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「ケープド・マスクド・アンド・アームド・ドット・コム」の絵
反戦運動においてどうすることがもっとも効果的か、一つの答えがここにある。『capedmaskedandarmed.com』はアメリカ在住の二人の写真家兼ウェブデザイナー兼アクティビストのサイトだが、彼らは自分たちが描いた絵について、ネット上の著作権のあり方を著作者が規定するルールづくりを行っている『クリエイティブ・コモンズ』のもと、あえて著作権を放棄している。つまり、どこの誰が加工しても、売って儲けても彼らは未来に渡って文句を言わないというのだ。アメリカにはこういう太っ腹のプロフェッショナルが少なからずいるようで、同様のサイトを他でもみかける。
EGピースのポストカード
反戦グッズの多くはキャンペーンや意志表示、募金集めを目的としたものだが、残念ながら商品としての魅力に欠けるものが多い。受けては大衆ではなく、消費者であるという意識が小さいのかもしれない。EGピースはアーティストを集めてラブ・アンド・ピースよりもアンチ・ウォー的なポストカードを作って一般の店舗で売ろうとしているが、なんにせよ商品としての魅力がない限りメッセージは伝わらないし、流通ルートを確保しないとムーブメントはおこせないと考えている。
ピース・オブ・ケーキのアフガン募金
あなたがもしお店を経営しているなら、その気になれば募金箱をおくことぐらい容易いことかもしれない。けれど、誰かのお店に置いてもらおうとすると、しかも自分たちが立ち上げた募金活動の一環となるとどうだろう。そんなことムリ、考えるだけムダと思ってしまう。神戸の『Peace of Cake!(ピース・オブ・ケーキ)』は、そんな常識を覆している。ペットボトルを加工した募金箱をカフェや雑貨屋に置いてもらうことで、3年4ヶ月で120万円を集めた。この善意のお金は、必要経費(1店あたり300円程度)を除いて『ペシャワール会』や『国境なき医師団』に送られ、アフガニスタン支援にあてられている。
バグダッド・バーニング日本語版
バグダッド在住のリバーベンドという若い女性が発信しているというブログ、『Baghdad Burning』の完全和訳版。プロの翻訳家が参加しているのだから、訳がうまいし早いのも納得。ところで、イラク関連の話題は一般的に日本語よりも英語でみるほうが奥深い。アラビア語ならもっと深いだろう。プロまでいかなくとも、語学が得意のひとにはいくらでも活躍の場がある。
Pquest
世はフリーペーパー花盛り。なのに広告収入の見込みが薄いからか、社会問題を扱うものは極めて少数派だ。『Pquest(ピクエスト)』はそのうちの一誌。いまのところ白黒コピーという経費節減を余儀なくされているが、カフェ・音楽・映画・本・買い物、講演会やシンポジウムなどの切り口をとることで、社会問題と付き合うことは大袈裟なことではないと伝えている。
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