アイオーバンシー(GA-VDB16/PCI)を無理やりオーバークロックさせる方法
以前、ベンチマークに奔走していた頃、HDBENCHおろか、数ある3D系のベンチでも、ぶっちぎりの数値を叩き出すボードがアイオーデータ社から発売されました。
GA-VDB16/PCIと言う、今では互換機の世界では見向きもされない旧世代GAなのですが、PC-9821に対応するボードでは,未だに現役バリバリで使用している方も多いでしょう。僕も4枚程持っています。
で、ベンチ競争ですが、クロック耐性は当り外れがあるので、どうせならという事でCPU冷却ではお馴染み?の水冷ヘッド搭載、ベンチマーク専用のバンシーを作り上げました。
写真を見てすぐにお解りの方は、”その気”が有る方でしょう・・・。
簡単な説明をすると、コア部分はチップ研磨→60wペルチェ→超頻水郷(CPU用の物:一時話題になりましたね。)の水冷ヘッド→配管用のパテ→発泡ウレタン板加工→テープで固定です。大体下記ベンチ時はコア付近の温度はマイナス5度〜5度の範囲で推移していたと思います。水の流れる量が理想より足りなめなので、氷を入れた水がホースから出てくる時には生暖かくなっていました。元々コアに付いていたファンはもったいないのでメモリーチップに・・・。写真に見える上に伸びる配線はサーミスタとペルチェの電源コードです。
クリスタルオシレータで基準クロックを上げ、計算上メモリークロック151MHz、コアクロック141MHzまでOC可能となりました。本当は、V ctrlとかのクロックアップツールを使えば良いのでしょうが、何故か僕の環境では、上手く動作しない事が有り、またクロックを上げる度に再起動を掛けなければならない事はギリギリのベンチ習得にはキツイんですよね。^^;
注意としましては、オシレータにて14,318→16MHzと取替えているので、リフレッシュレートもそれにつれ上がるので、モニターが対応していないと(実質1.117倍)画面が出ません。僕は予めノーマルバンシーでリフレッシュレートを60MHzと設定で下げめにして、それからバンシー改を付けると言う方法を取りました。
最初は、断熱を適当にやったので、PCIスロットが水浸しになった事も・・・・(よくマザーが死ななかったなあ)
一応、これだけの事をするだけで、HDBENCHの数値は結構上がるので、
★ ★ ★ HDBENCH Ver 2.610 ★ ★ ★ 使用機種 PC-9821 V200MZD2 (74.5*2*5) Processor AMD K6 744.1MHz [AuthenticAMD family 5 model D step 0] 解像度 1024x768 65536色(16Bit) Display [X]スタンダード ディスプレイ アダプタ (9821 シリーズ) Display GA-VDB16シリーズ Memory 129 416Kbyte OS Windows 98 4.10 (Build: 1998) Date 2001/10/ 6 17: 3 SCSI = IOI IOI-A100U2W PCI SCSI Controller HDC[X]=スタンダード IDE ハード ディスク コントローラ AB = COMPAQ BD009222BB Rev 3B07 C = SEAGATE ST318452LW Rev 0002 D = GENERIC NEC FLOPPY DISK Q = PLEXTOR CD-ROM PX-32TS Rev 1.02 ALL 浮 整 矩 円 Text Scroll DD Read Write Memory Drive 56874 46049 56971 119325 37924 79969 623 167 56325 57806 28294 C:10MB
★ ★ ★ HDBENCH Ver 3.22 (C)EP82改/かず ★ ★ ★ M/B Name PC-9821 V200MZD2 (74.5*2*5) Processor AMD K6 745.48MHz[AuthenticAMD family 5 model D step 0] Cache L1_Data:[32K] L1_Instruction:[32K] Name String AMD-K6(tm)-III Processor VideoCard GA-VDB16シリーズ Resolution 1024x768 (16Bit color) Memory 129 416 KByte OS Windows 98 4.10 (Build: 1998) Date 2001/10/06 17:07 SCSI = IOI IOI-A100U2W PCI SCSI Controller HDC[X]=スタンダード IDE ハード ディスク コントローラ AB = COMPAQ BD009222BB Rev 3B07 C = SEAGATE ST318452LW Rev 0002 D = GENERIC NEC FLOPPY DISK Q = PLEXTOR CD-ROM PX-32TS Rev 1.02 ALL Integer Float MemoryR MemoryW MemoryRW DirectDraw 32605 35634 22743 10076 6149 11207 167 Rectangle Text Ellipse BitBlt Read Write Copy Drive 49598 47003 22366 530 57366 57689 15926 C:\20MB
ぐらいは、なんとか逝けます。と言うかこれ以上は無理?
メモリークロック147MHz、コアクロック131MHz相当のクロックアップだったと思います。(多分・・・・遠い記憶)。サーミスタで温度管理をしながらの、冷や冷やのベンチ習得でしたね。(笑