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金沢市の鍼灸と整体の治療院。泉が丘鍼灸接骨院付属総合整体研究室です

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難病治しの6原則it cure by itself

難病治しの6原則(自分で治すためのレシピ)   
難病とは癌や国指定の難治性56疾患など進行性の病気

病気を治す上で身体を観たとき、コンピュータで例えると解り易いと思います。身体は、ハード(パソコン本体)とオペレティングシステム(OS)とアプリケーションソフト(ap)の3つに別けることができると思います。健康な状態は、正常にコンピュータを目的に応じて使用できる状態です。難病といわれる病気は、どこに原因があるのでしょうか。現代の科学(医学)では、身体におけるOS(物質を生命たらしめる力)の存在については、全く未知の領域と言えます。APについて極一部断片的に判明できている状態だと思います。たとえば糖尿病の場合、血糖値が高くなっている原因のソフトの修復をすることなく、インシュリンという別の偽ソフトで血糖値を下げるのです。実際身体におけるソフトについては、現代医学の力では、直接修復することができないので、薬というソフトの役割の一部を代用するものを使用しています。難病といわれる進行性の疾患は、99%以上にOSの機能不全が関係していると思われます。
実際の病気の原因は、構造(身体の歪など) 栄養(水・食生活など)環境(化学物質・放射能など) 感情  遺伝  社会生活(人間関係・仕事 ・経済的問題など)・霊障(想念エネルギー体)が考えられます。これらの原因は、ハード・ソフトに影響を与えます。明らかに病気の原因が解る場合は、その要素はまず取り除いておくべきです。とくに現代医学ではあまり問題にされない感情(潜在意識・顕在意識)のみが、OSの働きに大きな影響をあたえますので、以下に述べる6番目の項目が、難病において特に重要になります。

1 腸内環境の正常化
2 体を冷やさない(温める)
3 7時間以上の睡眠
4 呼吸法
5 骨盤・背骨頭蓋の歪みの調整
6 信仰心=自身のエゴの気づき =空(無)の自覚

以上6つは僕が20年以上東西医学・民間医療・精神世界・宗教で起こる難病治癒の現象を出来るだけ客観的・科学的に考察した・ハード・ソフト・OSを修復するための結論です。キーワードは、腸内免疫・活性酸素・ミトコンドリア・意識です。4・5・6については科学的には認められてない(少数ではありますがアメリカの大学研究機関などでは存在が肯定されています)気・プラーナ・エネルギーフィールド・エーテル体の存在を認めないと説明ができない部分がたくさんでてきます。ある程度物質(生命)現象の本質(量子物理学)について考えたことのある方なら、物質(生命)現象が未知の力(意志)の存在なくして成り立たちえないことはおぼろげながら理解できると思います。多くの科学者・研究者はとりわけハードの研究はしますが誰(実在)が(どのように)そのソフト・OSとハードを作り、出来たかについては関心がないのでしょう。頭から気・プラーナ・エネルギーフィールド・エーテル体の存在を否定される方は、僕はサイエンスビリバー(科学教信者)と呼びます。サイエンスビリバー(科学教信者)には、この先の文章は時間の無駄かな〜。

人生には2つの生き方しかない
1つは奇跡などあり得ないという生き方
もう1つはすべてが奇跡であるという生き方
             アルバート・アインシュタイン

 6つ原則に至った経緯について簡単に触れておきます。1については断食療法・食養生(マクロビ・正食等)などで多くの難病治療の実績があります。それを腸内免疫という現代医学的観点から考察してみました。
2についてハイパーサーミア治療(がん治療で保険適用されています)・太陽光線治療(難病治療の実績多数あり)・温泉療法・民間治療法には無数の温熱療法があります。例としてお灸に始まり、テルミー・三井温熱療法・ビワの葉灸・岩盤浴などあげたらきりがありません。また医師の西原克成氏がミトコンドリア活性の観点から唱えています。また伝熱により体細胞の分子の活動が活発になり体全体の内圧が高まり循環・排泄・代謝等の機能が高まると思われます。
3については究極の状態が肥田式天真療法であり、肥田春充は天真療法で治らぬ病はないと断言しています。これも医師の西原克成氏がミトコンドリア活性の観点から唱えています。
4についてヨーガ、道教、古神道、仏教(白隠禅師など)において、呼吸法のマスターは、到達点(サマディー、神解自在門、大悟等)をめざすためには必要最低限の実修課題で、物質としての完璧な肉体の獲得において必須になります。調和道協会(会長日野原重明先生)の丹田呼吸法は、この呼吸法の実践で数々の病気が治癒しています。また数人の医師は、鼻呼吸の実践だけで色々な病気が治癒したことを書籍で書いています。
5についてこれは整体・オステオパシー・カイロプラティック・などの手技治療にはじまり鍼灸・ヨーガ・気功などがあります。厳密には鍼灸、手技治療の1部やヨーガ・気功などは気・プラーナ・エネルギーフィールド・エーテル体の調整を目的としています。4・5・6は気・プラーナ・エネルギーフィールド・エーテル体の流れを円滑にして、滞りや不足をなくす結果として病気が治るものと思われます。
6については、量子物理学のゼロポイントフィールドの理論を少し飛躍させて考えれば説明できると思いますが、身体におけるOSの部分の修復は、この方法しかないと思われます。ご本人の深いところでの意識のパラダイムシフトが、絶対条件になりますのでこれらのことは自主的な心の発動が生じないと不可能です。本当は頭で考えず(頭の中ではエゴがそなことで病気が治る分けない呟いていることでしょう。)、直観で判断していただければ、拙い長文を読まずとも理解いただけると思います。

1 腸内環境の正常化

腸内環境の正常化なしに健康体はありえません。普通、腸と聞けば消化と吸収を思い浮かべると思いますが、人体の免疫機能の約7割は腸に集中しているといわれています。非常に多くの病気が腸免疫機能の低下・異常で生じます。風邪・肺炎に始まりガン・エイズ・膠原病・アレルギー(アトピー・喘息など)・ウイルス性肝炎・一部の神経痛(原因不明の痛み)・乾癬・慢性疲労症候群・慢性の腰痛、頭痛、肩こりなどまだまだたくさんの疾患が関係します。
 腸の面積は約テニスコート1〜1
.5面分(日本人は特に広い)くらいの大きさと言われますが、そこには1000種(メタゲノム解析により)100兆個の細菌が腸の中に存在すると言われています。中でも悪玉菌(ブドウ球菌・緑膿菌・カンジタ菌等)と呼ばれるものは未消化物(特に胃の消化作用の低下)の腐敗により増殖して有害物質(硫化水素・神経毒・発ガン物質等)を作ります。また腸管の上皮細胞では細菌やウイルス、異物を通過させないように結びつき(タイトジャンクション)や腸表面にムチン様粘液の放出により物理的なバリヤー機能が働いていますが、悪玉菌の働きにより部分的にバリヤー機能がなくなり、細菌やウイルス、有害物質が簡単に腸管から体内に侵入し色々な症状や病気の原因をつくります。
 特に
腸内の悪玉菌による異常発酵で生じる毒性物質が体内に取り込まれたとき発生する活性酸素は体内で発生する悪性の活性酸素発生のかなりの部分を占めていると思われます。活性酸素は人間の老化やガン、成人病(生活習慣病)などあらゆる病気の原因となっています。また悪玉菌の働きにより免疫細胞(Th17)が異常に誘導され正常細胞を攻撃する(膠原病)ことも知られています。
 
腸内環境を整えるためにはまず腸内の停滞腐敗物(宿便)を断食や少食(玄米菜食)で排出して、適性な食事内容を継続しないと長年の悪性の腸内環境は、改善されません。また、いろいろな手術後に生じる腸間膜の癒着やまた胃下垂や肥満による内臓下垂などの腸の物理的な変形も停滞腐敗物の排出の問題になります。
便を体表の傷口に1日付着させて置くとどうなるでしょう。また座薬が頓服より効くことはご存知と思います、それは直腸は速やかに毒も薬も吸収し、肝臓を経由せず(口から入るものは門脈から吸収され、必ず肝臓で分解・解毒される)全身に循環するからです。ですから停滞腐敗物の体に対するダメージは、非常に大きいのです。

  ビオチンについて

体に必要なビタミン類は普通食物から摂取されますが、ビオチン(ビタミンH)やビタミンkは食物よりほとんど摂取できず、腸内細菌により作られたものが吸収利用されています。特にビオチンは腸内環境において善玉菌(酵母の1種)によって作られることが解明されつつあります。善玉菌(酵母の1種)の減少と悪玉菌(ビオチンを消費する)の増加によりビオチンの欠乏が起きます。下の図からも判るように多くの病気がビオチンの欠乏と関係があることが判っています。
 善玉菌(発酵菌)と悪玉菌(腐敗菌)の割合は8:2が正常といわれますが、腸内環境の悪化原因として老化や白砂糖、喫煙や飲酒・コーヒー・過度の肉食、お薬全般、その中でも一部の[精神安定剤や睡眠剤や鎮痛剤・鎮痛剤と共に処方される胃薬]・ステロイド剤、抗生物質などの薬物は強く善玉菌の破壊に働き、悪玉菌の割合を増します。その結果、ガンや左の図に示されるような疾患になりやすい腸内環境が作られます。女優の奈美悦子さんが左の図に書かれた、難治の掌蹠膿疱性関節炎症をビオチン療法(ビオチンと複合ビタミンと絡酸菌製剤の服用)で完治したことは有名です。絡酸菌製剤(善玉菌)はドラックストアで整腸剤として市販されています。



活性酸素は、ほとんどの内科疾患(脳卒中・ガン・心筋梗塞・糖尿病・肝炎・膠原病など)の原因になっている化学的に不安定な状態の酸素のことです。
人体内の活性酸素の80%は、白血球の顆粒球から放出されるそうです。顆粒球は、体内に侵入した真菌・細菌・細胞の死骸など大きな異物を処理する時、活性酸素を使います。腸内環境が悪いと非常に多くの細菌や異物が長期間にわたり継続的に腸管より侵入し、その結果顆粒球が増産され多くの活性酸素が放出されます。このような過剰に増産された顆粒球は、活性酸素を細菌などの殺菌に使うこと無く、正常な自身の細胞膜を破壊したり、体内の脂質(コレステロールや中性脂肪)と反応して過酸化脂質を作ったりします。過酸化脂質は、活性酸素と異なり分解・排出されることなく長期にわたり体内細胞を傷つけ破壊するやっかいな存在です。
 生物は、体内で発生した活性酸素を分解する物質(=酸化物質)を色々外から摂取し、また自身で合成しています。しかし、活性酸素の増加が著しく、酸化物質の量が少ないと、細胞が著しいダメージを継続的に受け、結果的に病気となってしまうのです。代表的な酸化物質は、ビタミンC、E、ポリフェノール、カロテノイドが有名です。玄米菜食は腸内環境を整え抗酸化物質中心の食材になるので病気治しには有効ですが、まずは停滞腐敗物を除去することが先決になります。どぶ河にいくら清水を加えても水はきれいにはなりません。

腸内環境の具体的な改善方法について
 腸内環境を正常にすることで1番に大切なことは、汚れた腸内をきれいにすることです。宿便といわれる滞留便と腸内皮代謝物などの腐敗物をきれいに腸内からなくすことです。1番理想的なことは、1週間以上の断食をすることですが、これは断食専門の病院・施設でなければ危険がともないますのでおすすめできません。それでも慢性的な病気や難病をかかえる方は、1度の断食では宿便を完全に排出することはできません。第2番目に大切なことは腸内環境を悪くする食べ物を食べないことです。第3番目が腸内環境をよくする食べ物(発酵食などの非加熱の食品・玄米菜食)をとることです。一般的には第3番目の良い食べ物を取るという、不足した物を補う方向に考えがちですが、現代の食生活は取らないことのほうが重要になってきます。
 腸内をきれいにする方法で簡単なものは1日1食のプチ断食、阿部式洗腸法、3日間のすまし汁断食です。
 1日1食のプチ断食は字の通り1日に1食しか食べない日を作ることです。阿部式洗腸法は食後10時間以上空けて空腹時に2Lのミネラル水(水道水以外)を酸化マグネシュウム(緩下剤)と混ぜ30分以内に飲み干すやり方です。これは飲水後2時間で気持ちのよい水様便が出れば成功です。頑固な宿便の場合は、1回目で水様便がでない方もいらっしゃります。
 3日間のすまし汁断食は、1日2回すまし汁(水3合・こんぶ10g・乾燥しいたけ10gを沸騰させて醤油適量・黒砂糖30g加え、こんぶ、シイタケは取り出す)を冷めないうちに飲み干し、酸化マグネシュウム(緩下剤)もいっしょに飲みます。この時断食明け後の食事は、腸内環境にやさしく良いものだけを徐々に取ることが重要になります。断食明け後は、兎に角、食欲の亡者になりやすく、過食や腸内環境に悪い食品を沢山食べてしまいますと、折角の苦労が水の泡になりますので、注意が必要です。この時、断食開けに梅干3〜5個をすまし汁3〜5合に入れ、ゆでた大根半分位と一緒に食べますと、洗腸が高まり宿便が出やすくなります。詳しい方法は以下の書籍に詳しく書かれてます。


2 体を冷やさない(温める)

人間の体は約60兆個の細胞でできています。細胞内には色々な器官がありますが、その中でもミトコンドリアという器官は、生命維持活動において非常に重要です。ミトコンドリアは、酸素と炭水化物から細胞内で利用できるATPというエネルギー物質を合成しています。分かりやすく言えば発電所と油田製油所を兼ねた存在といえます。また全身のミトコンドリアは、細胞の新陳代謝(リモデリング)の95%を担っています。ヒトの場合、一晩で1兆の細胞が作り代わります(リモデリング)。そのほとんどをミトコンドリア様?ががんばっているのです。ですから膵臓の細胞のミトコンドリアの機能が低下するとインシュリンができなくなって糖尿病になり、肩の僧帽筋の細胞のミトコンドリアの機能が低下すると肩こりになります。各器官・各細胞のミトコンドリアの機能が低下すると、同時にその器官の働きが低下してしまい、病気や痛みが発症するということになります。

さて体を冷やさないことと、ミトコンドリアと何が関係あるの?という声が聞こえてきそうですが、おおありなのです。ミトコンドリアにとって嫌なことは、冷たい飲み物で腸を冷やし、腸のパイエル板から多量の大腸菌等の腸内悪玉菌が、血中に入り、体中をめぐって細胞内に侵入し、ミトコンドリアの仕事を阻害することです。またミトコンドリアには温度依存性があって、ヒトでは37度でないと活動がうまくいきません。特に冷たい10度以下の飲み物をとることは、内臓のミトコンドリアの機能を廃絶するのでぜひ控えたいところです。どうしても冷たいものを摂る時は、空腹時は避け、できれば暖かいものを先に食べた後に冷たいものを摂ることです。特に慢性病や難病を抱えて治そうと努力している方は、厳しく守る必要があると思います。逆に体(特にお腹)を温めることは、ミトコンドリアの働きを高めるのですが、その他にも太陽の光と十分な酸素とミネラルの摂取も非常に重要です。低体温の方は、シャワーだけにせず温泉等の入浴や足湯などを積極的取り入れてください。治療として各種の温熱治療法もされることをお勧めします。

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3 7時間以上の睡眠

睡眠の目的は、一般的に脳や心身の休息が目的であると言われていますが、本質的なことを言えば、ミトコンドリアによる細胞の再生(新陳代謝)なのです。日中に傷ついた細胞・働きの低下した細胞を、新しい元気のある細胞に変えるのが新陳代謝なのです。 

睡眠における休息とは筋肉(骨格筋)が休止していることです。人間の筋肉には内臓の平滑筋と骨格筋の2種類があり、内臓の平滑筋は大脳辺縁系で、骨格筋は大脳皮質によって制御されています。また休息とは、脳の大脳皮質が休息していることでもあるのです。正常な睡眠では、大脳辺縁系の体内時計の日周性に従って、大脳皮質が休止します。しかしこの時骨格筋が緊張(=大脳皮質の活動)していると、ミトコンドリアは活動せず、細胞の再生は行われません。骨格筋が緊張するには、3つの場合があります@自分の意志で緊張させるA姿勢反射(無意識に重力に対応して筋肉を緊張して平衡を保つ)B病的緊張(肩こり等)。たとえば椅子に腰掛けたまま寝たら重力の影響を受けて姿勢反射が働き、細胞の再生はできません、また、強度の肩こりなど寝ても筋肉の緊張や痛みを感じる場合、これもまたミトコンドリアが働けず、細胞の再生ができないのです。横になり重力の影響から全身の筋肉を開放し、緊張を解くためには、ある程度の時間を要し、1日に必要な細胞の再生課程を終了するには一定の時間が必要なのです。睡眠が不足し、傷ついた細胞が集積すると、組織の免疫力や機能が低下して病的な状態(病気)になってしまいます。

良質な睡眠を摂る上で大切なことは、寝る前に体操をしたり、湯舟にゆっくり浸って1日の筋肉の緊張を取り、大脳辺縁系の体内時計の働きを妨げる(夜間の強い光や夜更かしなど)ことなく、睡眠時間のゴールデンタイム午後10〜午前2時(この時間帯に睡眠しているとメラトニンというホルモンが多く分泌されます)に就寝し、自分に合った寝具で7時間以上の睡眠を摂ることです。 *メラトニン・・・成長や老化防止の作用があるホルモンです。西原克成先生の本に睡眠をメラトニンの観点から詳しくかかれています。武道の分野では広く知られている肥田春充の天真療法の第一は安静で特に重病人・難病人に場合身体は絶対動かさない。必要あるときは、極めて静かにの鉄則があります。肥田春充は天真療法で治らぬ病なしと言い切っております。詳しく以下の本をごらんください。



4 呼吸法

呼吸法のポイントは2つあります。@鼻・鼻呼吸(口を使わない)。A横隔膜・腹筋を使用した深い呼吸 の2点になります。B気・エテール体・プラーナの観点からも大変重要な項目でありますが、ここでの説明は、省略させていただきます。
呼吸法による、リズミカルな腹式呼吸による腹筋運動は、脳内のセロトニン神経細胞が活性化され、血中セロトニン濃度が上昇することが医学的に解っています。セロトニンの不足すると、うつ病、不眠、切れやすくなる、集中力の低下など色々な症状が現れます。

 鼻・鼻呼吸について
 何人かの医師が書籍で鼻・鼻呼吸の重要性を述べています。特に下図に紹介しました今井一彰医師の本は解りやすく詳しく鼻・鼻呼吸について書かれてありますのでオススメです。
 口呼吸は、病巣感染を引き起こすということが特に重要なポイントになります。病巣感染は歯周(病)と扁桃に起きやすく、虫垂炎、Iga腎症・糖尿病・高血圧・肝炎・慢性関節リウマチ・アトピー性皮膚炎・乾癬などの、病気の原因になっていることが報告されています。また口呼吸は風邪やインフルエンザに罹りやすく、今井医師の著書には睡眠時無呼吸症や過換気症候、うつ病、気管支喘息も深く関係していると書いています。口呼吸は人間だけが可能で、他の動物は口と肺はつながっていません。犬は舌をだしてハーハーしていますが呼吸をしている訳ではなく舌を使って体温調節しているだけなのです。人間は二足歩行で言葉を話すようになり、口呼吸が可能になったこと、また現代人の90%の人が口呼吸をしていると書かれています。
 口呼吸の習慣を治す方法として、就寝時、口にサジーカルテープを縦に貼ってもらう。片噛みをやめる。咀嚼筋を鍛える。咀嚼筋を鍛える方法として「あいうべ体操」を薦めています。声をださなくてもよいから、できるだけ大きく口を開いて「あ〜い〜う〜べ(舌を大きく出す)〜」の口の動きを1セットとして、1日30〜60セット行います。病巣感染とは・・・病巣感染とは扁桃腺や歯周の免疫学的異常が原因となり、他の臓器に違った病気を起こすことを言います。
横隔膜・腹筋を使用した深い呼吸(腹式呼吸)の重要性について
 横隔膜は筋肉の1つで、胸腔(心臓・肺のスペース)と腹腔(肝臓・胃・腸などが入っているスペース)の間にある隔壁です。体幹という大きな袋を胸腔と腹腔という2つの袋に別けています。
 横隔膜を使用した深い呼吸は、肋骨をより上横に大きく開き、横隔膜を大きく上下させます。結果肺・心臓に対して大きな陰圧作用として働き、肺に吸気とともに多くの酸素を取り入れ、弱った心臓の働きを力強く助けます。この時心拍数は減少し自律神経に対しても交感神経緊張状態であれば副交感神経優位の状態に導きリラックスした心身にします。ふくらはぎの筋肉が第二の心臓と聞いた方があるかもしれませんが、ほんとうは第二の心臓は横隔膜で第3の心臓がふくらはぎの筋肉(腓腹筋)と言うべきでしょう。
 また脊椎が呼吸と共にリズミカルに動き、頭部と脊椎の中を流れる、大切な脳脊髄液の流れを促進します。
 横隔膜を大きく上下させることは、腹腔内の臓器(肝臓・膵臓・胃・腸など)の血流(特に静脈系)を促進します。逆に横隔膜と密着している肝臓・胃に慢性的に問題のある方は、確実に横隔膜が硬く浅い呼吸しかできません。成人病などの慢性的な疾患をお持ちの方の横隔膜は、硬く意識的に腹式呼吸を試みた時、お腹の凹凸の幅が小さく、お腹の横隔膜に当たる場所に手を差し込むと硬く、嫌な痛みを感じます。横隔膜を使わない浅い呼吸は、以上説明した効用と反対の状態に体が置かれますので、不健康で病気になりやすい体になってしまいます。
 横隔膜を使用した深い呼吸(腹式呼吸)のやり方ですが、まずは、硬くなった横隔膜を緩めることから始めます。正座になり肋骨と腹部境界部分を、呼気でお腹をへこませながらおじぎをするように上体を曲げ、第2〜5指の指先で、肋骨の内側(胸腔内)に向け押さえて、3回に分け横隔膜を緩めていきます。左の図のような型で3回が1セットになります。痛みある部分があると思いますが繰り返しやることで、横隔膜が緩み、痛みを感じなくなります。それから腹部全体の緊張を取り(マッサージやチネイザンなどで)、出来るだけ吸気時にお腹を凸し、呼気時に凹せる腹式呼吸を1日3分間位からはじめていきます。
 呼吸法は初級から上級まで段階がありますが、まずは横隔膜の緊張を取ることから始めるのが大切だと思います。上腹部は柔らかく下腹部に力が入るような状態を作ります。その後腰を立て(そり腰)丹田を意識して同上の腹式呼吸が自然にできるようにしたらよいと思います。
 105歳で亡くなられた塩谷信男医学博士の正心調息法は、解りやすく、自ら健康長寿を体現された方です。何冊も本は出版されていますが「100歳だからこそ伝えたいこと。」塩谷信男 サンマーク出版が6番目の信仰心と重複しますが、たいへんおすすめでよい本です。
 さらに詳しく知りたい方は鈴木光弥氏の丹田呼吸法関連の書籍はたくさん出版されていています。専門的に知りたい方は、ヨガ系ではB・K・Sアイアンガー氏の「ヨガ呼吸・瞑想百科」・道教系では小野田大蔵氏の「現代仙道百科」・神道系では松本道別氏の「霊学講座」どちらにしても理論より継続できる自分に合ったやり方が見つかればよいのではないでしょうか。

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5 骨盤・背骨頭蓋の歪みの調整

僕たち手技系治療家は、このアプローチだけですべての病気を治すことを目的に日々努力している訳です。極少数の治療家は、膠原病・ガンその他難病指定されている疾患を手技だけで治している事実があります。しかし、一般の方が自力で、体操(手技)だけでで治すのは非現実的ですが、骨盤・背骨・頭蓋骨の矯正(調整)は非常に重要です。

ここでは自身で治す方法として、西式健康法、正体法をお勧めします。下図の本を買って実修するのがよいかと思います。別に上記にこだわることなく適宜ご自身に合った継続できる体操法を1つ決めて実行することが大切です。

 気功法・ヨーガ・自彊術・自力整体等他にもたくさんありますが時間・手間を惜しまなければ気功・ヨーガは呼吸法や気・プラーナの調整もできるので非常によいと思います。
気功では矢山式気功法、ヨーガではクリヤハタヨガのDVDが出ていますのでオススメです。

注)気の流れを鍼灸や気功法で正確に修正できれば
骨盤・背骨・頭蓋骨の矯正(調整)の必要はありません。気の流れが修正されれば骨盤・背骨・頭蓋骨の歪による血流・神経系の機能不全は同時になくなります

 

  6信仰心=自身のエゴの気づき=空(無)の自覚

最後に信仰心と言うことで抵抗感のある方も多いかと思いますが、これもまた色々な宗教(特に新興宗教)で多くの奇跡的な病気治癒という現実があります。身体におけるOSの部分の修復は、これ以外ないと思います
量子物理学的に説明しようとすれば、奇跡的な病気治癒という現実は、ゼロポイントフィールド(空)に意識が同調した結果生じる現象ということになるのでしょうか。
難治の疾患であるという精神状態は、普通潜在的にも顕在的にも、心に絶望感・悲壮感・恐怖感・不安感などの感情が常に存在します。明らかに治病という観点から、そのような感情への固執は大きな障害となり、絶対解消しなくてはなりません。この観点からもまず心のケアーが必要であり、上記の信仰心にも結びつきます。

人間の肉体の元は、器官→組織→細胞→DNA→分子→素粒子→波動→無・空となり逆に無から生命が誕生していると考えられます。この無から物質現象・生命現象を作り出してるシステム(OS)が神であり仏であり、ブラフマンであり宇宙真理と呼ばれているもであると思われます。つまり無から作り出された生命現象のシステムソフトが機能不全を起こした状態が難病という状態です。病気を治すために正しいシステムにリセット、リカバリーする必要があるのです。
日常的なネガティブな意識(顕在・潜在)・心・感情・欲望など想念現象(エネルギー)=エゴのすべてが、システムに対して阻害要因として働き、トラウマ(心的傷害)・怒り・悲しみ・不安・不平不満などのネガティブな感情に、顕在的・潜在的に執着してしまう心の状態が、システムを低下させますとTOPページに書きました。つまり反対の感情=喜び・感謝・慈しみなどの心を常駐させネガティブ感情を変容昇華させることが=神・仏・宇宙真理・ブラフマンを想い・同調・体現を試みることになると思われます。エゴはすべての不幸(病気など)の原因を他者のせいにし、自分自身に原因があることを否定します。すべての原因は、100%自分自身にあるという考えたができるようになれば、逆に自分自身で状況を変えられるというパラダイムシフトが生じ、心身に大きな変革が生じるのです。

 少し別の観方で説明すると、人間の体は、60兆個の細胞から成り立っていると言われています。60兆の細胞が生命現象を維持させるために、各細胞が自身の役割を守り働いているのです。そこには生命現象の維持という壮大な目的のために調和し逸脱することなく働いているのです。しかし細胞が調和を乱し、我を主張し自分勝手に活動しだすのが、癌や膠原病です。生命現象の一部である人間の健康とは、各細胞が我を主張せず調和して初めて成立する状態なのです。各細胞の総体である私という存在が、我(エゴ)という幻想に強く執着している状態では、当然末端である各細胞の調和は望めませんが、ありがたいことに、総体であるところの私が、少々我(エゴ)という幻想に無意識に執着していても健康の恩恵に預かることができるのです。

しかし難病と言われる状態は、相当数の細胞が、生命現象の維持という目的から逸脱している状態です。総体であるところの私自身が、我(エゴ)を主張せず、調和を実現できる心の在り様になることが必要になり、それが信仰心による心の在り様だと思われます。

またエゴを減少させるには、 内観という日々の心の在り様をチェクする習慣が大切になると思います。日々の行動・言動・思いはエゴのオンパレードです。僕たちは、感情・欲求(エゴ)→思考(意志)→行動のパターンが主体であます。、行動・言動・思いを客観的にチェクして、心の悪い癖を修正して、思考→感情・欲求→行動のパターンに変えることが必要です。
 エゴはとにかく与えて欲しいテイク&テイクの世界であり、信仰心に生きるとはテイクを求めないギブ&ギブの世界です。エゴは自己優位性・認めて欲しい・愛されたい、これらの状態を求めます。この逆の状態(無視・蔑み・孤立など)を嫌い、この時怒りや不快感や悲しみ、絶望感、憎しみの感情が生じます。エゴの存在が強ければ強いほど怒り・不満などの感情も大きく強く生命システムプログラムにダメージを与えると考えられます。
ほとんどの人(僕も含め)は、思考・行動・心の癖がほとんど場合エゴ主体のものとなっています。一般的に男性の場合、地位・名誉・経済力に執着し。女性の場合、容姿や外見に執着する傾向にあるようです。これらの多くが、は自己優位・認められたい・愛されたいというエゴの反映です。
日々ありふれた日常の出来事から国と国との戦争までエゴ主体の心の在り様が根本にあります。
言葉では簡単ですが、すべての他者を認め、大切なものとして、愛情を持って接する心のあり方を心に習慣化することが必要になります。愛される(与えられる)より愛する(与える)ことに喜びを感じる心の癖(エゴを無くす)を作りたいものですね。
アドラー心理学アドルフ・アドラーの言葉
「自分にしか関心を持たない人は不幸な人生を歩まなねばならず、またあらゆる苦難は、そのような人々の間から生まれる」

既存の宗教を介せず同上の心の在り様を日々継続実現することは非常に難しいと思います。不可能ではありませんが。まずはご先祖様に感謝し、毎日他者に感謝の念を持ち、ご自身の宗祖に従った真言や聖典を一日10分からでも唱えることが理屈抜きで簡単で良いと思います。
 なんだかな〜と思う方には、1番のおすすめのエックハルト・トール先生のページにお廻りください。
またはキンズロー博士のQE=クオンタム・エントレイメント、ハードルは少し高いですがヴィパサナー瞑想をおすすめします。(下の写真の本を参考ください).
 

自己啓発系や心理療法で感情・潜在意識にアプローチする方法もありますが、エゴ(我)の視点・分析がないものがほとんどなのでいかがなものでしょうか?。

 ここでも本を紹介している医師の故甲田光雄先生は、50年以上断食療法で、非常にたくさんの難病治療の実績をお持ちですが、最初唯物論者の甲田先生は、ご自身の病院や、講演会で断食の科学的な根拠をお話していたそうですが、晩年は仏教の話だけをされてたいたそうです。また著書の中にも断食療法は非常に狭き門であり、それをやり遂げ難病を克服することが同時に信仰心(心の浄化)を養育し、治病効果につながると書かれています。
 またここに書いたことは、元医師であり春日大社宮司の葉室頼昭さんの本「神道のこころ」を読んでいただければ、納得いただけるものと思います。超オススメの1冊であります。
この6番目の項目が1番大切でハードルは高いですが、1〜5番の項目をすべて包括するもであります、この項だけの実践実修で直観的に健康になる生活習慣を取捨選択していくもとの思われます。
最後に誤解がないように書きますが、僕自身もエゴのオンパレードであり、日々上記の作業を細々ではありますが実修しています。いっしょにがんばりましょう。


最後に以上6項目をすべて実践実修することは、大変狭き門ですが、少しづつでも毎日継続して、健康な心身という大きな果実を手に入れ、喜びの毎日をお送りしている、未来のあなたの笑顔を僕は期待しています。
マタイの福音書7章13節
 狭い門からはいれ。滅びにいたる門は大きく、その道は広い。そして、そこからはいって行く者が多い、命にいたる門は狭く、その道は細い。そして、それを見いだす者が少ない


                       2013年02月20日

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