インドへ行く その9
タージマハル・アグラ城
タージマハルは、ムガール帝国の第5代シャー・ジャハン帝が、39歳で亡くなった妃・ムムターズ・マハル
(宮殿の高貴な人、の意)のために作った大理石の霊廟=お墓です。
その美しさは息をのむようで、ずっとそこにいたいと思わせられます。
ムムターズ・マハルは14人の子供を産み、最後の出産後亡くなりました。
妃を愛していたシャージャハンは2年間喪に服し、音楽も御馳走もなく祝い事もなされなかったといいます。
皇帝は、皆が妃のことを忘れないように、記念堂を造ることを決心し
アグラ城の宮殿から見えるヤムナ河岸の庭園に、1632年から53年の21年をかけ
延べ2万人の人を動員し、ペルシャやトルコなどからも熟練の職人、能書家、石工、建築家が集められて
出来たのがタージマハルです。
タージマハル門(赤い砂岩・レンガと大理石製)
左右対称
後ろ側・ヤムナ河
<動画>
塔と僧院(赤い砂岩・レンガと大理石製)
外壁・大理石のレリーフと貴石
とても美しい、イスラムの花のモチーフと幾何学模様
内部はジャハン帝と妃の棺(これはレプリカで本物は地下に収められています)
タージマハルから門を見る
アグラ城 ムガール帝国第3代アクバル帝から4代ジャハンギール帝・5代シャー・ジャハン帝によって作られた赤砂岩とレンガの城塞
アマール・シン門
アクバル門 狭くなっている通路・坂道(侵入する敵を阻むため)
シャハンギーリ・マハル
宮殿内は大理石 バザールが開かれたハーレム
ディワニ・アーム(特別謁見の間) 皇帝の座
ムガール帝国の栄華を誇ったシャージャハンだが、晩年病に倒れると、4人の息子たちは後継を争い、1658年三男のアウラングゼーブが生き残るが、
父親をアグラ城に幽閉した。年老いた彼は、アグラ城のムサンマンブルジ塔(↑)で長女の世話を受けながらタージマハルを眺め、
1666年に亡くなり、愛するムムターズ・マハルの横に葬られた。
幽閉された部屋
リスがいた、可愛い!と思っていたらこの木にみるみるうちに20匹ぐらい出てきて気持ち悪いぐらいだった
猿もいた、今では猿の住処? 見学の生徒たち
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