ヴァイオリンとともに-Avec Violon-
information violin orchestra journey personal links message
why violin? instruments bows strings practice sheet music other items

目次:

はじめての楽器購入について思うこと

楽器(バイオリン)&人間のための湿度管理 ←NEW

 

はじめての楽器購入について思うこと  (↑へ)

 初めて楽器を買う場合、いきなりお店に行っても色々な種類の様々な価格帯の楽器があり圧倒されがちです。まず最低限おさえておくべきポイントとして、新作の場合は生産国、量産品と手工品の違いがあります。それによって価格が色々設定されています。 

 生産国として多いのがドイツやイタリアですが、イタリアでは量産楽器というのは存在しないようで、大体作家物で新作の場合でも日本国内で購入するとなると100万円近いのが普通で、イタリアというだけでブランドのようなもの、相当気合がないと買えません。一方ドイツには古くから工場で作られる量産品の歴史があります。一人の職人が大事に大事に作るわけではなく、それぞれの部品を決まった人が流れ作業のように作っているらしいのですが、安いながらも規格品として粒の揃った楽器が現在でも生み出されています。こういった楽器は10万円台から手に入ります。製作過程がどのくらい手工品に近いものであるか、とか使用される木材やパーツの質でランクがあがっていきます。こういった量産品で価格の設定に一番関係してくるのが人件費ですがドイツよりもそれが安い中国や東欧で作られる楽器にはお買い得なものが結構あるようです。

 私が初めて手にした楽器は10万円台のドイツ製量産品でした。知り合いのヴァイオリンの先生に頼んで買ってきてもらったもので、レイト・スターターの場合こういう選択がよくあると思います。フルサイズのバイオリンとしては中途半端なものかもしれません。幼少期から習っている場合、小さなサイズから練習しはじめていってフルサイズへの買い替えの頃にはたいていの場合一生物の楽器を検討するのだと思います。けれども、初心者で長く弾き続けるかどうかわからない場合いきなり高価なものを買ってしまうのはとても不安です。まずはこの辺の価格帯のものを購入して、自分の音や外観の好みがはっきりしてきてから買い換えるくらいのつもりでよいのではないかと思います。  (↑へ)

 

 

楽器(バイオリン)&人間のための湿度管理 (↑へ)

 

 冬の間は空気が乾燥しているので、うちでは加湿器が稼働中です。風邪対策に湿度管理は欠かせない。「湿度が40パーセント以下になるとウイルスの水分が蒸発して軽くなるため、落下速度はゆるやかになり、約30分間、空気中を漂うことになる」(寒い季節の風邪対策)のだそうだ。暖房をかけていると部屋の湿度は簡単に30%くらいに落ち込んでしまう。そこまで乾燥すると、ノドの調子が悪くなるなどの自覚症状が出てくる。コンタクトをいれた目や肌にも良くない。  発掘!あるある大事典/#56 風邪では、「部屋には加湿器が有効 部屋の湿度は60〜80%に設定しましょう。(室温21度〜24度で6時間加湿すると… 湿度50%でウィルスの生存率3%)」とある。私の6畳の部屋だとどんなに乾燥していても水1リットルくらい加湿すると50%台くらいにはすぐ回復してくれるようだ。温度&湿度計(ちなみに時計との三連です)をみながら観察しているが、最近ではどこへ行っても30%、60%の差はちょっと息をするだけで気になるようになった。  

 

  ヴァイオリンにとっても乾燥は良くない。マイスターのQ&A、49楽器の湿度対策を教えてください。で、「・・・湿度が50%を切ってしまうのです。これは楽器のためには若干低すぎます。楽器の場合には60%弱くらいがよいでしょう」とある。これは楽器の長期間保管に関する助言で「楽器のニカワの剥がれ、カビ、変形、金属のサビなど」を発生させないための防湿対策についてカメラ用防湿庫の使用を例として勧めている記述での但し書きだが、50%では低すぎ60%弱が理想的ということらしい。  というわけで、湿度に弱いウィルスをほぼやっつけることができ、ヴァイオリンにとっても問題ないのが湿度60%あたりということがわかった。私は普段ヴァイオリンはケースにしまっているので65%くらいになっても良いと思っている。ただしヴァイオリンを弾く間は加湿器はオフ、弓の毛だって一杯水分を吸ってしまいそうだし。さきほど「部屋の湿度は60〜80%に設定しましょう」と出てきたが、70%を超すとなると今度は加湿しすぎのような気がする。部屋の窓の結露や木製ケースに保管しているCDのカビ、などの心配がある。というわけでしばらくは時計を見るたびにとなりの湿度計もチェックする生活が続きそう。まぁ気がついたときに1.5リットルくらいガンガン加湿して、という感じで問題はないような気がしているが。 

 

  ちなみに加湿器にもいろんな種類のものがあるが、@加湿器選び4つのポイントA加湿器病に御用心などが参考になる。加湿器の種類がさらに細かく分類されているのがB加湿器の選択、特徴と種類。Aは、加湿器には蒸気(スチーム)式、気化式、微噴霧(霧化・超音波)式とあるが、微噴霧式だけは超音波によって塩素も飛んで水道水の殺菌効果がなくなり、微生物を部屋に撒き散らす結果になるからやめましょうという話だ。Bによるとうちにはじめてやってきた加湿器は微噴霧式のなかの遠心式というものだったようだ。私が小さな赤ん坊だった頃(もう二昔前の話)、スチーム式では危険ということでそれを選んだのだろうが、そのときはそんな弊害は全く知らなかったなぁ。  

 

  現在うちで使っているスチーム式加湿器は、バケツに蓋と取っ手がついたような形で内部全体で豪快に沸騰させるタイプと、タンクが別にありそこに水が下りてきて蒸発皿で沸騰するタイプのものだ。水を足したりクリーニングするには断然バケツ型(→このタイプ)が楽なのです。・・・最近ではスチーム式は先にも述べたように子供が動き回る部屋では危険だし、かなり電気代がかかったりするし、気化式はファンがうるさい割には加湿能力がイマイチだったりという弱点がそれぞれあるので、ハイブリット式(加熱気化式)というのがあるらしい。   (↑へ)

 

information violin orchestra journey personal links message
why violin? instruments bows strings practice sheet music other items

Copyright © 2004 Avec Violon. All rights reserved.