冷却を考える。

最近のCPUに限らず、CPUをオーバークロックさせる事と言うのは、熱との戦いみたいな所があります。

PC-9821においては、P6系なMate-R機種は普通に使う限りアンダークロックで使う方が多い(除くFSB66MHzなCPU)のですが、Valuestarを始めとするP5系(つまりソケット7)マシンを使用する方は、N4下駄等を使用して多少なりともオーバークロックされている方が割合として多いはずです。

では、何故オーバークロックさせる為には冷却を考えなければ為らないのかを考えてみましょう。

金属などは原子同士で電子を共有し、半導体はシリコン結晶間で電子を共有しています。電気の流れと言うのは、共有電子間の連続した衝突(つまりバケツリレーのような物)で電子の移動を繰返し、結果として”電気が流れる”と言った状況に為ります。

そして熱とは原子(又はシリコン結晶)のランダムな運動を指します。これが増えていくと電子の移動を妨げる原因になってしまいます。そうして電気の流れる効率が落ちていきます。CPUが熱くなり熱暴走という事になってしまうのはこの抵抗が原因だと言われています。

かなり専門的な言葉を避けた説明になっていますので、”専門家”方々の突っ込みがありそうですが、ご容赦を・・・・m(__)m

冷却すると言う事は、オーバークロックのみならず定格動作でも健全な動作をする要素の1つと言えるかもしれません。

 


まあ理屈はこれぐらいにして、(ォィ 実際に僕が試してみた冷却方法を少し紹介します。

 

CPUの研磨  高級なシリコングリスを使うより、研磨の方が効果絶大?

ペルチェについて 一言でペルチェと言っても、その使いこなしは難しい。

水冷による冷却  オーバークロック限定の水冷ヘッドの製作

Sunhayato HF-S43  放熱用両面テープもバカには出来ない。

アイオーバンシーをOCさせる コア冷却にてクロックの限界に挑戦