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伍月の独白

 参拾壱日 金曜日

○やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 『H三度、彼は元来た道へ引き返す。』
ヒッキー「実は俺の数え間違いなんじゃないの?」
 こういう事を言ったりせめて夏休みがもう二ヶ月欲しいとか考える気持ちに心から共感出来ました。
 いきなりサブレが比企谷家に居る状態から始まると言う事は預かる件が全面的にカットですか。回想と言う形で振り返るのも期待しましたがそれすら無いのですか。例によって例の如く面白い台詞が満載なので残念でなりません。それに結衣の阿呆なメールも見たかったですなぁ。
 川崎沙希や大志との会合、さいちゃんとのデート、静とのラーメン、その全てがカットですか。さいちゃんとのデートはさいちゃんが最高に可愛く、ヒッキーが初めてを捧げたりするのにその場面が無いなんて信じられません。ラーメンがとても美味しそうな場面が無いのも酷いです。何だか二話くらい見逃した様な感覚ですなぁ。原作の五巻一冊分がアニメだとたった一話と言うのも衝撃ですが、実際にアニメ化されているのが四分の一くらいと言うのもまた凄い話です。
 ヒッキーが結衣にサブレを返す時にサブレが結衣に忘れられていたのが発覚する場面が見たかったです。
ヒッキー「ん、まぁ混んでるしな……」
 そうか? 空いている様に見えますよ。
 ゆいゆいが真っ先にりんご飴を欲しがりましたがりんご飴は良いですよね。あたしも大好きなのですが購入出来る場所や機会が非常に限られているのが残念です。もう何年も食べていない気がしますなぁ。
 ある種予想の範疇ではありますが、綿飴を買うのにヒッキーがジュエルペッなんとかやプリティーリズなんとかではなくプリキュなんとかを選ぶ場面が無いのですね。
 相模南の外見が想像していたのと全く違いました。実際は別に原作を読んでいても具体的な外見を想像していなかったのですが、とにかくアニメでの姿が予想外でした。もっと子供っぽいと思ったのですが大人っぽくて垢抜けています。寧ろアニメ的にデフォルメされた優美子より上位に見えるまである。
陽乃「母はわたしより怖いよ」
ヒッキー「……それ人間ですか」
 本当に失礼ですね(笑)。
 アニメの陽乃は原作の邪悪さが鳴りを潜めて、妹思いの良い人に見えますなぁ。車に傷が残っていないと言ったのはタイミングがわざとらしくて嫌な感じがしましたが、原作だと常にもっと不愉快にさせる存在でした。逆に言えば原作中でもヒッキーの他からはこう見えているのですかね。期せずして彼女が振舞う完璧な外面を見せられた感じがします。
 ヒッキーと結衣のDVが無くて残念です。
 うっわ。予告の南が凄くうざったいです。僅か一つの台詞だけでその鬱陶しさが如実に伝わって来ました。


 参拾日 木曜日

 初めてマックスコーヒーを飲んでいる人を見かけました。或いはこれまで目にした事が皆無だったとは言い切れないかもしれませんが、何せ俺はまちで意識し始めたのでそれまでは記憶に留まらなかったでしょう。思わず「マックスコーヒーなんて飲んでいるの!?」と声を上げてしまいました。そうしたらその場に居た別の人間からも「疲れた時には意外と美味しい」とプッシュされたまである。まさに大人だって、甘えたいときがある。コーヒーはMAXコーヒーですね。妙な感動を覚えてしまいました。

 ギョーカイ時事放談第251回はウルトラマントークが楽しくてなりませんでした。言っている内容そのものは何ら目新しさはありませんが、特撮について語っているだけで面白いです。

 三枚のCDを買いました。
 はた魔の主題歌である栗林みな実の『ZERO!!』、RDGの主題歌であるAnnabelの『スモルワールドロップ』、ゆゆ式の主題歌である情報処理部(大久保留美、津田美波、種田梨沙)の『せーのっ!』です。この中で最初に欲しくなったのはRDG主題歌なのですが、その後ではた魔の主題歌にも惹かれ、そしてゆゆ式主題歌も何度も聴いている内に欲しくなったと言う寸法です。


 弐拾玖日 水曜日

 ウル列を見ました。
 ベリュドラを構成する怪獣を紹介すると言うのは面白い趣向です。これは興味深い。
 外野の反応が楽しいですね。キングの「お前達にはあれがアストラに見えるのか?」に「見える」と即答したのには笑いました。あとザ☆ウルトラマンを見て手書きの波飛沫が職人芸とか何の話をしているのかと言う感じです。
 三十分で百体も紹介するとなると一体当たりの時間が短くなるなぁ、と思ったら全部は紹介されませんでした。途中からペースアップするのかと思ったらそのままで紹介出来ずに終わりです。斬新でした。

 初期不良があったフォートレスマキシマスですが、代替品を送るから返送してくれと交換処理になりました。あんな大きいのがまた送られて来て、しかも送り返さないといけないのかと愕然とします。欠品部位だけ送って欲しかったのですが、本体にくっついているパーツなのでそれは無理と言う事ですか。
 一瞬ながらフォートレスマキシマスを二つ並べると言う滅多に見られない光景を目にした後に、最初に買った方をえっちらおっちら梱包して送り返す事にします。最初はゆうパックの集荷を頼もうとしたのですが、電話をしたら受付時間外と言われますし、ネットで手配しようとしたら集荷時間が遅くまで対応していません。休日まで待つと言う手もありますが邪魔なので態態コンビニエンスストアまで運びましたわ。そんなに重くないのが救いですがとにかく大きくて難儀します。もう二度と初期不良には出会いたくないと心から思わされました。
 さて代替品は当然ながら欠品だったパーツはちゃんとあるのですが、矯めつ眇めつしていると他に瑣末ながら気になる箇所があります。しかしこれは微妙な問題なので初期不良として認められるか理解りませんなぁ。それに何度も文句をつけたらクレーマーがごねているみたいですし、また交換で手間を煩わせられるのかと思うと陰鬱です。これくらいは我慢しましょうかねぇ。決して安い製品ではありませんから僅かな瑕疵があるだけでも嫌で、憂鬱な気分になります。どうして欲しい玩具を買ってこんな思いをしなければならないのでしょうか。
 メーカーの対応に問題があった訳ではありませんが、それでもこう言う事があると印象は悪化する一方ですわ。信用と言うのはこういう事の積み重ねで失われるのではないでしょうかね。
 しかし真面目にこのフォートレスマキシマスはどうしますかねぇ。メーカーに連絡するかもう少し考えてみるとしましょう。


 弐拾捌日 火曜日

 アラカンを視聴致しました。
 エレベーターには二人しか乗れないとアカチが一人残りましたが、乗ろうと思えば三人乗れたとしか思えません。無理に乗れば重量オーバーで落下する危険性があるのは理解りますが、しかしあの状況で一人だけ残すのは度し難いですなぁ。
 エミスが死んだのは自業自得と言うか、どうして薬草を取る為とは言えあんな火山に飛び込んだのですか。
 革がカンナギを誘い、そして本当にそのまま仲間入りしてしまったのに唖然としました。其処に至る心の動きに説得力がありませんし、そんな簡単にカンナギを許してしまって良いのですか。

 ジャイゼ視聴。
トーマ「気にするな。私だってゼノンの幹部である前に、一人の人間だ。目の前で震えている小さな命を放っておけるほど冷たい心を・・・ん? あれ、切れてる?」
 とても良い事を言っているのですが、ゼノンの幹部がそれで良いのですか(笑)。
シュンスケ「だが、俺には、お前もそんな悪い奴には思えない」
 ハルカに優しく語り掛けるシュンスケが凄く格好良いです。これはハルカならずとも惚れるでしょう。シュンスケの声はSAOでキリトを演じられていた方ですよね? 初めてこんなに良い声だと思いました。
トーマ「子猫はどうした?」
ハルカ「逃げられちゃったわ。でも大丈夫、すっかり元気になったから」
トーマ「そうか! それは何よりだ。今日はお前も早く休め」
 だが、俺には、トーマがそんな悪い奴には思えない。


 弐拾漆日 月曜日

 喫茶黒うさぎ第291回で矢野さんがマルちゃん製麺の冷やし中華が売れていると言っていたので買ってみましたが、まぁ、そんなに美味しくありませんでした。元来冷やし中華は好みではないながら期待したのですがこんなものでしょうか。次は日向夏冷やし中華が気になりますなぁ。

 四月から始まったアニメの主題歌に関して、簡単に雑感をば述べてみます。全体的に良い曲が多くて嬉しい限りです。
翠星のガルガンティア:今期トップクラスに面白いアニメですが、OPやEDは悪くはないものの上位とは言い難いです。OPは如何にも茅原実里の曲だなぁ、と言う感じがします。
百花繚乱サムライブライド:アニメ本編はともかくOPは格好良いです。それにしても橋本みゆきは未だ活動していたのですねぇ。
ゆゆ式:アニメ本編も主題歌も見る度に評価が上がって行きます。最初も決して悪いとは思わず寧ろ高評価でしたが、時間の経過と共にそれが更に上昇しました。OPは声優が唄っているのが難点と言うか好みではありませんが曲は素晴らしいです。
断裁分離のクライムエッジ:OPの曲は良さそうなのですがどうも声や唄い方が馴染めないと言うか苦手です。同じ歌い手が過去に唄った織田信奈の野望やベン・トーでは気にならなかったので不可思議な現象ですわ。
RDG:OPが良い曲ですね。今期では一番分かり易い形で自分の好みに近い感じです。
はたらく魔王さま!:これまたかなり面白いアニメです。そして気持ちの良いOPです。栗林みな実は自分の中で基本的には良いのにもう一歩垢抜けない印象がありましたが、これは素直に響きそうな曲です。それにしても微妙なアニメのOPを歌わせたら右に出る者が居ない四天王の一角と言われ続けながら栗林みな実も息が長いですねぇ。


 弐拾陸日 日曜日

○獣電戦隊キョウリュウジャー ブレイブ15 『はらだたしいぜッ!ドゴルドのやぼう』
 カンブリ魔は上級戦闘員として、割と頻繁に登場させるのですね。
 やっぱりラッキューロはとても働いていますよね。
 ドゴルドのボディにした後も開発者の意志でロボは停止出来てしまうのですか。それでは安心してボディとして使えないと思うのですが、ドゴルドはその問題をどうするつもりだったのでしょう? まさか中里が絶対に停止しないと確信していたのですか?
 今回はデボモンが出ないのですね。その為のカンブリ魔でしたか。でもやっぱり新しい怪人を毎回出して欲しいですなぁ。
 これからドゴルドがどんな素体を手に入れようと画策していくのか楽しみですね。恐らく最後はまた空蝉丸を欲するのでしょうなぁ。

○仮面ライダーウィザード 第37話 『絶望、指名手配』
 脚本も演出も酷すぎます。悪い部分を挙げれば限がありませんが特に最後の結末は禁忌でしょう。

 プリキュア。
 アニメで正体を隠した人物が登場すると巷では正体がバレバレと言われているのがミオさん理解らない事が多多あります。しかし今回は珍しく颯爽と現れた謎の騎士の正体が分かったと思ったら、キュアハートが見た瞬間に「お兄さん!」と呼んでいました。劇中でも別に隠している訳でも何でも無かったのですね。そりゃミオさんでも正体が分かりますよ。


 弐拾伍日 土曜日

 六月に行われる『のら犬兄弟のギョーカイ時事放談 ロフトプラスワンリスナーズカンファレンス2013』のチケットを購入しました。販売開始三十分前から待機していたのにそれでも整理番号は百番台です。これまででもかなり悪い部類に入る番号でした。三桁なんて未だ三度目ですし、今回の様にちゃんと不慣れでもない状況でとなると初めてではないでしょうか。毎度ながら取れただけで幸いながら、それでも良い番号が取れない事に落胆させられます。あたしだけ他の人より十分前から買える様にしてくれないかなぁ(ぇ それかミオさんより早い番号の人が全員、急用とか腹痛とかで来れなくならないかなぁ(←最低)。

○とある科学の超電磁砲(レールガン)S #7 『お姉さまの力になりたいですの』
 研究者はもっと粘着質な声を想像していたのですが、意外に良い声をしていました。それに睫毛も原作ほど目立たず全体的に癖の無い印象になっていますね。
 美琴が帰って来ていて純粋に喜ぶ白黒の姿は普段とは違って良いですね。例え普段はどんな奇矯な振る舞いをしていても、素はちゃんと真面目であってこそですね。
 喫茶店女を出すアニメオリジナル部分が要らないですなぁ。縦しんば意味のある描写だったとしても喫茶店女は画面に出さないで欲しいです。
 アニメオリジナルは少しだけかと思ったら今回は殆ど最後まででした。喫茶店女が云云と無関係に嫌ですなぁ。面白いくらいに面白くありません(←?)。

 デビサバ2。
 アイリの声や喋り方で何かを思い出すのですが、鎖々美かニャル子でしょうかねぇ。それにしても調べたら今年に入って阿澄佳奈の活躍は凄いですねぇ。主要な役を演じている量が多いです。
 もう一つ盛り上がらないと言うかパッとしませんなぁ。ペルソナ4の方が分かり易かったです。それと主人公の親友ですが陽介に比して大地が弱いです。

○変態王子と笑わない猫。 『いつかはマイファミリー』
 ヒッキーですら大富豪のルールを知っているのに梓は知らないのですね。やっぱり改めてヒッキーが知っていた方が疑問です。
 この件は月子の気持ちに理解が出来ると言うか、確かに普段はあれだけ妹にしたいと言っておきながらそれを受け入れようとしたら拒むと言うのも酷いです。
 矢張りちょいちょい面白い台詞が削られてしまっていて物足りないですなぁ。


 弐拾肆日 金曜日

 ローソンで耳にした曲が印象的だったのですが、調べようとしても歌詞を失念してしまい理解りませんでした。途方に暮れていたのですがそうしている内に、ローソンの店内で流れた曲が公式サイトで検索出来る事を知り、無事に解決しました。これは便利ですねぇ。今後も重宝しそうなので憶えておくとしましょう。因みに探していた曲はアイドルマスターの『edeN』だそうです。

○やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 『Gいずれ彼ら彼女らは真実を知る。』
 ヒッキーがキャンプファイアーの準備を終えてみたら周囲に誰も居ないのが良いですね。
姫菜「秋葉原は山手の右! だから受け! 池袋は上! つまり攻め! 理解る!?」
 秋葉原は受けで池袋は攻めだったのですか。勉強になります。ところでこの会話の流れからすると、優美子が姫菜の趣味に興味を持ってあげて聞いてあげたのですよね? そんなに興味も無いでしょうに良い人ですなぁ。それに興味を持っていない他人から下手に趣味に踏み込まれるのは無理に話を合わせられているみたいで却って嫌だったりするのですが、嬉嬉として話している姫菜を見ると彼女は優美子が興味を持ってくれた事が素直に嬉しいのでしょうね。まぁ、姫菜は普段から周囲に布教しているくらいですから、少しでも話を振れるのは歓迎なのでしょうね。
 優美子が「勝った」と呟いた理由が分からず比企谷兄妹の励ましにお礼を言いつつも首を傾げている雪乃が良いですね。でもその後の「……気に、してない」がカットされたのが残念です。
 ヒッキーの滅茶苦茶な理論に雪乃や留美がおかしいと思う中、結衣だけが納得しそうに「なる場面が無くなったのが残念です。結衣の阿呆な面が強調されるのですよ。
 祝詞だけにノリノリの姫菜が面白いです。
 鏡の前でポーズを決めている結衣は本当に楽しそうですね。
 由比ヶ浜結衣を偲ぶ会が開催されなかったのが残念ですなぁ。ちゃんともっと結衣が阿呆なところをもっと見せてくださいよ。
 小学生を脅す優美子は凄く似合っていますね。とにかく恐いです。
 子供・・・と言うか人間が恐いですね。極限状態で容赦無く他人を犠牲にする、留美の様な普段から攻撃している相手ならいざ知らず、仲良くしている友達であっても平気で他人の背中を押すところに人間の醜さが出ていて本当に恐いです。
 漱石や芥川を引用した会話が無いのですね。ヒッキーが国語を得意としているのが表現される場面なので残念です。
 花火を振り回す結衣が阿呆っぽくて良いですね。よつばの花火大会を思い出しました。


 弐拾参日 木曜日

 ギョーカイ時事放談第250回を聞きました。
 不定期にこういう番組に関して今後の方向性を考える話題になりますよねぇ。パーソナリティのパーソナルに興味を持って番組を拝聴しているので、変に番組の形を意識したりして欲しくありません。お二方がマラソンやゴルフの話をしたり、昔の思い出話に花を咲かせたり、気心の知れたゲストと雑談を交わしたり、そんな鯱張らない空気こそ望んでいるのです。だから変に意識して迷走される方が嬉しくありません。と、こんなところで書いても絶対に通じないのですがね(ぉ
 度度 他の作業をしながら聞いていると言う話になりますが、あたしはこのラジオの為に時間を工面し姿勢を整え瞠目し心から集中して聴いています。決して全ての人間が乍聞きをしている訳ではないと声高に主張したいです! 相手に届かないから意味が無いのですが、それでもどうにかこの事を分かって貰いたいものです。

 不良品に該当しない事を願ったフォートレスマキシマスですが、欠品がありました(死)。司令塔のコクピットを覆う筈のクリアパーツが入っていないのです。品質に問題があるとは耳にしていましたが、まさかそうならない様にと願っていたらまんまと当たるとは思いませんでした。これまで玩具で初期不良に出会った事が殆どありませんから、本当にこのフォートレスマキシマスの不良品率は高いのですなぁ。面倒ですがメーカーに問い合わせるとしましょう。まさかとは思いますが、商品を送り返して交換とかにはなりませんよね? 小さなクリアパーツ一つの為にこんな大きいのを送り返すとか勘弁ですよ。気が重い・・・。
 そんな問題がありますが取り敢えずフォートレスマキシマスを一通り変形させてみました。正直に言えばその大きさに圧倒されたり、こんなに大きいのかと驚愕したりはしません。しかし、机の上に鎮座しているその姿を何気無く眺めると、やっぱり存在感がありますね。かなりの迫力です。これだけ大きいと変形させるのも困難でしたわ。もしも小さな子供がクリスマスプレゼントとして枕元にこれが置いてあったら大喜びでしょうなぁ。そんな事に思いを馳せながら弄るのでした。

 『小説 仮面ライダー響鬼』を読みました。
 余り期待していなかったのですが予想に反してしっかりした内容で楽しめました。小説としてきちんと纏まっています。本編とは時代が異なるので登場人物は(響鬼や威吹鬼の名前こそ共通しているものの)完全な別人なのですが、これはこれで独立した魅力のある人物に仕上がっていました。それに吉野の設定など本編の過去として納得出来る世界観です。
 それにしてもこれほど変身忍者嵐が深く関わるとは思いませんでした。ある意味では変身忍者嵐の小説と言って良いほどの繋がりですね。鬼の鎧が嵐に酷似していた理由付けもされていてとても良かったです。


 弐拾弐日 水曜日

 講談社キャラクター文庫『小説 仮面ライダー響鬼』が並ぶのは明日か明後日だろうと思いつつ念の為に書店を覗いたら既に売っていたので買って来ました。未だ読んでいないのですが帯に変身忍者嵐の文字があります。これはひょっとして鬼の鎧に関係する話なのかと期待が湧きます。

 最大級のTFである『トランスフォーマーアンコール23 ヘッドマスター総司令官フォートレスマキシマス』を購入しました。
 フォートレスマキシマスと言えばTFのみならず変形ロボ玩具全体を見渡しても最大級を誇る超弩級アイテムとして有名でしょう。巨大な玩具が好きなミオさんとしては昔から憧れておりまして、何時か手にしたいと願っていた商品の一つです。デザインで言えばメトロフレックスの方が好みですが何と言ってもこの大きさは他には変え難い魅力があります。だから昨年、復刻の方が流れた時は歓喜したものでした。そして三月に発売されたのですが諸問題から容易に購入が出来ない躊躇してしまう商品でもあるのです。それと実はカラーリングはフォートレスよりもグランドマキシマスのほうが好きなので、もしもグランドマキシマスも復刻されたらどうしようと言う気持ちもありました。それでずっと決心がつかなかったのですが、あれだけ欲しがっていたのにもしもこのまま機会を逸してしまったらきっと後悔するでしょう。そしてどうして買わなかったのかと過去の自身を詰るに違いありません。そう思って遂に買ってしまいました。
 ちょっとした家電くらいの大きさがあると耳にしていたので慄いていたのですが、洗濯機や冷蔵庫くらいを想像していたので(←それは“ちょっとした”家電ではない)第一印象は存外に小さいなと言う感じです。それに大きさに比して軽いです。しかしベッドの上に置いてある箱をしげしげ眺めてみますと、やっぱり大きいですね(笑)。有り体に言って凄く邪魔です(ぉ
 ところでTFアンコールと言うと単なる復刻に留まらず、細かい部分がアップデートされているのですが、フォートレスマキシマスに関しては目がシールから印刷に替わったくらいで大きな変化はありません。全体にシールを貼るのが手間ですし、抑抑 失敗の可能性を考えると貼るのも迷うくらいなので、全部をタンポ印刷にして欲しかったですなぁ。その点が残念です。
 さてそれでは今から開けて遊ぶとしましょうか。何でも品質に難があり不良品が多いらしいので不安です。不良品に当たらない事を願いつつ箱に手をかけるとしましょう。


 弐拾壱日 火曜日

 いぇ〜い、ミオさん大勝利ぃ! ずっと欲しかったパソコン用スピーカーのロジクールZ‐4を買う事が出来ました。オーディオに興味を持つ以前から欲しかったのです。
 Z‐4を欲しいと思ったのはもう何年前になるでしょうか。以前のパソコンで初めてサブウーファーを使った時に、その低音に驚嘆させられました。そしてパソコン用のスピーカーについて調べてみて、その際に目を惹かれ欲しいと思ったのがZ‐4だったのです。だからまさに憧れの的でした。
 しかし金銭的余裕が無いので購入には到らず数年が経過します。そしてパソコンの調子が悪かったので新調した頃です。この時にパソコンと同時に今も使っているS‐220を購入したのですが、そういう機会にこそZ‐4を買うべきだったのではないかと後悔しました。それで何時かは何れはZ‐4を買おうと決意したのです。
 それでも買わずにいたのですが豈図らんや、ある時にZ‐4が生産終了していた事に気付かされました。それから慌てて探し回り、流石に今はもう諦めかけてやりませんが、一時期は電気店に行けば必ずZ‐4が残っていないか確認したほどです。ですが結局出会う事は無く、どうしてもっと早くに思い切って買っておかなかったのかと言う後悔の日日が訪れました。
 同社の後継機も含めて代替品となる機種を探し求めたのですが、私がZ‐4の魅力に感じた点の一つがワイヤードリモコンなのです。S‐220にもありますがこれがあると手元で音量の調整が出来て非常に便利で必須でした。しかもZ‐4のリモコンはサブウーファーの調整まで出来ると言う更に優れた一品です。そんな機能を兼ね備え、Z‐4と同等ランクの商品は終ぞ無かったのです。
 心の何処かではもう手にする事は叶わないかもと思っていましたが、期せずして購入出来る幸運な機会を得たのです。しかも新品未開封(デッドストック)を当時の相場よりも安価に、ですよ! 偶にはこんなに良い事もあるのだなぁ、と珍しく幸せを噛み締めました。未だパソコンに繋いでいないのですがこのスピーカーを使うのが楽しみです。
 ところでZ‐4が生産終了してから間も無く、そのショックもあったからか余り製品をチェックしないようになりました。しかし無事に入手出来たので久し振りに確認したのですが、ロジクールのZ553と言う機種が何でもZ‐4の後継機に相当するみたいですね。それを知った時は「すわ、早まったか? Z‐4を買う前に確認するべきだったか」と焦りましたが、調べてみるとリモコンはちゃんとあるみたいですが使い勝手はZ‐4に劣る様子です。それに今回Z‐4を購入した値段よりも高い価格で販売されていますし、これは矢張りZ‐4を買って間違いが無かったと確信しました。良い買い物をしました。


 弐拾日 月曜日

 現時点の最新刊となる『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。F』の感想です。
 いやはや中中どうして大変でした。この程度の文章でも一巻辺り、感想を書くのに述べ五時間くらいは費やしています。その為に気が重い事もありましたが面倒がって先延ばしにしてしまいますと、その内に作品への熱意が醒めてしまいます。そうすると感想を書く気力も失せ、目も当てられない中身の無いものになってしまうのは幾度も経験しております。折角の好きな作品なのですからそうなると勿体無いですし、なるべくなら思っている事を綴っておきたかったので頑張った次第です。
 とにもかくにもこれにて発売されている全巻を読み終えました。そうすると早くも気になるのは、次の巻です。一気に集めたのでわたりんの執筆ペースを知らないのですが、八巻は何時頃の発売になるのでしょうね。早く読みたいです。
@これでも比企谷八幡の学校生活は平穏に過ぎている。
 六巻の終わりだけでも後味が悪かったのに七巻でヒッキーがナニタニくんと弄られる流れになっているのが腹立たしくてなりません。六巻と同じ事を言いますが、どうしてヒッキーがこんな目に合うのでしょうか。
 またヒッキーが小田だか田原だかの名前を出しました。六巻でも何度か出していましたが、これは後に何か意味を見い出すのでしょうか。ところで実はこの名前が何度も出ているのに気付いたのは、この感想を書くに辺り読み返したからでした。そういう点から見ても感想を書いている意味がありますね。
 ふと視界が陰る。なんぞ、と思って目を開くと、そこに見慣れた胸、じゃない。見慣れた顔。
 ヒッキーは雪乃にせよ結衣にせよ、胸を見ている事が多いですよね。ヒッキー、マジキモい!
 余ったところのうち、ビビッときたところとオペレーションである。
 これまでは魔まマネタ一番新しかったのですが、ビビオペネタで更新ですね。リアルタイムで新しいアニメのネタが取り入れられて行くのが新鮮です。
A何故、彼らが奉仕部に来たのか誰も知らない。
 雪乃がヒッキーに紅茶を入れる細かい描写が素晴らしいですね。
 それに魅力を感じるかは個人の感性ですから良いとして、神社は近所にもあるから京都に行っても仕方ないと言うのは酷い暴論ですね。ヒッキーが評した素敵なくらい由比ヶ浜らしい意見と言うのがまさにぴったりの表現です。
「そうそう、なにより雰囲気に浸れるからな。うるせぇ高校生たちと竜安寺の石庭とか見たら、庭石拾い上げてそいつの頭かち割っちゃうかもしれないし」
「さすがにそれはしないけれど……。世界遺産なのだし」
 雪ノ下にものすごいどん引かれていた。でも、理由がちょっとアカデミズムですね。ヒューマニズムに欠けるけど。

 ヒューマニズムに欠けるのは君もですね。しかしユッキーは高校生の頭がかち割られる事は許容しているのですね。
「いいでしょ、別に。あと京都タワーとか)
「千葉にも似たようなもんあるだろ」
「それ、ポートタワーでしょ!?」

 この流れる様な掛け合いが最高です。
 ヒッキーを悪く言われて怒り「かっちーん……」と口に出す結衣が良いですね。その後で雪乃も辛辣な言葉で追い出そうとしますし、ヒッキーは愛されていますなぁ。
 戸部の依頼はヒッキーと雪乃が断ると判断したのに、結衣が強引に引き受けてしまったのは悪い流れですなぁ。結衣は年頃のオンナノコですから恋愛話に興味津津意気揚揚なのは理解りますが、ヒッキーや雪乃は冷静に荷が重いと判断したのですからそれを賞賛も無く受けてしまうのは良くありません。
 雪乃にリスクの説明をされてそれくらいは理解ると言い張る結衣ですが、スクラップも知らなかったのですからリスキーを知らないと思われるのも無理はありません。つか、スクラップとリスクの線引きが分かりませんわ。
「またヒッキーの話だった……」
 この呆れとも諦めともつかない言い方が良いですね。
Bどうにもこうにも戸部翔は薄っぺらい。
「弱みを突いていくということね。さすが、卑怯な手を使わせたら右に出る者はいないわね」
 さすが、悪意に満ちた解釈をさせたら右に出る者は居ませんね。なんなら本人には悪意が全く無いまである。
「ひ、ひきたにってあれのこと? む、むりむりむりむり!」
 何とかかんとかさんはちゃんとヒッキーの正しい名前を覚えてくれているのですね。だからヒキタニだと誰の事か理解らない。何とかかんとかさんがヒッキーに抱いている感情と、彼女がクラスで他者と交流していない事の両方が理解る台詞でした。
 あの雪ノ下にも真っ向からガン飛ばすのが川崎だ。
 実はかなり稀有な人物ですよね。雪乃に真正面から相対出来る人物は、況してやそれが同学年に絞るとかなり限られます。
Cとどのつまり、海老名姫菜は腐っている?
 でもね、ぼく、こんなのに引っかかる奴いないと思うの……。
 この言い方が作戦の浅はかさを際立たせていますな。
 この海老名さんとかアホの由比ヶ浜とかが友達ってあいつの趣味も相当やばいな。三浦が不憫で少し可愛く思えてくる今日この頃でした。
 優美子の美点は其処でしょう。良くも悪くも見た目だけを基準に友人を選んでいて、中身に問題があっても見た目さえ良ければちゃんと付き合うのは大したものです。
 荷造りを完了したヒッキーは忘れている物があります。修学旅行と言えば写ルンですが必須でしょう。
Dご覧の通り、由比ヶ浜結衣は頑張っている。
 そんな乾いた大都市にも人はうじゃうじゃいる。早くも千葉が懐かしい。家に帰りたい。
 この気持ちは凄く理解ります。いあ、千葉を懐かしむ気持ちは全く理解りませんが、こう出掛けた矢先にもう家に帰りたくなりますよね。寧ろこれからどんどん家から離されるのかと思うと嫌になります。
「八幡よ……京の都が懐かしいな。我が魂の故郷よ。ルフランルフラン」
 ……そうね、こいつも俺のこと、八幡って呼ぶのよね。

 彩加だと思っていたのでこれにはリアルに落胆させられました。物凄くヒッキーの心境が分かった気分です。
「八幡!」
 今度こそ本物……。これが癒し……。

 義輝で一度落とされていた分、さいちゃんが登場した喜びも一入ですよ。
 きゃー! きゃー、きゃーきゃー! ヒッキーが荷物を受け取る為に出した手をさいちゃんが握る場面は最高ですね! あとこの勘違いでクドリャフカの順番でえるが冬実の手を握った場面を思い出しました。
 あたしも京都に修学旅行で行った事はありますが・・・と言うか修学旅行でしか行った事がありませんが・・・胎内めぐりはゆるゆりを読むまで知りませんでした。だから胎内めぐりと言うと綾乃と京子がいちゃいちゃしている印象しかありません。
 魂抜かれるからとか適当なこと言ってもいいのだが、まぁ、なんだ、こいつの言うとおり、せっかくだし。
 写真を撮られると魂を抜かれるはミオさんの常套句でした。ずっと使っていたら妹に本気で言っていると思われて、「魂なんて抜かれる訳ないじゃん」と莫迦にされる様に言われてしまった事すらあります。ネタに決まっているではありませんか! 何なら魂の存在を信じていないまである。
 大勢から記念撮影のカメラマンを任せられたヒッキーですが、私だったら上手に撮れる自信がありませんし失敗したらと思うと絶対に引き受けたくありませんなぁ。
 お御籤で大吉を引いて嬉しそうな優美子が新鮮です。そういう一面もあったのですね。素直に良かったねと言いたくなります。
 ヒッキーと結衣の柄杓を巡るやり取りは良いですね。やっぱりこの二人のこういう関係が好きですわ。もっとこういうのが見たいです。
Eひっそりと雪ノ下雪乃は夜の街を行く。
 な、なんだろう、「八幡は変態さんですね。そんな変態さんは部屋から出て行って、庭のお池でひとっ風呂浴びてくるといいですよ」的な意味かな? 俺はそんな変態でも王子でもないんだけど……。
 わたりんが変態(笑)のネタを使うと、他のパロディとはまた違った感情が湧き上がって来ますわ。変態(笑)作者がわたりんに抱いている想いが報われたみたいな感じです。
 ヒッキーがさいちゃんとのお風呂を逃し、あと二回もチャンスがあると言っている時点で、これは最後まで無いのだと悟って哀しくなりました。
 ドカポンとかでやる気を無くす人が居ると本当に場が白けますよね。自分が勝てないからと言ってどうでも良くなってそういう態度を取るのは良くありません。ええ、ミオさんがそうでしたよ?(ぉ
 ぽーっと上の方を見つめながら思い出しているさいちゃんの姿を想像すると本当に可愛いです。とつかわいい。さいかわいい。
 雪乃が言っている様に修学旅行で普段と違う場所に来てまでチェーン店を選ぶ必要はありませんよねぇ。折角なのですからその地方の特色があるラーメンを食べた方が良いではありませんか。尤も千葉のラーメンが持つ特色なんて知りませんが・・・と思考回路を働かせたところで勘違いしている事に気付きました。普段の舞台が千葉で今は京都に来ているのに、何故か千葉に来ていると思い込んでしまいましたわ。
 やたらと誇張して表現されていますが、天下一品は言うほどこってりしている訳ではありません。それに野菜で出汁を取っているので実はあれで意外と食後はさっぱりすると言う不可思議な味わいです。それはそうと七巻を読んだ後に天一に行ったのは言うまでもありません。
「じゃあ、もう一回だね」
 さいちゃんの意外と厳しい一面が良いですね。
F思いのほか、三浦優美子はちゃんと見ている。
「お化け屋敷の幽霊なんて怖くないだろ。怖いのは人間だ」
 お化け屋敷は人間が作っているのですが、その理屈だと駄目ではありませんか?
「……つまり、人が脅かすタイプのお化け屋敷が一番怖い」
 と思ったらちゃんとそれを踏まえた答えが用意されていました。お化け屋敷は人間が英知を結集して怖がらせようとしているのですから怖いのは当然だと思いますが、如何せんミオさんはお化け屋敷に入った事が幼い頃の一度しか無いのでよく理解りません。怖いから入らないのです。
「今がその状態に近いと思わないか?」
「あたしとヒッキーが? 別にそんなことないけど」

 ナチュラルに自分とヒッキーに当て嵌める結衣が良いですね。
 何とかかんとかさんが枕投げで本気を出したら優美子が泣いてしまったのですか。改めて何とかかんとかさんの強さを認めると同時に、優美子は雪乃に論破されて落ち込んだり川崎沙希に泣かされたり、意外と弱いですよね。でも性格が性格ですからそれくらいの方が可愛げがありますわ。
 だが、それよりなにより、解せない行動をとっている奴がいる。
 隼人の事ですよね? 卒が無い彼にしては珍しく何の役にも立っていません。
 それが当たり前の様にヒッキーと雪乃の間に入ろうとする結衣が良いですねぇ。
 いきなりサンデーGXを持ち上げ始めたの解せなかったのですが、本作の漫画版が連載されているのですね。
 優美子がヒッキー達の暗躍に気付いたり、姫菜の内面を察したりと、急に広い視野を持つ人物になった感がありますなぁ。決して一人の人間として悪い方向ではないのですが、物語の登場人物としてはそんなに誰も彼も凄い存在にしなくて良いのではと思ってしまいます。脇役が脇役の領分を越えて目立ち過ぎているのではないでしょうか。
Gそれでも、葉山隼人には選べない。
 喫茶店のモーニングもそれはそれで美味しそうなのですが、旅館の朝餉と言えばご飯に卵に海苔に納豆に焼き魚なのですよ。完全にそのモードになっていたので急にそれがキャンセルされて、パンにスクランブルエッグの洋風な食事に変化したのは受け付けられません。お腹は満たされても、こう、気持ちが満足しないのですよ! そして実際に食べている訳ではなく読んでいるだけなのに、食事となると感情移入し過ぎにも程があります。まるで自分までお預けを食らった気持ちに本気でなりました。
 結衣の「なになに、小町ちゃんなんか関係あるの?」から「さすがシスコン……」までの落差が酷いですね。
 昼餉を食べていないのならコロッケと唐揚げと牛しぐれまんを食べるくらい別に問題無いのではないでしょうか? 雪乃がどうして戦慄の表情までしたのか今一理解りません。理解りませんが結衣がそれをヒッキーに上げようとしたり、餌付けしている場面は好きです。
 由比ヶ浜の動きが可笑しかったのか、雪ノ下はふっと微笑んだ。
 雪乃は結衣の気持ちを知っていますから、彼女がここがいいと言った本当の意味を察しているのですよね。それで微笑ましく思っての微笑みでしょう。こういう場面を描写しておいて、後に雪乃がヒッキーに恋愛感情を抱いたり、結衣を差し置いて二人が恋人同士になったりしたら凄く嫌ですなぁ。飽く迄も雪乃にはヒッキーへの恋愛感情を持たないで欲しいと切に願います。
H――彼と彼女の告白は誰にも届かない。
 ヒッキーが丸く収める為に選んだ手段――戸部の目の前で姫菜に告白して間接的に彼女の気持ちを戸部に伝える――ですが、大胆と言うか危険な方法ですよね。これで戸部が怒り狂わなかったのが不思議でなりません。自分が相談して協力まで約束してくれた相手がこんな事をしたのは手酷い裏切り以外の何物でもないでしょう。これを戸部が笑って流したのは物語を成立させる為にどうも都合が良過ぎる気がしますなぁ。
「君はそういうやり方しか、知らないんだとわかっていたのに。……すまない」
 かっちーん・・・・・・。元はと言えば誰の所為ですか!! 最初に姫菜から相談を受けていて、自分が何とかすると言っておきながら何もしなかった隼人がこれを言うのかッ!! これまでだって隼人は決して好きではありませんでしたが、これまで以上に心から嫌悪した瞬間です。
 これまでに無く海老名姫菜の内面が掘り下げられましたが、優美子と同様にこれは蛇足と言うか余計な要素に感じますなぁ。優美子にしろ姫菜にしろ人間としての深みは増しましたが、読者として小生はこの二人にそれを求めていません。傲岸不遜に振舞うけれど面倒見が良い優美子、清楚でありながら特殊な趣味を持つ姫菜、脇役であるこの二人はこれくらいの情報量で充分です。余りにも作中の誰も彼もが深く掘り下げられると、前菜からデザートまで全部が揚げ物と言うか、食卓の上に並んでいるのが全てメインディッシュと言うか、全体的に重ったるくなってしまいます。もっと軽い気持ちで読みたい小生にとっては、歓迎すべき要素ではありません。
 六巻に続いて凄く後味の悪い終わり方でした。またヒッキーが一人だけ泥を被ったのですね。六巻の文化祭でも思いましたがヒッキーが自分を犠牲にしてまで場の収集と状況の解決を図ったのが不可思議でなりません。それでも文化祭の件に関しては、依頼を受けたのに雪乃が普段とは違うやり方をしてしまい、そのままでは相模南を救えなかったと言うのがあります。つまりヒッキーが守ろうとしたのは文化祭の成功でも相模南の立場でもなく、奉仕部、延いては雪乃だったのです。雪乃の為だからこそ身を犠牲にして解決したと言うのは理解りますが、今回に関してはそういう理由もありません。依頼者の戸部はヒッキーにとって決して親しい存在ではありませんし、そんな彼やそしてヒッキーが嫌悪している上っ面だけの関係を続けている集団の為に自分を犠牲にしたと言うのが全く納得出来ませんわ。
 そしてこれだけヒッキーが頑張ったのに仲間である雪乃や結衣からも否定されてしまうので文化祭以上に後味が悪くなりました。そりゃ雪乃からしたら好ましいやり方ではなかったかも知れません。結衣からすればそれが例え演技であっても自分の好きな相手が別の人間に告白する姿を見せられるのは嫌でしょう。しかしあの状況で他にどれだけの手段があったでしょうか。戸部と姫菜から別別に依頼があって、その両方を解決するのは矛盾してしまう状況で、それが最善ではないにせよ何とか収まる形にヒッキーがしてみせたのに、雪乃や結衣は姫菜の真意を知らないから仕方が無いにせよ糾弾されてしまうのは理不尽ですなぁ。それに本人に悪意は無いにせよ元はヒッキーが無理と断った依頼を結衣が無理に受けた事に端を発しているのですよ。雪乃や結衣が悪いと言うのではなく、ヒッキーが報われない事が単純にやり切れないです。姫菜は当然ながらヒッキーの意図を読み取ってお礼の言葉もありましたが、彼女は彼女でどうしてヒッキーに押し付けるのですか。皆して勝手です。
Iぼーなすとらっく! 「彼女たちの、うぃー・うぃる・ろっく・ゆー♡」
「あ、うん。お父さん……、おとうさんね……。な、なんか変な感じだな……」
 何れそんな関係になれると良いですね(笑)。
「そうそう。例えばリンスがいらないとかモイスチャーミルク配合とか水かけるとアヒルになるとか」
「なんで全部シャンプーだし……。ていうか最後、シャンプーなの?」
 あ、最後のはムースか。

 ドラマCDを聞いた時はネタの意味が分からず、家鴨が出て来るシャンプーかムースのCFがあるのかと思いましたが、文章で読んでやっとらんまネタだと気付きました。ところで結衣の方はらんまを知っているのではなく、単にそんなシャンプーを知らないと言う意味なのでしょうね。
 結衣がパーティーに参加するメリットを必死に考えている間にデメリットを論おうとする雪乃は意地が悪いですね(笑)。
 雪乃は結衣に絆されてパーティーに参加する中、自らの信条を貫き帰るヒッキーが格好良いです。ヒッキーにはこのままこの日はずっと家に居て欲しかったので、そうならなかったのが残念です。
「どんどん小町のお姉さん候補が増えてるよ! 他にもほら、あのー、大志君のお姉さんの……川……川ぁ……、川なんとかさん、とか」
 大志の苗字くらいは覚えてあげてください(笑)。ヒッキーの妹なのですなぁ。
 例えば、人を見た目で判断してはいけないとか、ライトノベルをタイトルだけで判断してはいけないとか、あとは……あとは特にないな、うん。
 タイトルだけで判断してはいけないのは何より本書が証明していますがそれでもこの題名はまちがっている。
「はっ、なんでもということは戸塚に……」
「ちゃんす!」
 俺の思いつきに材木座が同調した。皆まで言わずともわかる、つまり戸塚の可愛さは世界共通ということではなかろうか。

 仲良いですね(笑)。
『総武線だーれだ!』
「これ、そういうゲームなの!?」

 結衣の見事な突っ込みに笑いました。
「……暗い、かしら。……私は、楽しいのだけれど」
 結衣の一言が思わぬところに着弾して、あの雪乃が目に見えて落ち込んでいるのが楽しいです。唯一の友達である結衣に言われたからこそですよね。
 意義あり。ていうかみんな見てないとかどういうことなの? 今時、幼稚園児でも観てるよ? 遅れてるんじゃないの? スマイルになったり、ドキドキしたりしないの?
 幼稚園児でも見ていると言うか、幼稚園児とミオさんしか見ていませんよ・・・。しかし今時幼稚園児でも見ていると言う切り返しは新しいですね。
 さいちゃんの「うさぎ」と言う耳打ちが本気で可愛くて震撼しました。これはヒッキーが夢中になるのも分かりますわ。寧ろさいちゃんがうさぎ並みにかーいい。
 やっぱりドラマCDはテンポが悪いですなぁ。それにドラマCDだからか無理にオールキャストにしているみたいで窮屈です。そしてやっぱり小町の声が全く合っていません。しかも目上の人物に囲まれて敬語を使っているので尚更でした。


 壱拾玖日 日曜日

○獣電戦隊キョウリュウジャー ブレイブ14 『あぶなァーい!スピリットベース』
カオス「驚くほど働かんな」
 いえ先生、ラッキューロは毎回頑張っていますよ。他の戦騎が指揮する作戦にも同行して前線に出たり、毎回デボモンを巨大化させたり、一番働いていると言っても過言ではありません。
 デーボ・キビシーデスの声はシュテン役の方ですか。
 空蝉丸に協力を仰いでいるのでジェントルはキョウリュウジャーの仲間に寛容と言うか、別に疎ましく思っていないのですね。
 抑抑トリンはどうして基地を離れて現場に出ていたのですか。
 キョウリュウジャーが変身する時に一緒に踊ったり、「聞いて驚け!」と言われて律儀に驚いたりラッキューロが可愛いです。
 基地の中なのでブレイブも程程にと言われて小さく名乗ったり、爆発も小規模だったり、そういう戦隊を茶化している様な描写は嫌ですなぁ。
 敵と戦うのではなく、単に爆弾を宇宙に放る為だけにライデンキョウリュウジンに合体するのですか。勿体無い使い方ですなぁ。プテライデンオーだけでは駄目なのですか。
 EDのダンスを踊る小さな子供が可愛いですなぁ。あと女子はやっぱりピンクのポーズをしたくなるのですね。

○仮面ライダーウィザード 第36話 『九官鳥は語る』
凛子「最近この近くで放火が続いててね。その調査に駆り出されてるってわけ」
瞬平「放火ですか? 物騒ですね」
 ほうかほうか。
 敵と戦うのではなく、結界を破る為だけにインフィニティスタイルに変身するのですか。勿体無い使い方ですなぁ。
 もう三十六話だと言うのに、未だに瞬平は足を引っ張るばかりの役立たずですなぁ。どういう役割なのかさっぱり掴めません。


 壱拾捌日 土曜日

 牙狼。
 延延と生身での戦闘を見せられ、改めて好みではないと思わされましたわ。変身しないとお互いに決着が着かないと分かっていてだらだらとやっている様で、何かの茶番と言うか淡淡と予定をこなしている様にしか見えません。
 無事に助け出したと思ったのに結局は救えないとは後味が悪いですね。恐怖の記憶を取り除く為とは言え、忘れさせてしまうと結局はボルシティの怖さが分からないままなので駄目なのですなぁ。尤も仮に記憶が残っていたとしても、ホラーが本気を出したら捕食されるのは避けられないかも知れませんが。でも後味が悪い中でも娘だけは死ななかったのと流牙達がそれを知ったのだけはせめてもの救いでしょうか。一行がもう一度ボルシティに向かって敢えて見せず、想像力に委ねて絶望的な結末を予期させる、そんな後味の悪さになるのかと思いました。

 ヴヴヴ
 初めて思いましたがサキの声は水樹バナナに少し似て聞こえる時がありますね。
ハルト「どうなるか理解らないのに、人間を捨てちゃうなんて、君の大切な人が哀しむとは思わないの!?」
 何の重みも無い凄く安っぽい説得ですね。この上なく上っ面だけの言葉に聞こえます。
 何と言うか余り面白くありませんね。つまらないとか目も当てられないほど酷いと言うのではなく、『余り面白くない』と言う表現が的確です。サンライズのロボアニメなのにこんなものか、と言う感じです。

○とある科学の超電磁砲(レールガン)S #6 『あたし…みんなのこと見えてるから』
 これまで副題の傾向が統一されていたので最後まで漢字にルビの組み合わせにするのかと思いきや、今回は急に変わりました。それならこれまでももう少し様様なタイプを織り交ぜて欲しかったですなぁ。五話も続いていきなり変わるのは据わりが悪いです。
 改めて鈴科百合子ちゃん一方通行の能力は反則としか言いようが無いと理解りますね。しかしこれにどう対処するのかと思えば、主人公が全ての異能を打ち消す力を持っていて無効にしました、と言うのは酷い(笑)。幻想殺しだけで敵と戦えと言われたら嫌ですが、相手からしたら自分の力を無効化する相手は本当に厄介で戦いたくないでしょう。
 振り返ったら目の前に自分と同じ姿をした人間が大量に居たら慄かされる光景ですね。それと夜の闇にゴーグルが光っているのは単純に怖いです。
一方通行「分かった分かりましたよ ちょっとからかっただけだっての リレーしてしゃべンな気持ち悪ィ」
 確かに一人だけが代表して喋れば済みますよね(笑)。そんな意図は無いでしょうが気持ちと言うか趣味が悪いです。
妹達(シスターズ)「単価にして十八万円の実験動物ですから。それでは、お姉様」
 心なしか哀しそうに聞こえるのが切ないです。
 妹達にしのちゃんが紅茶を飲ませるのは良い場面ですね。妹達が紅茶の味に煩かったのは学習装置(テスタメント)の製作者であるしのちゃんが紅茶好きだったからなのですね。それにしても目がぎょろっとしていないしのちゃんはやっぱり別人ですなぁ。これはもう布束砥信ではなく偽束砥信です。略してにせぶ。
初春「って、あれ? 白井さんも知らないんですか?」
 白井だけに知らないですか。
 美琴が心配をかけたお詫びに奢る場面とか要りませんよ。四人の出番を無理に増やそうとしているみたいなのが余計に要りません。美琴の思考や行動原理そのものが原作と異なるではありませんか。しかもそれだけで終わるかと思いきや、予告を見ると次回も続きそうではありませんか。何でそういう無駄で余計な要素を増やすのですか。

○変態王子と笑わない猫。 『ようこそマイフレンド』
 全体的なスリム化を計って再構成しているのですねぇ。その為に陽人と月子の共通理解を得られる会話がカットですか。作りとして本筋のみ抜粋しているのですねぇ。周囲の面白い会話が無くなり、作品の特色が失われてしまい無味乾燥になってしまっています。本筋だけを追えば一見すると同じ作品に見えますが、しかし実態は似て非なる完全なる別物でしょう。。
 クライムエッジが表紙のコミックアライブが画面に出た後に月子が鋏を使い出したのが少し面白かったです。
 陽人と梓の凄く面白い会話が削られてしまいました。電話を通した全く噛み合っていない会話が好きだったので残念でなりません。
 副部長の喋り方はもう少し感情が薄い方が良かったですなぁ。淡淡と毒舌を吐く方が想像に近かったです。
 ポン太がマフィアクラブを創設した事自体が無かった事にされてしまいました。ポン太との友情が感じられる一幕なのですがねぇ。
 一人で料理しながらぶつぶつと陽人による賞賛を口に出している月子が痛痛しいですね。


 壱拾漆日 金曜日

○やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 『Fともあれ、夏休みなのに休めないのはなんかおかしい。』
 流行のステルスマーケティングである『大人だって、甘えたいときがある。コーヒーはMAXコーヒー』がありません。流行を取り入れないとは流行に乗り遅れているアニメですね。
 ヒッキーが自由研究をしている小町の為に書籍を探す場面が丸丸カットされてしまっているので、彩加が友達と居るのを目撃して落ち込んだり、猫の写真集を見ていた雪乃にMU☆SHIされたり、結衣との会話が家族以外とは久し振りだったので一文節以上の言葉が出なかったりするヒッキーの人物像を補強する描写が尽く無くなっていますなぁ。本筋に於いて重要度は低いかも知れませんが、こういう細かい描写の積み重ねが作品を形成するのでしょう。尤も、重要度の高い描写であっても容赦無くカットされるこのアニメに対して、今更望むだけ無駄かも知れませんが。と言うか事実ヒッキーによる雪乃の物真似とか如何に彩加が好きなのか結衣に知られたりと言ったこの上なく重要度の高い描写が容赦無くカットされました。どちらも見られないなんて酷いです。
八幡「いや、俺はこの事を予見して、敢えて誘き出された振りをしていたのだ。結果オーライ、今日から神信じちゃう」
 ノータイムノーブレスでの高速手の平返し。あんまり手の平返すのが速かったので光って見えるレベルだった。
八幡「なにそれ可愛い。もっと流行らせようぜ」
 この言い方が想像以上の気持ち悪かったです。ヒッキー、マジキモい!
 ヒッキーが義輝の不在を疑問に思う台詞がありません。材木座さんは単純な出番のみならず言及すらされないのですか。どれだけ嫌われているのですか。
 全員で歩いて移動する場面は2グループの中間に結衣が居るから一つの集団に見える筈だったのに、アニメだと結衣が中間でも何でもありませんね。
 ヒッキーと雪乃が空笑いの応酬をするのは仲の良さが強調されるので好きな一幕なのですがそれもカットされて残念です。
 一度目の物真似が無かったので当然と言えば当然ですが、ヒッキーが雪乃の目の前で雪乃の物真似をする場面も無いのですね。
留美「鶴見、留美」
 つるみだけに誰ともつるみませんと言う事ですか。大して面白くも無いネタの為に体を張るとか凄い芸人根性ですね。
 梨の皮を剥く場面がカットされているのが残念です。結衣が料理の腕を上げたと息巻いて雪乃がそれに期待したり、梨の皮を綺麗に剥いたヒッキーに雪乃が対抗心を見せたり魅力的な場面なのですがねぇ。雪乃の負けず嫌いな面が見えないではありませんか。
 隼人がヒッキーに「ヒキタニくんはさ、ゆ」と何かを聞きかける台詞を削ったのはどうなのでしょう。好き嫌いは別にしてこれは駄目でしょう。
結衣「ローリエってティッシュの事じゃないんだ!」
 随分と力強く言いますね。この言い方は原作の愕然とした言い方が良かったですなぁ。
と言うかボーっとしているのは肝ですね。悪いのでもう二度と話しかけないでくれ
 カットされるのを覚悟していた結衣がカレーに桃を入れたがる台詞があったのは予想外でした。それは嬉しいのですが、しかしこれは小学生がアイデアを挙げていく中で結衣が一際レベルの低い発言をして、あの隼人にすら邪魔者扱いされると言う流れがあってこそでしょう。その中で台詞を一つだけ抽出しても何の意味もありません。
結衣「何が、あったの?」
 凄く優しさの篭った言い方ですね。これは素直に良かったです。原作以上でした。
 彩加の可愛さが発揮されるカレーを食べるのに座る場所を決める場面がカットされて残念です。
 ヒッキーが辣韮だけ残しているのですが、辣韮が嫌いなのですか? 意味ありげに映していると言う事は何かを暗喩しているのでしょうか。
 ビギナギナ(ビギナギナっていうのは海老名姫菜の名前だよ。クロスボーンバンガードのMSなんだ)が自身の趣味を雪乃に布教するのですが、それを受けた雪乃の反応がカットされたのが残念ですなぁ。
 彩加がヒッキーのサービスカットを目撃してしまう瞬間も、男子の修学旅行トークもカットですか。前者は単純に凄く残念なだけですが、隼人が好きな相手のイニシャルがYと告白する場面は絶対に削ってはいけないでしょう。それに戸部の好きなMSがビギナギナと明かされる事が無いと後への繋がりを捨てている様なものですね。いあ、原作でも別に戸部の好きなMSがビギナギナなんて言っていませんが。それどころか戸部がMSを知っているかすら怪しいまである。
彩加「ふぁぁ、はち・・・まん・・・」
 ど、どんな夢を見ているのですか(笑)。
 何と言ってもヒッキーの何気無い独白が魅力なのにそれが物凄い勢いでカットされていますから本当に残念です。本来は「できれば二回目が訪れないことを切に願う。」とか「あまりにも申し訳ないので今後は迷惑をかけないように二度と話をしないことにした。」とか「ぼーっとしてるのは君もですね。間違いなく遺伝ですね。」とか凄く良い味を出している独白がてんこ盛りなのですよ。
 提供画面に笑いました。置いてきぼりにされている義輝が切ないです(笑)。てか、誘われたけど断った原作より悲惨ですね・・・。

 フォトカノを視聴しました。
 主人公が最低の人格なのはこれまででも明らかでしたが、今回はそれとはまた違った一面を見せました。また違った最悪な一面を。他人の撮影スタイルに文句をつけるとか、撮影の邪魔をするとか鬱陶しいし心から苛立ちます。単純に好きになれないとか魅力が薄いとかではなく、本気で憎しみの対象になる主人公はそうは居ません。しかもその題材がカメラと言うのがより腹立たしいですなぁ。げらげらと笑いながら見ていましたが本当に嫌なアニメです。
 展開が余りにも早くてダイジェストにしか見えないですね。そんな流れでいきなり重い展開になったりしてもついていけません。


 壱拾陸日 木曜日

 ラブライブの漫画版が売っていないと知ったこの日以来、毎日、通販サイトでチェックしていたのですがようやっと入荷されたので、「すわ、この機会を逃してなるものか!」と急いで購入しました。
 ところで急に一巻が手に入る様になったと言う事は、もしや二巻の発売が近いのではないかと調べましたら案の定、来月に発売されるのですね。さてこれはどうするべきでしょうか。普通なら発売日に書店へ寄って買うだけなのですが、一巻がこれだけ手に入らなかった経験から警戒してしまいます。それにゆるゆりの八巻を買えなかった苦い思い出もあります。それらを踏まえたら通販サイトで予約しておくのが安全でしょうか。少し考えたいと思います。
 それはさて置きそんな流れで註文していた電撃コミックス『ラブライブ! School idol project』が届きまして、期待に胸を膨らませながら読みました。以下はその感想です。
第1話
 率直に言ってパッとしませんなぁ。絵も台詞回しもコマ割も平均を下回っていて、巷間濫発されている決して記憶に残らない漫画と言うのが第一印象です。購入まで苦労してとても楽しみにしていたのに、一瞬で気持ちが冷めて行きました。
第2話
穂乃果「すごい行列… よっぽど人気のラーメン屋さんなんだなぁ」
 行列が出来ていたらラーメン屋で確定なのですか。この穂乃果の思考が楽しかったです。
第3話
 漫画版の穂乃果は妹の雪穂をユッキーと呼んでいるのですね。でも単に雪穂とも呼んでいるのが興味深いです。
雪穂「海未ちゃんは確かにいい人だけどお姉ちゃんとは違うとこもあるんだし ま いいんじゃない? 海未ちゃんのことはそんなに気にしなくてもさ!」
 剣道少女とアイドルとでどちらがモテるか聞かれ、穂乃果が海未の負けを想像した流れでこの台詞が来たので最初は意味が理解りませんでした。常人には理解し難い非常に高度なセンスなのかと思いましたわ。何だか構成が雑ですなぁ。
 凛はアニメ版ほど語尾に「にゃ」をつけないのですね。魅力の一端が削がれてしまった感があります。
第4話
 ライブシーンはやっぱり実際に動くアニメ版に軍配が上がりますなぁ。漫画で表現出来ないとは言いませんが、残念ながらこの漫画は、この作者はその良さを巧く描画出来ているとは言えません。
第5話
 にこは語尾に「にこ」とつけるのですね。彼女に限ってはアニメ版より此方の方が良いです。しかし自分の名前を語尾につけると言うのは、冷静に考えると痛いですね・・・。
第6話
絵里「ほらほら そこのお嬢ちゃんたちアブナイよ〜! 気を付けてね!」
 うぉぉぉぉ、格好良い!! 絵里は子供ながら滅茶苦茶格好良いです。
穂乃果「いくよっ海未ちゃん!」
海未「うん後ろは任せて」
 この状況で後ろを任せる意味が理解りません。海未も少しずれていますよね。
第7話
雪穂「こー見えても私って観察力バッチリで 要領のいい末っ子妹タイプだし♡」
 タイプも何も正真正銘末っ子で妹でしょうが。そ、それともまさか、妹ではなく実は弟とか・・・!?

 おかゆまさきの『俺のペット生活(ライフ)がハーレムに見えるだと?』読了。
 自分で買っておきながら正直読むのに気が進みませんでした。ただ読み始めてみればおかゆの持ち味である軽妙な文章のおかげで、存外に素直に読めます。ただ、基本的な設定が全く好みではなくはっきり言って好意的に受け取れません。男性の主人公が女子寮で第二リラクゼーション案件として扱われる、何一つとして面白いと思えません。登場人物が突飛なのですから設定くらいは地に足が着いていないと全体の印象が凄く不安定になってしまいます。
 逆に良かったと思えたのは主人公の羽生真次郎がこれまでのおかゆ作品とは異なるタイプだった事です。これまでのおかゆ作品は主人公が似た系統ばかりでしたから、こういう毛色の異なるタイプになったのは素直に好感が持てます。それに掛け合いの面白さは絶妙と言うか、それに関しては流石はおかゆと納得です。ただこれだけで満足出来るかと言うと難しいですなぁ。ドクロちゃんで魅了され、未だにおかゆには幻想を抱いてしまいます。しかし予想通りその心は満たされませんでした。果たして続刊が出た時にどうすれば良いのか悩ましいです。
 本作は読者参加企画になっている訳ですが、募集を募り採用された人物が僅かな出番だけだったのが少少気になりました。企画を前面に出しているのですから、もっと大きくきちんと扱うのが誠実な態度ではないでしょうか。
 それとプリンが食べたくなる小説ですね(ぉ 作中ではコンビニエンスストアで売られているプリンの名前が出ていましたが、あたしは寧ろバニラビーンズを効かせた少し白いプリンが食べたくなりました。
 最後にどうでも良い事を二点。
『白亜?(ドアをどんどんどん!) ちょっと、ココにしんじろうがきてない!?」
 この台詞ですが最後の鉤括弧が間違えていますね。正しくは二重鉤括弧ですよね。
「うぐぅ! これだけは否定しずらい……ッ!」
 否定しらいです。『ず』ではなく『づ』です。


 壱拾伍日 水曜日

 先月中には俺はまちの感想が書き終わるかも知れないと言いましたが、とんだ見込み違いでそれから滞りあっと言う間に五月になりました。なんなら五月も半分が過ぎたまである。そんな中でやっとこさ『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。E』の感想です。
0やはり海老名姫菜のミュージカルは腐っている。
 ヒッキーが腐女子(これ本来は蔑称なので好きではないのですが)趣味に一定の理解がある人間として小田と田原の名前を挙げていますが、級友の名前を覚えていない事と級友に覚えられていない事に定評のあるヒッキーにしては珍しいですね。も、もしかしてッ、ヒッキーにもそんな趣味があって理解者を探していたのですか?!
@嵐の中、比企谷八幡は滑り続ける。
「なんでそんなに詳しいし……。なに健康マニア? キモい……」
 雑学を披露しただけでこんな風に言われてしまうのが安定のヒッキーですね。ヒッキーマジキモい!
 凄く息苦しくて居た堪れない雰囲気ですね。見ていて楽しくありません。五巻が後を引いていますわ。
A強烈に相模南はアピールする。
「え……。い、一緒にやんないの? な、なんか違った? あーしの早とちり系……?」
 優美子は不測の事態に弱いですよね。この反応は普段よりも魅力的でしょう。
 相模南が女子の実行委員に選ばれる流れがとんでもなく茶番ですね。この茶番に隼人は悪意無く対応しているのでしょうね。南が心から拒絶している訳ではないと知りつつ、しかしかと言ってその気持ちを擽って利用するつもりも無く、絶妙です。
 ……なんでこっちがお前の成長を手伝わなあかんのじゃ。
 この反応だけでもやっぱヒッキーは最高だと思えます。
 小町は阿呆なのに中学で生徒会役員をやっているのですね。阿呆なのに意外です。
 ヒッキーがマラソン大会の前の麗しい友情と表現した南達のやり取りが、薄ら寒いと言うか反吐が出ると言うか思い切り鼻で笑いたくなりますね。
Bやはり海老名姫菜のミュージカルは腐っている。2
「え!? でも葉山×ヒキタニは薄い本ならマストバイだよ!? ていうかマストゲイだよ!」
 少し不思議なのですがどうして姫菜はこの掛け算を推しているのでしょう? 他の誰からも知られていないヒッキーを見初めているのは凄いですよね。
 調べてしまった結果、戸塚がその道に目覚めた場合、俺も何かに覚醒してしまう可能性が捨てきれないので、ぜひともやめていただきたかった。
 なんなら彩加が目覚めなくても覚醒するまである。
「……嫌いに、ならないでね?」
「約束はしかねる」
「え、困る……」
 由比ヶ浜はぴたっと動きを止めて固まってしまう。

 ヒッキーが好きな結衣からしたら嫌われる可能性のある事はしたくありませんからね。彼女の気持ちが伝わるので好きな描写です。
「うん……。あのね、あたし、さがみんってちょっと、苦手、なんだ」
「あっそ。で、嫌な話ってなんだよ」
「い、今のがそうなんだけど……」
「はぁ?」

 本気でこれが嫌な話だとは思わず、単なる前振りとしか受け取っていないヒッキーの反応が良いですね。
「……え、み、見てるの?」
「ストップ、今のなし、やっぱ見てない。全然見てない。なんとなくわかる」
「いや、別に見てても、いいんだけど、さ……」

 これに近いやり取りは一巻で結衣がテニス用の服を着た時もありましたが、あの頃とは随分と反応が異なりますね。あの時はヒッキーに見られていると知って照れと恥ずかしさから罵倒しましたが、今回はまさか好きな人から見られていると思わなかった驚きと嬉しさが感じられました。
 プリキュアはSSが至高で次点がスイートでしょう。それから現在放送中のドキドキも六花のマナへの愛に注目です。
Cいきなり雪ノ下雪乃は強襲する。
 予算の問題を指摘したり「姫菜。ちょい来て」と言う結衣が新鮮でした。基本的にただ阿呆で、そして最近は元気が無い姿が多かったので、こういうちゃんとトップカーストの一員として対等に振舞っている姿を見せるのも良いですね。
 俺を八幡と呼んでいいのは両親と戸塚だけだ。
 あ、あれっ!? 八幡、わ、我を、誰か忘れていないかなー!?
 冷たく「なら、聞かないことだね」と言ったきり黙って静かになり、それが妹ともよく似ていると言う陽乃の表現は秀逸ですね。奥深さが垣間見られます。
 南の莫迦な提案には開いた口が塞がらず呆然としてしまいました。順調だから仕事のペースを落とすとか理解出来ません。仕事のペースが遅れていないから順調なのに落として遅らせたらそれはもう順調ではないのですよ。
 陽乃や南ほど目立っていませんが記録雑務担当部長もかなり最悪ですね。一方的に仕事を押し付けて自分は帰るとかこれはこれで腸が煮え繰り返りそうになります。
Dほんわかと城廻めぐりは翻弄される。
 ヒッキーが自分の領域を越えた仕事を次次とやらされ、それでもこなしているのに、全く報われない姿を見ていると腹立たしくなります。どうしてヒッキーがこんな目に合うのでしょうか。どうしてヒッキーをこんな目に合わせた連中が居るのでしょうか。滅べば良いです。
「君、最低だね!?」
 この冗談めかした言い方が想像出来ると言うか、正解なんて無いかわたりんにしか理解らないので勝手に想像しているだけなのですが、とにかくこの言い方が何となく好きです。この時にヒッキーが追い遣られている状況は決して好きではありませんがね。
 なんかのマンガだかアニメだかで仕入れた話だが、蟻は、真面目に働くのは二割だけなのだという。
 あたしはこの話をこち亀で読みました。そして何でもこの働いている二割だけを隔離すると、更にその中の二割だけしかまた働かず残りは働かないそうです。
 彩加に好きなものや欲しいものを聞かれて戸塚の『と』や『とつ』まで実際に言ってしまっているヒッキーが良いですね。本当に彩加が好きなのだと理解ります。
 結衣を探すヒッキーがニックネームの書かれたTシャツから『ガハマ』を探して見付けていますが、そう呼んでいるのはヒッキーだけではなかったのですか? 何時の間に定着したのでしょう。それとも冗談と言うか、別にガハマとは書いていなかったのでしょうか。
 雪乃の「……騒がしい」の一言で即座に口を噤むヒッキーと結衣の反応が良いですなぁ。二人とも雪乃の怖さを分かっていますからね。
Eいつになく、由比ヶ浜結衣は憤る。
『ど、どしたの? いきなり電話とか……』
 このたった一言にヒッキーから電話がかかってきた喜びが溢れていますね。取るのに時間がかかったのも気持ちの準備が必要だったのでせう。
「俺とか超犠牲でしょ。アホみたいに仕事させられてるし、ていうか人の仕事押し付けられてるし。それともこれが委員長言うところの『ともに助け合う』ってことなんですかね。助け合ったことがないんで俺はよく知らないんですけど」
 この発言が顰蹙を買ったのが納得いかないと言うか腹立たしい限りですね。
「残念だな……。真面目な子だと思ってたよ……」
 その真面目な子にこんな発言をさせた責任の一端はめぐりにもあるのですがね。第一それまでヒッキーを碌に認識すらしていない、恐らくは名前すら覚えていないであろうに、真面目な子だと思っていたとか分かった様な発言はやめて貰いたいですね。
 陽乃は雪乃の敵を演じているのではないかとヒッキーが推測しましたが、それは少少安直過ぎますなぁ。そして以前にも言いましたが縦しんばそうであったとしても、陽乃に抱いた敵愾心が消える事はありません。
 めぐり先輩の言葉に執行部の面々もうんうんと同意した。一番苦しいときに、ともに頑張ってきたのは彼らだ。その実感はことさらに強いだろう。
 でもヒッキーもその一番苦しい時に頑張っていたのですよ。雪乃とは能力も実績も開きがあるでしょうから同じ評価を下すべきとは言いませんが、その一番苦しい時に頑張っていた人間を無視する様な空気を作り、容認しているのは許し難いです。本当に相模南の様な用意された敵とは別に、細かい部分で周囲に苛立つ人間が多すぎますわ。
「やっぱ文実はこうでなきゃ! ああ、今すごく充実してるなぁ」
 そんな展開になるとは思いませんが、陽乃は南を煽るだけ煽ってもうどうにも取り返しの付かなくなったところで梯子を外して彼女をどん底に叩き落して欲しいですなぁ。そうする事で読んでいる此方の鬱積が晴れると言うものです。
F今まさに総武高校は最高にフェスティバっている。
『――あの、副委員長。みんなに聞こえてます……』
 これは恥ずかしいですね(笑)。ヒッキーと雪乃の夫婦漫才の様なやり取りが駄駄漏れで、それを指摘するこの一言が良いですね。
 授業中とかついついボールペン分解してまた組み立てちゃったりする。
 これはとても共感が出来ます。シャープペンシルとかであたしもよくやりました。そして繰り返している内にスプリングを無くしてしまったり、組み立てる時にきつく締め過ぎて壊してしまいました(ぉ
 小田だか田原だかは緊張のせいか本当に酒を飲んだみたいに真っ赤だ。
 あれ? この二人は女性ではありませんでした? この流れで名前が出るのは出番のある男性ですよね? 何かこんがらがってきました。
「そりゃね。ヒッキー、変なとこ真面目だから。見てればわかるよ」
「見てんのかよ……」
「あ、いや、やっぱ今のなし。見てない。結構目を逸らしちゃう」
「や、まぁ別に見ててもいいんだけどよ……」

 これまでとは立場が逆転しましたね。それにしても目を逸らしちゃうは地味に酷くありませんか。それではまるでヒッキーが見ているだけでも気持ち悪くて見ていられないみたいではありませんか!(ぇー ヒッキーマジキモい!
 結衣がお手製のハニートーストを持参してヒッキーに振舞う場面はとても好きです。お世辞にも出来が良いとは言えないのに結衣が自信満満だったり、素手でも構わず取り分けてしまったり、心から美味しそうに「うまぁ!」と頬張ったり、それを見てヒッキーが期待して口に含んでみるも美味しくなかったり、結衣がヒッキーのクリームを奪ったり、描写の全てが最高でした。
「……で、いつにする?」
 待たないでこっちから行くと宣言しただけあって結衣が強くなりましたね。
Gその先に雪ノ下雪乃が見つめる人がいる。
 次世代型ハイブリッドぼっちですか。以前に小町が一人の方が生き生きとしていると冗談めかして言っていましたが、実際に単独行動を好む性分だったのですね。流石はヒッキーの妹です。
Hそしてそれぞれの舞台が幕を開ける。
 めぐりと生徒会役員の「みんな、いる?」「ここに」のやり取りは面白いと思うのですが、如何せん彼女がヒッキーにした仕打ちが今でも許せないので素直に楽しめません。
「私は、姉さんが今までやってきたことなら大抵のことはできるのよ」
 ……こいつ、陰で練習したんだろうな、きっと。

 陽乃に憧れて陽乃の様になろうと努力していた人生が垣間見える言葉ですね。
「新館のあたりを頼む、サンキュー! 愛してるぜ材木座!」
『おう、我もだ!』
「うるせえきめぇ!」

 自分から言っておいて相手が乗ってきたらこの反応とかヒッキーも酷いですね(笑)。
 川・・・川・・・川平啓太?さんは、ヒッキーに強く言われたらおろおろしたり、ヒッキーが怒っていないと分かったら胸を撫で下ろしたり、初登場とは随分と印象が違って脆い感じですね。高校入学前は真面目だったとは語られていましたが、これほど素の性格が異なるとは思いませんでした。
「サンキュー! 愛してるぜ川崎!」
 ヒッキーの中で川・・・川・・・川端康成?さんは義輝と同列の扱いなのですね・・・。彼女にとっては死刑宣告に等しいです。
 ヒッキーが南を動かす為にヒールを演じて放った言葉ですが、「よく考えろよ。お前にまったく興味のない俺が、一番早くお前をみつけられた」、「つまりさ、……誰も真剣にお前を捜してなかったってことだろ」、この南を絶望させる様な言葉がミオさんにとってはただただ痛快で爽快で愉快です。
「……どうして、そんなやり方しかできないんだ」
 隼人はヒッキーの真意を全て見抜いた訳ですが、でも態とそれに乗った訳ではないのですよね。ヒッキーが言うように誰かが傷つけられているのを見過ごせない、誰かを傷つける人間を許せない、それが葉山隼人なのです。そして葉山隼人が葉山隼人である以上は、この場ではああするしかありませんでした。別に隼人はそんな自分を演じているのではなく本心からの行動でしょうが、そんな本心を持っているのが隼人が隼人である所以なのでしょう。
Iようやく彼と彼女は正しい答えを見つけ出す。
 ヒッキーが最後に周囲から嫌われて終わると言うのが遣る瀬無いですなぁ。そりゃヒッキーは誰に頼まれたのでもなく自分で勝手にやった事ですからその真意を周囲に理解しろと言うのはお門違いですし、理解されてはヒッキーがあんな芝居を打った意味も霧散してしまうのでこの結末こそが誰もが望んだ結果でしょう。しかしそうだとしても、ヒッキーがこんな仕打ちを受けるのがただただ哀しいです。そしてあれだけ最悪だった南が最後に救われているのが(それがヒッキーの本意なのですが)許せません。全体的には面白かったのですが後味の悪い結末でした。
 それにつけても意外だったのはヒッキーがこれほど自分を犠牲にしてまで行動した事です。ヒッキーが見ていたのは南ではなくこれまで雪乃がやっていた本来のやり方を、奉仕部としての活動を貫いた訳なのですが、それにしても此処までやるとは一巻を読んだ時からはまるで想像が付きませんでした。何となく神メモの藤島鳴海と重なって見えました。
 そんなヒッキーの態度を筆頭に最初に一巻を読んだ時に感じたのとは作品に対する印象がかなり違います。面白さは変わらないのですがこの印象の変化が好ましいかと言うと正直首を横に振ってしまいますわ。狭いフィールドから広いフィールドに話が広がりヒッキーとは無縁であった筈の級友まで話に関わって来る、正直 内容の方向性は好みから外れつつあります(抑、葉山隼人がこれほど絡んで来ると言うのも意外でした)。これだけ好みとは掛け離れてもつまらないとは微塵も思えず、心から面白く早く続きが読みたくなるのは流石と言わざるを得ません。しかしもう少し初期の様な小さなスケールの物語が読みたいです。ヒッキーの捻くれた独白をしや雪乃との言い争い、それに結衣がヒッキーに必死にアピールして照れてそれを否定したり、ヒッキーに伝わらなかったり、ありきたりですがそんな見慣れた光景こそが購入を決断させた内容だったのです。
 そんな事を思いつつ最初に一巻を読んだ時は本当に夢中になった事を思い出しました。それを踏まえて考えるとその気持ちが維持され心から凄く面白かったのは一巻、二巻、四巻の三冊になるでしょうか。五巻はとにかく読んでいて心が苦しかったです。今回の六巻は結末はさて置き全体としては五巻よりは明るくなりましたが、五巻での出来事が尾を引いていました。今から思えば偶発的な事態ではありましたが、四巻は三巻より先に読んだのが良かったですね。そのおかげで素直に楽しめたと言っても過言ではありません。もしも順番を沿って読んでいたら三巻でのぎくしゃくした空気や、陽乃が登場した事を受けて今ほど楽しめなかったでしょう。これちょっと興味深いです。


 壱拾肆日 火曜日

 やなぎなぎのCD『ユキトキ』を聞き込みまして、その感想でございます。
ユキトキ
 実はアニガイルのOPを見た時に北川勝利の名前が真っ先に目に入ったものでした。ただおぼろげに良い曲と思いましたが、その時点ではCDを買いたいと言うほど気に入った訳ではありません。それがCDで聴いてみたらまた印象が変わるのかと思ったのですがそれでも極端に一変と言うほどでは無かったですね。勿論だからと言って悪い曲と言うつもりは皆無でして、特にカラオケバージョンだとその良さが滲み出ます。
音のない夢
 B面ハンターミオさんとしてはある意味CDを買う最大の楽しみであるのがB面曲です。
 未知の曲に出会う期待感に胸を膨らませながら再生しましたが、期待通りやはりこれは良い曲でしてユキトキよりも好みです。しかも聴けば聴くほどより好きになっていきます。実際に最初に聴いた時と今とでかなり気持ちが大きく変化しており、最初よりずっとずっと好きになりました。
 これはユキトキよりも更に北川勝利らしい曲ですね。またそれとは無関係ですが、何となくSNoWの『night light』に似ていると思いました。そしてそれ以上にサビが何かメジャーな曲に似ている気がします。具体的にどの曲なのかはさっぱりピーマンなのですが、凄く聞き覚えがある感じなのですよねぇ。
 予想以上の思わぬ収穫がありまして、この一曲のおかげで心から買って良かったと思えるCDになりました。そして何と言ってもカラオケバージョンですよ。アルバムCDの考え抜かれた曲順とそれに沿って聴き終えた満足感や達成感はそれはそれで凄く魅力がありますが、矢張りカラオケバージョンを収録し時間が短いので手軽に聴けるシングルCDはそれ以上に素晴らしいです。
Surrealisme
 三曲収録でカラオケバージョンが無いと凄く残念ですが、カラオケバージョンはちゃんとある上で三曲収録だと得した気分になりますね。さてその三曲目ですが、エキゾチックな始まりが印象深いです。遊園地のアトラクションみたいな曲ですね。全体的に野心的だと思いました。

 喫茶黒うさぎ第290回を聞きました。
 ドラム式洗濯機がそれほど今では当たり前になっているとは知りませんでした。ええ、そうですとも、あたしが使っているのはドラム式ではありませんとも! でもだからと言ってそれで不便はしていませんし、毎回の様に掃除が必要と言われると手間がかかるのでそんなに良いとも思えませんなぁ。べっ、別に強がりとかじゃないんだからねっ! タオルがふわっふわなるとか羨ましくも何ともないんだからっ!

 トレインヒーローを視聴致しました。
ニ−ル「間も無くCMだと言うのに・・・」
 え、え? この唐突なメタフィクション発言は何なのですか? これまでそういう流れが無かったので呆気に取られて面白いとかそういう感情を出す余地がありませんでした。


 壱拾参日 月曜日

 嘗て、一つの決意をしつつも心が弱いばかりにそれを貫けませんでした
 爾来、幾星霜の時が流れた事でしょうか。
 新連載は敢えて読まないようにするなど、僅かではありますが準備は整えていました。
 そして、前号でめだかボックスの連載が終わったのは、一つの転機だったと言えるでしょう。
 そんな訳でこれで同じ事を何度宣言したのかと言う感じですが、とうとうジャンプの購入を止めました。
 1999年の夏から買っていたので十四年弱に及んでいた事となります。これだけ長く買い続けた雑誌は、小生の人生に於いて並ぶものの無い唯一無二と言えます。
 気になる漫画はありますから立ち読みはしましたが、逆説的に立ち読みした事で改めて買わないと宣言した形となります。次号が発売される一週間後が紛れも無く運命の日となりそうですね。


 壱拾弐日 日曜日

○獣電戦隊キョウリュウジャー ブレイブ13 『ジャキリーン!ハートをまもりぬけ』
デーボ・ジャキリーン「レッドの矢印の方がちょっと太いな」
 レッドの仲間に対する信頼の強さが凄いですね。でも当の仲間からは自分が思うほど強く信頼されて居ないと言うのは、ある意味では切ないではありませんか。それにしても、こ、これは、便利な能力ですね・・・(ゴクリ)。こう、ね? 掛け算が捗りますよね?
ソウジ「それは違う! 誤解だ!」
りん「別に、ソウジ君が誰と付き合おうとあたし関係無いけど」
ソウジ「そうじゃない! イアンの事だよ。イアンは絶対そんな事しない。表向きはいい加減だけど、本当は熱くて、他人を傷付けるのが大嫌いな奴なんだ」
 うひょおおおおお!! ソウジからイアンの矢印が超太いです!ブハァッ!(鼻血) 何よりも第一に仲間の誤解を晴らそうとするのが最高です。
 鋏を武器にして戦っていると某髪を切るのが好きな変態異常者みたいですね。断裁分離されてしまいます。ジョギリ・・・ジョギリ・・・ジョギリ・・・
ソウジ「そうだウッチー、新しい絆は、新しい合体を呼ぶ!」
空蝉丸「おぉ、それです、ソウジ殿!」
イアン「成程・・・俺とボーイ、ウッチーでか」
 三人で、ですか・・・!(ゴクリ)
 ソウジが誰か一人を特別視しないで複数の女子にプレゼントを用意していたのは良いとして、会話している最中に「あ」と離れて「君にもあるんだ」は酷くありませんか(笑)。清清しいくらいに異性への興味が無いのが楽しいですね。

○仮面ライダーウィザード 第35話 『空の向こう側』
 ドルフィが使われましたが動きにドルフィならではの特性が見られませんでしたなぁ。
攻介「あの我侭娘が無理に仕事なんかするからこんな羽目になるんだよ、なぁ?」
 その通りだとしても守り切れず敵に連れ去られてしまった人間が言うのは責任転嫁にしか聞こえませんよ。
 キョウリュウジャーに続いて此方でも断裁分離のクライムエッジみたいな展開になりました。改めて灰村切が異常犯罪者だと理解ります。
 それにしてもソラは人間だった頃から異常殺人者でその意志の強さからファントムにならず逆にその力を従えていると言うのは凄いですね。褒められた形ではありませんが意志の力が奇跡を起こした例でしょう。
 ビーストハイパーは特性が見えずどう強いのかが理解りませんなぁ。銃を使って戦うのが特徴でしょうか。ガンスピンを織り交ぜながら敵が飛ばした攻撃を次次に撃ち落とすのは格好良かったです。しかし銃を使わないライダーが強化すると使うようになると言うのは変わっていますね。ただ銃を使う印象が無いのでライダーが強化していきなり銃を使い出しても、こうしっくり来ないですね。

 宇宙戦艦ヤマト。
 デスラー総統の声が軽いですなぁ。大物と言う感じがしません。
 ヤマト撃破の報告をしても「それがどうした?」で片付けられ、勝利は当たり前と流されてしまうのは、これまで如何に正しい報告がされていなかったかと言う事ですよね。敗北の報告が伝わらない様では最終的な勝利はありません。


 壱拾壱日 土曜日

○とある科学の超電磁砲(レールガン)S #5 『絶対能力進化(レベル6シフト)計画』
 通りがかりに見かけただけで喧嘩を止めるアイスクリーム屋さんは良い人ですね。
 紅茶に煩いと言うのは最初に飲んだ研究者の紅茶が美味しくなかったと言う前振りがあってこそではないでしょうか。アニメだとそれが無いので唐突です。それと紅茶を飲む場面をちゃんと見せて欲しかったです。
 ミサカ9982号が美琴から初めてのプレゼントを貰う場面は堪らなく切ないです。
 ミサカ9982号が第九九八二次実験と言っていましたが、初期の実験では一度に複数の妹達を投入していたのにこれではカウントがおかしくありませんか? それとも初期の実験に関しては複数の実験を一度に並行して実行していたのでしょうか。
 絶対能力進化計画を知った美琴の心境は如何ばかりなものか、その絶望が伝わって来ます。
 絶対能力者を作り出す手段は美琴を複数確保するのが不可能なので妹達を代替にしましたが、もしも美琴を殺さないで複数の戦闘をして最後の一回で殺すとか、一回だけでもシナリオに沿った戦闘で殺せば進化出来るとかだったら、容赦無く美琴は実験に駆り出されて殺されていたのでしょうね。
 これまでに一万回近い実験が行われていながら、それでも妹達は鈴科百合子ちゃん一方通行(アクセラレータ)の能力を解析出来ていないのですね。まぁ、何のヒントも無ければ戦ったところでベクトル操作なんて能力があると思い当たらないでしょうか。
 ミサカ9982号が死の間際に、本当に愛おしそうに美琴から貰ったバッジに視線を落とすのが本当に辛いです。
 EDテーマが流れない特殊仕様でしたがこれは痺れました。この流れで通常のEDが流れるよりもずっと良いですね。

 ヴヴヴ。
 前回は独立に賛同しておいて、追い詰められると掌を返しショーコに責任を擦り付ける二宮タカヒとその一派が鬱陶しいです。流木野サキの「莫迦じゃないの。自己責任でしょ」が的を射ています。実際にこういうことをする人は居てもおかしくありませんがそんな展開を見せられても楽しくも何ともありませんわ。サキがタカヒに平手打ちでやり返した場面は胸が空きましたが、もっと爽快になれる強烈な一撃を見舞って欲しかったです。
 無事を知らせる為に全員で歌を唄ってそれを流す場面はだからどうしたと言う感じで、こういうのが見たい訳ではないのにと思わされます。どうでも良いのですが何人かはっちゃけている人が居ますね。
 ハルトとサキが接吻した瞬間にEDの前奏が流れ始めたのに笑いました。まるで凄く大事みたいです。いあ、ショーコからしたら大事でしょうが。僕じゃな〜い〜、僕じゃな〜い〜♪

 ちはやふる。
太一「出て来なくて良いです、原田先生」
 笑いました。
 面白いのですが話の進みが遅いですなぁ。毎回EDが流れると「もう終わりか」と言う気分になって、早く続きが見たくなります。面白いからこそ先の展開が、わたし、気になります!

 本日は『20th Anniversary Yuki Kajiura LIVE vol.#10 “Kaji Fes.2013”』の日です。
 最初はライブグッズの先行販売を目当てに早めに行くのも考えたのですが、面倒ですし急がなくても良いと遅くに出ました。何でも酷い混雑で二時間ほど並んでいても開場までに先行販売が間に合わなかったみたいで、これは諦めて正解です。開場の少し前に会場に着きまして、どうせ指定席だからとのんびり行列が少なくなった頃合を見計らって入ったのですが、開演前に物販があるのを失念していました。今からだと開演に間に合わない可能性が高いと何度も連呼されましたが、どうせ開演までする事もありませんから大人しく行列に並びます。そして案の定間に合いませんでした(苦笑)。五時間もの長丁場で途中に休憩が挟まれたのでもう一度物販の行列に挑戦し、何とかグッズ売り場まで辿り着けました。ただ既に目ぼしいグッズは売り切れています。腕時計がちょっとだけ欲しかったのですが高いですし手に入らないならそれはそれで良かったです。もしもこの腕時計がこんな安っぽいのではなく、例えばGショックの梶浦モデルとかですと本気で欲しくなったのですがねぇ。ただそうすると値段も更に高くなって本気で手が出ませんが。結局買ったのはパンフレットだけです。パンフレットも普段なら買わないのですが、今回は過去のライブにセットリストが網羅されているので欲しかったのですよね。
 ライブ本編は今回もやっぱり生の音は違うと思えました。全身が包まれる様で心地良いです。曲目に関してはオリジナルキャストでこそありませんが『あんなに一緒だったのに』に痺れましたね。オリジナルキャストではありませんでしたが早い段階で『everlasting song』が使われたのが少し残念でした。この曲は終盤の方が良いと思うのですよねぇ。前回の使い方は劇的でした。毎回の様に演奏される『stone cold』が今回もありましたがこれは嬉しいです。思えばミオさんが梶浦由記のライブに興味を持ったのも、この曲のCDを買ったのがきっかけでしたからね。そんな運命の一曲を毎回生で聴けるのは幸せな事と言えるでしょう。ただよく演奏される曲が固定化された感もあります。パンドラハーツとかはもう聞き飽きましたわ。少なくともあたしが行ったライブだけでもこれで二回は流れましたよ(それは回数の問題ではなく、単に好みではないだけじゃあ・・・)。後半では何と言ってもマドラックスのOPの後に挿入歌が来たのが期待に応えてくれた感じです。それにしても五時間と言う時間を全く感じさせません。飽きたり疲れる事が皆無でした。そして最初から望むべくもありませんが、例によって例の如く『ひとりごと』はありませんでした。五時間のライブでも駄目ですか。こうなるとFJ単体日本語オンリー五時間ライブとかやらないと流れる機会は無さそうですね。自分で言いながらこんな条件のライブが実現するとは思いませんが(死)。
 ところでライブそのものは良かったのですが、目の前に頻繁に立ち上がってリズムを取る人が居て鬱陶しい事この上ありませんでした。挙句には蛙の様にピョンピョン跳ねるのですから、丁度雨が降っているのですから外で跳ねて来いと言いたくなりました。勿論そんな事を言う度胸はありません(ぉ クラシック音楽のコンサートみたいなスタイルの規律起立を禁じるライブをやって欲しいですなぁ。いあ、クラシックコンサートに行った事はありませんが(ぉ
 最後に次回のライブが来年と発表されたのですが、すると今年はもうライブが無いと言う事ですか。カラフィ何とかは単独でライブがあるから良いかも知れませんが、FJを生で聴く機会が無くなるのは寂しいですなぁ。

 昨日、禁書を買う時にレジに杉浦綾乃のフィギュアが置いてあるのが目に入りました。一番くじの景品です。欲しかったので思わず一回だけ引いてみましたが、それで目当ての景品が手に入る筈も無く当たったのはJ賞のフェイスタオルです。三種類から図柄が選べるのですが迷わず綾乃にしました。考えたら一番くじは名前くらいは小耳に挟むと言うか寧ろ小耳で挟む勢いで聞いた事がありますが、実際に買ってみたのはこれが初めてです。しかしゆるゆりなので仕方ありませんな。何せゆるゆりと言えば世界一面白いと言われる(と言うか言っている)漫画です。
 そしてライブの帰りに昨日と同じ店で、今度は五回ほど引いてみる事にしました。結果は、H賞の古谷向日葵きゅんキャラ×2、I賞のオリジナルポスター、K賞のラバーストラップ、そしてE賞の杉浦綾乃きゅんキャラです! いぇ〜い、ミオさん大勝利ぃ! 最後の一つはくじの中身が見えず、店員が景品を入れたのを見て驚きつつも未だ半信半疑でした。まさかこんなに早く目当ての景品が手に入るとは思いませんでしたよ。しかし向日葵が二つですか。ひま子は一年生の中では一番好きですが、どうせなら片方は京子とかあかりが良かったですなぁ。それか綾乃が二つとか・・・あぁ、いや、そんなに大金を投じずに目当てだった景品を入手出来たのですからそれ以上の贅沢を望むのは良くありませんね。そんな高望みしていたらこういう折角の幸運も逃げてしまいますわ。とにかく素直に現状を喜ぶとしましょう。ひゃっほ〜う!

○変態王子と笑わない猫。 『さよならマイホーム』
 原作では別の話になっていた梓の旅行を一つに纏めたのは好アレンジですね。
 モリモリは映像や音声があるとちゃんと違いが分かり易いですね。時にどちらがモリイでどちらがモリヤですか?(ぉ
 電話を小まめ(コマメちゃんだけに!)にチェックして来る筈が無い相手が飛んで来ると確信している梓が痛痛しいです。


 壱拾日 金曜日

 我我は二年間待ったのだ! 夏目友人帳 参 第二話の録画に失敗すると言う悲劇から、数え切れないほどの年月が流れました(二年だって言ったじゃん)。爾来、再放送される日を待ち続けていたのですが、世界一のテレビ局であるテレ東がとうとうやってくれました! 遂に、遂に、再放送されたのです! 全国一人のミオさん(つまりあたしだけです)が歓喜した瞬間です! やー、待ち続けた甲斐がありましたわ。無事に録画も成功し、これで漸く同番組をDVDに移せます。
 これで残すところはみなみけただいまとラブライブの再放送を待つばかりですね(ぉ

○やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 『Eようやく彼と彼女の始まりが終わる。』
 のっけからヒッキーと小町の会話がカットされている事に呆然とさせられました。千葉ッシュは? 千葉ッシュは何処にいったのけ!?
八幡「それはリセットじゃなくて、デリートでした、てへっ」
 き、気持ち悪い・・・。ヒッキーマジキモい!
 静が奉仕部のあり方に厳しい言葉を投げかけるのは好感が持てます。アニメではありませんでしたが原作だと「仲良しクラブではない」、「青春ごっこならよそでやりたまえ」、「ぬるま湯に浸かって自分を騙すことではない」とまで言っているのですよね。なあなあで済まさないところが良いですね。
 ヒッキーと彩加の貴重な間違っていないラブコメをカットしてしまうのは如何なものでしょうか。これでは彩加の出番がありませんよ!
 「お兄ちゃん、小町を誰だと思ってるの? お兄ちゃんの妹だよ?」と言う感動的な一幕は削らないで欲しかったですなぁ。アニメでも見たかったですよ。
 サブレに逃げられた結衣の反応が実にアホっぽくて良いですね。因みにアホっぽいと言うのは結衣っぽいと同義です(ぇ アホっぽい事をガハマってると言います(言いません)。
 おぉ、前回に続いてマックスコーヒーが出ました。でもこんな事で千葉ッシュを消された恨みは晴れません事よ!?
 ヒッキーに前掛けが似合っていると言われた雪乃が物凄く嬉しそうですね。顔が見えないのに表情まで伝わって来るようです。
 陽乃は底知れぬオーラが感じられませんなぁ。これだと胸部が妹と正反対なだけで普通に明るくて良い人に見えます。
 雪乃の「この男、最低なことを言っている自覚はあるのかしら・・・・・・」が無かったのが至極残念です。アニメの声で言うところが想像出来るので是非とも聞きたかったです。
雪乃「由比ヶ浜さん。私たちのことで話があるから、月曜日、部室に来て貰えるかしら?」
 私たち、ですか。結婚の報告ですね?(ぉ
 ヒッキーと雪乃が結衣の誕生日プレゼントを選んでいるところで当の本人と鉢合わせと言う事で、わんにゃんショーは完全にカットされてしまうのですなぁ。残念です。その為に結衣が久し振りに部活に顔を出す場面も、アニメだと直前に会ったばかりで感慨がありません。
結衣「あ、あーっと・・・・・・。ゆ、ゆきのんと・・・・・・ヒッキーのことで話がある、んだよね」
雪乃「ええ、私たちの今後のことであなたに話を、」
 私たちの今後のこと、ですか。それはこれからその私たちとやらが共に歩いて行くと言う宣言ですか。それを態態 結衣に言うとは、雪乃らしい直截な行動ではありますが、ちときついです。
結衣「や、やー、あたしのことなら全然気にしないでいいのに。や、そりゃ確かにびっくりしたっていうか・・・・・・。むしろ、お祝いとか祝福とか、そんな感じなのに・・・・・・」
 え、エスパー!? どうして雪乃とヒッキーがこっそり結衣の誕生日を祝おうとしている事が分かったのですか!? 雪乃は結衣に直接誕生日を確認した事すらないのですよ!? こっちこそびっくりしましたよ! あと自分の誕生日を気にしなくて良いと言いつつ寧ろお祝いとか祝福と繋げるのはおかしいと思います。
雪乃「よ、よくわかったわね・・・・・・。そのお祝いをきちんとしたいの。それに、あなたには、感謝、しているから」
 こ、酷ですね。ヒッキーと雪乃の交際、婚約の報告と言うだけでもヒッキーに懸想していた結衣にとっては辛いのに、その上でお祝いを強いるのですか。あーた鬼ですか。流石は氷の女王と呼ばれているだけはあります。まじひくわ〜。
 材木座さああああああああああああああんんんんんんん!!!!!????? よ、義輝がまた仕分けられちゃいましたよー!? 義輝が乱入してこそぎこちない雪乃と結衣の距離が縮まるのに、それを無くしては展開が雑ではありませんか。それに大富豪が完全にカットなのが残念です。パンツ一枚で「俺は俺がやりたいようにやってるだけだ」とか「よし・・・・・・。絶対に、勝つ・・・・・・」と格好付けるヒッキーの勇姿が見たかったです。勇姿かそれ?
雪乃「誕生日? あ? おほ?」
 この反応は自分の誕生日を忘れている! ガハマってる、ゆいゆい超ガハマってるわー。
 犬の首輪を嬉しそうに着け、真実を知って怒り出す結衣の動きが良いですね。それにしても結衣は犬の首輪がよく似合いますな。犬の首輪が似合うヒロインオブ・ジ・イヤーです。ガハマってるわ〜(←使い方おかしくない?)。
 ED映像が前回と同じ映像になっているのですが、もしかして今後はずっとこれなのでしょうか? この映像は飽く迄も曲と合わせて特別な時にだけ使ってほしかったです。
 次回予告で静が書いたメールの使い方が巧いですね。でもどうせなら結衣とヒッキーのヒエログリフに纏わるメールもアニメで見たかったですなぁ。
 これまで以上に大幅にカットされましたが原作の一冊分をたった一話でやろうとするのは余りにも無理がありませんか。良い台詞や場面が削られたのみならず、アニメ単体で見ても緩急が無く忙しないので見ていて落ち着きません。だから見せ場にも重みが無いのですよね。このペースからすると1クールで終わりなのでしょうが、これが2クールの放送であったらかなり違ったのでしょうねぇ。改めて現在の1クールが主流の風潮は悪い事ばかりです。せめて十年前、いあ、五年前にアニメ化されていればなぁ。

 本日は電撃文庫の発売日です。今月のチョイスは『新約 とある魔術の禁書目録(インデックス)F』と『俺のペット生活(ライフ)がハーレムに見えるだと?』です。後者は正直に言ってしまうと全く面白そうには思えませんし好みからも著しく外れているのですが、それでもどうしてもおかゆに対して希望を持ってしまうのですよねぇ。ただ、う〜ん・・・この希望は、儚く潰えそうな予感がひしひしとしますわ(汗)。
 それよりも真っ当に楽しみにしている禁書の感想です。以下の文章は作中に於けるインデックスか秋沙かと言うくらいに存在感が無くなっていますが、よーく目を凝らして見てください。と言うか反転させてください。
(ただ、梅咲優雅とかいうのも条件は俺と一緒だ。……実は男っぽい名前の女の子だとか、体を透明にできるんですとか言ったら本気で殴りかかる訳だが)
 これを読むまで極自然に梅咲優雅は女性だと思っていました。男性であると言う前提だったのですね。しかし優雅と言う名前は男を想起させるでしょうか。禁書の登場人物は名前が一般的ではないので、これで性別を印象付けると言うのは失敗しているのではないでしょうか。
 もう伝統と言って良い美琴を出すだけで当麻と絡ませないパターンですが、今回のは無理があると言うかこれまで以上に理由付けが雑ではありませんか。巻き込みたくないと言うのならともかくこの状況で、タイミングを逸して美琴の頭に血が上っているから事情を話さないと言うのは受け入れ難いです。まぁ、後の展開を思えば此処で協力していたからと言って話に大きく関われませんでしたが。しかしその後の展開ですが、舞夏死亡のニュースが出ているのに美琴がそれに絡まないと言うのはどうなのですか。面識があると言うだけではない程度には交流のある相手ではありませんか。
 外伝である超電磁砲では既に活躍していた食蜂操祈が六巻の顔見世に続き、本編でも初めて本格的に登場しました。収集力とか演技力とか愉快力とか「〜力」を多用する口癖が出ていて違和感があり後付かと思ったのですが、読み返すと裏番力とか不快力とか外見力とか外伝でも多用していたのですね。何故かこれまで全く気付きませんでしたわ。
 ところで操祈はその口振りからすると何やら記憶を失う前の偽善使い(フォックスワード)初代上条当麻の知り合いみたいですねぇ。しかも相応に深く知っている間柄みたいですし、意外にも此処に来て美琴より当麻と関係の深い人物が登場しました(尤も美琴はどちらかと言えば二代目当麻の方が接点が多いのですが)。
 凄くあっさり超能力者(レベル5)第六位が出たと思ったら偽者と言う展開には何の意味があるのでしょうか。読者からしたら第六位が登場しただけで初めてな出来事でして、その上に重ねられても追い着けませんよ。例えばこれが次の巻であれば、それまでに藍花悦はどんな能力の持ち主だろうかと想像していて、実は彼は第六位ではなかったと明かされて驚きようもありました。
 全ての超能力者が集う、本物のヒーローは呼ばれずとも集う、そういったちゃんと意味があるのはあるのですが、こんな僅かな出番なら無理に鈴科百合子ちゃん一方通行(アクセラレータ)を出さなくてもと思ってしまいますなぁ。それよりもステイルですよ! ステイルは何時になったら出るのですか!!
一方通行「……面白れェ。何ならテストしてやるよ、ヒーロー様。その名に冠するに相応しいかどォか、最も血に汚れたこの両手でなァ!!」
 誰よりもヒーローに憧れているから基準が厳しいですよ(笑)。
 舞夏にせよ元春にせよ、あっさり殺したと思わせて、やっぱりそれは無いのですね。どちらもストーリーに意味があブラフなのですが、それにしたってレギュラーを殺せないのであれば安直にそんな事をして欲しくありません。
 元春と舞夏は昨日今日出た人物ではありませんし、元春が舞夏に異常なくらい思い入れる理由は何時か明かされるべき展開だったでしょう。そんなきちんとお膳立てされた物語なのに、それに引き込む話に輝きが全く無いので重要性に比して不思議なほど盛り上がりません。話や文章に牽引力が完全に欠けていますよ。
 新約になってから顕著なのですが最近の禁書は話が高度に複雑化し、抽象的で素直に入り込めません。冒頭の当麻が元春の手で学舎の園に放り込まれて四苦八苦すると言う導入は楽しかったのですが、それが終わって話がどんどん別の方向に動いていくと興味の維持が出来なくなりました。別に話が二転三転するのは構いませんし謎をばら撒くのが悪いとも言いません。巧く言葉で表現出来ませんがそういう事ではなく、もっと総合的に分かり辛いのです。元春に指示されて動いていたけれどそれが当麻を遠ざける罠だった、黒幕が貝積継敏と雲川芹亜と思ったら実は薬味久子だった、フレメアを追い詰めてヒーローを集めだすのが目的と思わせて実はフレメアを殺すのが本命だった、どれも結構です。結構なのですがそれが全く噛み合っておらず空回りしていますわ。
 何と言うか無駄に持って回った言い回しばかり話の展開そのものを変に複雑化させている感じで、そう、一言で言えばエレガントではありません。よく漫画とかで登場する敵の規模が大きくなり、それに応じて味方もどんどん強くなって行く事を戦闘力のインフレと揶揄されますが、禁書の物語に於いても近い事が起きていると言えます。二十冊も三十冊も出してオーソドックスな展開をやり尽くしたからか、普通ではない特殊な物語を書こうとして、しかしかまちーにはそれを上の次元にまで昇華させられる表現力も構成力も無く、その結果、何をやりたいのかも理解らないし共感も出来ない美しくない形になってしまっています。人為的にフレメアと言う庇護対象を作り出す事でヒーローを生み出すと言うコンセプトは興味深いのですが、複雑に思惑が絡まり合っていて言葉がとても空虚なので胸に響かず心が躍らされないのですよねぇ。
 禁書と言えば劇場映画が当初の予想を超えるヒットをした事は記憶に新しいです。その要因は実に様様でしょうし小生にそれを説明出来るだけの分析力はありませんが、ちゃんと分かり易い綺麗な作品になっていたのも一因ではないでしょうか。最初は思惑の読めない人物を配しましたが、最終的には各各の目的が明瞭となってきちんと綺麗に纏まった、その分かり易さは大切だと思います。旧約初期の単純明快な話運びが懐かしいですなぁ。分かり易い悲劇の悪役が居て、上条さんの言葉があって、アレイスターが裏で笑う、ステレオタイプではありましたがだからこそストレートに訴えるものがありました。


 玖日 木曜日

 喫茶黒うさぎ第289回を聞きました。
 こういう結婚式の話を聞くと、とても面倒そうで絶対に参加したくないと思いますなぁ。否、思うと言うか生涯に亘って参加しないと誓っています。
 矢野さんはよくモーニング娘。のメンバーを覚えていますねぇ。ミオさんなんてフクダアスカとか人生で初めて聞いたまである。

 先日購入したラブライブのCD二枚を聞きましたので、曲毎に感想を書きたいと思います。ところで全ての曲に共通して言えるのですが、花陽の声が特徴的で目立っていて分かり易いですね。
僕らは今のなかで
 カラオケバージョンを聴いた方が印象が良くなる事は儘ありますが、この曲もそのパターンでした。この曲に限った事ではありませんが歌があると理解らなかった多くの音がある事に気付かされます。
WILD STARS
 これはμ’sらしからぬ――と言ってもアニメでしか知らないのですが――格好良い曲ですね。典型的なB面曲と言う感じがしました。
No brand
 アニメでは集大成と言う感じの曲でしたが、それは物語や映像も込みの話で曲だけだと些か以上に物足りないです。率直に言って印象が薄いです。
START:DASH!!
 アニメで観客の居ない最初のライブで流れた印象的な曲ですが、此方は全員バージョンですね。ただ聴いてみると三人バージョンの方が小生にとっては好みに近かったです。ところでカラオケバージョンにプリキュアの楽曲を思わせるコーラスが入っていましたが、これは三人バージョンの方で既にちゃんとしたカラオケバージョンがあるからでしょうか。それも含めて矢張り三人バージョンの方が良かったですなぁ。


 捌日 水曜日

 ギョーカイ時事放談第248回を聞きました。
 『GBボンバー』ですがいのまたむつみによるゲートボールの漫画と言うのが想像が付きませんなぁ。ミオさんの中でいのまたむつみの絵柄とゲートボールが結び付きません。
 イデオンを題材にしてアニメとして語っていたうぷたんに対して、偽まるはプラモを中心に語りまして、両者の着眼点が異なっているのが面白いですなぁ。どちらの話も興味深くて楽しかったです。こういう話をじっくりまったり聞けるのが嬉しいです。
 話題に出たロボの大きさ比較は見る度にダイターン3の大きさに驚かされますわ。情報量の少ないデザインと相俟ってその大きさに圧倒されます。ところでコンVが十八メートルのガンダム二つ分と言うのは少しおかしくありませんか?


 漆日 火曜日(八日更新)

 あ、あや…がたり…あやかしがたりアラタカンガタリを見ました。
 革は異世界に飛ばされて殺人犯扱いされて困っていると言うのに、アラタの方は現実世界でやりたい放題ですね。元から二人の立場がイーブンとは思いませんでしたが、革の家族がアラタに翻弄されているのを見るとより不公平感が強くなります。OPを見ると将人も異世界に行きそうですが、そうすると益益 革が不憫ですね。殺人犯になる引き換えに失った筈の苛めっ子までついてきてしまうのですか。
 十二神将で次の大王を決める為に争うのであれば、当然ながら秘女王殺害の件は責めてきますよね。ところで姫王と書くのかと思っていましたが秘女王なのですね。

 ジャイゼを視聴致しました。
 シャイニングエディションの登場経緯が雑と言うか簡単ですね。修理して貰ったら何か格好良くなったで終わりですか。でも四十年後の技術で改造されているのであれば、相当に強化されていそうですね。
カケル「お前がアルバロスか! いい気になりやがって、親の顔が見てぇぜ!」
 これはつまりアルバロスがカケルの子供と言う事ですか。それにしてもこの台詞だけで「いや親はお前だ」と言うツッコミ待ちになってカケルの子供であると視聴者に気付かせるのですから、如何にこの台詞がボケとして定着しているかと言う事ですよね。
 この出来事でゴートがカケルに裏切られたと感じ、過去に行ってゼノンの創設に繋がるのですか。するとハルカは全てを知っているのですよね?


 陸日 月曜日(九日更新)

 体調を崩して寝込んだ時とかがまさに一人暮らしで大変な事だなと以前の喫茶黒うさぎをふと思い出した今日この頃ですが皆様如何お過ごしでしょうか。

 『荒川アンダー ザ ブリッジ 13』を読みました。
第326話 衣替え
 この話は確か雑誌に掲載された時に立ち読みしています。
ビリー「・・・というより嫌いな知り合いの顔に似てるのがちょっとな・・・」
リク「え 待って それ俺の事!?」
 リクの顔を星の素顔に見立てた酷い反応の中でもこれが飛び切り良いですね。
 皆で星に協力している流れだったのに、最後の最後で気持ちが離れた急展開が見所ですね。
第337話 最後(ラストサムライ)の秘策
 変わり果てたリクを見て星やラストサムライが別人だと思う中、ニノだけが本人と見抜いているのが何気無いのですが良い描写ですね。
第342話 ステラの旅立ち
ステラ「いや それは 多分虫歯と・・・・・・ あと中2すぎたら治る病気だとリクが言っとったぞ」
 あれ? 凄く今更なのですが、鉄人兄弟が超能力者と言うのは嘘なのでしょうか? ずっと本当だと思っていたのですが、そうではなく妄想の類なのですか? どうもこの作品の境目が理解りませんなぁ。ニノが金星人なのは本当で村長が河童なのは嘘、それで鉄人兄弟の超能力者が妄想に分類されるのがさっぱりピーマンです。それとこういうのとはニュアンスが違いますが、星が昔はスターだったと言いながらいいともでジョン・レノンと電話で話しているとかギャグを挟むので、何処までが真実で何処からが偽りなのか見定めるのが難しい作品です。
第350話 ニノの答え
ニノ「金星では一人ぼっちという事は起こりえないし・・・」
P子「何よ超絶リア充星ね・・・」
 P子はちょいちょいやさぐれるのが良い味を出していますね。それにしても金星は、ヒッキーとは縁遠そうな星ですね・・・。
ニノ「私にとってはリクが イッチー君のようなものなんだろうか?」
 さらっとこういう言葉が出るのが愛の深さを思わせますね。
第354話 恐怖の独裁政治
 星が俳音、ラストサムライが武士(たけし)、P子が豊美と言うのは込められた意味がちゃんとしつつも本名にはなり切れない絶妙なあだ名だと思いますが、しかし考えるのに三日間もかけるほどかと言うと疑問符がつきます。
第355話 村長の自覚
リク「どんな川でも渡れるくらい泳ぎの上手な子に育ちますようにの願いを込めて・・・・・・」
星「さんずの川だろ その川!!」
『戒名でした』
 このボケからツッコミまでの流れと言葉選びのセンスが好きですなぁ。
荒川アンダー ザ ブリッジ特別編 女子力戦隊ラブ★イースト
 これはこれで楽しめたのですが、本筋がちゃんと進んで来た矢先にこれは些か落胆させられました。先が気になりますなぁ。


 伍日 日曜日

 黒うさぎ。
 村さんが話す甥っ子は聞いていると可愛いのですが、これは村さんの演技も可愛いと言う事ですよね。
 ところで親戚に対して人見知りと言うか照れてしまうのはよく理解ります。幼子の時分に小生もよくなりました。なんならミオさんは従兄弟が相手でもそうなるまである。今では立派に成長して会う事すらしないレベル(ぉ
 給食で出る冷凍蜜柑は好きでしたなぁ。給食の他では食べる機会に恵まれないのでむかんも一度は買ってみました。一度しか買っていないと言う事は、むかんはミオさんには向かんと言う事ですね(ぉ

○獣電戦隊キョウリュウジャー ブレイブ12 『ブットバッソ!せっしゃとキングどの』
 五人とゴールドが同時に変身すると二種類の音楽が重なって混沌としますね。大変に喧しいです。
 今回は採石場で戦い、ちゃんと本物の爆発があるのが良いですね。これくらいは毎回やって欲しいです。
 ライデンキョウリュウジンはキョウリュウジンの背中にプテラゴードンが翼として合体するだけなのですね。キョウリュウジンを主体とする合体バリエーションの一つであって、二体のロボが合体するスーパー合体ロボと言う感じではありませんな。
 勝手に登録していたアドレスを消されたイアンが悲惨と言うか、空蝉丸がやった事は酷くありませんか。良い事をしたつもりと言う事は本人としては交際相手の多さを嗜めたつもりなのでしょうか。

○仮面ライダーウィザード 第34話 『人気モデルの裏側』
 他のファントムをゲートの名前で呼ぶグレムリンですが、彼が自称するソラもゲートの名前なのでしょうか? 日本人らしからぬ名前ですので本名とも思えな・・・いあ、片仮名で表記するから日本人らしからぬだけで、漢字で表記すればそうでもありませんね。
 瞬兵が相変わらずしょうもない扱いなのに対して、凛子が久し振りに晴人と共同で捜査している姿を見ると落ち着きます。
 グレムリンは意識してゲートの性格を演じているのですね。
 千明の我侭な振る舞いは目に余りますが、勝手に自分からボディガードを買って出た攻介が、態度や仕事への取り組みに文句を言うのは筋違いではないでしょうか。
 カメレオにファルコと、今回はビーストの特性をちゃんと活かしているのが良いですね。こういう面白いギミックがあるのに碌に使われないままビーストハイパーが登場して不満でした。しかし使いどころが難しいのか、ドルフィは全く使われないですねぇ。


 肆日 土曜日

○とある科学の超電磁砲(レールガン)S #4 『妹達(シスターズ)
 研究者の視点が妹達を実験材料としてしか見ていないのが怖いですね。其処には一切合財の悪気も悪意もありません。
 妹達が初めて紅茶を飲む場面が削られてしまったのが残念です。
 白黒が言うように綺麗な美琴は気色が悪いです(笑)。しかし白黒は自分からは反撃覚悟で美琴に飛び込むのに、それが故意ではなかったら折檻に本気で怯えますのね。
 五人で遊べると喜ぶ美琴が原作とは別人ですなぁ。
 学園都市の炊飯器は現実と(少なくとも見た目は)大差がありませんなぁ。もっと荒唐無稽で奇想天外なSFがジェットを期待していました。
 美琴が特定の炊飯器を薦めてしかもそのまま値切り交渉までして買ったのは、あの炊飯器を買うとゲコ太グッズが貰えるとかそういう下心があるのかと思いましたわ。
少年「いつかレベル5になってゼッタイ仕返ししてやっからな!」
 美琴は自身が努力で実力を身に付けた自負があるからこういう骨のある人間は好きなのでしょうね。
美琴「ツマミを回してカプセルを落とすタイプか・・・ アナログすぎてあたしの能力が入り込む余地はないわね」
 ナチュラルに不正を最初に考えるのですね。
 ずっと年下の子供にまで気を使わせる美琴は凄いですね。
少女「あたし、袋とか貰って来るね」
 気が利くお子様です。
 いざ目的の商品を手に入れても、何に使うのかと途方に暮れる気持ちは理解ります。特にガシャポンに大金を投じて後の虚脱感は半端ではありません。堪らなく無駄遣いをした後悔に苛まれます。
 美琴と同じ外見の妹達を見ると、改めて声は美琴と同じ方に演じて欲しかったですなぁ。声が同じで口調だけ違う方がクローンの不気味さが出たと思います。
黒子「お姉様? 姿見の前で一体何を」
 美琴が阿呆になっています(笑)。

 ヴヴヴ視聴。
 ドルシアの兵器がアルス軍を蹂躙する戦闘は面白いですねぇ。
 ヴァルヴレイヴだけを交渉材料にドルシアともアルスとも渡り合おうと言うのが危ういですし、子供だけでその場の気持ちが昂ぶるままに独立を盛り上がっても絶対に巧く行くと思えませんなぁ。楽天的にも程があります。情けない人間の様に描写されていますが浪川大輔はちゃんと現実が見えていますね。

○変態王子と笑わない猫。 『気楽な王の斃し方』
 アニメ開始前から耳にしていたOPですが、今やサビを聞くと月子と梓が振り返る映像が思い出される様になりました。それを鑑みると印象に残る映像なのですね。
 門の上に立って待ち構えているつくしの堂堂たる佇まいが格好良いです。
 決闘すると聞いていたのにまさか自分の恥ずかしい過去が暴露されるとは月子も思いませんよね。決闘の参加者でもないのに一番の被害者です。


 参日 金曜日

○やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 『Dまたしても、彼は元来た道へ引き返す。』
 ヒッキーと小町が家で勉強をする場面が削られてしまったのが残念です。
 千葉県横断ウルトラクイズのサービス問題でヒッキーが千葉音頭の歌詞で答えて、雪乃とヒッキーがお互いに引く場面が無いのが残念ですなぁ。それにしてもアニメで初めて千葉ネタに言及されましたね。
 結衣がスクラップすら知らないのが彼女の頭の悪さを強調して良かったのですがアニメではそれも無しですか。それに川崎大志の結衣に話しかけられた時と、彩加に話しかけられた時の反応の違いを表現する場面が無いのも残念です。
 大志は原作を読んだ時はもうちょっと元気に溢れて若い姿を想像していたのですが、意外と大人しい感じですね。
 結衣が猫を苦手、雪乃が犬を苦手としているのは両者の差異を端的に表現する重要な場面だと思うのですが、それもアニメでは無くしてしまうのですね。
沙希「……あ、そういうのいらないんで」
 この言い方が良いですね。川中島の戦いさんの声は合っていますな。
 隼人が河原木志穂なんとかさん(←完全に別人である)に振られる場面は、笑いを堪えていたヒッキーが義輝の大笑いに釣られて二人で爆笑するのが良かったのですが、アニメだとこの場面に義輝が居合わせないので面白さが半減ですなぁ。
 義輝が来た時にちゃんと結衣よりヒッキーの方がもっとうんざりした顔をしているのが良いですね。
 義輝にメイド服を着させられそうになったのを止めなかったので、彩加がヒッキーに怒る場面が無くなっていて残念です。貴重な二人の掛け合いなのに!
 正装した結衣がピアノの発表会みたいと表現するのが彼女の阿呆な一面を表していて良かったのですがカットされていて残念です。
 バーで飲み物を頼む場面もカットですか。ヒッキーがマックスコーヒーを註文しようとするのが良かったのですがねぇ。つか、マックスコーヒーは全面的にカットなのですね。
結衣「へぇ〜、ならそう言えば良いのに」
 この素直な反応に笑いました。原作には無い台詞ですが結衣らしくて良いですね。
 ヒッキーからのメールが素っ気無くて結衣が不機嫌になる場面が無くなっていて残念です。以前から言っていますが結衣がヒッキーへ好意を表現する描写がアニメではとことん省かれていますよね。
ヒッキー「今、何て・・・。由比ヶ浜がお菓子の人?」
 彼女はおかしの人と言うよりおかしな人ですね(ぉ
 EDへの入り方がとても良かったです。ただ完全な新曲ではなく通常曲のアレンジなのですね。もっとしっとりとした新しい曲を用意して欲しかったと言うのが正直なところです。でもその後の次回予告も含めてとても良い雰囲気が出ていました。
 最早 感想と言うか原作との差異を論っては文句を言うだけの状態と化していますが、アニメで省略された要素が尽く魅力的なのですから致し方ありますまい。やはり好きな作品がアニメ化されるのはまちがっている。不満ばかりで嬉しい事が僅かしかありません。そしてすっかりアニメでこの作品を知った事を失念し、完全に従来からの原作ファン気取りである(ぉ

 フォトカノを視聴致しました。
 何かもう途中から笑いが止まらなくなって大笑いしながら見ていました。凄く頭がおかしい展開ですね。アニガイルの後にこの番組は卑怯と言うか、これがあると先に放送されているアニメはまちはどうしても印象が薄くて霞んでしまいますなぁ。良きにつけ悪しきにつけこれほどの衝撃はありません。
 とても駆け足気味な急展開だったのでもしや今回で新見遙佳ルートを一気に終わらせるのかと思ったのですが、そうはならず次回に続きました。それならもう少しじっくりやって欲しかったですなぁ。噂に名高い攻略してくるヒロイン要素をもっと堪能したかったです。


 弐日 木曜日

 『荒川アンダーザブリッジ』の十三巻が発売されていると知って慌てて買って来ました。発売はまだかまだかと小まめにチェックしているつもりでしたが、見事に裏をかかれてしまった格好です。掲載誌に目を通していない場合、どうやって発売予定を知れば良いのですかねぇ。集めている全ての作品に関して能動的に情報を収集しなければならないのでしょうか。常に気を回すのは難しく、思い出した時にふと検索してみるのが限界で現状です.せめて半月でも早く知っていれば発売日に買えたのに、と悔やまれます。

 漫画と言えばラブライブの漫画版に興味を抱いたのですが、豈図らんや単行本が何処にも売っていません。近所の書店で見かけないのなら珍しくもありませんが、豊富な品揃えを誇る大手通販サイトでも手に入らないと言うのは完全に予想の範疇外で想定の範囲外でした。
 しかし出版されてから長い時間を経たのならともかく、そう古くもないであろうに新品が殆ど手に入らない状況が解せません。人気で売り切れたのであれば重版されるでしょうし、逆に売り切れたらそれで終わりと言うほど人気が無いとも考え辛いです。何れにせよ不可思議な状況です。何か特殊な理由があるのでしょうか?
 読みたいし欲しくて、買えない事実が身と心を苦しめます。少なくとも二巻が出る時には増刷されるでしょうか? その日へ期待を託して、その日をもどかしくも楽しみに待つとしましょうか。ただラブライブの漫画がどの雑誌で、どんなペースで、どれほどの分量で連載されているのかとんと知りませんから、果たして二巻の発売が何時頃になるのか皆目見当が付きません。早く読みたいです。

 東映特撮ニコニコおふぃしゃるの配信作品ですが、バナーから予想されたとおりジバンの後にちゅうかなぱいぱい、カクレンジャーの後にジュウレンジャー、そしてブラックの後にブラックRXが始まりました。
 ただこれまでは配信開始から一週間の無料期間が設けられていたのですが、三日間と期間が短縮されてしまったのですね。何と言うか随分な吝嗇家ですこと。三日と言うのは短いです。不測の事態が発生して後回しにすると見られなくなってしまいそうです。どうせなら無料期間を最初から無くせば割り切って見るのを諦めたのですが、下手に無料期間があるので苦労しながらも見ざるを得ません。
 さて作品そのものに話を持っていきますが、先ずちゅうかなぱいぱいですがいきなり一話を見逃しました(死)。早くも無料配信期間が短くなった弊害が訪れた形です。だから見たのは二話からなのですがこれが存外に面白かったですね。特撮ヒーロー作品ならともかく不思議コメディシリーズは別に見なくてもと思っていたのですが、これは見続けたいと思わせられる面白さです。シュシュトリアンくらいしか見た事が無かったのですがこれほど面白いとは思いませんでした。ところで題名の『ちゅうかな』はそのまま『中華な』と発音するのですね。もっと平坦に読むのかと思っていました。
 カクレンジャーの後を受けて始まったジュウレンジャーですが、ターボレンジャーの配信が第一希望でしたからそれが叶わなかったのは残念ではあるものの、ジュウレンジャーも充分に好きな作品なので嬉しいです。実に正統派のヒーローと言う格好良さですね。泣くと石になる話は昔日に見て恐かったのを思い出します。
 そしてブラックRXですが、矢張りブラックの後はこれを欠かせませんね。前作とは雰囲気を若干 異にしますが、ストレートな格好良さに磨きがかかって痺れますね。リボルケインから放たれるリボルクラッシュが堪りません。
 無料配信期間の短縮に不満がありますが、また一年間楽しめそうです。


 壱日 水曜日

 生放送ギョーカイ時事放談第247回を聞きました。
 幸いにして小生は問題が無く聞けたのですが、何でも配信が不調で聞けなかった人が居たそうです。つくづくユーストリームが鬼門ですなぁ。ユーストリームに変更してから良かった事が一度たりともありません。最初から聴取者の為に変更した訳ではありませんから良い事が無くても何らおかしくありませんが、矢張り元の配信方式に戻して欲しいですなぁ。
 三名のゲストが乱入してから一気に面白くなりましたね。ただゲストの方がかなり自分を強く推すので、偽まるやうぷたんの喋りが控えめになってしまったのが寂しいです。こう言ってしまうとなんですが、ゲストの方が放送して来場者が六名だったと言うのは納得出来てしまいます。
 映像ソフトの特典では原作者の書き下ろし小説が最も高い効果を持ちます(ミオさん調べ)。現にそれを目当てに禁書のブルーレイを買わざるを得ませんでした。これから出る俺ガイルと変態(笑)にも原作者の書き下ろし小説が特典として付くそうで、これも買わなければならないと悩んでいるところですわ。勘弁願いたいです。
 一眼レフのボディ本体は難しいでしょうが、フォトカノの特典にカメラ関係のグッズと言うのは良いと思いますなぁ。例えば単品で買えば云十万するレンズがただ同然で附属したら買う人は多いと思います。
 ソニーとかモンスターケーブルとかボーズでノイズキャンセリングの付いたヘッドホンを求めると言うのはちょっと掛け離れた嗜好ですなぁ。しかもHD600は有名だと思うのですが、ゼンハイザーと理解らないのですねぇ。それに比して別の方による「ゼンハイザーのプリンを使っている」と言う発言はしっくり来ました。HD598ですよね。
「あれ? 渡さんって、あの・・・」
 マーベラス!(謎)