポン・ツノ・シャートリューズ。いえ、ただの気分転換でしたが、これが炸裂。
これ一本で10匹以上(冗談抜きで)ゲット。ノーハックルサイドワインダーを、こっそり切り札としてフライボックスに忍ばせるより、これを1本入れとく方が絶対良いぞ。
プライド? (;  ̄■ ̄)シャラァァァァップ!!釣れてなんぼでしょ。釣りは!
しかし、ウハウハ言ってたこの辺り(11時半過ぎ?)から状況は悪い方へ一変。快晴ではないにしろ、日が高くなったのにどんどん低下する気温。肌寒ささえ感じ始めた。
最初は寒冷前線の通過かと思い、雷と大雨を心配したがどうも違う。と言うか、水に浸かっている足が異様に冷たい。午前中の入渓時、大して気にならなかった水温だが、多分一桁まで下がってる感じ。
これは、もしかして雪解け水か?
魚の活性も下がったため、潔く撤収とした。
車での長い道をテクテク歩いていると、嫁さんからメール。
「寒天パパでなんかイベントやってて、綿菓子とか出店とか全部無料!もうしばらく帰れやんから、2時ぐらいまで釣ってていいよ」
ナイス足止め、寒天パパ!
予想外に時間が出来たので、向かったのは旧C&Rエリア付近に流れ込む支流・黒川。
水源の山が違うのか、増水もなく低温でもなく、おまけに水棲昆虫豊富。本流の太田切川と全く違う印象。岩が多く濁りが無いので、かなり釣れそうな雰囲気が漂っている。
入渓しようと藪をガサガサ進んでいたら、何匹も走る魚影が見えた。水の透明度がかなり高いためだろうけど、これは期待できる。
真面目に釣るのは多分今回が初めてだが、先行者が一人でもいたら釣りは難しそうな感じ。
程なく小型が一匹ヒットし、続いて20オーバー。
太田切川上流よりはスレているものの、釣りやすさとアクセスの良さを考えると良い川だ。その後、200m程釣ったが飽きない程度に岩魚がフライをくわえた。
長距離の歩きの疲労と、十分釣った事による満足感で1時間程度で釣り終了。道路脇の原っぱに座り込んで、残雪の残る駒ヶ岳を眺めてボーっとする。
午後3時、嫁さん達と合流して遅めの昼食。自分は腹ペコだが、娘達は寒天パパで色々食べたらしくそれ程でもないらしい。明治亭の登山口店にてソースかつ丼2つ(とビールとつまみ)を注文。
子供の顔より大きなカツが自慢です。(お客さん、それ単なる遠近法だよ)
お腹も一杯になったので、駒ヶ根ユースホステルへチェックイン。ちなみに、ここの入り口付近に私が釣った釣った魚の写真が飾られてるから皆見ると良いぞ。
少し畳の上でゴロゴロしてから、イブニングへ突入。・・・はい、割愛します。
釣れたことは釣れたけど、全部アマゴでサイズ小さ目。20cmクラスの反応もある事はあったが、超シブい。去年は旧C&R区間の方が良さ気だったのに、年によって変わるのか時期的なものか、はたまた偶然か。
早々に切り上げ、駒ヶ根ファームスで晩餐。
トクトクトクトク・・
7歳に飲酒を勧める悪い親。こどもびぃるだけど。
ちなみに、娘達に太田切川への旅行を説明するには、「長野県行くぞ」 「駒ヶ根行くぞ」 「太田切川行くぞ」ではない。「馬刺しと、こどもびぃるとバジル(後述)がおるトコへ行くぞ!」である。娘が学校の自己紹介カードで”好きな食べ物”→”ばさし”と書いてたのを見たときはチョット焦ったが、将来大酒のみになる事はほぼ間違いない。
こうして、駒ヶ根の夜は更けていった(当日、ユースに泊まった皆さん、騒がしくて御免なさい)。
翌朝、駒ヶ根ユースホステルの看板犬(?):バジルと娘の感動の再開シーン。
もうちょっと・・・こっちに来てほしいワン!(後ずさりする娘の図)
バジルとは2年前初めて出会い、以来、私の娘達との年1〜2回の再開を楽しみにしている。(はず)
とりあえず女の人、女の子が大好き。一応管理人にもなついてくれるが、上の写真のようなハイテンションにはならず、膝の上で猫のようにくつろぐ。
去年は管理人の膝の上でため息交じりで『・・・・ふぅ・・・。女子供の相手は疲れるぜ。なぁ?』という男の会話があったのはここだけの話だ。(あれ?メスだったかも?)
なお、見た目猫みたいな大きさではあるが、街に降りてくる程度の野良ツキノワグマ程度なら一撃で殺せる、絶・天狼抜刀牙の使い手であり、ユースのオーナーは2度命を救われている。
結局、1日目にかなり釣った事もあり、2日目は釣らずに観光だけ。こんな大らかな気持ちにさせてくれる川は、そうはない。
ユースで知り合いになった、薪ストーブ?ピザ釜作り?の達人?の方・・・・ぶっちゃけ、正体不明のおっさん(←オイ)との再会を約束し、予想外に充実した太田切川釣行は終了となった。
初日入渓時の管理人の画像。・・・痩せなきゃ!
最後に一つ。愚痴だけど。
マルスウィスキー工場の試飲コーナー
以前のような、対面式じゃない葡萄ジュース試飲コーナーの復活を!
試飲しまくって買わない人が多すぎるんだろうけど、これだと確実に客が減るぞ。8年間、ほぼ毎年通ってる俺が言うんだから間違いない。つーか、有料でいいから子供には安くで飲ませてあげてほしい。
オジサンに小さい子供が「試飲させて」というのは抵抗があるらしく、娘達ガッカリ。夏休みシーズンは以前のスタイルに戻るのかもしれんが。
ちなみに、子供たちがジュースを試飲している間に、有料(¥400)の地ビール試飲を毎年コンプリートしていた私は、結局ここでは1杯も飲まず終いだった。
黒川水産の釣り堀
もっと魚を、特に岩魚を放流してくれ!
旨い岩魚の塩焼きが釣って食える場所なのに、殆どニジマスって悲しすぎる。梅雨時で放流してなかったのかもしれんが、ニジマス8匹釣るのに2時間。前を流れる自然の川の方が釣れてどうする(大汗)
鵜とかの食害が多いのかな?
さっと行って、さっと釣って食えるのが魅力なのに(もちろん、釣ってもらえれば重さで買い取りなので、釣り堀が損することは無い)これだけ釣れないと、観光客は時間の関係もあり躊躇する。
届け!三重からの声!