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楽器(バイオリン)&人間のための湿度管理 ←NEW
はじめての楽器購入について思うこと
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冬の間は空気が乾燥しているので、うちでは加湿器が稼働中です。風邪対策に湿度管理は欠かせない。「湿度が40パーセント以下になるとウイルスの水分が蒸発して軽くなるため、落下速度はゆるやかになり、約30分間、空気中を漂うことになる」(寒い季節の風邪対策)のだそうだ。暖房をかけていると部屋の湿度は簡単に30%くらいに落ち込んでしまう。そこまで乾燥すると、ノドの調子が悪くなるなどの自覚症状が出てくる。コンタクトをいれた目や肌にも良くない。 発掘!あるある大事典/#56 風邪では、「部屋には加湿器が有効 部屋の湿度は60〜80%に設定しましょう。(室温21度〜24度で6時間加湿すると… 湿度50%でウィルスの生存率3%)」とある。私の6畳の部屋だとどんなに乾燥していても水1リットルくらい加湿すると50%台くらいにはすぐ回復してくれるようだ。温度&湿度計(ちなみに時計との三連です)をみながら観察しているが、最近ではどこへ行っても30%、60%の差はちょっと息をするだけで気になるようになった。
ヴァイオリンにとっても乾燥は良くない。マイスターのQ&A、49楽器の湿度対策を教えてください。で、「・・・湿度が50%を切ってしまうのです。これは楽器のためには若干低すぎます。楽器の場合には60%弱くらいがよいでしょう」とある。これは楽器の長期間保管に関する助言で「楽器のニカワの剥がれ、カビ、変形、金属のサビなど」を発生させないための防湿対策についてカメラ用防湿庫の使用を例として勧めている記述での但し書きだが、50%では低すぎ60%弱が理想的ということらしい。 というわけで、湿度に弱いウィルスをほぼやっつけることができ、ヴァイオリンにとっても問題ないのが湿度60%あたりということがわかった。私は普段ヴァイオリンはケースにしまっているので65%くらいになっても良いと思っている。ただしヴァイオリンを弾く間は加湿器はオフ、弓の毛だって一杯水分を吸ってしまいそうだし。さきほど「部屋の湿度は60〜80%に設定しましょう」と出てきたが、70%を超すとなると今度は加湿しすぎのような気がする。部屋の窓の結露や木製ケースに保管しているCDのカビ、などの心配がある。というわけでしばらくは時計を見るたびにとなりの湿度計もチェックする生活が続きそう。まぁ気がついたときに1.5リットルくらいガンガン加湿して、という感じで問題はないような気がしているが。
ちなみに加湿器にもいろんな種類のものがあるが、@加湿器選び4つのポイントやA加湿器病に御用心などが参考になる。加湿器の種類がさらに細かく分類されているのがB加湿器の選択、特徴と種類。Aは、加湿器には蒸気(スチーム)式、気化式、微噴霧(霧化・超音波)式とあるが、微噴霧式だけは超音波によって塩素も飛んで水道水の殺菌効果がなくなり、微生物を部屋に撒き散らす結果になるからやめましょうという話だ。Bによるとうちにはじめてやってきた加湿器は微噴霧式のなかの遠心式というものだったようだ。私が小さな赤ん坊だった頃(もう二昔前の話)、スチーム式では危険ということでそれを選んだのだろうが、そのときはそんな弊害は全く知らなかったなぁ。
現在うちで使っているスチーム式加湿器は、バケツに蓋と取っ手がついたような形で内部全体で豪快に沸騰させるタイプと、タンクが別にありそこに水が下りてきて蒸発皿で沸騰するタイプのものだ。水を足したりクリーニングするには断然バケツ型(→このタイプ)が楽なのです。・・・最近ではスチーム式は先にも述べたように子供が動き回る部屋では危険だし、かなり電気代がかかったりするし、気化式はファンがうるさい割には加湿能力がイマイチだったりという弱点がそれぞれあるので、ハイブリット式(加熱気化式)というのがあるらしい。 (↑へ)
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