接触鍼のすべて
〜刺さない鍼が
なぜ効くのか〜
当院で使用する医療器具を説明します。
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刺さない鍼がなぜ効くのか
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■何のために鍼をするのか
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●マッサージは力強い方が効くだろう
●お灸は熱いのを我慢するくらいの方が効くのだろう
●そして、鍼は深く刺さった方が効くのだろう
これは、患者様が一方的に考えていることであって、必ずしとも正解ではないのです。当院の鍼の手技は接触鍼と言われるもので鍼を皮下深くに刺入することなく、皮膚に接触、もしくは1〜2mm刺入する程度なのでほぼ無痛の治療です。また、お灸も温かく感じたくらいで取り外してしまいます。
当院は経穴(ツボ)を使い、経絡の気の巡りを良くする治療法です。気というものは身体中を巡っているものですが、皮膚表面も巡っていてとても敏感なものです。
そのため深い鍼や痛みを伴う鍼では患者様にストレスをかけてしまい気の調整ができないばかりか、皮膚表面を巡っている気も傷つけてしまいます。そのために接触する程度の鍼でないと効果があげられません。
患者様本位に立って、「何のために鍼を刺すのか」と本質をとらえた質問に答えられる鍼灸師でありたいと思っています。
また、最後に、これは全て脈診流経絡治療の考え方で、鍼灸の世界では他にもいろいろな考え方があり、たくさんの治療法があります。
患者様が、自分に合った治療方法を見つけられることをお祈り申し上げます。 |
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施術後のご注意
■入浴や激しい運動
施術後、2時間は入浴や激しい運動をしないで下さい。整った脈が落ち着くまでは、身体に刺激になることは避けて下さい。治療前の脈に戻りやすくなります。
■アルコール(飲酒)
少量の飲酒は、気の巡りをよくする働きがありますが、治療でも気の巡りを良くしていますので、脈が乱れやすくなりますので飲酒はお控え下さい。
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