ひとくちに、シリーズとしてくくってしまってもいいものか……。サガシリーズはゲームボーイ、スーパーファミコン、プレイステーションと、プラットフォームを移し替えるごとにひとつの節目とし、進化していった。
まったく別のゲームといったらそうともとれる。当方まだフロンティアをプレイしていないのでなんともいえないが、これほど世界観が違うのも珍しい。Sa・Ga3とクロノトリガーのゲームシステムが非常に似ている。似たゲームが出来てしまうのはゲームメーカーのサガということなのか……。
さて、サガシリーズはコマンド入力型のRPGで、なんとゲームボーイ初のRPGであった。モンスターの落とした肉を食べると違うモンスターや種族に変わるという、肉喰いシステムが風変わりだが、87年に発売された「女神転生」(ナムコ)にも似たようなシステムがある。
ロマンシングサガではこのシステムはなくなったが、残った部分は何かといったら技の習得であろうか。GB版ではエスパーという種族が突然変異をするという名目でランダムに特技を身につける。これはロマサガ2の「ひらめき」へつながっているといえよう。
ロマサガシリーズの特徴といえばフリーシナリオシステム。選んだキャラクターによってシナリオが変わったり、イベントを無視することが出来るなど、自由度の高いゲームになった。
サガフロンティアではまた変身システムが戻ってきた。仲間のモンスターは倒した敵の能力を吸収してレベルをあげる。また、メカはプログラムをつけることによって能力値をあげていく。フリーシナリオシステムも健在で、サガシリーズのすべてを詰め込んだ。