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クロオオアリ

 卑弥呼には悪いが、やはりクロオオアリを飼いたいと思っていたところ、なんと昨年まで無かったクロオオアリの巣が庭にできていました。新女王のコロニーである可能性が高いと考え、早速巣箱を作り、7月の暑い日曜日に捕獲作戦を敢行しました。

巣穴も浅く小さなコロニーでしたが、50匹ほどのワーカーと女王を捕獲しました。
アリが白くなっているのは、飼育ケースに塗ったベビーパウダーにまみれているからです。

捕獲には吸虫ガンの試作機も活躍しました。
試作機はアルミ製の手作りです。350gと量産機の半分の重量ですが、コストと耐久性が問題です。

タテ型巣箱2号機へ引越し。2号機も最初はメラミンスポンジでした。ファイルケースの内箱を逆さにしてフタをかぶせ、隙間を20oにしています。足も書類入れを切って作りました。

初めに斥候ワーカーが巣箱の安全を確認し、女王はワーカーに引っ張られるようにチューブを上って新居に入りました。
ヴィクトリアと命名。
引越はすんなりと完了しました。

クロオオアリのアゴ力をもってしても、メラミンフォームに巣穴を掘ることができませんでした。そこでオアシスレインボーフォームパウダーを使ってみることにしました。

フラワーアレンジメントの資材を扱うお店で購入できます。ネット通販でも見つかります。250gで子供用座布団ぐらいの量があります。乾燥しているとふわふわバラバラですが、水を含ませると砂のようにまとまります。

仮住まいの飼育容器から再度引越です。
2度目の引越はグズるワーカーもいましたが、別のワーカーに運ばれていました。

今度はせっせと巣穴を掘り始め、1か月ほどでこのような状態になりました。

巣穴の中に卵、幼虫、蛹が多数見られます。

裏側はこのような状態です。ケースの合わせ目をボンドでふさいでいます。
隙間の20oは厚過ぎるようで、両面に透過した巣穴になりにくいです。


右の密閉容器(フタに小穴を多数開けました)を餌場、左をゴミ捨て場にしています。
容器の壁にベビーパウダーを塗っておくとフタを開けても脱走できません。



 オアシスレインボーフォームパウダーは6色あるので、砂絵のように地層模様や図柄などにしたり、オモチャを埋め込んでアリが掘り進んで財宝やや化石を掘り当てたりすると面白いかも知れません。


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