■□世界標準□■
これをやりたいがためにファミコン本体を購入した人は一体どれだけいるだろうか。FC最大のヒット作であることは間違いない。本体も品薄で、自分も購入するのに並んだ記憶がある。
任天堂は業務用ゲーム機の制作もしていたが、アメリカで一時期流行ったアタリ社のビデオゲームに目を付け、家庭用のテレビゲーム機をつくった。すぐには成功しなかったが、花札メーカーは一躍世界の Nintendo になったのである。
私が所有していた初代FCは中1のときに壊れ、2台目を購入。そしてスーファミを買ってからは使いやすいようにニューファミコンを買った。ニューファミコンはまだ市場に出ているのだろうか。これが壊れてしまうと非常に困ってしまう。(ファミコン生誕20周年ということで(?)生産をうち切るようです。残念)
ってなことをなじみのファミコンショップの店員さんに話をすると、ばったもんの本体を薦められた! 紺色の筐体を見て絶句。こんな田舎にも出回るもんなんだなぁと。「ちゃんと動くんだよ」といわれても──。
■□どんなゲーム?□■
キノコ王国に大ガメクッパの一族が侵略してきた。キノコ一族は魔力によってブロックやつくしなどに姿を変えられてしまい、王国は滅びてしまった。
この魔法を解けるのは大魔王クッパに囚われているピーチ姫だけ。マリオは救出のために立ち上がった!
さてさて、いうまでもないけれど、『スーパーマリオブラザーズ』は横スクロール型アクションゲームの元祖的存在で、非常に取っつきやすく、アーケード(ゲーセンに置いてあるような業務用ゲーム機器)などゲームをやったことのない子供にも受け、瞬く間に浸透していった。
ちょっとやり込めばクリアできるぐらいの難易度で、飽きもせず、諦めもせず、長く遊べた。
マリオの最大の特徴、ジャンプはひと味違う。ジャンプをして飛んでしまった後でも十字キーで着地位置を調節できるのだ。
説明書には書いてなかったが、壁に向かって勢いつけてジャンプをし、壁とは反対の方向へジャンプする「三角飛び」もできて、これは「ニュースパーマリオブラザーズ」で採用され、三角飛びで壁を登っていく場面も存在する。
なんといっても、ジャンプして敵を踏みつけられるというのがゲームのバランスを保っているのだと思う。このゲームは中間地点まで到達すれば、やられても中間地点から再開する。このとき、当然ながらマリオはパワーアップしていない。だが、とりあえずジャンプで敵は倒せる。
初期のゲームだと、パワーアップを持たずに中間地点に放り出されると難易度が高くなったように思えることがある。これはRPGで、丸腰で強い敵の前に放り出されたようなものだ。マリオは絶妙なバランスであると思う。
■□どこがスゴイ?□■
8ワールド×4=32のステージは地上、地下、空中、海と、使用しているチップは少ないものの、変化に富んでいる。
当面はクリアすることに専念するが、余裕が出てきたらボーナスステージを探したりするのも楽しい。土管を見るたびにしゃがんでみたり、浮かんでいるブロックを闇雲に叩いてツルを探したり、隠しブロックを探したり。
通常では通らないようなところを行くとワープゾーンに到達することもある。ステージをショートカットできるのだ。
正しいコースを通らないと永遠とループする場所もあったりと、いろんな要素をつめこんでいる。
カメッキックという攻撃法は爽快だ。ノコノコを踏んづけ、カメの甲羅をキックすると高速で転がっていくのだが、それに当たるとみんな敵が弾けとんでしまうので、それを追いかけていくと次々と倒してくれるのだ。8匹倒したところで1upするのもいい。ただし、障害物にあたると跳ね返ってくるので気は抜けない。
カメが階段を降りてくる場面でキックを繰り返すと、時間の許す限り1upを続けるというワザは有名だね。しかし、増やしすぎると死んでしまうようだ。
※このゲームはWiiのバーチャルコンソールでダウンロードできます。
バーチャルコンソールタイトル一覧はこちら。
■□リメイクで遊ぼう□■
ファミコンソフトのリメイクは今や当たり前となってしまった。数本のソフトを一本にして売り出すというのは、やっぱり任天堂が一番乗りだったのでしょうか?FCを持ってないけどやりたーい!という方のために。
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『スーパーマリオコレクション』SFC 1993.07.14
『スーパーマリオ1〜3』と『スーパーマリオUSA』を収録
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ファミコンミニ『スーパーマリオブラザーズ』GBA 2004.02.14
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※ジャケット写真をクリックすると amazon.co.jp による作品紹介ページへ移動します。
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