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スーパーマリオギャラクシー2 Wii
SUPER MARIO GALAXY2

Wii
任天堂
2010年5月27日発売


★3Dアクション・2P手助けプレイ

■□惑星を再び□■
 前作から2年半。3Dマリオの続編を同機種で展開するのは初めてだろうか。前作の惑星ステージを踏襲しながらも、よりギミックで個性的なステージもある。マリオが滑り降りていくスライダーや、鳥につかまってハングライダーのように飛んだり、転がるボールの上に乗ったりと、通常とは異なるアクションもある。
 2D風に見えるステージも増えたような気がするが、どうだろう。視点は常にマリオの後方というわけではないので、マリオが天井を歩いていたり、ねじれたようなステージがあったり、カメラワークの絶妙さで操作するのを難しくしたりしている。むしろ後方視点に固定されていたら惑星の意味がないのかも。

 前作の冒頭は球形のステージをうさぎが逃げ回り、なんだか3Dで難しいなと感じたもんだが、今作は2Dで手慣らし。今作の方が難易度が高いと思うが、ステージのつまりそうなところで映像のヒントテレビがあったり、初心者にも気配りが。
 同じ場所で何度も失敗していると、おたすけウィッチが現れ、自動でステージをクリアしてくれる。このとき入手できるのはブロンズスターなので、コンプリートを目指すときは自力でクリアしなくてはならない。また、どうやって進んだらいいのかわからないときにも役立つ。

■□ヨッシー登場!□■
 前作と大きく異なるのはお供にヨッシーが加わったこと。たまごを割るとヨッシーが現れて背中に乗れるのは他のシリーズ同様。
 Aボタンを長押しするとふんばりジャンプでマリオよりも高く飛べる。画面にリモコンを向けてポイントすると、ヨッシーが食べられるものには赤い印がつくので、Bボタンを押せば遠くても舌を伸ばしてくわえようとする。花のマーカーなどをポイントするとそちらの方へ引きつけられ、通常では届かない場所へも移動できる。

 特別なフルーツを食べると一定時間ヨッシーがパワーアップする。火がついたように高速でダッシュし、壁を駆け上ったり、空気を吐いて空中を飛んだり、見えない道を明るく照らしたりする。

■□変身マリオ□■
 ハチやおばけなど、前作にもあったアイテムも登場。
 新規は雲フラワーとゴロ岩キノコ。雲フラワーはスピンで雲を作り、雲の上を歩く。ゴロ岩キノコは岩になってごろごろと回転する。
 ドリルを拾うとリモコンを振ったときに地面に穴を掘って反対側の地表へと出ることができる。そのドリルで敵も攻撃できるのだ。

■□こんなことも・・・□■
 ステージのどこかに彗星メダルというのがあって、それを取るといたずら彗星がやってくる。前作とほぼ同様で、ステージ内にある変化が起こる。制限時間があったり、体力が1になってしまったり。
 前作ではマリオの分身とのレースがあったが、今作ではマリオの分身が次々と現れて、何秒か遅れてプレイヤーと全く同じ動きをする。なので、立ち止まっていると黒い影と接触してしまい、ダメージを受けてしまう。接触するとその黒い影は消えてしまうので、どうしてもクリアできないときはわざと接触しつつ、コインで体力回復をするといい。

 今作ではステージスタート地点にルイージが待っていることがあって、ルイージに交代してプレイをすることが可能になった。ルイージでクリアするとゴーストが現れる。自分がクリアしたときのゴーストではなくて、スタッフがプレイしたゴースト。
 猛スピードでせっせと進んで行くのでついていってみるが、ルイージゴーストは彗星メダルのところで寝てしまったりと、なにかヒントをくれようとしているみたいだ。
 また、ルイージはエンディング後に本拠地星船にいるので、いつでも交代してプレイできる。

 通常のコースにあるパワースターとボス戦に勝つと入手できるグランドスターを全部取ると、各コースに2,3個グリーンスターが現れる。コースは同じなのだが、グリーンスターがどこにあるかを探すことになる。物陰に隠れていたり、難しいアクションをしないと入手できなかったりと、前作のルイージで2週目よりもはるかにやりごたえがあって、楽しいものとなっている。

 ゲームを終了するとマリオの残り数がリセットされてしまうのだが、他にもセーブデータがあるとそちらに引き継ぎができる。
 郵便を配達してくれるキノピオが登場するところまで双方でゲームを進めなくてはならないが、次に始めるときにいったん他方のセーブデータでゲームを再開し、キノピオに話しかける。すると手紙と共にゲームを終えたときと同じ数の1upキノコが届く。そしてまたセーブして終わらせ、本命のセーブデータで再開してキノピオに話しかけてまた1upキノコを譲り受けるというわけだ。

 2作目なので、ワールド間の移動など簡素化されていた。
 ゲームはここらの判断が難しくて、やり進めていくと面倒に感じてしまうことも出てくるわけだ。RPGでも魔法エフェクトが派手で長すぎるから、煩わしいと感じる人のためにその演出を切ってプレイすることも可能にするとかね。
 でも、それを最初からやらないとなると手抜きだといわれたりするわけで。1度しか見られないようなものでも時間を掛けて作るのはやるせないよなぁと思う。

 前も感じたけど、彗星飛来でステージに変化するのはうまく考えたと思う。他のアクションなら敵の数を増やすとか、敵の耐久力を上げるとかして使い回すんだろうけど、マリオはぬかりないよ!!



リンク集
任天堂 発売元任天堂による公式サイト。

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