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第六話『足長おじさんの憂鬱』 | ||
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| 9月1日(水) | ![]() | ![]() |
次回予告でりん子先生に「不潔です」と罵られた衝撃も覚めやらないまま突入したオープニングを飾るのは、コンサート会場で見事なバイオリンの調べを響かせる少女。
彼女の名前は そんな彼女が、なんと2学期から我が3年B組に転校してくることになりました。 思わぬ優秀な生徒を迎えて、教頭は下にも置かないVIP待遇。「くれぐれも(略)」いうお題目をいつものように聞き流していると、当の京子と目が合いました。初対面のはずの彼女は、何故か頬を赤らめてずっとこちらを見つめています。 時期外れにやってきた【転校生 美原京子】に、クラスの面々、ことに男子は大はしゃぎ。ただし 教室にいた美原京子に会いに行ってみると、まだろくに話をしていないのにやっぱり赤くなってしまう彼女。その場にいた他の生徒に「先生みたいなのがタイプなのー?」と、二人揃って散々冷やかされる羽目になりました。 どうやらこれは……一目惚れでもされてしまったようですね。 | ||
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| 9月2日(木) | ![]() | ![]() |
職員室で「なんで教頭の昼食の出前を私が注文しないといかんのだ、新入りの君がやりたまえ」と小須田教諭に絡まれました。カード無しには一言も喋れない男にどうやって電話をかけろというのでしょうか。無言のイタ電と間違われるのが関の山です。
するとりん子先生が近付いてきました。何かと思ったら、今のやり取りを職員室の外からじっと見ていた生徒がいたのだとか。 案の定、 そこで早速関原教諭のもとに【京子からの恋慕!?】を見せびらかしに行く嫌味な主人公。 が、「僕と先生で何が違うんですかねえ、僕の方が顔はかっこいいし、体も脱ぐと凄いのに」と全く応えた様子がありません。さすが鋼の肉体と鉄の精神を持つ男! | ||
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| 9月3日(金) | ![]() | ![]() |
夕方頃、校門前で
まだ転校して来たばかりでこういうことを頼める友達がいない、とは言っていますが、転校初日から引く手あまたのモテっぷりだった彼女の様子から見て、これは間違いなく口実でしょう。 ラブですね、間違いなくラブ! 年齢差うすら倍の女生徒からぞっこんお熱の猛烈アタックをかけられちゃいましたヨ! ヒューヒュー!!(このプレイ日記には予告なく古代語の記述が登場することがあります) これに舞い上がった当方、出会う生徒に片っ端から【京子からの恋慕!?】を突き付けまくってご満悦(最低)。 と皆が温かい言葉で祝福してくれる中、ただひとり「ありえないですよ。あの子はこの学校に好きな人がいたから転校して来たって聞きましたけど」と、ちょっと気になることを言ったのは 主人公に対する京子の態度や遊園地への誘いからみて、彼女が主人公に特別な感情を抱いていることはほぼ間違いないでしょう。ということは、もしこのあいの発言が事実なら、美原京子は以前から主人公に思いを寄せていたことになってしまいます。これは一体どういうことなのでしょう? | ||
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| 9月4日(土) | ![]() | ![]() |
昨日の約束通り、郊外にある遊園地「サクランド」で待ち合わせをした主人公と
なんと関原教諭とりん子先生です。デート中に偶然出会った態を装っていますが、覗きにかこつけたデートが目的らしい関原はともかく、りん子は最初から主人公の監視だけが目的の様子。妬かれているのか、まさか? ともあれ迂闊に背後を開けられないゴルゴデートが始まりました。まずは己の本能に従い、ジェットコースターへ乗ってみることにしましょう。京子は何故か遊園地で遊ぶのにバイオリンケースを携行しているため、これだけ手荷物が巨大だと荷物預かり所の係員もさぞや辟易することでしょうが知ったことではありません。 アトラクションを楽しんだ後、偶然にもバッタリ出会ったのは ところが偶然はこれだけに留まらず、続いて訪れた売店で待ち受けていたのは、家族サービス中の田沼教頭。ありえない遭遇率です。サクラ市民のみ入場が許される鎖国遊園地でもない限りこんな偶然は続きません。 こんなところで問題教師とVIP生徒の逢引に出くわした教頭も相当驚いていますが、お互いの顔を見てもっと驚いたのは、その後に現れた小須田教諭です。あんた休みの日にまで上司の機嫌取りしてたんか! 何故か買って来たソフトクリームを地面に落とすほど動揺している小須田。そのことで教頭や彼の孫にまで頭を下げている彼を見て、京子は「卑屈ですよね、先生があんな人でなくて良かった」といきなりキツイ一言をぶちかまします。可愛い顔して結構言うなあ、これは迂闊に振れないぞ! ひととおり園内施設を満喫したところで、京子は園内の野外音楽堂へ主人公を誘い、そこで持参して来たバイオリンを聴かせてくれました。 が、その美しい演奏の後に、彼女は妙なことを言い始めました。たった今演奏に使ったバイオリンは、ずっと昔に主人公が京子にプレゼントしてくれたものだというのです。 「私がここにいられるのも、バイオリンを弾けるのも、全て先生のおかげ。だから私、先生のこと、愛してるんです!!」 感極まって涙ぐんだかと思いきや、ヒロシマ級の凄い奴を一発投下して走り去ってしまった彼女。もちろん、当方にも主人公にも全く身に覚えがありません。バイオリンといったら数百万円からの値打ちがある超高級楽器、そんなものを購入できるぐらいなら、主人公はあんな古色蒼然としたアパートになど住んでいないでしょう。 これでようやく京子が見せた、不自然なまでの好意の理由が明らかになりました。しかし、同時にこれはどう考えても【京子の誤解】。早く真実を打ち明けないと、取り返しがつかないことになってしまうかもしれません。 っていうか京子があれだけ長々と喋ってるんだから、話を遮るなり首を振るなりすりゃあ良かったんじゃないのか主人公! 反応が遅過ぎるよ主人公! お前マリオシリーズの新作プレイすると必ず最初のクリボーに当たって死ぬタイプだろ主人公! | ||
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| 9月6日(月) | ![]() | ![]() |
登校するなり
どうやら一昨日、 当然のことですが、毎度おなじみ説教コンビの集中砲火も喰らう羽目に。心なしか小須田教諭の説教はいつにも増して力が入っています。怪しいですね、そもそもこの先生は京子を初めて見た時から、らしからぬ行動ばかり取っている気がします。実は彼女を知っているんじゃないでしょうか? タロPのおかげで随分広範囲に広まってしまった感のある噂ですが、とりあえず身近なところから誤解を解いて行かねばなりません。まずはりん子先生のもとを訪問。予想通り、そっけなさを通り越してキャメルクラッチ三秒前の危うさを感じさせる対応です。 恐れおののきながらも【京子の誤解】をお見せいたしますと、事情をご存知になったりん子先生はようやく矛を収めてくださいました(敬語)。 しかし主人公が京子にバイオリンを贈った「足長おじさん」ではないとすると、当然本物の【足長おじさんは誰?】なのかという疑問が生じます。 手っ取り早いのは、やはり京子の母親に直接尋ねてみることでしょう。楽器だけでも相当な金額を援助している贈り主ですから、ただのボランティア精神だけで動いているとは思われません。母親は間違いなく理由に心当たりがあるはずです。 そこで新たに行けるようになった京子の自宅を尋ね、母親へ単刀直入に【足長おじさんは誰?】を突き付けてみました。 が、どういうわけか「そんな人に心当たりはありません」と軽く受け流されてしまいます。 しかしこの直後「痛いところを突かれた」と言わんばかりにマップ上から消えてしまう母親。これは一層怪しい。絶対に何かを隠しています。 | ||
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| 9月7日(火) | ![]() | ![]() |
昨日の疑惑をさらに補強するべく、今日は小須田教諭とガチで対面。真っ向から【足長おじさんは誰?】攻撃をかけてみました。
「なっ、突然何を言うんだね君は!」とあからさまに動揺している小須田。 校門前にいた京子にも、正直に【京子の誤解】を見せて事情をわかってもらうことに。が、彼女は「どうしてそんなことを言うんですか?」と、ろくに話も聞かず立ち去ってしまうばかりです。 文字通り恋は盲目。もう少し決定的な証拠がないと、きちんと誤解を解くことは難しいようですね。 珍しく交番がマップ上に出現しているため訪ねてみたら、信じられないことに大森巡査にまで土曜日のデートの件が知れ渡っておりました。三十人殺しで有名な津山にも匹敵する情報のダダ洩れっぷりです。どこだここは! 地方の僻地か!! | ||
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| 9月8日(水) | ![]() | ![]() |
朝から突拍子もない事件に職員室が大騒ぎ。なんと職員室の床から、
最初にそれを発見したため、まるで鬼の首でも取ったかのように封筒を開いて中身を読み上げる田沼教頭。 「拝啓、お元気ですか。もうこの学校には慣れたかい?(笑)」 イター!! こ、これは痛い! 『大して笑うところでもないのに(笑)』!! メールを覚えたての人間が二ヵ月〜一年目あたりによくやってしまいがちな痛さ、「(^_^)」や「(@_@;)」や「(^o^)/~~」といった素人臭い顔文字を乱発してしまいがちな危うい時期特有の人間の文体! ウワー自分の身に覚えがある分痛さが一層腹に突き刺さるよ! アイタタタタタタ!! この手紙を書いたのは森博嗣です。間違いありません。(←どこをどう考えても間違いだらけだよ) が、手紙を朗読していた教頭を、ひとりの教師がすごい剣幕で止めに入りました。 驚いたことにその人物は小須田教諭です。いつも自分に媚びへつらっている彼が突然刃向かったことで、教頭もすっかり毒気を抜かれてしまった様子。持っていた手紙を主人公に渡し「以後こんなことのないように」と軽いお説教だけで済ませてくれました。 書いた覚えのない手紙を晒し読みされた上、「(笑)はやめたまえ、みっともない」という屈辱的な言葉をよりによって教頭から喰らい、すっかり満身創痍の当方と主人公。しかしこの犠牲によって、【謎の手紙(笑)】という、足長おじさんへの大きな手掛かりを得られたことになります。 まずは京子の元へ向かい、これが本当に足長おじさんの手紙であるかどうかを確認してもらうことに。 反応を見ると……間違いなく彼の字のようです。謎の後援者は頻繁に京子と手紙をやり取りしていたようで、彼女は筆跡を一目で見分けることができました。 可哀想に、これをまだ主人公が書いたものだと勘違いして喜んでいる京子。が、そこへやってきた関原教諭、手紙を覗き見て「あれ、これって先生の字じゃありませんよね」と一発逆転のクリティカルヒットを放ってくれました。関原始まって以来のグッジョブです! 動揺して屋上へ走り去ってしまった京子を追いかけると(良く逃げる子だなしかし)、彼女はひどく落ち込んだ様子で【足長おじさんへの想い】を語ります。辛いことがあるたびに、彼女はあの(笑)混じりの手紙と足長おじさんの存在によって、何度も勇気づけられてきたのでした。 移動マップには再び京子の自宅が登場。今度こそ言い逃れはさせません。足長おじさんの正体を母上に洗いざらい喋ってもらいましょう。 ようやく重い口を開いた母親によると、足長おじさんはある事情によって素性を明かすことができないのだそうです。しかし、ふとしたきっかけで自分の職業を京子に知られてしまい、仕方なく主人公の名前を使ったのだとか。誤解を受けたのはこのためだったのです。 彼女がヨーロッパへ留学する半年後まで、【足長おじさんになって】ほしいと頼んでくる母親。しかし、何も知らない京子を騙し続けることが、本当に彼女のためになるのでしょうか。 | ||
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| 9月9日(木) | ![]() | ![]() |
昨日母親から手に入れた【足長おじさんになって】カードを手に、小須田教諭のもとへ。こうなったらもうブッ込み直接対決しかありません。これまでの態度から推察する限り、足長おじさんの正体は彼以外にありえないはずなのです。
これまでかと腹を括った様子の小須田。この期に及んで「足長おじさんは私の友人なんだ」と前置いたうえでではありますが、本当のことを洗いざらい話してくれました。 その事実は衝撃的なものではありましたが、彼が正体を隠そうとする理由は、それとは別のところにあるようです。 どうにも行き詰まって、仕方なくりん子先生に相談してみることにしました。彼女の意見は、【京子に真実を】教えてあげるのが一番だということに変わりないようです。 | ||
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| 9月10日(金) | ![]() | ![]() |
英語授業中の
彼と同じくらいイエーじゃない気分で もうこうなったら自棄っぱちです。とにかく押しかけて色々カードを見せまくる嫌がらせ大作戦を決行することにしました。日頃散々 【京子に真実を】【足長おじさんへの想い】と来て、意外にも【謎の手紙(笑)】に対して反応がありました。 京子が転校してくるまでの間、足長おじさんから毎日のように届いていたものだと言って、分厚い手紙の束を差し出す母親。言うまでもなく文末の(笑)も全くそのまんま、まさしく【足長おじさんの手紙(笑)】です。 文体はともあれ、これほどまでに自分を気にかけてくれていた人だったからこそ、京子はあれほどまでに強く彼を思っていたのです。こんな人の代役を引き受けたところで、いつまでも騙し通せるはずがありません。 | ||
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| 9月13日(月) | ![]() | ![]() |
放課後、
ついに恐れていたことが事実になってしまいました。もう迷っている場合ではありません。やはり【京子に真実を】伝えるべきです。 遊園地にたったひとりで佇んでいた京子にこの決意を伝えると、思いつめていた理由を語ってくれました。彼女は職員室で主人公が書いた文字を見て、明らかに足長おじさんの字と異なることを知ってしまっていたのです。 普段黒板に書いてる文字でわからなかったんか、という疑問は残りますが、まあ、黒板に書いた文字とノートに書いた文字では多少雰囲気も異なるでしょうしネ…… 学校の屋上で未だに悩んでいる小須田教諭にも【京子に真実を】と最後の説得。 京子の様子を知って、彼も覚悟を決めたのでしょう。遂に自分が足長おじさんだと正体を明かしました。小須田はただ、彼女が心の支えにし続けていた足長おじさんの幻を、自分が名乗り出ることで台無しにしたくなかっただけなのです。 が、まさに小須田が真実を告げたその瞬間、最悪のタイミングに京子が出くわしてしまいました。 あまりのショックに再びその場を逃げ出してしまう彼女(またダッシュ逃げか)。しかし小須田は追いかけることができません。 「私なりに精一杯頑張ってきたが、それを証明できるものは何もない」とうなだれる彼。果たしてそれは本当でしょうか。転校してくる京子のために、毎日のように綴ってきた証拠が山ほどあったではありませんか。 『(笑)だっていいじゃないか!』 その言葉に後押しされて、小須田はようやく走り出します。向かった先は校舎裏、焼却炉前。メラメラと燃えさかる炎の前に、今まさにバイオリンを炎に投じようとする京子の姿がありました。 ギャース!! お嬢ちゃんそりゃあヒドイだろ! 燃やすぐらいなら当方に譲ってくれ!!(←貧民) 当初は「こんなものもう持っていたくない、弾くのもイヤ」と興奮状態にあった京子。しかし小須田は、そんな彼女へ何度も「済まなかった」と辛抱強く謝罪の言葉を投げかけます。そこにいつもの卑屈さは感じられません。彼は彼なりに、足長おじさんとしての最後の務めを全うしようとしているのです。 そして数日後。再びステージに立ち、前にも増して美しい音色のバイオリンを奏でる京子の姿がそこにありました。 もちろんその手にあるのは足長おじさんのバイオリン。客席にはずっと見守ってきた少女の晴れ姿に、嬉し涙をこらえ切れない小須田教諭。どうやら足長おじさんの真心は、最後の最後で彼女の胸に届いたようです。 最高の教師ではないにしろ、小須田教諭は自分がダメで、どんなところがダメだかをわかっている貴重な教師だったのですね。わかっていればきっと変われるはず。京子のためにも少しずつ頑張って行ってほしいものです。 【→ 第七話『決戦! 激戦! 体育祭!!』へ続く】 ところでこの9/13は、屋上の小須田にわざと【京子に真実を】を見せないでいると、結末を翌14日まで持ち越すことができます。 普通にプレイしているとスルーしがちなタロPの早口掛け算が聞けるほか、前日まで出て来なかった生徒の才能開花も行うことができるため、覚えておくと便利かもしれません。そんなわけで最後はいつものアレで。 | ||
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