放熱用両面テープ Sunhayato HF-S43
これは、パソコンパーツ屋と言うより電子部品屋で良く見かける物だと思います。約4センチ角のシートが3枚で600円から700円位で販売されています。極薄の金属シートに両面接着剤?が付いています。まあ見る限り良くある物ですが・・・・・・
一般的にこの手の物はCPU冷却においては余り冷えない物と言われています。まあそう言う部分は有りますが、固定する金具等を使用しなくても良い点から、僕はチップ冷却に良く使っています。
ただ、そのまま使用すると、イマイチ・・・と言う部分が有ります。
これは、某オークションで入手したメルコバンシーなのですが、ファンはアイオーバンシーの物に交換してありました。横から覗くと同じテープが付いていたので剥がしてしまいました。このテープは接着力が強いので1度貼りついたら、なかなか剥がれないのですが、これはひねる様に何回か力を入れると剥がれました。
写真をよーく見ると中心部は殆どクーラーとくっついていないのがわかります。また外端部分も付きはイマイチなのが解ると思います。まあ普通に貼りつけるとこのような風になるのは当然で、余り冷えないと言われるのも頷けます。空気が入ってしまっては台無しですね。
そこで、僕がやる事はと言えば、やっぱり研磨という事になります。
こちらはアイオーバンシーですが・・
写真撮影寸前に何とドライバーの先をコア部分に落としてしまい(汗 そのまま撮ったのでキズが見えますが、コアチップ研磨の様子は解ると思います。このチップに限らず殆どのチップは中心部分はかなりくぼんでいます。
研磨後はテープを貼り付け、ひたすらチップ側に密着させます。僕は少しくたびれたマイナスドライバーで数分擦りますが、目安はテープ面のデコボコは無くなるまで、というところでしょうか。意外にここが肝心です。
今回は、某Macな店で見つけたIntelのファンを取り付けます。300円くらいで売っていたのですが、試しに使ってみるとなかなか静かでアイオーバンシーの元々付いていた物より遥かに冷えそうです。裏面の研磨は超手抜きです。(^_^;)
後はファンのコネクタの位置を確認して貼り付けます。その後は直ぐに使うのではなく、何か重りを載せて出来れば24時間位そのまま”馴染ませる”とより良いと思います。今回は昔オーディオに使っていた鉛のインゴットの破片を使ってみました。物凄く見栄えが悪いですが、効果はなかなかの物です。
そう冷却に気を遣わない場合のCPU冷却にも使える方法だと思いますし、ファンの取付けに苦慮する場合、この方法も有りだと思います。
粘着性の強さは、折り紙付き! 以前SC-U2PCIに取り付けたヒートシンクをペンチで無理矢理剥がしたらこんな風になってしまいました。
解りますかねえ、チップごと反時計回りに捻れてしまいました。(汗
まあこれでも無事動いているので問題は無いのですが、・・・・・・ヤフオクじゃ売れないでしょうねえ・・・・。(笑