ヴァイオリンとともに-Avec Violon-
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practice: ヴァイオリン奏法練習のメモ

♪Martelé : マルテレ ( [仏] marteler:金槌で打つように連打する・音節を分けてはっきり言う)

 

○圧&速、で弾き始める。ストロークが終わったときには弦にまったく圧力がかかっていない状態。

 

○マルテレの最初に圧力をかける動作に、”コレ”を使うと効果的。コレの指の形にした上でアタックすると同時に、人差し指から弓に圧力を加え可能なかぎり素早く弾ききる。弾ききったときに人差し指からは少しも圧力がかかっていない状態にする。弓のスピードが速いので指板寄りを弾くことになる。

 

○導入の練習:

弦の上に弓の真ん中あたりを置く。人差し指で弓に圧力を加え、一気に下げ弓でその圧力を抜く。先弓まで弾ききった状態ではまったく圧力が残っていないようにする。先弓から真ん中まで、同様に上げ弓のマルテレを行う。

 

○上げ弓、下げ弓一回ごとの動作のスピードが速いので弓もたくさん使うことになる。弾ききったときに圧力が残っていないこと、また移弦の動作の中で、弓が常にまっすぐ動くように、腕の動きを適切にすること。たとえばG線で先弓に到達する際は腕を一番伸ばさなくてはいけない。弓が常に駒とパラレルになっているように、鏡の前に立ってチェックしながら練習すると良い。

 

○移弦に伴ってサウンディング・ポイントも変わる。G線などの低弦では指板寄り、E線では駒寄りとなる。サウンディング・ポイントが移動しても弓の動きは常に弦に対して垂直、駒と平行でなくてはいけないので腕の動きに注意する。移弦を含むマルテレの練習を弓の先半分、元半分のそれぞれで行う。

 

○練習曲例:

ローデの1番。上げ弓トリルの前では弓をいったん弦から浮かし”リコシェ”気味にトリルを強調すると良い。

 

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