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肆月の独白

 参拾日 火曜日

 ゆるゆりのアニメ放送終了と同時に連載が休止していた『大室家』ですが、ニコニコ静画で配信されるニコニコ百合姫で連載が再開されました。それを知ったのが三月頃だったのですが、配信の開始が二月で隔月更新なので見逃さずに読む事が出来ました。次号の配信前に気付いて良かったと心から安堵したものです。
 そして四月中旬には二号目が配信され、何と大室家は嬉しい事に三話掲載です。隔月更新と更新頻度が低いだけにこれはありがたい限りです。読みましたがこれがまた最高に面白うございました。流石は世界一面白い漫画と言われているゆるゆりのスピンオフと言うだけはありますね。これもまた世界一に伍する面白さを誇っています。改めてゆるゆりの新刊と大室家の単行本発売が楽しみになりました。
第14話
 黙っていれば上品に見えるだのお淑やかに見えるだの散散な言われようの櫻子ですが、それに対する「おめーらが黙れ」の返しが巧いですなぁ。
 櫻子に辛辣な印象が強い花子ですが、髪を弄るのを許したり仲の良さが見て取れますなぁ。
第15話
みさき「今日はなんか 身長の調子がわるい」
 これに対してよつばとみたいな台詞と言うコメントがあったのですが、言われてみると凄くよつばが言いそうな感じがします。五歳児と同レベル・・・。
花子「あっ みさきち いいしいいし」
 花子と言えば語尾に「〜し」とつける口癖が特徴ですが、極端に多用するので強引ですよね。この「いいしいいし」とか最たるものでしょう。どんな単語ですか。ところでそう言いつつ花子が使った黒板消しクリーナーですが、あれはそんなに綺麗にならないのですよね。
第16話
めぐみ「読めるわい ほら見てよ 合ってるから!」
 なもり作品の登場人物はどうもパターンが限られますね。この「読めるわい」とか如何にもそういうポジションなのだと思わされます。
 この話は面白いのですが、撫子に恋人が居るのが確定しているので素直に見られませんなぁ。誰が恋人なのか判明していないので牽制されていると言うか、あからさまにミスリードを誘われているのが快くありません。単純に仲の良い友達同士のやり取りとしてみれば心和むのですがねぇ。誰も彼も交際させれば良いと言うものではないでしょう。それはそうとこの中で撫子の恋人が居るとしたら、めぐみだったら良いですねぇ。めぐみが敬語を使っているのを笑ったり、「地図読める?」と莫迦にしたりするのも恋人だと思えば微笑ましいです。 

 ジャイゼ視聴。
トーマ「大金剛、定刻通りに只今到着」
 マイトガインですか。
イレイザーキング「遂に来たか、轟カケル。待っていたぞ」
 言葉通りずっと待っていたのですね。律儀と言うか何と言うか。もしも使わなかったら待ち惚けだったでしょう。
トーマ「無駄だ。拾った命を捨てる気か」
 この言葉が格好良いですねぇ。トーマは信念を持って任務に忠実なのであり、無益な殺生を好むだけの殺戮者ではありません。ただどうにもトーマに見せ場がありませんなぁ。最終回付近ではちゃんとした活躍が与えられる事を願って已みません。


 弐拾玖日 月曜日

 アニガイルの主題歌でもあるやなぎなぎの『ユキトキ』を購入しました。どうでも良いのですがやなぎなぎもはまちに登場しそうな名前ですね。はっ、もしかしてそれで抜擢されたのか?(ぇー
 そんな訳で『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。D』の感想です。・・・・・・どんな訳なんだろう。これで全七巻の内五巻目ですか。最低でも一週間に一冊は書けば今月中には全部の感想が終わりそうです。
@突然、比企谷家の平穏は崩れ去る。
 自由研究の内容が余り小町が書いたとは思えなかったのですが、ヒッキー作だったのですね。小町は最後二つが完全にヒッキーだと言ったもののヒッキーらしいとも思えなかったのですが、「あ、今のツタヤ的にポイント高い!!」とかは確かに言葉遊びを好むヒッキーらしいですね。
「さすがヒッキーだ……」
 凄く不名誉なさすがですね(笑)。
「兄は犬も猫も好きですよ。嫌いなのは、人間だけ……」
 意義あり! ヒッキーは虫も嫌いです。それはそうとボソッと付け加える言い方が良いですね。
 心成しか結衣の元気が無く大人しくなったと言うか、登場初期の元気溌剌自由闊達とは少し印象が変化しました。だからと言うのではありませんが、原作を読んでいると無意識に結衣がGJ部の天使恵に重なって来ます。阿呆な天使恵と言う表現が近いです。
A案の定、川崎沙希は憶えられていない。
 魔まマをネタにするとはヒッキーは昔のアニメのみならず最近の作品も知っているのですね。
「うん、絶対友達。霊長類ヒト科オトモダチ♪」
 これは絶対に分かって言っていますよね。でもこの発言は妹を心配するヒッキーを安心させるのが真意なのかなぁ、と思ったり。
B意外と戸塚彩加のセレクトは渋い。
 ヒッキーが彩加を形容するのにスマイルプリキュアネタを使っているのですが、何故か勇気リンリン直球パワーだけがありません・・・。何故ですか。マーチが何かしたのですか。あーしの声が悪いのですか。
「いや、映画にしよう。よく考えたら、家族以外と映画観るのって初めてだし。たまにはいいだろ」
 本当に見たい映画は一人で行く事にしていてそれほど見たくない映画は見ない草薙素子と同じ主義なのですよね? あたしもあの言葉には感銘を受けたものでした。寧ろ感銘を受ける前から実践しているまである。
 ヒッキーと彩加が映画を見ている挿絵で、ヒッキーはともかく彩加まで照れているのは何でですか。
この状態のことをブラックRXという。うん、甘くてイイネ!
 チョーイイネ! サイコー! でもR要素とX要素が何処にあるのか理解りません。ゴルゴムの仕業だ!
 わちゃわちゃと手を動かして再現しながら説明している彩加を想像すると凄く可愛いです。とつかわいい。
 レイスティンガーに針を付けるのはミオさんもやりましたわ。だから共感したと言うか、皆が考える事だったのですね。
 思わず、いっけぇ! マグナアアァァム! と拳を突き出しそうだった。いや、それはギャラクティカのほうだな。
 相変わらずヒッキーは独白に対する自己ツッコミにも余念がありませんね。
「あ、いいね! ぼくも久しぶりにやってみたい。結構速かったんだよ。ぼくのアバンテ」
「「アバンテ!?」」
 なんで世代が違うんだよ!

 これには笑いました。本当にどうして世代が違うのですか。しかしアバンテはアバンテでもスーパーアバンテが好きなミオさんは尚の少数派でしょう。
C遺憾にも、平塚静の赤い糸の行方は誰も知らない。
 ABCD包囲網の説明で『A・アホの由比ヶ浜』が酷いと思いました。ヒッキーの中で当然の様に結衣はアホなのですね。結衣が知ったら泣きますよ。
 レディーファーストの精神を発揮し、平塚先生を先にお通しする。危ない場所やよくわからない初めて行く場所では女性に先に行ってもらって安全を確かめないとね!
 最低のレディーファーストですね。こんな酷いレディーファーストは初めて聞きました。
 ラーメン店の描写は良いですねぇ。ラーメンが美味しそうでラーメンが食べたくなります。
 ヒッキーを引かせた静のメールは痛痛しいのですが、こう、痛痛しいばかりではなく耳が痛いと言うか、気持ちは理解ると言うか・・・。それにしてもこれで説明されているラーメンがどれも美味しそうで、食べてみたくなります。と言うかこれに影響されてなりたけは行きました。大変美味しゅうございました。
Dふと比企谷小町は兄離れする日を思う。
 サブレは小型権特有の忙しなさを我が家でも如何なく発揮し、あっちこっち走り回っていた。
 『如何なく』は誤字ですね。『いかんなく』の漢字表記は『遺憾なく』が正しいです。如何ではなく遺憾です。
「はっ、俺だっていつまでもいるわけじゃないんだぜ。ちゃんと兄離れしろ」
「え……。お兄ちゃん、家出るの?」

 小町が大きなショックを受けたのが印象的です。本当にヒッキーが好きなのですね。それとヒッキーは人に言う前に自分がちゃんと妹離れしてください。
 完全にスルーされた。くっ、やっぱり寂しいとサムシングじゃちょっと苦しかったか!
 かなり苦しかったです。どれくらい苦しかったかと言うとこの一文を見るまで「はぁ? サミシイってなに。あなたの近所の秋葉原で確かめたり見つけたりするやつ?」が何を言いたいのか理解らなかったくらいです。まんまなのに本当に理解りませんでしたわ。ところでそんなサトームセンも来月にはヤマダ電機に吸収されて完全に無くなってしまうのですよね。もうあのTVCFが見られなくなると思うと寂しいですなぁ。はぁ? サミシイってなに。あなたの近所の秋葉原で確かめたり見つけたりするやつ?
 龍が巻きついた剣のキーホルダーは良いですよね。土産屋で見かけると無性に興奮して自分用に買ってしまいます。
「ほらほら、サブレー。お姉ちゃんですよー」
 結衣はサブレに対して自分をお姉ちゃんと呼ぶのですねぇ。お姉ちゃんぶる結衣がは他では見られないので新鮮です。
「わふ?」(この人、だれー?)
「サブレぇ!?」

 笑いました。完全に結衣を忘れているサブレと、それに大声を出すほどショックを受けている結衣の対比が秀逸です。
「ええ、ぜひ。両親のいるときに、菓子折りを持って、挨拶がてら」
「そうだね、ご両親にご挨え、ええ!? い、行かないよ! やっぱり行かないっ!」

 其処は行くべきですよっ! それはそうとこの流れが好きです。さらっと話を進めようとする小町、途中まで流されかける結衣の様子が楽しいです。
 ヒッキーを任せられる相手が見付かって安心している小町が良いですね。「え? ――ああ、サブレの話か」も良い味を出しています。
Eそして由比ヶ浜結衣は雑踏の中に消えてゆく。
 副題からして凄く不吉ですね。楽しい結末が待っていないであろう事は容易に想像が付きます。
 同じこと考えてたね、とか死ぬほどどうでもいいことを言われた。
 隼人とハモった時も同じ反応をしていましたね。ところで「花火大会は、よく行くのか?」と「花火大会って行ったことある?」は似ている様で全く同じ事ではないと思います。ヒッキーから結衣への問いかけは行った事がある前提で、結衣からヒッキーへの問いかけは行った事が無い前提なのですよね。ヒッキーがどう思われているのかが一目瞭然です。
「あ、うん。そうそう同じクラスの比企谷くん。こちら、同じクラスの相模南ちゃん」
 シュールな紹介ですね。この場合の同じクラスは結衣にかかっているのではなく、お互いにかかっているのですからね。ところで相模と言うと遊戯部にも同姓の人間が居ましたが血縁関係があるのでしょうか? ルミルミと鶴見先生もそうですが、鶴見にせよ相模にせよ珍しい苗字ではありませんから現実ならおかしくありませんが、創作物で何の関係も無いのに敢えて同じ苗字を使うと言うのは考え辛いです。
 ……はっ! もてなすからモテ成すのか!? わぁくだらない。でもこういうこと言っちゃう自分が大好き。
 私もそんなヒッキーが大好き。
 気遣いの達人すぎて操気弾くらいなら今すぐ撃てるレベル。
 間違え易いのですが『気弾』ではなく『気弾』です。気を(あやつ)るのではなく()るのです。それにしてもヤムチャにとって取って置きの秘技をくらいですか・・・。
「えーっと……なにヶ浜ちゃんだったっけ?」
 陽乃が出た時点で嫌な気分になったのですが、この台詞でその気持ちが更に高まりました。分かっていてこんな事を言うのが最悪ですし、結衣の前でヒッキーと雪乃が恋人同士である様な物言いをするのが気に食わないです。陽乃とヒッキーと結衣の三人で会話をしていて、陽乃はちゃんと結衣の言葉にも反応しているのですが、それでもヒッキーの事しか見ていない気がします。結衣が全く眼中に入っていません。しかも副題が副題ですからこれで結衣が消えていくのではないかと余計に嫌な気持ちになりました。
 もうとにかく陽乃が嫌いです。彼女の真意は理解りませんが、縦しんば実は全て雪乃の為でしたと言う展開があったとしても好きにはなれません。
「いや岐阜とかいわれても滋賀と見分けつかないし興味もないですけど」
 なんなら滋賀と伊賀と甲賀の区別も付かないレベル。
「ど、ドメ、ドメスティック……。あ、DVってやつだ」
「半端な知識で適当なこと言うな。殴るぞ」
「DVってやつだ!?」

 ヒッキーが結衣を殴るとDVと言う事は、つまりヒッキーと結衣がもう夫婦と言う事ですね! 結衣ちゃん大勝利!
Fでは、比企谷八幡は。
 ヒッキーは雪乃の事を知りたいと思わず憧れていた、逆に言えば知れば憧れが壊れる事も理解っているのでしょうか。
Gすこしだけ、雪ノ下雪乃は立ち止まる。
 五巻は途中までは凄く面白かったのですが、陽乃が登場してから一気に重苦しい雰囲気になりましたなぁ。この最終章なんてそれが顕著で、ヒッキーと雪乃の寒寒しい会話がとても息苦しくてなりません。とにかく読後感が悪い一冊でした。


 弐拾捌日 日曜日

 村さんは「なんなら」の使用頻度が異常に高いのですが、なんなら「まである」を使って欲しいまである。<黒うさぎ

○獣電戦隊キョウリュウジャー ブレイブ11 『ウッチー!クールでござる』
 カンブリ魔がベースだと長く持たないと言うドゴルドですが、抑抑 空蝉丸を取り込む前はどうしていたのでしょうか? 最初はベースをどうするつもりで作り出された生命体なのでしょう。
 デーボ・ホネヌッキーとの戦闘でどうして律儀に一人ずつ順番に向かい、一人ずつ順番にやられているのでしょうか。
 言い過ぎたと一人で落ち込んでいる空蝉丸が可愛いです。笑いました。これは確かにトリンもこんな性格ではなかったと言いますわ。
 空蝉丸に人の良さが弱点と言い残して死んだ空蝉丸の主君ですが、そういう本人こそが空蝉丸を庇って死んでいるのですから人が良いですよね。
 落ち込んでいるのは面白かった空蝉丸ですが、どうも丸くなりすぎと言うか軽いですなぁ。もう少し尖っているくらいの方が格好良いです。
 前回も思いましたがゴールドの戦闘は格好良いですねぇ。
 キョウリュウゴールドはゴールドを名乗りブレイブと言う単語を使っているのにパーフェクトは理解らないのですか。外来語に弱いと言うのも今更ではありませんか。

○仮面ライダーウィザード 第35話 『金で買えないモノ』
ソラ「それに、美佐ちゃんは理解らないだろうけど、一度お金に目が眩んだ人間は中中変わらない」
 なんならミオさんなんか常に眩み続けているまである。
 安っぽいですなぁ。酷い仕打ちをした親友が自分を助けてくれる事で改心するのは良いのですが、画面にその説得力が全くと言って良いほどありません。
 話に起伏が無いし逆転のカタルシスも無い平均して面白くない回でした。


 弐拾漆日 土曜日

 本日公開の『仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z』を見て来ました。
 劇場の入り口にドラフトレッダーやらソルブレイバーやらブルービートやらビーファイターカブトやらジャンパーソンやらジバンやらジライヤが居て、入る時にハイタッチや握手をしてくれました! 全く予想していなかった光景でしたからとにかく嬉しくて大興奮です。小生はブラウン管や銀幕の中に居るヒーローこそが本物と考えており、例え撮影に使ったスーツにオリジナルキャストが入っていたとしてもブラウン管や銀幕から飛び出せばそれは偽者だと思っています。その基準で言えば今回出会いました、撮影とは関係の無いスーツに演じているのが本人ですらないヒーローは論外の筈なのですが・・・そう思っていたのですが・・・・・・ぃいやぁ〜、嬉しいものですねぇ! 考え方を改めましたわ。
 他の観客もこのヒーローにはやっぱり反応していましたが、特に女性陣が喜んでいたのが意外性もあって驚きました。でもジライヤに大喜びしながら「(ジャンパーソンを指して)あの端っこのが何か思い出せない」と言っていたのは寂しかったです。おっしえってくれ〜、きっみは誰だ〜、どっこからきて、そしてどーこへ〜♪

 映画を見た後、昼餉をラーメンなりたけへ行って食しました。
 このお店の名前は俺ガイル乃至ははまちこと『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』で知りました。同作でなりたけが話題になったのは三度です。二巻で彩加と話しながら友達の定義を考えている時になりたけの行列が例えとして挙がったのを最初に、五巻で静がヒッキーに送ったメールの中で詳しく紹介され、そして七巻で天下一品の濃厚なスープに慄いている雪乃を見てヒッキーがもっと凄いものとしてなりたけを思い出します。この内の五巻と七巻の描写を見て是非ともなりたけに行ってみたいと思っていたのでした。因みに他にこの作品で紹介されているラーメン店では、蓬来軒、虎ノ穴、増田家、かいざんが行ってみたいです。
 註文したのは静のお薦めに従ってギタギタです。この店舗では超ギタはありませんでした。でもギタギタでも珍しいのか、他の客は皆普通を頼んでいましたわ。さて、ラーメンを一口啜ると、う、うまぁ! な、何だこれは、掛け値無しに美味しいです。正直これほどとは思いませんでした。ヒッキーが『超美味い。』と表現したのも頷けます。ラーメンでこんなに感動したのは久し振りですわ。太麺なのが好みですし濃い目の味付けが最高でした。これは本当に絶品です。
 ただギタギタなのが悪かったのか、大盛なのが悪かったのか、一緒にご飯と餃子を頼んだのが悪かったのか、食べている途中で気持ち悪くなって途中から苦行の様に感じられました(死)。と言うか一日中気持ち悪いままで夕餉も食べていません。なんならこれを書いている今も気持ち悪いまである。どうでも良いのですが気持ち悪いを連呼しているとヒッキーが罵倒されているのを思い出して楽しくなって来ますね(ぇ ヒッキーマジキモい!

 アニメ『ラブライブ!』関連のCDを二枚買いました。主題歌CDと、最終回挿入歌のCDです。

○とある科学の超電磁砲(レールガン)S #3 『超電磁砲量産計画(レディオノイズ)計画』
 今作はOPの映像はとても良いのですが、曲はそんなに印象に残りませんなぁ。超電磁砲は第一期前半クール(いや、何を言っているんだ、第一期は1クールアニメでした。前半クールも何もありません)の主題歌が一番良い曲ですね。
 年下の美琴が敬語を使わないので殴ったり飛び蹴りをかましたり、しのちゃんは良いキャラですよねぇ。
砥信「But 私自身が目撃されて、後を尾けられるとは迂闊だったわ」
 砥信だけに世を忍ぶと言う事ですか。流石は長点上機学園の生徒です。巧い事を言いますね(言っていない)。
砥信「indeed 証拠隠滅するなら現場もろとも目撃者も消してしまえと・・・・・・」
 怖い! 超能力者(レベル5)は考える事が怖いですッ!!
 潜入の為に洋服を買う美琴ですが、原作ではカードでの支払いだったのがアニメでは現金になっているのですよね。些細な変更ですから別にそれ自体に文句はありませんが、どういう意図があっての改変なのか、わたし、気になります!
美琴「出来る訳無い、あたしのクローンなんて」
 苦労しますよね。いや、ほら、クローンだけにくろーぅん、くろぉう、苦労なんちて。
涙子「まぁ、でも、偶には私服姿も見てみたいけどね」
 私服だけに至福な気分になるでしょうね。

○週刊少年ジャンプ 22・23合併号
読切 Moon Waker LTD. 〜金鉱採掘人(ガリンペイロ)と光る石〜
 全てが滑っていて寒いです。
めだかボックス 最終箱「黒神めだか健在なり」
 一時期はあれほど好きで、あれほど面白く、あれほど楽しみにしていた作品だと言うのに、最終回には一切合財の感慨がありません。

○変態王子と笑わない猫。 『哀しむ前に声を出せ』
 ポン太の出番や、陽人と梓の母親が会話する場面が削られているのが残念ですなぁ。何故か部屋に冷房を利かせているのとか重要だと思うのですがねぇ。
梓の母「あらあら、行ってらっしゃい。タクシー呼んでおいたわよ」
 物分りが良すぎるお母さんですね(笑)。準備の良さに驚かされました。
 おぉ、後半は原作0話のアニメ化なのかと思ったら、全部と言う訳ではなく本編に鏤める形なのですね。原作に忠実な形で見たかったですなぁ。


 弐拾陸日 金曜日

○やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 『Cやはり、彼は友達が少ない。』
 ドラマCDではこれ以上無いほどに合っていないと思った小町の声ですが、アニメでは多少は改善されている気がします。変態(笑)のつくしでも感じた現象ですが、音声のみのドラマCDと映像込みのアニメでは声の占める割合が自然と変わって来ますから多少は違和感も減じるのでしょうか。
 はまち原作は初期と現在で絵柄が大きく変遷していまして、その為に自分の中で小町のビジュアルイメージが固まっていません。アニメの小町は(当たり前かも知れませんが)最近の絵柄に近いですね。どちらかと言うと初期の印象が強いのでこれが小町と言われてもピンと来ないと言うのが正直なところです。
 あ、あ、あ、あんれっぇぇ〜〜〜〜!? MAXコーヒーは!? 作品を代表する最大の名言である『人生は苦いから、コーヒーくらいは甘くていい……』が・・・無い・・・!? どっ、どういうことですかこれはっ!! MAXコーヒーの無い俺ガイルなんて甘くないMAXコーヒーみたいなものですよっ!!!! し、信じられませんっ!!
 パロディネタは全部無くなるのかと思いましたがスクライドネタが普通に出て来ましたね。取捨選択の基準が理解りません。
結衣「嘘・・・・・・」
 ショックの余りに虚ろな目で思わずヒッキーの携帯を取り落とす結衣の反応に笑いました。原作通りなのですが原作以上に仕上てくれたと思います。
 あれ、これは結衣が勉強をする事になる件はアニメではカットなのですか? それとも次回に回すのでしょうか? カットだったら残念なのでそうであってほしいです。
 あちゃー。材木座さん仕分けられちゃったかー。隼人が相談に来る場面は義輝の出番が完全に削られているのが残念ですなぁ。名前を覚えられていて尊厳が保たれる、其処から「ヒキタニくん」へ繋がるのが良いのではありませんか。
 ヒッキーと隼人がハモる場面がカットされてしまいました。あれはヒッキーがイケメンリア充である事が証明される場面なのに、それは死ぬほどどうでもいいことなのですか。
ヒッキー「人の粗探しは俺の百八の特技の一つだ」
 百八と言う数字を出した事に凄く共感が持てました。あたしもよくこういう言い方をします。
 ヒッキーに任せると言われて結衣が嬉しそうな顔をしますね。好きな人に頼りにされて本当に嬉しいのでしょうなぁ。
 結衣が超下手な話題の振り方で聞き取り調査を始める場面が好きです。姫菜が引いて優美子が結衣を嗜めている構図が面白いですね。
 暴走した姫菜に押された結衣の「あー、わかるわか、……ぅえ?」と言う反応が好きだったのでアニメでは変えられてしまい残念です。
「元来人間のコミュニケーションは、言語が三割程度、残りの七割は目の動きやちょっとした仕種から情報を集めている。つまり、逆説的に考えて会話しないぼっちでも、七割方コミュニケーションが出来ていると言う事である。違うか、違うな」
 一部の隙も無い完璧なロジックに心から納得させられました。ヒッキーは頭が良いのですね。最後の「チガウカ・チガウナ」と言う言葉の意味が理解りませんが、恐らくは自説の正しさを強調する(まじな)いか何かの類でしょう。
 ヒッキーの顔の前で手を振り挨拶する彩加が最高に可愛いです。これはヒッキーが求婚してしまうのも無理が無いと言うか、男なら迷わず求婚するレベルでしょう。アニガイルには不満ばかりですが、彩加の可愛さだけは奇蹟と言って良い完成度で再現されていますね。ニャル子さんおハス太とかはがないの幸村は気持ち悪くて苦手なのですが、不思議と彩加にはそれが全くありません。
ヒッキー「よく考えたら、というかよく考えなくても俺って男子の友達、いないんだな」
 限定条件をつけなくても友達そのものが居ないまである。
 隼人の周りに群がって黒板に書かれた名前の中に、相模があるのですね。こういう細かいところに気を配った描写は嬉しいです。
 来週の放送は正規の時間より一分遅れのようですが、何ですかその微妙な遅延は。素直に予定通りではいけないのですか。

 フォトカノを見ました。
 主人公が最低ですね。当たり前の様な顔で級友を脅迫しているのですから最低最悪の人間です。
新見「今日は遅いんだね」
 こ、怖ぁッ!? 何か監視されているみたいですよ!?
新見「下駄箱に何か入っているの?」
 だから怖いです!
 主人公が写真部に入って生き生きしていると言われていますが、それはあんまり良い意味とは思えないです。


 弐拾伍日 木曜日

 知人と偶さか同じバスに乗り合わせる機会がありまして、先行してバスの奥に進んでいく知人に対してミオさんは手近な席に座りました。翌日に話を聞けば知人は二人分の空席を探したのに、振り返ったらミオさんが居らず驚いたそうです。「何処に座ったんだよ?」と言われました。
 これが実に自然に単独行動している感じで、俺ガイルで小町がヒッキーと雪乃に言った「お兄ちゃんも雪乃さんも、そのナチュラルに単独行動取ろうとするのやめましょう」と言う台詞を思い出しました。常に単独行動ばかりを取り続けた結果、それがこれ以上無いほどに当たり前になっているのです。何かもうリアル比企谷八幡と言う感じがしますね。俺ガイル的に考えて俺マジヒッキー。

 ポケモンを見ました。
 然も壮大な物語である様に始まったエピソードNが全く盛り上がらないまま前回で終了し、今回から新章に突入と相成りましたがどうもそれほど面白そうに見えませんなぁ。主題歌も酷くありませんか。ベストウイッシュになってからどうも低調な印象です。
 EDの映像にタケシやカスミの姿が認められて嬉しくなったのですが、別にだからと言ってレギュラー復帰する訳ではないのですよね。なんなら登場するかどうかも怪しいまである。それにしても我ながら女女しいですね。もう何年も経っているのに、未だにカスミとタケシがレギュラーに復帰する事を夢見ているのですから。


 弐拾肆日 水曜日

 四巻の後に読んだ『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。B』の感想です。
@こうして平塚静は新たな戦端の口火を切る。
 ちなみにコーヒーに練乳を入れMAXコーヒー風にして飲むことを千葉ッシュという。ついでにいうと近未来バスケアニメをバスカッシュという。
 こういうのを読んで直ぐに影響される事をミオッシュと言う(言わない)。そんな訳で千葉ッシュを試してみました
「しかし、あれだろ、六月とかもうダメだろ。祝日はないし、雨降るし、なんか暑いし。六月なのにろくでもないってどういうことだよ!」
「それは下手」

 小町は厳しいですね。六月にもろくでもないとか凄く巧くないですか?
 おい、思い出すの諦めんなよ。
 このヒッキーが偶にやる自分の想像に自分で突っ込みを入れているのが楽しくて好きです。
「由比ヶ浜さんは浅慮だし、慎みがないし、深く考えずに思いつきだけで物を言うし、人の領域に無遠慮に踏み込んでくるし、その場しのぎで誤魔化すし、何かと騒がしいし」
「お前のほうが喧嘩してるみたいだぞ…」
 本人聞いたらたぶん泣くぞ。
「最後まで聞きなさい。いろいろと短所はあるけれど、……でも、悪い子ではないわ」

 どれだけ仲が良くなってもこの容赦の無さが雪乃ですね。良いぞ、もっと言え。
 ヒッキーのゲームに通信機能をつけないで欲しいと言うのは理解らないでもありませんね。別にそれだけが理由ではありませんがポケモン図鑑が完成した事なんて一度たりともありません。
 ロボポンの名前が出て来て思いますが、ヒッキーは守備範囲が広いと言うかこの作品はマイナーな方面にも手を広げますよね。それも例えばマイナーではあるけれど理解る人には理解る様な、「って、このネタが通じる人がどれだけいるのやら(笑)」みたいに言いつつかなり通じているみたいな、ある種の定番を抑えたマイナーではなく、ツボを外したマイナーと言う感じがします。マイナーであってもその界隈では知られているのではなく、ロボポンとか抑抑余り興味を持たれない領域でしょう。
「あなた、宮沢賢治好きね……」
 この静かにそっと言い含める様な言い方が心に残ります。
 他に全く思いつかない。なんなら戸塚のこと以外考えてないまである。
 出た、まである。わたりんを代表する特徴的な言い回しがこの「なんなら〜まである」ですね。ミオさんはこれが気に入っています。なんなら好きすぎて真似するまである。
Aやはり戸塚彩加との青春ラブコメはまちがっていない。
 ヒッキーの真似をして片手を挙げて「うん。よっ」と挨拶してから照れ笑いを浮かべる彩加が可愛いです。彩加可愛い、さいかわいい。
 彩加の「好きだから」を後で『おもいだす』で聞ける様、心に深く刻み込もうと聞き返すヒッキーの異常性が際立つます。もう彩加が好きにも程があります。
 特に話す人もいないし、することもないからとりあえず寝てるだけなんだ……。
 休み時間は寝るか本を読む時間ですよね?(ぉ
 ヒッキーの元気が無い事を見抜いてさり気無く気晴らしに誘った彩加は良い人ですしよく見ていますね。ヒッキーの元気が無い事なんてなんなら本人すら気付いていないまである。
 一人カラオケで五曲唄った程度で咽喉はともかく精神もやられるとは、ヒッキーらしからぬ事を言いますね。あたしなら二十曲や三十曲唄ったところで余裕です。
 だがちょっと待ってほしい。友達じゃないということは恋人の可能性もまだ残っているということだ。よし! いや、なんもよくない。
 何を言っているのですか(笑)。え、よくないの?
 なんだよ、太陽拳って天津飯だけの技じゃねぇのかよ。悟空もプリクラ使えんの?
 プリクラが太陽拳を使った訳で(いや、使ってないけど)、だからと言って悟空がプリクラを使えるとはならないでしょう。
 義輝は偶に「え、ち、違うのかな……」と動揺して素に戻るのが良い味を出していますね。
B雪ノ下雪乃はやっぱり猫が好き。
「……うるさい、バカ兄妹。くたばれ」
 比企谷家と言うと小町ばかりが甘やかされヒッキーが冷たい仕打ちを受けている印象があったので、こういう風に一緒くたに扱われているのが意外であると同時に安心しました。まぁ、その後でちゃんと(?)差を付けられているのですが。
 小町を溺愛する余りにヒッキーを敵視していると言う父親も、自分の経験則からヒッキーに注意を促しているのですから決して親子の絆が断絶している訳ではないのですね。
 ヒッキーも心配していますが小町の踏みそうで可愛いと言う発言は正気を疑いますね。踏みそうで可愛い、これまで耳にした事が無い、斬新な表現です。
 ここでお披露目されているのはブリーダーが育てた有料主であるらしく、グランドチャンピオンだのフェスティバルノミネートだのモンドセレクションだのグッドデザインだのと、どれくらい権威があるのか一目ではわかりにくい肩書きがついている。
 モンドセレクションも大概ですが、生きた犬にグッドデザインは申請した方も受賞した方もグッドではありません。。一目どころか目目連であっても権威があるのか理解りません。
Cちゃっかり比企谷小町は画策している。
 それにしても雪ノ下はちょっとアホっぽい子に好かれるよな。
 アホっぽい子に好かれるのは君もですね。
 ヒッキーは自分語りが好きですよね。何故か自分から人に過去の古傷(そりゃ古傷だから過去でしょう。未来の古傷とかありません)を見せ付けようとします。
 さっそく小町に電話してみる。すると、なんかまたよくわからない音楽がじゃんじゃか鳴っていた。で、何、なんでこいつの携帯歌ってんの?
 これの元ネタは何でしょうか? シンフォギア?
 工具は論外として、万年筆は誕生日プレゼントでそれほど悪い選択肢でもないと思います。結衣が喜ぶかは怪しいですがそんなにおかしくありませんよ。
『お兄ちゃん、小町を誰だと思ってるの? お兄ちゃんの妹だよ?』
 おお、なんか感動的なことを言われたぞ。
『だから、一人全然平気! むしろ、一人の方が生き生きしてるよ!』
 理由がとっても悲しかった。

 この流れは素敵ですね。この小町の発言はヒッキーと雪乃を二人きりにする口実でしょうが、一人でも平気と言うのは強ち嘘でもないのでしょうね。
 結衣の趣味嗜好が理解らないからと言って洋服を伸ばしたりして買うかどうか考える雪乃が変です。
 ヒッキーに似合っていると言われてそのエプロンを買う雪乃も雪乃で分かり易いですねぇ。凄く嬉しかったのでしょうなぁ。
 ミオさんはクレーンゲームで景品が取れた試しがありません。なんならゲームセンターに行かないまである。だから寡聞にして存じないのですが、代わりにとってくれるサービスと言うのは本当にあるのですか?
「…………。返さないわよ」
 この台詞が凄く良いですねぇ。
 わたし、気になります! ディスティニーランドと言うのは明らかにディズニーランドの事でしょうが、パンダのパンさんにも何かモデルがあるのでしょうか? 雪乃の説明が具体的なので気になってしまいます。
 雪ノ下陽乃に抱いた印象はとにかく嫌な存在です。所作の一つひとつが邪悪に見えます。
「はぁ? そんなのお前も対して変わらんだろ。遠まわしな自慢か」
 最後の表現がヒッキーの言葉が本音である事を物語っていますね。これは雪乃にとっては嬉しいでしょう。
Dそれでも材木座義輝は荒野に一人、慟哭す。
 その間際、「……え? 彼女、いない? ……あ、あー。あれ?」と小さな声が聞こえた気がした。
 この状況に理解が追い着いていない反応が良いですね。でもそれより結衣は戸塚ときゃっきゃうふふの方に気を配るべきです。
 こいつやっぱり勘違いしてやがった……。普段の俺たち見てたらありえないだろ、気付け。
 普段の君達を見ているからこそ勘違いしたのだと思います。
 ゲームと言えばビデオゲームを連想してアナログゲームに馴染みが無い結衣と、ビデオゲームをピコピコと呼称する雪乃、両極端ですがどちらもらしいですね。
「あとは、新しいFFとか。画面超綺麗だし、超かっこいいよ! しかも、映画みたいで超泣けるから! それと、チョコボとか超可愛いし」
「ぺっ」

 この時ばかりは唾を吐き捨てた義輝に心から共感しました(笑)。この結衣の言葉はそれはもう見事なまでに神経を逆撫でしますね。
「比企谷くんの言うことはよくわからないわね………だから、後で詳しく」
 だからの使い方がおかしいです(笑)。良いですね、「だから、後で詳しく」。
「え、は、八幡。我、今何か変だったかな?)
 義輝がこれを素で聞いているのが可笑しいです。義輝は自分が他人から見たら奇異な振る舞いをしている自覚が無かったのですか。
 私は大富豪乃至は大貧民のルールを知りません。だからと言う訳ではありませんがヒッキーが大富豪をローカルルールまで含めて知っているのが意外でした。一人では出来ないゲームなのにどうして知っているのでしょうか?
 TCGは対人戦でやるからこそ面白いので、ゲームソフトでコンピューターと対戦しても単調に終わるのですよね。コミュニケーションも含めての面白さなのだと痛感します。そしてザ・ミラクルオブザゾーンに到ってはやっている人を見た事がありません。
「集団心理など俺には通用しない……。なぜならいつも集団から弾かれているからな!」
 前半は格好良い事を言っていたのにね・・・。
「……んだよ、こっち見んな。俺の肉体に興味持つな」
「は、はぁっ!? ぜ、全っ然見てないし! 興味とかあるわけないでしょっ!? ばっかじゃないの!?」
 机を叩かれて思いっきり怒鳴られた。いや、そんな顔真っ赤にして怒らんでも。冗談ですよ、冗談。

 結衣に対してこの冗談は酷です。半裸の好きな相手にこんな事を言われたらどう思うでしょうか。どう思うのでしょうね?
「別に……。礼を言われる筋合いはねぇよ。俺は俺がやりたいようにやってるだけだ」
「うむ、どうでもいいがその格好で言うと開き直った変態にしか思えぬな」

 その光景を想像して笑いました。パンツ一枚で「俺は俺がやりたいようにやってるだけだ(キリッ」は酷いですね(笑)。
 ヒッキーが脱ぎ始めたら完全に無視を決め込んだ雪乃は実に雪乃らしいですね。ヒッキーも言っていますが流石です。
「始め方が正しくなくても、中途半端でも、でも嘘でも偽者でもなくて……、好きって気持ちに間違いなんてない……と、思う、けど」
 これはそのまま結衣からヒッキーへの気持ちを表しているのですね。確かに好きになったきっかけは正しくなかったかも知れない、でも好きなのは確かな事実です。
 彩加がチョココロネを食べる姿が如何に可愛いのか力説するヒッキーは変態染みていますね。舌の動きがこう、ではありませんよ!
Eようやく彼と彼女の始まりが終わる。
「……ゆきのん、あたしの誕生日覚えててくれたんだ」
 いや、覚えてたというかメアドから推測しただけだぞ、そいつ。

 結衣が阿呆なので感動的な美談の様に仕立てられていますが、ちょっと怖い話ですよね。
「……なんでそんなふうに思うの? 同情とか、気を遣うとか、……そんなふうに思ったこと、一度もないよ。あたしは、ただ……」
 凄く切ないですね。気持ちに応えて貰えないのならともかく、気持ちがこんな風に歪んでしか受け取って貰えないなんて凄く辛いでしょう。
「なんか、難しくてよくわかんなくなっちゃってきちゃった……。もっと簡単なことだと思ったんだけどな……」
 素直に好きだからその気持ちを伝える、簡単な筈なのに簡単にならない歯痒さがありますね。この台詞が凄く秀逸で胸が張り裂けそうになりました。
 ヒッキーと結衣の蟠りを解いた雪乃は、執拗なまでに「あなたたちは」と言う表現を意識して使っていますね。「あなたたち」は被害者であり、そして加害者は・・・。
 ヒッキーからのプレゼントである犬の首輪を心から嬉しそうに自分に着ける結衣に笑いました。これはもう着け始めた瞬間に読めましたわ。
 ヒッキーと結衣の関係が崩れてしまっていたのが見ていて息苦しくて辛かったので、元の状態に戻ってくれて安堵しました。やっぱりこの何時もの距離感が楽しいです。
ぼーなすとらっく!「たとえばこんなバースデーソング」
 読む前にドラマCDを聞きました。変態(笑)のドラマCDを聞いた時も同じ事を思ったのですがテンポの悪さが気になりますなぁ。ドラマCDを余り聞かないのですがこういうものなのでしょうか? その場にもっと大勢が居る筈なのにその瞬間には一人か二人しか居ない様な間が気になります。それと小町の声が全く合っていません。聞いて苛立つレベルです。
「……あー。や、や、でもヒッキーも、そのー、基本クズだけど、ときどき優しい、というか、プレゼント、くれたり、とか」
 基本クズなのかよ。
 静は結衣には甘いですね。ヒッキーが同じ事を言ったら間違い無く殴っていそうですが、結衣が相手だと殴りません。酷い差別です。
「あ、そうだ! 先生もパーティー来ません?」
 主賓が誘うのはどうなのですか。「お前もあたしの誕生日祝えや」と言っているに等しいです。
 ヒッキーが立派な人間と言うのを「あっはっはっ! それはないない!」と大笑いして否定する結衣が酷いですね。
「ば、バカ! お、お前、な、何言ってんだよ!? ――小町は俺だけの妹だ。誰にもやらん」
 お前が何を言ってんだよ。台詞の後に心の中でも沁沁と「絶対に、誰にもやらん。」と呟いているのが徹底しています。
「醜い争いね……。私は毎回誘われるけれど一度たりとも行ったことがないわ。私の勝ち、ということでいいかしら?」
 雪乃の負けず嫌いは感心してしまうほど徹底していますよね。此処は対抗するべき場面ではありませんし勝ち誇る場面でもありません。
 彩加との結婚を妄想してしまうヒッキーと、そんなヒッキーにキモいと言い放つ結衣の光景が落ち着きますなぁ。でも結局、ヒッキーとの共同作業が実現しなかった結衣が少し可哀相でした。
 あたしゃ血液型占いとか血液型別性格判断に興味が無く――もっと言えばこんな物が罷り通っているのが解せない――一般的に言われる様な血液型の特徴が理解らないので、血液型に関する各人の反応にさっぱりついていけませんでした。ヒッキーがA型と言われても全くおかしいとも思えません。
「それもうシスコンっていうかただの変態だよ!」
「まぁ小町的にはそれはそれでアリなんですけどね。あ、今の小町的にポイント高いかも?」
「社会的にポイント低いよ! この子もちょっと変だ! やっぱり兄妹だ!」

 酷い会話ですね(笑)。
 ケーキに桃が入っていたのは嘗て結衣がクッキーに桃を入れようとしたのを覚えていたからでしょうか。
 ヒッキーとかゆきのんとか結衣が考えたあだ名は結衣しか使っていませんよね。
 結衣が自分のあだ名に『ゆいゆい』を提案するのがそんなに痛いとも思いませんでしたが、ヒッキーと雪乃の反応が酷くて笑いました。それにしても自分で『ゆいゆい』と言い出すのがそんなに痛いのでしょうか? 度し難いです。ゆいゆいかわゆいゆい。
 ドリンクバーに全員分のお代わりを取りに行くヒッキーですが、よくそんな大勢のコップが誰のなのか把握出来ますね。分からなくなってしまいそうです。
 ドラマCDにキャラクターソングが収録されていますが、それよりもカラオケで各人が唄う様子が聞きたかったですなぁ。正直キャラソンの方は然して印象に残らない無難で凡庸な曲でした。だったら義輝の『勇者王誕生!』とかの方が聞きたいですよ。


 弐拾参日 火曜日

 例によって例の如くふと頭の中に浮かんだ曲。これまでの経験からしてアニメの主題歌なのですがそうと断言し切れない、そんな気持ちで居ましたが今回は早くに思い出せました。スパイラル〜推理の絆〜のOPです。断言し切れないと言いつつ完全にアニメの主題歌ですね(ぉ

 喫茶黒うさぎ第287回を聞きました。
矢野「道具使いますからね、烏は」
田村「へ? 動物を飼うの・・・?」
 あたしも最初「動物飼いますからね」に聞こえたので、村さんが何に驚いているのかが直ぐに理解りました。
田村「多分(烏は)ゆかりより頭良い」
 一人としてそんな事は無いとフォローしていないのが泣けます(笑)。
 江端某が言っている一人暮らしで大変な事は、単に慣れておらず面倒と言うだけですよね。一人暮らしで大変な事と言うのは適当な例が浮かびませんが、一人ではどうしようもない事を言うと思います。どうあっても一人では何ともならない、複数ではないと出来ない事とかです。


 弐拾弐日 月曜日

○週刊少年ジャンプ 2013年 21号
読切 DARK PAWN‐闇の質屋‐
 設定やアイディアは見所がありますが話は無難に終わってしまっています。そういえばぬら孫はもう終わったのですね。
読切 ぶらんにゅー SCHOOL DAY
 青春ラブコメがまちがってそうな話でした(ぇー
BLEACH 534.Everything But the Rain Op.7 “Hole of Reproach”
 竜弦が誠実で良い人ですねぇ。ぐんぐん好感度が上昇していきます。
めだかボックス 第191箱「あれから十年」
 何から何まで望んでいない流れです。十年後の姿なんて別に見とうありませんでしたし、バーミーを筆頭に劣化が激しいです。それに高貴ちゃんがめだかを諦め処理と結婚しているなんて知りたくありませんでしたよ。心から落胆し幻滅しています。


 弐拾壱日 日曜日

 黒うさぎ。
 通ぶるとかスリーぶるとかスリプルとか関係無くB面曲の方が良い曲である事が屡。
 部屋で物音がすると幽霊やお化けよりも人が居るのではと怖くなるのは理解ります。なんなら、トイレットペーパーが減っているだけで誰かが侵入したのではと怯えるまである。

○獣電戦隊キョウリュウジャー ブレイブ10 『ザンダーッ!ゴールドふっかつ』
 空蝉丸が腹立たしさをはらただしさと発音していますね。ドゴルドは正しくはらだたしさと発音しているのですから、誰か注意するべきではないのですか。
 文献を見ただけで雷電剣を再現出来るソウジの父親は凄いですね。
 通常のデーボモンスターより強いカンブリ魔が二人に戦騎が勢揃いとは何と錚錚たる面子でしょうか。まさに本気の総力戦です。
 本人は知りませんがブラックとアイガロンは因縁の対決ですね。
 トリン一人のスピリットを獣電池に入れるのは躊躇するのに、シアンが加わっただけで迷わずに撃つのですか。成功率が上がるにせよ其処まで極端に変化するほどの根拠は無いでしょう。
 プテライデンオーは正義に戻ったらマントを脱ぎ捨ててしまうのですか。マントが格好良かったので残念です。これなら悪のままで居て欲しかったですわ。
 キョウリュウゴールドは一人で幹部を圧倒する活躍を見せましたが、戦騎はそんなに強くありませんからゴールドの緒戦はそれほど印象には残りませんなぁ。

○仮面ライダーウィザード 第32話 『危険なアルバイト』
 だからどうして仮面ライダーでスカイツリーの受信確認テストをするのですか! 絶望してしまいますよ! でも無事に映っているのがせめてもの救いです。もしもこれで映らなかったら本当に絶望の余りにファントムを生み出して、そのファントムがこのテストを決定した人間をどうにかしてしまうところでした。
 ウィザードやビーストが助けてくれると考えればゲートはお金を貰えてラッキーですね。
 未だにビーストハイパーがビーストより強い印象がありませんなぁ。
 ビーストハイパーのみならずウィザードインフィニティまで変身してしまいますか。しかもそれでも敵を仕留め切れないのですから、本当に最近のライダーは強化形態を安売りします。

 ハンターハンター。
 アニメだとカイトが登場していないから視聴者からしたら「誰?」状態ではないかと思ったのですが、ゴンもその状態でした(ぉ
 カイトの声はスコット・シンプソンですか。池田秀一の声は凄く格好良くて大好きですが、カイトには合っていませんなぁ。


 弐拾日 土曜日

○とある科学の超電磁砲(レールガン)S #2 『寿命中断(クリティカル)
 幼い少女の気持ちを実験に利用するのですから改めて酷い話ですね。あのくらいの年齢でああいうリハビリを見せられ、自分の力で助けられると言われたら手を貸すでしょう。それにしてもアニメを見てより強く思ったのは、原作の絵が如何に漫画として優れていたのかと言う点です。リハビリを見守る小っちゃい美琴の表情とか原作の方がずっと良かったです。これは何もアニメを貶している訳ではなく、それだけ原作が並外れて優れていると言いたいのです。
 喫茶店女が声をかけたのに美琴に全力でスルーされたのは・・・嫌われているからではないですかね(ぉ
 え、あ、これ布束砥信ですか? 声がか細いし、何より見た目が原作と違っているので気付くのに時間を要しました。原作だと少し癖のある目付きが特徴でしたが、アニメではそれが無くなって背景に紛れていても気付かない平平凡凡の顔になっています。別に砥信が好きだった訳ではありませんが酷く落胆させられました。あの目付きは彼女の魅力と言って差し支えなかったと思うのですがねぇ
 砥信のスキルアウト撃退にアニメで麻酔が加わったのは悪くない改変ですね。話術と演出だけだとそんなに巧く行かないと思いながらもフィクションだからと妥協して納得していました。

○変態王子と笑わない猫。 『妖精さんは怒らない』
 ポン太の貴重な出番や小豆梓の母親と電話で会話する場面が削られてしまいましたね。
 陽人と月子がつくしから逃げる時に使ったタクシーの運転手が良い味を出していたのでアニメで削られてしまったのは残念です。
 良くも悪くも原作通りの内容で、不可思議なほど感想が出て来ませんなぁ。原作を上回る部分が無いとアニメで見る意味がありませんから無難で物足りないと思ったりはしますが、大いに不満が残る出来になるよりはずっと良いのでこれは贅沢でしょう。不満と言えば上で挙げたカットですがそれも致命的な問題ではありませんし、俺ガイルと比較すればこれはずっと恵まれていますね。


 壱拾玖日 金曜日

○やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 『Bたまにラブコメの神様はいいことをする。』
 戸部の声が野太くて鬱陶しいですなぁ。もう少し吹けば飛んでしまう様な軽い声だと思っていましたし、見た目も想像とは全く違いましたわ。
 OP映像でサビの直前のに映る結衣が綺麗ですね。
 内輪ノリについて話している時に結衣の「あたしももっと話したいなー、とか。……べ、別に変な意味じゃなくて! ゆ、ゆきのんも一緒にってことだよ!? ちゃんとその辺わかってる!?」が無くなっていますね。その後の入学式当日に起きた事故の件も省かれましたし、アニメは全体的に結衣がヒッキーに好意を表現する台詞が省略気味ですなぁ。
 彩加に何をしているのか聞かれて別に何も無いと応えた結衣を見て、ヒッキーの「鳥かよ、すぐ忘れんな。」と言う心中の呟きが無くなって残念です。
 仲良しと言われて照れる結衣も、マリオテニスでトラウマが発掘されるヒッキーも、「お前、ジュースのパシりはいいの?」も無くて残念でなりません。軽妙で面白い会話を軒並みカットして言ったら作品の魅力を全て削っているに等しいではありませんか。
結衣「書くよ! 入部届けくらい何枚でも書くよっ!」
 此処は「仲間に入れてよっ!」までちゃんと言って欲しかったですなぁ。それと細かいところでは「はんこはんこ」も見たかったです。
 結衣の書いた『にゅうぶとどけ』は酷い内容ですね(笑)。『にゅうぶとどけ♡ 私は奉仕部に入部します!v(o ・ω・ o) ィェィ♪ 2年F組 由比ヶ浜結衣』ですよ。v(o ・ω・ o) ィェィ♪ではありません。
 展開が早くてあっと言う間ですなぁ。何かダイジェストを見ている様な気分です。気分と言うか練習の場面は完全にダイジェストでしょう。痩せると聞いて結衣が腕立て伏せを始めたり、腕立て伏せをやりながら漏らす結衣と彩加の吐息にヒッキーと義輝が煩悩に塗れたりする場面が無くなっていて残念でなりません。
 原作だとテニスの試合をする前にヒッキーが義輝にテニスの経験を聞いて、しつこくミュージカルの日本語訳を聞かれるのが面白かったのですがそれもこれも含めてカットなのですねぇ。しかしミュージカルを日本語に訳すと言うと難しいですね。強いて言えば演劇なのでしょうがそれだとニュアンスが伝わり切りません。だから唄って踊れる庭球の舞台とでも言いましょうか(ぇ
 例によって「なんでお前がやんの? バカなの? それとも俺のこと好きなの?」「は、……はぁ? な、何言ってんのバカじゃん。バァ――――――カ!!」とか「なっ!? 何それ!? い、いつも見てるってこと!? キモいキモい! マジでキモいからっ!」「大丈夫! 全然見てないよ! 眼中にないよ! 安心して! ていうか、ぶたないで!」「なんか……それもムカつくんだけど……」の結衣からヒッキーへの好意を示すやり取りがカットされていますなぁ。これだけ結衣の気持ちを表す場面が無くなるとかなり彼女の印象を異なってしまうのではありませんか。
 アニメとして動きが求められるスポーツの場面なのにテニスの試合が止め絵ばかりで何の見所もありません。そして何よりヒッキーの奸智が表れるラケットがロケットになっちゃった作戦も無いのですねぇ。

 金曜ロードショーで『映画 名探偵コナン 11人目のストライカー』を見ました。
 サッカーボールを筆頭にやたらとCGの使用が目立つ映画ですね。しかもそのCGの使い方が別にCGならではと言う訳ではありませんし、出来も稚拙なので違和感や不自然さばかりが目立ちますわ。これには何の意図があるのでしょうか。
 本人が声を担当しているであろうサッカー選手の演技が酷いです。素人がやると棒読みになる事は儘ありますが、これはその中でも飛び抜けて酷いでしょう。棒読みとか演技が下手と言うのを越えて、もう笑いが止まりませんでした。こんなに笑わせては失敗ではないでしょうか。
犯人「絵じゃない手だ! ハンドリングのハンド!」
 親切な犯人ですね(笑)。
 コナンの映画では定番となった子供の出演がありますが、先のサッカー選手を聞いた後だと随分とマシに聞こえます。てか、サッカー選手より子供の方が上手ではありませんか(笑)。
スタッフ「きゃ〜! あんなところを子供が!」
 笑いました。コナンがスケボーで超人的な動きをしたのにも反応に困りつつ大笑いしたのですが、其処へ来てこの急に常識を取り戻した様な台詞が堪らなくシュールです。
哀「まさか、工藤君!?」
 いやいやいや、よく理解りましたね。本当にまさかですよ。
哀「工藤君、そんなところで何を・・・」
 本当にそんなところで何をしているのですか。もうギャグにしか見えません、。
 脚を負傷した一雅が自分から東京スピリッツとの契約を断ったのがまるで美談の様に扱われていますが、手術や入院の治療費まで出した上で十五分だけの出場でも良いからと契約を求めたのに断られたスピリッツは損ではありませんか。
 無関係とは言わないまでも然程 重要ではないコナンとカズのやり取りが無駄に長く単調な場面になっています。此処はもっと短くて良いでしょうよ。
 小五郎がサポーターを連れて路上で騒ぎ救急車を引き止めたと言うのを聞いた時は愕然としました。原作の重要人物をアニメオリジナルの映画でこんな最低の人間に貶めてしまうのは何を考えているのだろうか、と。しかしその後でそれには誤解があったと明かされ一安心です。流石に本当に小五郎を最低最悪にはしませんね。でも言われるまでその出来事を忘れていた小五郎が、急に仔細を話せたのは不自然です。
 コナンが一雅に熱く説教をするシリアスな良い場面の筈なのに、其処で遠藤の酷い演技が挿入されるので感動も何も台無しです。それまでの盛り上がったテンションが全て笑いに変換されてしまいましたよ。
 少年探偵団が次から次にボールを手渡し最後にコナンに届く場面はゴレンジャーストームを思い出しました。いいわね? いくわよっ!
 これはコナン映画史上で最低の出来ではないでしょうか。不自然に目立つCG、ちぐはぐな事件と物語、いくらなんでも突飛で荒唐無稽なコナンのアクション、単に下手と言う域を通り過ぎ作品全体を台無しにし兼ねないサッカー選手の演技など、これらの要素が絡まって実に混沌とした酷い作品になってしまっています。


 壱拾捌日 木曜日

 『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。C』の感想です。諸事情で三巻よりも先に読んだので、感想もその順で書くとします。
@こうして比企谷八幡の夏休みは過ぎてゆく。
 大人だって、甘えたいときがある。コーヒーはMAXコーヒー。
 脳内で最近流行のステルスマーケティングを決めてみた。まぁ、お金もらってないからステマ成立してねぇけど。

 第一、脳内と言う時点で何処にもマーケティングになっていません。こんな『人生は苦いから、コーヒーくらいは甘くていい……』に匹敵する素晴らしい文句に釣られるのはミオさんくらいです。
「そういうのは普段からの積み重ねだからなぁ」
「だから、小町もちゃんと積んで重ねてたよ?」

 こういう切り返しが出来る辺りが流石はヒッキーの妹ですね。
 お前は新アニメが始まるたびに「クソだったからアバンで切った」とか「ゴミだったからAパートで切った」とかって得意気に言い出す輩か。
 アニメの切った自慢は本当に理解に苦しみます。アニメは切るものではなく見るものです。見る事こそ自慢になれど、切る事が自慢になる筈がありません。せめて四十八話くらいは見てから切るかどうか判断して欲しいですね。
 集団で連れたって歩いている人の歩みが遅く感じられると言うのはとても納得が出来ます。いやもう、目の前をのろのろ歩くな鬱陶しいとか思いますよ。
 だいたい一人で歩いている男の子はいつもこういうことを考えているものである。結構楽しいぞ。
 うおおお、び、吃驚したぁ! 心を読まれたのかと思いましたよ! どうしてミオさんの思考が理解るのですか! 歩いている時は無駄に思考が加速するのですよね。小生もよく歩いている最中にこの日記に書く文面が浮かんでは消え浮かんでは消えます。消えちゃうのかよ。もう素晴らしい文章が思い浮かび自分が天才ではないかと確信を得ます。アイ・アム・テンサイ! しかし帰ってきていざ書こうとするとその文章が帰って来ないのですから困ったものです。歩行中は単調な作業の繰り返しなので集中出来て考えが纏まり易いのですよね。
 雪乃の物真似をするヒッキーに笑いました。台詞が特徴を掴んでいるのが憎いです。
 けど、似てたか。風呂入るたびに鏡の前で練習していた成果が出たな。何してんだ俺は。
 いや本当に何をしているのですか。鏡の前で毎日 級友の物真似を練習しているとかちょっとおかしいです。ヒッキー、マジキモい! もしかして雪乃の事が好きなの?
 ヒッキーが結衣を警戒している、距離の保ち方が理解らないと言うのを見て、「あぁ、これはどうやら未だ読んでいない三巻で何か大きな出来事があったのだな」と思わされました。しかしながら意識した形ではあるもののヒッキーと結衣が以前と変わらない形で話しているのに取り敢えずは安堵します。
 ヒッキーがその場で考えた夏生まれは暑さに耐性が無いと言う話に「はー。なるほどね〜」と納得する結衣が心配になりました。アホの子ですか?
 事ある毎に彩加が好きだとアピールするヒッキーとそれを受けて頭を抱える結衣の構図が面白いですね。
Aどうしても、平塚静からは逃げられない。
 そう、俺は自由だ。英語でいうとフリーダムだ。ガンダムだ。俺が、俺たちがガンダムだ。
 貴方はスーパーパイロットでしょ(声的な意味で)。
「出かけるのはいいけど、着替えろよ。その格好で外出されたら俺は道行く男子の目にレーザーポインター浴びせにゃならんああ、今の八幡的にポイント高いよな?」
「いやぁ、そのシスコンっぷりは正直キモいけど。あとやり方が外道」

 どうしてヒッキーはそれで八幡的にポイントが高いと思ったのですか(笑)。
 小生もコナンを見て『secret makes woman a woman』を連呼していた時期があったのでこれを使った小町に共感を覚えました。
 いかん、このままでは小町が雪ノ下の毒牙にかかってしまう。由比ヶ浜は既に手遅れだが、小町にはまともな道を歩いてもらいたい。
 結衣は手遅れなんだ・・・。そしてヒッキーが雪乃をどう思っているのかよく理解りました。
「小町、雪ノ下に感謝はしなくていい。むしろ、妹による介助が必要だと判断させてしまうこの俺の屑っぷりに感謝するべきだ!」
 ふふん、言ってやった。これで小町は兄である俺に感謝と尊敬と愛情を向けるに違いない。

 何処の世界に屑に尊敬を向ける人が居るのですか。
B誰に対しても葉山隼人はそつがない。
 MOは普及しなかったと言うか私は使わなかったので縁遠いと言うか親しみを覚えませんなぁ。
 隼人の一段が登場したのには、「げげっ」と言う感じです。あんまり出て来て欲しくありませんしヒッキーに絡んで来て欲しくありません。
 いきなりお互いに敬語を使って距離を開けるヒッキーと雪乃の距離感が良いですね。心地良いです。
 話し相手が居ないからクールで落ち着いて見えると言うのは正論です。ソースは俺。
「確かに大変かもしれない……。ヒキタニ君、受けオーラ凄いしヘタレ受けって感じだから葉山君に迫られたら即墜ちそう」
「そ、そっか……気をつける」

 それは・・・本当に気を付けた方が良さそうですね・・・。
 ルミルミこと鶴見留美は総武高校に居る鶴見教諭と同じ苗字なのですが、これは何か血縁関係があるのですかね? 最初に四巻を読んだ時は見落としていましたが、後に一巻を読み返して気付きました。
 「小町」「ほいさっさ」で話が通じて梨を剥き始める兄妹の絆が良いですね。
「げっ! ほんとだ! ヒッキー無駄にうまい……きもい」
「げっ、てなんだ、げって。……え、きもい?」

 梨を綺麗に剥いたのにきもいと呼ばれるのが不憫です。そんなヒッキーの様子を見て――食べるのに適していない形にしてまで――技量の違いを見せつけようとする雪乃の負けず嫌いは筋金入りですね。
 千葉県民は関東以外の地理に弱い。地理といえば、関東で千葉が何位かしか興味がない。東京、神奈川の二強はさておいて、熾烈な三位争いを埼玉と繰り広げるだけで精一杯なのだ。
 この話は喫茶黒うさぎ〜秘密の小部屋〜第242回でも矢野さん(埼玉代表)と澤畠さん(千葉代表)でしていましたね。因みにミオさんは全ての地理に弱いです。なんなら、日本地図を見ても自分の出身県が理解らないまである。ところで千葉県と言うのは実在したのですか? あの有名な、東京ディズニーランドは名前に東京とついているのに実は東京には無いと言う都市伝説に出て来るだけの、架空の知名だと思っていました(ぉ そんな千葉が関東三位を名乗ろうなんて烏滸がましいですね。関東三位は北関東最大の都市を有する県です。
C唐突に海老名姫菜は布教を開始する。
「……ヒキタニくんはさ、ゆ」
 ゆ? ゆ・・・何ですか? 「ヒキタニくんさは、ユニークな発想で愉快だよね」とでも言おうとしたのですか。名前を間違えられてるんだからこっちは不愉快だっつうの。ヒキタニくんじゃない、ヒッキーだ! 覚えとけ!
 だが、いい奴なのだとしたら話を広げてやれなかったのが申し訳ない。あまりにも申し訳ないので今後は迷惑をかけないように二度と話をしないことにした。
 配慮と結論が普通からかっとんでいますね(笑)。
 しかし、ロリコンさんって誰のことだろうな。俺はシスコンだし……。
 シスコンの自覚はあったのですね・・・。ところでローリエからロリエたんを想像したヒッキーに冷笑を浴びせる雪乃ですが、それはつまり彼女もローリエからそういうのを連想したと言う事ですよね。
「はいっ! あたし、フルーツがいいと思う! 桃とか!」
 クッキーを作る時も桃の缶詰を入れていましたし結衣は桃が好きですね。しかし小学生にも劣るレベルのアイディアを提案し、あの隼人に複雑な表情をさせて邪魔者扱いされる結衣は流石と言わざるを得ません。駄目な意味で。
「八幡の隣ならどこでもいいよ」
 ぶはっ。戸塚可愛い、とつかわいい。
 みそピーを家で食べるのが千葉人だけと言っていますがそれは嘘ですね。何故なら私は千葉とは縁も所縁も般若もありませんが家で何度もみそピーを食しました。なんなら給食で出たまである。つまりみそピーを食べるのは千葉人だけではない。Q.E.D.(証明終了)
 由比ヶ浜は本当に凄いな。俺が女だったらお前と友達になりたいってきっと思うよ。
 男だから友達になりたくないと言う事ですか・・・。
 姫菜が暴走を始めそうになった刹那、隼人と優美子の連携が凄いですね。優美子のみならず隼人もかなり手馴れていますな。
D一人、雪ノ下雪乃は夜空を見上げる。
 かぽーん、と風呂独特の音がした。いつも思うんだが、このかぽーんって何の音なんだろうな? 風呂桶の音?
 その疑問は創作物で見かけた時に浮かぶものであって、現実で直面したのであればその場で確かめられるでしょうよ。
 八幡の着替え中に彩加が遭遇してしまうと言うイベントは誰に向けてのサービスなのでしょうか。しかも挿絵までありますよ。第一、どうして彩加はいきなり入ってきたのですか。不自然極まりありません。
 戸塚に好きな女の子はいない。じゃ、じゃあ好きな男の子はどうなんでしょうか。
 全く同じ事を思いました(ぉ 彩加が「……女の子、かぁ」なんて溜めて言うから邪推してしまいますよ。
「……Y」
 Y! イニシャルがY! イニシャルがYと言うと、隼人の好きな相手はYUMIKO! 優美子、三浦優美子ですね! うん、間違いありません! 他に居ませんからね。他にこの作品でイニシャルがYの人物を少し考えてみましたが・・・それ以外の人物には・・・う〜〜ん・・・ちょっと想像つかないわね。うん、思い当たりませんね。これはもうヒッキーが孤高で、彩加が可愛くて、小町が妹で、Yukinoshita Yukinoが氷の女王で、Yuigahama Yuiがアホと言うくらい疑いの余地が無い確固たる事実でしょう。葉山隼人はYumiko Miuraが好き。
 気遣いのできる大和撫子……。うーん、小町的にギリギリありな気が……
 ありなのですか。
E不覚にも、比企谷八幡は水着を持ってきていない。
 大した事ではないのですが戸塚と戸部の苗字が少し被っているのが気になります。音で聞けば全然違いますが、字面だけだと似ているので今回の様に共に行動していると偶に混同して混乱しますわ。
 題名:彩加だよ。
 本分:八幡、おはよ。初めてのメール、です。これからもよろしくね!

 これはヒッキーならずとも興奮しますわ。「彩加だよ」とか半端な破壊力ではありません。あと本ではなく本だと思います。
 朝餉の席にて自然にヒッキーのお代わりを装おうとする小町が良い妹ですねぇ。ヒッキーにご飯を盛りたいと申し出る結衣も良い恋心です。
 優美子が雪乃に勝利宣言したのを皮切りに、次から次へと皆が慰める光景が笑えます。
「美人……ふへ」
 アホっぽい(笑)。ゆいゆいかわゆいゆい。
「なるほ……え、あ、そ、そうだよ! おかしいよ!」
 雪乃と留美が居なかったらそのまま納得していましたね。何がおかしいのか分かっていません。
F最後に鶴見留美は自分の道を選び取る。
 チェーンメール事件の時も周囲の悪意に心から驚く、底抜けに良い人であった隼人ですが、それが更に強調されましたね。どうあっても人間の善性を信じる生粋の善人です。これは恐らく偽善者の類ではなく本気なのでしょうが、恵まれた環境で温もりに囲まれて育ったのでしょうなぁ。
 隼人が結衣を可哀相な物を見る目で見て、雪乃がそっと目を伏せ哀しそうな表情をする、由比ヶ浜結衣を偲ぶ会みたいな雰囲気が良いですね。結衣は本当に隼人と同じグループに居たのかすら怪しくなると言うか、隼人が結構厳しい。
 ヒッキーの目がゾンビみたいと誹謗する雪乃が酷い様に見えますが、先に攻撃を仕掛けているのはヒッキーなのですよね。どっちもどっちと言うか自業自得と言うか、ヒッキーは余計な一言が多いです。
「なんか……、あたしバカみたい……」
 みたいと言うか、“そのもの”ですね・・・。
 ヒッキーの考えた方法は乱暴と言うか残酷ですよね。容赦がありません。
 それまでヒキタニくんと呼んでいた隼人が比企谷君と正しく呼称し、仲良くできなかったろうなと宣言するのは強烈な幕引きでした。誰にでも分け隔てなく接し、闇に紛れたヒッキーの存在すら認識し、声をかけるのも憚れるヒッキーにも笑顔で話しかける、そんな隼人の言葉だからこそ衝撃が大きいです。
Gそして、雪ノ下雪乃を乗せた車は走り出す。
 強引な方法ではありましたが問題が一応の決着を見せ、余韻に浸っていたのですが、雪ノ下陽乃の登場でその空気が一瞬で破壊されました。重い展開になってしまうのですね。確かに雪乃の過去や家族に何かある事は示唆されていましたが、はっきりと其処に踏み込んでいくのだと宣言された感じです。


 壱拾漆日 水曜日

 喫茶黒うさぎ第286回を聞きました。
 ゴミ捨て場で愛の告白とは変わっていますね。相手が雪ノ下雪乃なら「どうやら貴方は自分が塵芥に等しい存在でしかないと自覚している様ね」とでも言われてしまいそうです。

 グーグルで検索ワードに『千葉ッシュ』と入れて検索すると一番上にウィキペディアにある『マックスコーヒー』の記事が出ました。
 え、何なの? 千葉ッシュなんて単語が使われていないのにどうして出て来るの? グーグルはエスパーなの? それともファンなの? あ、ファンか。そうか、グーグルは俺ガイルのファンだったのですね。だから千葉ッシュから当然の様にマックスコーヒーを連想したのですね。納得しました(ぇ
 それにしても、グーグルが俺ガイルのファンですか。ククク、俺ガイルに目を付けるとはお目が高い。これはもうメガ高いと言うかオメガ高いと言って良いレベル。

 咲 阿知賀編第十五話がネットで配信されていたので視聴しました。
 常人離れした異能の力が飛び交っていますが、竜華が遠くに居る筈の怜と会話したり、怜の妖精が出現したり、それを自在に呼べたりするのには流石に驚愕させられました。そんな岡持ちありえません!
 相変わらず阿知賀が目立ちませんなぁ。対局の度にずっとこれの繰り返しですが、阿知賀の名前を冠した作品でこれは褒められる事ではないでしょう。
穏乃、竜華「逆回転!?」
 逆とか順とかそういう問題ではありませんよ!?
穏乃「ロン」
 静かに穏やかに、しかし鋭いこの一言に戦慄が走りました。ずっと存在感が無かっただけに強烈です。しかし今回はこれだけで終わってしまい、穏乃の活躍を楽しみにしていたのにフラストレーションが溜まりますなぁ。次回に持ち越しですが、その次回の放送も何時になる事でしょうか。
 穏乃と憧の落ち着いたやり取りが良いですね。穏乃の「うん。そんな感じしてた」は凄く達観した雰囲気が出ています。


 壱拾陸日 火曜日

 『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。A』の感想です。この思いの丈を綴りたい反面、これを書くのに少なくない時間を要するので気が重い作業でもあります。しかし先延ばしにすればどんどん時間が過ぎ、熱意が醒めてしまうのは過去の経験で明明白白ですからね。
@こうして由比ヶ浜結衣は勉強することにした。
 ヒッキーと雪乃の、お互いの過去の傷を抉り合い傷口に塩を塗り込むだけの抗争を繰り広げる関係と言う表現は面白いですね。
人に知られてなくてごめんなさい、とかこんな悲しい謝罪をするのは初めてである。
 寧ろどうしてヒッキーが謝らなければいけないのかと言う話ですね(笑)。
 俺を捜していたという事実が耐えがたいほどに恥ずかしかったせいなのか、思い出したように顔を赤らめる。
 こういう鈍感で気付かないのは定番ですが、ヒッキーのフィルターを通す事でそれも面白くなります。自虐的過ぎんだろ、ヒッキー。
 ヒカリモノで寿司が高校生に通じないと言うのに衝撃を受けました。じょ、常識だよね? 結衣が阿呆なだけだよ、ね・・・? ゆいゆいかわゆいゆい。
 ヒッキーが女子とメールをした事があると聞いて「嘘……」とショックを受けてヒッキーの携帯電話を落とす結衣の反応が笑えますね。てか、この反応も極端でしょう。今も現在進行形でメールをしていると言っているのではなく、過去にした事があると言うだけですよ。それすらも許せないのですか。どれだけ潔癖なのですか。
「……なんてこった。クラスの奴が俺んちに来るなんて絶対に嫌だ……」
 それは確かに嫌ですね。しかも職場見学と言うのが嫌さを倍増させます。
 ちょっと! ぼくもぼくも! ぼくも勉強くらいしかすることないですよ! がばっとひしっとなんで来ないんだよ。や、来られても困るんですけどね。
 そうやって! そうやって人をその気にさせておいて困るとか! そういう態度はずるい!
 阿呆とか莫迦とか言われ続けた結衣ですが、スクラップも知らないのは凄いですね。それは真性の莫迦と呼ばれても仕方ありません。えぇー、マジっすか由比ヶ浜さんですよ。
 俺のアドレス教えてないのにどうやって送るつもりなのか不思議。未だに待ってるんだけど……。
 ヒッキー!(哀) 今こそがばっとひしっとやってあげたい気分です。
 ヒッキーの「俺が無関係なので超どうでもいい」が超寂しいです。
「あたし……、ちゃんと勉強しようかな。…………同じ大学行けたら素敵だし」
 素敵と言う表現が凄く良いですね。素敵な学生生活を思い描けたのでしょうね。
 この話の後にヒッキーと結衣のメールが書かれていますがこのやり取りも面白いですね。どちらも如何にもと言う感じでらしさが出ています。
Aきっと、比企谷小町は大きくなったらお兄ちゃんと結婚する。と俺は思っている。
 ドリンクバーを知らずヒッキーが使っているのを見て「なるほど……」と理解する雪乃が面白いです。それにしてもさり気無く雪乃に教える為にエスプレッソマシンも使って見せるヒッキーは優しいですね。
 『新剣ゼミ』と言う単語が出ていますがこれは『進研ゼミ』の誤植ではないのでしょうか? 一巻では商標の類に実名を使っていましたが、二巻ではそれが駄目になったのでしょうか?
 俺に聞くのはプライドが許さないのか、えらく恥ずかしそうに由比ヶ浜が聞いてくる。
 恥ずかしい理由はプライドではありませんよ!
 やっぱりダメか。説明にはちょっと自信があったんだが。
 そんな時が来る予定も無いのに誰かに説明する為に何度も脳内で文章を組み立てていますからね!
「そういうことか。よかった。妹を愛するあまり無意識のうちに名前を口にしていたシスコン野郎になっちまったのかと思ったぜ……」
「いや、その反応は正直、シスコンだと思うけど……」

 めちゃくちゃ可愛い美少女とか言っている時点でどうかと思いましたが、ヒッキーは小町が大好きなのですね。ヒッキーは妹(小町)と男(彩加)が好き、ちぃ、覚えた。
「馬鹿な! 俺は断じてシスコンなどではない。むしろ、妹としてではなく、一人の女性として……ああ、もちろん冗談です、やめろ、武装すんな」
 雪ノ下が驚愕と恐怖の入り混じった目で俺を見て、手にナイフとフォークを持ったあたりで言葉を止めた。最後まで口にしていたら俺の生肉が切られて刺されていたに違いない。

 この流れが大好きです。ヒッキーの言い方も良いですし、雪乃の驚愕と恐怖の入り混じった目と言うのが想像出来て凄く楽しいですわ。
 結衣と雪乃のメールではヒエログリフが流行っているのか問われてさらっと「約1900年ほど前に廃れたわ」と返せる雪乃が知的で格好良いですなぁ。また、ヒッキーと雪乃が顔文字を見て同じ反応をしているのが興味深いです。
Bいつでも葉山隼人は整えている。
 ヒッキーがうっかり求婚してしまう彩加の可愛さが凄いですね。「男なのに!」から「男だから?」になり、「毎朝味噌汁作ってくれねぇかなぁ」で終わる流れが秀逸です。
 つまり、オ○ドリルはきっとぼっちの達人。
 どうして其処でさらっとオニドリルを貶めるのですか。いあ、達人だから褒めているのか? 毀誉褒貶のどれなのですか。
「……嬉しい、な。初めて名前で呼んでくれたね」
 その反応はどう言う事ですか!? これはもう色色と決定したも同然でしょう。
 お前水泳選手かよってくらい目を泳がせつつ、心なしか赤い顔で俺に聞いてきた。風邪か。
 水泳選手は目を泳がせないし風邪を引いていたら泳がず安静にしていた方が良いのですが、取り敢えず結衣が分かり易いです。
「由比ヶ浜さんはどこへ行くか決めたの?」
「うん。一番近いところへ行く」
「発想が比企谷くんレベルね……」

 結衣も大概でした(笑)。でも言い方によっては「俺より強い奴に会いに行く」みたいで格好良くなりそうです(ぇー
 ヒッキーが名前を出した蓬来軒と言うラーメン店は美味しそうですね。食べてみたくなります。
 雪乃の隼人への態度が普段より刺刺しいとヒッキーは感じ取りましたが、これは続刊を読むとちゃんと意味があった事が理解りますね。恥ずかしながら最初に一巻を読んだ際は全く気付きませんでした。或いは単に隼人の様な誰からも好かれる相手を厭うているのかと思いましたわ。
 俺の名前だけ間違ってる! おい、失われたままだぞ俺の尊厳。
 これに笑いました。どうして隼人に一人だけ名前を間違われて覚えられているのが実にヒッキーらしい扱いです。
 そうやって地雷原晒すのやめてくんないかな……。
 ヒッキーには言われたくない。
 俺と葉山の声が重なる。すると、葉山はにかっと笑って「ハモったな」とか死ぬほどどうでもいいことを言いやがった。
 何と言うか、基本的に隼人は良い人なのですね。でもにかっと笑ってこんな事を言われたら腹が立ちそうです。
「ヒッキー、すこぶる最低だ……」
 結衣が難しい言葉を使っている!
「どの人が犯人でもおかしくないわね……」
「お前が一番犯人っぽいのは気のせいか?」

 寧ろ雪乃さん基準で犯人ではない人が居るのかどうか知りたいです。
「ちょ、ちょっと! あたしもやるよ! そ、その、ヒッキーになんか任せておけないし!」
 ヒッキーが嫌な役目を担うのを懸念して言い出すのですから結衣は本当にヒッキーが好きなのですね。
 こいつ何言ってんだ……。ヒキタニくんなんて奴はこの部活にいない。
 やっぱりヒッキーの反応が良いですね。至極尤もな事を淡淡と言われて笑います。
 そこまで雪ノ下を信奉しているとなると、やはりぶっちゃけ引く。
 あぁ、結衣の頑張りが裏目に!(笑)
 結衣の160キロジャイロボール直球ストレートに笑いました。この子は阿呆なのか? 阿呆なのですね?
 その目は「何こいつ童貞? 大岡?」と言わんばかりだ。おい大岡関係ねぇだろ。
 関係無いのに悪く言われている大岡が可哀相です。
Cいろいろあって川崎沙希は拗ねている。
 家族の誰一人としてヒッキーを起こしてくれなかったのが本気で可哀相です。ヒッキーが学校で無視されているのは気になりませんが、家族からの扱いまで悪いのは見ていて気持ちの良いものではありませんなぁ。
「川崎、沙希、か……」
「比企谷、スカートの中を覗いた女子の名前を感慨深げに呟くのはやめたまえ」

 何か凄く酷い事になっています(笑)。
 カフェで結衣に奢ってと言われてガムシロップと返すヒッキーが良いですね。
「そうだな。俺も嫌いなタイプだ」
「ええーっ!? じゃ、じゃあもう言わない!」

 ヒッキーに嫌われまいとする結衣が健気で良いですねぇ。その後の流れで結衣がヒッキーと雪乃から内輪扱いされてないと発覚したのにも笑いました。
「そのコーヒー、あたしが注文するから、ヒッキーはガムシロでも飲めば?」
 結衣は本当にヒッキーが好きなのですか?(笑)
 あと、ついでに人も嫌いである。
 寧ろついでが致命的なまである。
 何か悪いものでも食べたのだろうか、由比ヶ浜のクッキーとか。
 どんだけ悪いものの代表として印象に残っているのですか。
「悪かった。お詫びにカプチーノおごるよ。イタリアの男は皆飲んでるしな」
 イタリアの女も皆飲んでいますがね(ぉ
「おい、ナチュラルに俺を外すな」
「ヒ、ヒッキーは問題外なのっ!」

 も、問題外・・・。いあ、理由は分かりますけどね。
「わかった。そういう理由があるならしょうがない。そんなに気は進まないけど、やるだけやってみよう。……結衣も頑張れよ」
 そう言ってぽんと由比ヶ浜の頭を叩く。いや、頑張るのはお前だろうが。

 ヒッキーこそ頑張ってください。
 奉仕部に入って初めてよかったと思いました。まる。
 最低だ(笑)。
 レまむらとかウニクロとか、しまむらとユニクロも正式名称を出しては駄目なのでしょうか。こういう伏字は急に安っぽくなります。
「やー、さすが小町のお兄ちゃんだなー。肝心なところで気が利かない」
 この言い方からすると小町も気が利かないのか、或いは問題があると自覚しているのでしょうか。
「……やっぱヒッキーの妹だね」
「おい、どういう意味だ……」
 俺も可愛いという意味だろうか。納得。

 納得するのですか。その前にこれでヒッキーの妹と納得されるのが凄いですね。
Dまたしても、比企谷八幡は元来た道へ引き返す。
「そんなんじゃ、ないよ……そんなんじゃ、ないのに……」
 この台詞が凄く切ないです。結衣がどんな気持ちでこの言葉を搾り出しているのでしょうか。そんなに難しくない筈なのに、どうやっても伝わらない苦しさがひしひしと伝わって来ました。最後の最後にこんな台詞を持って来たのが凄く心に残ります。


 壱拾伍日 月曜日

 田村ゆかりと一緒にショッカー首領のスーツを作る夢を見ました。スーツと言いましたが中に人が入れないので厳密には等身大の作り物です。夢の中でショッカー首領は本物と少し違っていて、あのマントの下から長さにして数メートルほどの直線的な足が何本も伸びていました。だから本体は人間大でありながら結構な高さになりまして取り回しに難儀する夢です。そして何故か村さんに小部屋を昔から聞いていると言うのをアピールしました。それにしても小部屋を最初に聞いたのは何時だったでしょうかねぇ。少なくともコナミ時代から聞いていたのは確かなのですがとんと記憶にございませぬ。
 それからもう一つ、並行して別の夢を見ました。何でも『明・めぐみのドリーム・ドリーム・パーティー』で神谷明が降板するらしく(これは本当)、その後任が神谷繋がりで神谷浩史になる夢でした(苗字が同じと言うだけでパーソナリティを引き継ぐと言うのも凄い話です)。しかしミオさんは夢の中で神谷浩史を前にして失言をしてしまいます。神谷浩史も流石に神谷明に比べると見劣りする、と。これで神谷浩史を怒らせてしまい、機嫌を直して貰おうと必死にポトリスの頃から知っていたとアピールする内容でした。現実には明確に神谷浩史の名前を意識したのはキャプテンガンダムが最初だった気がしますなぁ。ただ好きになったのはずっと最近で、ティエリアがきっかけでした。

○週刊少年ジャンプ 2013年 20号
読切 W.C.フレンズ
 ほけしにの作者ですね。青春ラブコメがまちがっていそうな内容でした(ぉ
めだかボックス 第190箱「かつて箱庭学園には」
 ネームプレートに書かれたメッセージの筆跡や文面が多彩で、ちゃんとその人間が考えたと思わせる感じで良かったです。「未来へのブーケトス」編で初めて面白いと思えました。高貴ちゃんの『これからもよきあなたでいてください』はシンプルながら本当に高貴ちゃんらしく、めだかへの気持ちが篭った素敵な文面ですね。理事長として帰って来ためだかを見る表情と相俟って高貴ちゃん分が満足いくまで補給出来ました。
善吉「逃げろって言ったのに・・・」
 一人だけちゃんと新入生を考えている姿が妙に面白いです。それにしても椋枝死斬とは椋枝閾のご子息かお孫さんでしょうか?


 壱拾肆日 日曜日

 コンデンスミルクを買って俺ガイルでヒッキーがやっていた珈琲に練乳を混ぜてMAXコーヒーもどきにする千葉ッシュを試してみました。我ながら物凄い影響の受け方です。スーパーマーケットで加藤練乳を見た途端にヒッキーの顔が頭を過ぎりました。
 これで賞味期限切れのインスタント珈琲も美味しく飲めると言うものです(ぉ いあ、最近タリーズでドリップマグが売っていないものでして補充が利かないから大切に取っておいたのですが、もう諦めて飲んでしまう事にしたのです。何でドリップマグ売っていないのかなぁ・・・。
 人生は苦いから、コーヒーくらいは甘くていい・・・・・・
 取り敢えず分かった事は賞味期限切れも気にならない事と、本家本元のMAXコーヒーに近付けるには相当量のコンデンスミルクを入れないと駄目と言う事です。
 それにしても最近は何かしらの形で俺ガイルを話題にする事が多いです。まぁ、好きになったばかりの頃にそれしか考えられなくなるのはよくある事ですね。麻疹は恋愛みたいなものです(逆)。世界一面白い漫画ゆるゆりを知った時もこうでしたからね。

 黒うさぎ。
 音楽を配信で買うと言う行為が最初からアウトオブ眼中でしたから、CDで買うと歌詞カードが付いていると言うのが目から鱗が滂沱でした。確かにそれは配信には無いCDならではの特長でしょう。てか、配信には歌詞カードが無いのですね。
田村「西島さん友達じゃないよね?」
 ジャーマネ、ですよね?
田村「プライベートの友達? プライベートの友達とどんな事するの皆は。どういう事をする人が友達なの?! 買い物とか一緒に行く人? 買い物とか行く人はスタッフさんだよ! 一緒に行くのはぁ。夜ご飯食べに行くひ・・・西島さんだよ! 友達って何? 友達とか居ないし! よく考えたら。やばいわ、ちょっと」
 この話題の度に思いますが、村さんはネタに出来るだけ未だ余裕がありますからね。それに今回は居ないと断定していますが、過去の発言では少ないと言っているだけです。本当に切実な人は触れるのも嫌でネタにもしません。だからミオさんは全くネタにしません(ぉ これはこういう風に言う事で逆説的にネタにしていると言うツッコミ待ちの微笑ましい宣言ではなく、その、だから・・・今回が例外で普段は絶対に言わないのです。

○獣電戦隊キョウリュウジャー ブレイブ9 『メチャつよ!プテライデンオー』
 一人でドゴルドを圧倒するとはトリンは意外にも凄く強かったのですねぇ。「ブレイブにも程がある!」と言っているだけだと思ってごめんなさい。
 プテライデンオーは常にマントを靡かせているのが格好良いですなぁ。単体で変形したりこれまで女性戦士の定番であったプテラノドンがこれだけ強大に描かれるのは初めてですね。
 実はドゴルドの正体はキョウリュウゴールドなのですか? でもトリンははっきりとカオスとドゴルドにゴールドが殺されたと言っていましたよね?
 キョウリュウゴールドが活躍していたのは随分と昔なのですね。恐竜が闊歩していた時代を考えたら最近の部類と言うか、現代と誤差程度の違いしか無いのかも知れませんが。
 今のドゴルドはキョウリュウゴールドの肉体を使っているのですね。トリンの事を覚えていないと言うのを考えると憑依と言うよりも以前のドゴルドは死んでおり、キョウリュウゴールドをそれとは別の全く新しいドゴルドに変化させたのでしょうか。
ダイゴ「強き竜の者が、トリンの強さを信じてねぇ訳が無ぇ!」
 あの強さを見せ付けられた後なので説得力があります。
 鎧そのものがドゴルドと言う割にこれまで懊悩していましたが、これまではドゴルド本体は自我を出さず操った空蝉丸の意志を前面に出していたと言う事でしょうか? 本物のドゴルドは腹立たしいを連呼しているだけの空蝉丸ドゴルドより余裕があって面白い性格ですね。
 未だ十話なのにもう新しい戦士が出るのですか。過去と比べても最もハイペースではなかろうか。

○仮面ライダーウィザード 第31話 『涙』
健太「俺が嬉しかったのは――勿論魔法は凄かったけど――それより、妹を喜ばせようとしてくれたのが嬉しかったんだよ。・・・魔法より、その心が」
 達観していますなぁ(笑)。
晴人「変身!!」
 凄く気合の入った掛け声ですね。眩い光が集まる変身は美しいです。そして変身した新たな姿もまた荘厳で美しい
白い魔法使い「面倒な事になったな」
 しかしこの変化を白い魔法使いは歓迎していない? これはこの変身に何か問題があるのか、それとも白い魔法使いが完全な味方ではなく何か思惑があるのでしょうか。
 あれだけエレガントな姿なのに斧とは意外にワイルドな武器ですね。そして魔法使いらしくもありません。
 グレムリンを指揮官に任命したワイズマンですが、影と声だけで姿を見せていないのが、わたし、気になります! 本物は死んだか動けない状態になっていて、グレムリンが主導権を握っているのではないでしょうか。


 壱拾参日 土曜日

 アニメを見ていて「気持ち」とか「気持ちが」と言う音が聞こえると、ついその後に「悪い」と続いて「気持ち悪い」になるのではないかと思ってしまいます。自分でもおかしいと思うくらい必ず「すわ、『気持ち悪い』か!?」となってしまいますわ。これは完全に由比ヶ浜結衣病ですね(ぇー どれだけ俺ガイルが好きなのですかと言う感じですがそれだけ俺ガイルが好きなのです。

○とある科学の超電磁砲(レールガン)S #1 『超電磁砲(レールガン)
 美琴さん短気すぎです(笑)。
美琴「ところで、こいつら一体何なの?」
 その認識で攻撃するのはどうなのですか。
 おぉ、衿衣が出ている。存在を忘れられていなかった。
光子「どうでしょう。私あの方の事、今一つ虫が好きませんわ」
 アニメの光子は原作とは完全に別人と言える性格で好きではないのですが、こういうところで確かな人を見る目がある事を表現しているのは嬉しいですね。
 操祈は模様が入った目と常に白い手袋を着用しているのが良いですよね。何故と言う事も無いのですがこの手袋が無性に好みです。操祈の声は想像と著しく掛け離れている訳でも、思っていたのと完全に一致している訳でもない、良きにつけ悪しきにつけ印象に残りませんなぁ。金髪で取り巻きを侍らせているとか、操祈は三浦優美子ですか。
 絆理の隣にあるベッドに勝手に腰掛けていますが、そのベッドは使われていないのでしょうか?
 美琴の幼稚で古臭いセンスが一人だけ浮いているのが笑えます。美琴は隙だらけのヒーローですよねぇ。
 ケッ! 喫茶店女にも活躍させるとか何を考えているのですか。ペッ!(唾を吐き捨てる)
 空中を落下しながら飛行するヘリコプターに超電磁砲を浴びせるとかアニメらしいダイナミックなアクションで気持ちが良いです。
美琴「ごめんね枝先さん! 本当はもっと素敵なサプライズを考えてたのよ!」
 考えていたのは貴女だけですがね(ぉ
当麻「全く、退屈しませんねぇ。この街は」
 スピンオフ元の主人公を取り敢えず出しただけと言う感じの空虚な登場ですなぁ。こんな表面だけの上滑りした扱いなら無理に出さない方がいいくらいです。
 今回のEDは本来はOPに使われるのでしょうね。美琴とフレンダや沈利が戦っている場面が格好良いです。これだけを見ればフレンダは美琴のライバルみたいですね。

 新番組『革命機ヴァルヴレイヴ』。
 今期の深夜アニメに三本もあり近年では珍しくロボアニメが豊作です。その中でも早い段階から宣伝されていた本作は本命であり、加えてあの電撃文庫の三木副編集長が副シリーズ構成として関わっているで注目していました。尤も、これに先んじて放送された翠星のガルガン何とかが存外に面白く、本命と言うのも少し怪しくなって来ましたが何れにせよ期待しているのは間違いありません。え、マジ何とか? き、嫌いじゃ、ないよ・・・?(目を遊泳飛行させつつ)
 モブの「演習とかじゃ〜ん?」が完全に関俊彦で笑えました。
 ドルシアの機体は盾を装備していてそれを前面に構える事で防御体勢を取るのが面白い機構ですね。
 ハルトの決意から繋がるロボの活躍が実に気持ちが良いですね
モブ「ロボって言う言い方は性格ではないっ」
 また関俊彦ですか(笑)。メインの役と声を変えようとしていても目立ちますねぇ。
 いきなりハルトがエルエルフに噛み付いたのに笑ってしまいました。こ、これは、二人の掛け算な鼻血ものの展開!?(ぇ
 流石はサンライズのロボアニメと言える安定した面白さでした。残念なのはこういうのが深夜アニメだと言う事ですよねぇ。こういうのを夕方に放送して欲しいです。

○変態王子と笑わない猫。 『変態さんと笑わない猫』
 超電磁砲と同じく原作を購入しているアニメなのですが、超電磁砲と同じく、或いはそれ以上に不安が募っています。先んじて聞いたドラマCDで声が全く合っていなかったのが決定打となりました。これはアニメ化すると確信して買い始めた叢書ですから、人気が出てアニメ化された後に好きになったのではなく好きだった作品がアニメ化されると言う理想的な流れなのですが素直に喜べないのですから難儀なものです。
 OPは村さんのラジオで散散聞いていたので新鮮味が皆無ですなぁ。アニメが始まる前から聞き飽きた感すらあります。
 陽人の雑巾掛けや水やりの独白が削られてしまいましたが、あれは陽人の人となりを語るのに重要だと思うのですがねぇ。
 陽人の声はもっと爽やかな方が良いですなぁ。言っている内容も問題があるのに声も気持ち悪くてこれでは正真正銘の変態ではありませんか。
 これは原作に忠実なのですがポン太の見た目がポン太と言う感じではありませんなぁ。
 ポン太が猫像へのお供え物にしたのがバーバラさんからマーガレットに変わってしまいましたがこれは良いのですか? これは設定の根幹に関わる問題ではありませんか? ポン太がバーバラさんをお供え物にしたからこそ陽人のロッカーに移動したのですよね?
 このままでは駄目になると煩悩を捨てたポン太と、不純な気持ちで建前を捨てたいと願う陽人の対比が酷いです(笑)。
 未だ本音が顔に出せていた頃の月子と陽人の会話は面白いですなぁ。後には見られない豊かな感情から紡がれる言葉が楽しいです。本音が出なくなった後の方が長いので月子の印象は其方の方が強いのですが、本来の彼女はこう闊達だったのですよね。
 小豆梓は怜悧な言葉できつく当たるのが似合いませんなぁ。こういうのは雪ノ下雪乃みたいな人間にこそ似合います。
 月子の声は表情を持っていた頃の方が未だ合っていましたなぁ。表情を失った後だとたどたどしい余りに不気味になっています。
 アニメに対して最悪に近い予想をしていましたから、それに比べたら悪くはありませんね。


 壱拾弐日 金曜日

○やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 『Aきっと、誰しも等しなみに悩みを抱えている。』
 葉山隼人の声はですか。神谷浩史でも、野島健二でもありませんでしたね。そして見た目が思ったほど格好良くありませんでした。もっと抜群の美形だと思っていましたわ。
 立ち上がりかけても一睨みされただけで簡単に負けるヒッキーがへな猪口だけど良い人ですね。
 隼人に制止された雪乃がそっぽを向くのは、後の展開を知っていると深読みしてしまいますね。
 原作だとおジャ魔女ごっこだったのが無難にお飯事になっていますね。考えたら原作のままで放送したら葉月ファンに喧嘩を売っていると受け取られかねませんな(笑)。
 結衣はヒッキーが好きなのに遠慮せずキモいとか変態とかストーカーとかキモいとかマジでキモいとかキモいとかキモいとか言いたい放題なのが良いですね。
 材木座義輝の声は想像していたより格好良いのですが、そんなに変と言うほどでもありませんな。
 雪乃の巧みな誘導尋問に引っ掛かって自らの来歴を詳らかに語るヒッキーが結衣に「気持ち悪い・・・・・・」と言われますが、その後の「由比ヶ浜、言葉に気をつけろ。うっかり自殺するぞ」が削られていて残念です。ヒッキーの脆弱なメンタルを表現しているので残して欲しかったです。
 ヒッキーの絶対許さないリストに雪乃の名前と恨みが書かれているのが良いですね。原作ではヒッキーの独白で明かされましたが、アニメではノートそのものを描写する事で見せています。こういうアニメならではの表現による改変は好印象です。
 結衣の「ゆきのん逃げて〜」が良い味を出していますね。
 仲良く創作の中身について語りながら一緒に帰るヒッキーと義輝の姿は友人同士のそれにしか見えません。何がぼっちですか。ぼっちぼっち詐欺ですか。そんなヒッキーなんてだいだら法師で充分ですよ(意味不明)。もうだいだらヒッキーと呼んでもいいくらいです。
 ヒッキーと雪乃が義輝の小説を真面目に読んでいる同刻、テレビを見て笑いこけている結衣が酷いですね。ゆいゆいかわゆいゆい。徹夜までしたヒッキーと雪乃は奉仕部員の鑑です。奉仕部に入部している二人と入部していない一人の差が如実に表れていますな。
 原作はヒッキーの一人称で語られていて、偶に脈絡無く「……ブラウス透けたりしないかなぁ」とか挿入されるのが面白いのですが、アニメではそれが無いのが残念ですなぁ。本当に原作に於けるヒッキーのちょっとした一言が占める面白さの割合は大きいのでこれは致命的ですらあります。
 ヒッキーがガガガ文庫を雪乃に薦めようとして「機会があればね」の一言で遮られる場面が無いのが残念です。
 結衣の「難しい漢字沢山知っているね」は補足説明が無いと義輝がどうしてダメージを受けたのか理解らないのではないでしょうか? それともあたし以外の全人類には通じる定番のネタなのでしょうか。
義輝「ふぃ〜・・・良い仕事したぁ」
 これは檜山某が演じ切って漏らした言葉ですか(笑)。


 壱拾壱日 木曜日

 マックスコーヒーを見かけて「俺ガイルのヒッキーが好きなあの飲料だ!」と小躍りして買いました。コカ・コーラの自動販売機なら何処にでも売っていると言う訳ではないらしく見付けるのに苦労しましたわ。熱熱のそれを啜ります。
 とても甘いと言うのは事前の調査で知っていましたし、コーヒーではなくコーヒー飲料を謳っていますし、練乳入りとありますから甘さに驚いたりはしません。しかしこの練乳の蕩ける様な濃厚な甘さが、実に美味です。余りにも有名なあの名言を呟きましょう。
 人生は苦いから、コーヒーくらいは甘くていい・・・・・・

 『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 B ドラマCD付き限定特装版』、『同 F ドラマCD付き限定特装版』を購入しました。最初に三巻を買わなかったのはこの特装版が欲しかったけど近所の書店には無かったからなのです。だから後で買おうと思ったのですが早く読みたくて我慢が出来ず通常版も買ってしまった次第です。我慢が出来ないばかりに両方を買ってしまいましたが、表紙が違いますし別に問題は無いと自分を思い込ませました。
 しかしこういう限定版の存在は、後から追う身には鬼門ですね。本当はイラスト集付きの四巻も欲しかったのですが此方はもう手に入らないので諦めましたし、ゆるゆりの過去に出版された限定版も矢張り諦めざるを得ませんでした。

 講談社キャラクター文庫『小説 仮面ライダーディケイド 門矢士の世界〜レンズの中の箱庭〜』を買いました。
 『ディケイド』は本編が残念な事になった作品ですから、もしかしたら今回の小説で期待に足る内容の作品を味わえるのではないかと僅かながら期待していました。特に未練がましく劇場版の嘘予告が実現される夢を見ていたのです。ただやっぱり夢は夢でしかなく別物でした。
 願望は叶わなかった小説版ですが、本編では見られない様な本物の五大雄介、天道総司、野上良太郎が登場しますし、夏メロンや鳴滝、大樹の出自にも触れるなど、小説版ならではの見所はありました。それに文章は読み易く悪くない印象です。ただ最後の結末までもう一つ盛り上がり切れませんでしたなぁ。大樹はあっさり方針を曲げて死にますし、鳴滝も矢張りあっさり斃せてしまいました。物足りないです。


 壱拾日 水曜日

 『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』の感想を書きまする。もう大絶賛熱中中(熱中中て・・・)でミオさんの中で空前のブームを起こしています。今年になってから新しく買い始めた小説では群を抜いて、傑出して、図抜けて、断然トップで気に入り好きになった叢書です。今や寝ても覚めても熱くなっても冷めても頭の中は本書の事ばかり考えてしまいます。実際、夢でも見ました(ぉ
 ただ昨今の流行とは言え、やたらと長い題名はどうも巧いと思えません。作品内容に合致していないと言うか、題名だけ聞いて中身に直結しません。また公式略称として『俺ガイル』や『はまち』がありますがどちらも強引ですしピンと来ませんなぁ。しかし他に良い呼び名が無いのも事実です。
@とにかく比企谷八幡はくさっている。
 これは面白い。読み始めて素直にそう思いました。比企谷八幡の一人称で語られているのですが捻くれて斜に構えた彼が次から次へと綴る言の葉に圧倒されます。そしてヒロインである雪ノ下雪乃もまた良いですね。八幡と雪乃が会話するとお互いに激しい言葉の応酬が繰り広げられ面白さが加速します。アニメでは伝わらなかった魅力が詰まっていました。
Aいつでも雪ノ下雪乃はつらぬいている。
 読んでいて平塚静の声は自然と甲斐田裕子で想像していました。もっと具体的に言えば禁書の黄泉川愛穂です。でもアニメでは別の方なのですよね。アニメは第一話を四五回しか見ていないので未だアニメの声が頭の中で定着していません。
 八幡とは全く性格が違いながら雪乃も友人が居ないと言うのは、あの性格ならそれも宜なるかなと言う感じですね。
「あなたの友達で、常に女子に人気のある人がいたらどう思う?』
「愚問だな。俺は友達がいないからそれは杞憂だ」
「……一瞬、かっこいいことを言ったのかと勘違いしたわ」

 これには笑いました。あの雪乃が呆気に取られているのが凄いですね。でもアニメではこの台詞が削られていて不満です。アニメを見ながら文句を言うには飽き足らず、とうとう放送後なのに穿り返して文句を言い始めましたよこの人(ぉ
Bつねに由比ヶ浜結衣はきょろきょろしている。
 新たに投入された由比ヶ浜結衣もまた個性的で面白い人物ですね。明朗快活でちょっと頭が足りない、ヒッキーの事が好きなのにヒッキーをキモいと罵倒するバランスが秀逸です。
「死ねとか殺すとか軽々しく言うんじゃねぇよ。ぶっ殺すぞ」
「――あ…、ご、ごめん。そういうつもりじゃ……えっ!? 今言ったよ! 超言ってたよ!」

 いやぁ、阿呆で好きだなぁ(笑)。
 ヒッキーが家庭的な女の子に肯定的な印象を持っているのを聞いてやる気を出す結衣は分かり易く、本当にヒッキーが好きなのだとしみじみ思わされますね。
 結衣が作ったクッキーをジョイフル本田で売っている木炭みたいと評していますが、アニメでは店舗の名前が駄目なのかホムセンとなっていましたね。そんな物体を口に入れるのに、目を潤ませて「・・・・・・死なないかしら?」と不安そうに問いかける雪乃は、彼女にしては珍しい表情ですね。
「ぷはっ、大口叩いたわりに大したことないとかマジウケるっ! 食べるまでもないわっ!」
 由比ヶ浜はいきなり嘲笑する……ていうかむしろ爆笑していた。てめぇ後で覚えとけよ……。

 自分のとも知らずに笑う結衣が哀れですね。哀れを通り越して阿呆です(ぇ
Cそれでもクラスはうまくやっている。
 結衣がヒッキーを罵倒するのが楽しくて堪りません。変態とかストーカーとか酷いですね。
 綺麗に終わった良い話と思わせておいてヒッキーだけ孤独に終わると言うのがまた厳しいです。
Dつまり材木座義輝はズレている。
「ラーメン……。あまり食べたことがないからちょっとよくわからないのだけれど」
「だいじょぶ! あたしもあんま食べたことないから!」
「……え? それって何が大丈夫なのかしら? ちょっと説明してもらっていもいい?」
「うん。それでさ、松戸のなんだっけな〜。ナントカってとこがおいしいらしくて」
「話、聞いてるかしら?」

 この全く噛み合っていない会話が楽しいですね。結衣と雪乃は、ヒッキーと結衣やヒッキーと雪乃とはまた違った面白さがあります。
 材木座義輝はどうも好きではありません。単純にこの手の人物が好きではないと言うのもあります。実はアニメを見てから原作を買うまで葛藤もあり、その一つが次回予告で見た彼の姿でした。だから二話まで見てから判断しようと思った事もあるのです。また義輝の人物造形は別にしても、ヒッキーは友人が居ないのがチャームポイント(チャーム!?)なのに何だかんだ言ってこれでは友達が居るではないかと思ってしまいます。
「――ってお前誘導尋問超うめーな! ほんとビビるわ、うっかり詳らかに喋るとこだったわ」
「何一つ誘導していなかったのだけれど……」
「気持ち悪い……」

 ヒッキー簡単に喋り過ぎですよ! そしてうっかりも何もしっかり詳らかに喋っていますよ! あと相変わらず結衣の気持ち悪いが素敵です。
 絶対に許さないリストを書いているヒッキーを想像してちょっと哀しくなります。しかも筆頭が雪乃ですか。
 あの雪乃をもものすごい勢いで引かせるヒッキーの酷薄な告白は凄まじいですね。
「まぁ、大事なのはイラストだから。中身なんてあんまり気にすんなよ」
 止め!
Eけれど戸塚彩加はついている。
 MAXコーヒーは確かに甘いと頷きながら読んでいたのですが、後で確認したらミオさんが思い浮かべていたのはポッカコーヒーでした。そうなるとMAXコーヒーが飲みたくなりますなぁ。人生は苦いから、コーヒーくらいは甘くていい・・・・・・
「俺と話すことがですか……」
 何それひどすぎる。もう死んじゃおうかな。

 これは笑いました。ヒッキー(笑)。
 突然話しかけて来た相手の名前が分からず、こっそり結衣に聞くヒッキーですが、それに対する結衣の反応が良いですね。特に「っはあぁっ!?」に力が入っていました。その後もヒッキーが喋る度にぼろが出るのが笑えますね。同じクラスだったり、一年の時からだったり、男性だったり。
 戸塚彩加には途惑いました。とにかく途惑いました。女性と見紛うくらいに可愛らしい男性で、何故かヒッキーに懐いているのが不思議と言うか、とにかく途惑います。どうして彩加がヒッキーにこれほど懐いているのか理由が明かされないので、最初は何かの罠かと邪推してしまいましたわ。
「もっとも、あなたという共通の敵を得て一致団結することはあるかもしれないわね。けれど、排除するための努力をするだけで、それが自身の向上に向けられることはないの。だから、解決にはならないわ。ソースは私」
 最初このソースは私と言う文言で、奉仕部にヒッキーと言う敵が入って来て、雪乃がそれを排除する為に努力をしていると言う意味かと勘違いしました。
「書くよ! 入部届けくらい何枚でも書くよっ! 仲間に入れてよっ!」
 最後の仲間に入れてと言う叫びが切実ですが、入部届けを書いても顧問の承認が無いと駄目です(ぉ
 ヒッキーの彩加への愛は凄いですね。事ある毎に彩加の可愛らしさを語っています。結衣は雪乃よりも彩加が強力なライバルである事を知っておくべきです。
Fたまにラブコメの神様はいいことをする。
 葉山隼人の声は神谷浩史が合うかなと思いました。それかハイスクールD×Dの木場祐斗を思い浮かべたので野島健児が良さそうです。実際のアニメでは誰になっているのか楽しみですな。
「なっ!? 何それ!? い、いつも見てるっこと!? キモいキモい! マジでキモいからっ!」
 想い人に見て貰えている嬉しさと恥ずかしさと照れ隠しが綯い交ぜになっていますね。この関係が心地良いですねぇ。
 ありとあらゆる言葉で雪乃を罵倒した日記を綴っているヒッキーは、どうなのですか(笑)。


 玖日 火曜日

 意識していなかったのですが「間違ったし!」と思わず口に出し、ガハマさんの口調みたいと嬉しくなりました(ぇ でもこの口調でガハマさんより先に思い出すのは大室花子です。
 大室花子と言えば「ムキーッ! ゆるゆりの最新刊は未だ出ないのかーッ!!」と調べたら発売日が発表されていました。ゆるゆり十巻は六月一日、そして大室家一巻が八月一日の発売です。と、遠い・・・。ま、未だ二月も先ではありませんか・・・。百合姫十一月号で今冬発売と発表していて、待ち続けていましたが結果的に嘘ではありませんか。これでは今冬ではなく昏倒してしまいますよ。昨年、年内に発売してくれたら嬉しいけど来年かなぁ、とかは思いましたがまさか六月になるとはかなり悲観的な予想よりも悪い結果です。
 九巻が出たのは昨年の七月ですから一年近く空いたのですね。これでは刊行が早いどころか逆に遅いくらいです。それに関連書籍三ヶ月連続発売と言っても七月発売のファンブックや画集は興味がありませんからなぁ。早くゆるゆりの最新刊が読みたいです。

 喫茶黒うさぎ第285回を聞きました。
 村さんが率先して江端さんを弄る流れは、傍から聞いている分には楽しいのですが弄られている当人はどんな気分でしょうか。こういう事の繰り返しが森何とか君が消えた原因ではなかろうか。
 どんなメールを送るのかと言う話がありまして例として幾つか挙げられましたが、何か殆ど中身が無くツイッターみたいな内容ですね。いあ、逆でしょうか。ツイッターがメールみたいなのですね。それまでは内輪で送っていたメールをツイッターで呟いているのでしょう。
 結局 今回は読まれなかったおっさんみたいな内容と言う女子のメールが、わたし、気になります! たぬきさんでしょうか?

 新番組『アラタ カンガタリ〜革神語〜』。
 現代に生きる主人公が突然 別の世界に飛ばされてしまう、正統派の異世界ファンタジーかと思っていたのですが飛ばされるまでの敬意が思ったより嫌な話でした。しかも飛ばされた先でも殺人犯扱いなのですからやっていられませんね。そんな日ノ原革の姿に俺ガイルのヒッキーを重ねたのですが、ヒッキーは孤高であるものの別に苛められている訳ではありませんから全く違いますね。
 驚いたと言うか意外だったのは本作はサンデーで連載されているのですね。ムシブギョー、ハヤテ、そしてこれで今期のテレ東はサンデー作品が多いですね。そしてそれ以上に驚愕したのが、原作漫画を描いているのがふしぎ遊戯の作者だったと言う事です。ふしぎ遊戯の作者がサンデーと言うのが不可思議な組み合わせに思えますが、それを知った上で見るとふしぎ遊戯に近い要素を感じますね。友人に裏切られるとか異世界に行くとかまんまでしょう。


 捌日 月曜日

 牙狼を優先して見られなかったデート・ア・ライブがようやっと見られましたが、これの為に今後は牙狼を諦めざるを得ないのかと思うと凄く残念な気持ちになります。

 新番組『這いよれ!ニャル子さんW』。
 前作放送時に何度か言いましたが完全に出落ちの作品だと思っているので、続篇まで放送されているのが少し意外です。ミオさんが思う以上に巷間では人気を集めていたのでしょうか。
 相変わらずハス太が苦手です。何と言うか気持ち悪いですね。某俺ガイルのとつかわいいは気にならないので我ながら不思議ですわ。

 新番組『ムシブギョー』。
 提供読み上げの後に次回予告と言う順番が珍しいですね。
 初回を見ただけでは取り立てて注目するべき点の見当たらない凡庸な印象ですが、つまらないわけではありませんしテレ東のこの時間帯にこういうアニメをやってくれるのが嬉しいです。

○週刊少年ジャンプ
読切 ジェダの通学路
 シンプルでしたが面白かったです。
めだかボックス 第189箱「思えば初めて会ったときから」
 ああああああああああああああああああああああああああああああああああああ! 高貴ちゃんが、高貴ちゃんがああああああああああああああああ! 一番最後にボスとして立ちはだかり、何週も費やしてくれると信じて疑わなかった高貴ちゃんが、一山幾らの扱いで終わっちゃったああああああああああああああ!!!!! もう本気でこの漫画に楽しみに出来る部分がありません。ミオさん大ショック。


 漆日 日曜日

 結局我慢が出来なくて『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』の残りである三巻、六巻、七巻を買って来ました。敢えて三巻を避けていた理由がこれではありません。何なら三巻より先に四巻を読んでしまいましたよ!

○獣電戦隊キョウリュウジャー ブレイブ8 『ココドコ?!めいろをぶっとばせ』
ブルー「こんな悪夢の世界、遊園地とはゆえんち〜〜!!」
「全然面白くない!」
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あぁ、「ゆえんち」は「言えん」と言う意味か。面白い面白くない以前に理解までかなりの時間を要しました。伝わり辛いなんてものではありません。

○仮面ライダーウィザード 第30話 『魔法の消える日』
 どうして晴人は普通の人に魔法を見せて回っているのでしょうか? そんな事をする人だったかしら。
 ビーストがアンダーワールドでキマイラと共に戦うのは初めて目にする・・・気がしましたが自信がありません。以前にもありましたでしょうか?
 ドラゴンは晴人に負けず劣らず人を庇うのですね。晴人と話している時はそんな感じがしませんでしたが、今回は凄く良い人みたいです。

 プリキュア。
 六花は自他共に認めるマナの奥さんなのですね。しかしそういうところに真琴の転校とか邪魔が入るのです。可哀相で見ていられません。
マナ「仲間でもあるし、何と言っても六花は親友!」
 あぁ、驚きました。親友ですか。六花は私の嫁とでも言い出すのかと思いました(ぉ
ありす「女の子には色色あるんです。胸がキュンとなったり、ちくっとなったり」
 それは恋の病の症状では・・・?
 ありすが煽ったせいで六花の心からジコチューが生まれるのかと思いました。流石にこんな序盤でプリキュアからジコチュー誕生はやりませんか。
ありす「大変ですわ。真琴さんの応援団長さんが」
 いや、お前も変身して戦えよ(笑)。どうして六花が戦っているのを立って見ているだけなのですか。
 EDの歌詞で『何万光年先は遠い未来じゃない もちろん時間の単位じゃないのも承知』が印象に残ります。音楽と相俟って良い歌詞です。
 真琴にお株を奪われそうな立花ですので、マナの奥さんと言う立場を確立して報われて欲しいと切に思います。

 新番組『宇宙戦艦ヤマト2199』。
 宇宙戦艦ヤマトは昔、僅かに見た事がある程度で地球を救う為にイスカンダルを目指す話と言うくらいしか知らないのですが、今回の作品はその旅立つところから始まるのではないのですね。過去のシリーズから続いているのではなく、リメイクなのですよね?


 陸日 土曜日

 ジョジョの奇妙なアニメはあれで終わりならそのまま続けて第三部もやるべきでせう。これで終わりとか中途半端ですし、仮に後に続きがアニメ化されても勢いが途切れてしまいますよ。それと老ジョセフの杉田智和は馴染めていないと思いました。若い頃に関しては不満どころか杉田智和だったからこそジョセフを好きになったくらいでしたが。

 新番組『牙狼<GARO>〜闇を照らす者〜』。
 この曜日は日テレ、TBS、UHF局と集中しているのですよね。録画するのにどうしたものかと頭を抱えました。前作と放送曜日を変えてまで敢えて重ねて来るのはどういう嫌がらせでしょうか。以前は金曜午前(木曜深夜)は最も集中していますが今は逆にそれほどではないのですから大人しく其方にして欲しかったです。思案の末に複数のUHF局が視聴出来る環境であった事に思い至り、取り敢えずデート・ア・ライブは別の日に録画する事にして牙狼を優先しました。視聴出来るUHF局が増えてこんなに嬉しいのは今が初めてかもしれません。いあ、嘘です。レイアースが見られると分かった時の方が嬉しかったです(ぉ
 しかしながら初回だからと試しに見てみる意味も合わせて牙狼を取りましたが、元からそれほど好きな作品でもありませんから視聴は断念するかも知れませんなぁ。曜日や放送局を余す事無く駆使すれば見られるとしても、基本的にこの曜日は見る番組が集中していて辛かったのです。可能な限り放送されているアニメや特撮ヒーロー番組の全てを見るのが理想ではありますが、理想(ゆめ)ばかり追い理想(ゆめ)に逃げるのではなく、現実と向き合い現実と戦わなくちゃいけない時があるのです。・・・そう、今がその時だ!(決まった)

 新番組『デビルサバイバー2』。
 原作ゲームは所持していながら初期までしかプレイしていません。時間が空いたら最後までやりたい気持ちは無い訳ではありませんでしたが、アニメを見て物語や結末を知ってしまうとその気も無くなってしまいそうですなぁ。いあ、誤解の内容に言っておきますがプレイしない言い訳にするつもりは無く、アニメがなかったとしても何れにせよプレイはしなかったでしょう。

 寝ても覚めても頭から離れません。好きに、なってしまいました。だから思い切って、行動に出ました。単に家の外で眺めているだけじゃない、自分の物にしたい欲求に従いました。要約すると(ライクではなくラブの意味で)好きになったので立ち読みを止めてガガガ文庫の『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』を買ったのです。何つーか、ミオさんマジチョロイン。暴走した愛は止められないぜ! 恋の暴走特急! 愛の暴走特急(ラヴオーバートレイン)ミオさんとはあたしの事です。
 それにしてもアニメ初回放送の翌日に買うと、まるでアニメを見て好きになって買ったみたいで少し躊躇われますね。みたいと言うかアニメを見て好きになって買ったそのものですよ! 分かり易いにも程があるわッ! 認めるのは不本意ながらこれまでもアニメに影響されて原作を購入した事は屡ありますが、初回放送の翌日とはこれまでに無いスピード判決でしょう。被告人は原作単行本購入の刑に処す。しかし過去の経験から学んでいるのです。何れにせよ買うのあれば早いに越した事はありません。下手に立ち読みの回数を増やし買ってから新鮮に楽しめる頁を減らす必要は無いでしょう。因みに購入の決定打と言うか最後に背中を押されたきっかけは、買うかどうか少しだけ読んでから決めようと未練がましく悩みながら一巻を立ち読みしていた時にある文章を読んで笑った事です。
休み時間とか一人で本読んで笑って……、キモいけど、楽しそうだし
 これを読んでいる時、まさにミオさんも笑っていましたピンポイントで此処で笑っていたのですよ? これは運命を感じずには居れないでしょう。・・・え、キモいの? た、立ち読みは? 休み時間とかじゃなくて書店で不特定多数の目に晒されつつ一人で読んで笑っているのはセーフですよね!?(超アウト)
 未だ既刊が七巻までとそれほど数が出ていないのが僥倖でした。懐へのダメージが大きくないとつい勘違いして買ってしまうのです(僥倖?)。とは言え今回は一気に買わず、取り敢えず一巻、二巻、四巻、五巻の四冊を買いました。三巻に恨みがあるのが誰の目にも明らかな買い方ですね(ぇ
 何にせよこれで晴れてミオさんも原作村の住民に仲間入りです。くっくっく、覚悟するが良いアニメよ。これから放送される度に口煩く「此処が原作と違う」、「これは原作の方が良かった」、「原作のこの台詞を削ったのが残念」と文句を言ってやろう(最低)。


 伍日 金曜日

○やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 『@こうして彼らのまちがった青春がはじまる。』
 本作の主人公である比企谷八幡は、友達が居ないので欲している羽瀬川小鷹とも、恋愛アンチだけど友達は居る季堂鋭太とも違う、本当は友達が欲しいのに出来ないから「ふっ、ふん! 別に友達なんか欲しくないんだからっ! わっ、私は一人が好きだから好きで一人でいるだけなんだからねっ! 勘違いしないでよねっ!」な酸っぱい葡萄タイプなのですね。
八幡「実力テスト国語学年三位、顔だって良い方だ。友達と彼女が居ない事を除けば基本高スペックなんだ」
 これは自称ではなく実際に顔立ちは整っている設定なのでしょうか? それならもう少しそう思える絵柄にして欲しいです。そうは見えません。
 簡単に才能が無いと口にした由比ヶ浜結衣がその考え方を雪ノ下雪乃に批難されましたが、それ以前の問題でまともな料理が作れないのは才能の問題ではないでしょう。最低限の料理を作るのに才能なんて大層なものは要りません。単にレシピの通りに作れば良いだけです。
 Aパートは流れが雑で八幡が奉仕部に連行された理由も、大人しく従っているのも分からずのめり込めなかったのですが、後半で打ち解けてくると掛け合いも噛み合って面白くなっていきました。
 予想以上に面白かったと言うか、自分が思う以上に頭の中で本作が思い出されるので気になり、アニメで放送された部分の原作を読んでみました。原作の八幡はアニメ以上にああ言えばこう言いますね。絶えず斜に構え捻くれた皮肉に満ちた文言が飛び出して来て面白いです。アニメはこれでもかなり削っていたのですね。「犬率たけぇよ」とかアニメには無かった面白い台詞が大量です。アニメで削られていたのは八幡の言葉に限らず、例えば結衣が八幡に好意を抱いているのに気付いたのは「ヒッキーも揺れるの?」を聞いた時だったのですが、原作だと登場したその瞬間からその想いが露骨でした。これは面白いと言うか・・・好きになってしまいそうです(ポッ)。ただアニメは其処までではないと言うか、もしもあたしがアニメ放送前からの原作ファンであったなら、アニメには少なからず不満を持ちそうです。てか、早くも何時ものパターンである『アニメから入ったのに然も原作ファンの様な顔をしてアニメに不平不満を抱く』症状に陥りそうです(ぉ
 逆にアニメで良かったのは雪乃の声ですね。冷たいだけの印象にはならず、料理を教えても結衣に伝わらず悩む姿には、普段とは違う世話焼きな面が滲み出ていて好印象でした。

 新番組『フォトカノ』。
 原作ゲームは知らずヤンアニで連載されている漫画版だけ読んでいるので、主人公の顔立ちが全然違っていて途惑いました。ヤンアニ版だと童顔でしたから印象を大きく異にしますね。声もその童顔を基準に想像していたので驚きましたわ。
 カメラが下卑た使い方しかされていないのが印象の悪いアニメですね。


 肆日 木曜日

 小生は家で、電気ポットにお湯を沸かしておき急須でお茶を淹れて、水代わりにがぶがぶ飲んでいます。お茶の他には牛乳くらいしか常備している飲料が無いので、非常に困るので茶葉は切らさない様にしています。
 少し前の話になりますが珍しく茎茶を買いました。過去に雁金を買って飲んだ事がありますがそれ以来の茎茶となります。
 その雁金を飲んでから数年以上が経過していたので失念していたのですが、茎茶と言うのは癖が強いと言うか、一般的な緑茶とはかなり違った味なのですね。不味いのではありません。これはこれで美味しいと思えます。しかしそればかりを飲んでいると、矢張り慣れ親しんだ緑茶が飲みたくなるのです。
 複数の茶葉を用意して並行して使う習慣はありませんし、もしもこの状況で別の茶葉を買い求めたら茎茶の消費が目に見えて減る事は火を見るより明らかです。だから粛粛と茎茶を淹れ、啜り、水分補給に務めていた訳ですが、本日に到り最後の分を使い切りました。
 そんな訳で久し振りに飲む普通の――と言うのも変な表現ですが、茎茶ではないと言う意味で――お茶を味わっている今日この頃です。はぁ〜・・・、美味しい。


 参日 水曜日

 喫茶黒うさぎ第284回で神社と寺社の違いについて話していましたが、殆ど同じ様な話を以前にもされていましたよね? 確かその時にも稲荷神社が狐だとか、じゃあ狸は居ないのかとか、そんな類の話をしていた気がします。ただ調べてもそれが何時頃だったのか出て来ないのですよねぇ。

 ウル列を視聴致しました。
 おぉ、平成セブンを放送するとは思いませんでした。見る機会が少ない作品ですから素直に嬉しいです。
 キングジョーUは今風――と言ってももう十年以上も前になりますか――のキングジョーと言う感じで好きなのですが、強力無比な初代に比べるとセブンに斃された事で物足りないです。ライトンR30爆弾で破壊された箇所を狙われたにせよ、ちゃんと修理が済んでいないのが不思議です。

 新番組『ダンボール戦記WARS』。
 1960年代の町並みを再現したとありますが、それくらいならそれこそ1960年代を舞台にした方が面白いのではないでしょうか。現代を舞台にした作品でも現実では実現不可能な技術が生まれているのですから、1960年代にLBXがあった事にしてもそれほど問題ではないでしょう。
 これまでとガラリと変えて来たので繋がりが無いのかと考えましたが、最後にジンが出て来ましたね。この学校を運営しているのがジンなのでしょうか?
 それにしても題名のダンボール要素が皆無です。これは詐欺ではないでしょうか。


 弐日 火曜日

 新番組ヒカリアン『トレインヒーロー』。
 OP曲は嫌いではないのですが映像が全く合わせる努力をしていないですね。完全に乖離しています。あと歌詞の出る位置が面白いと思いました。
 見る前からかなり怪しい空気でしたが、これが今の世に放送するアニメなのか心から疑問の湧く質のCGですね。そしてCGの出来だけでは説明の付かない物凄い古臭さが漂っています。こんな稚拙の表現と言うだけでも驚愕なのですが、途中でいきなり中国の新幹線を解説する実写コーナーが挿入され更に途惑いました。これは見るべきなのか本気で悩みますね。
 何と、EDはOPのカラオケバージョンと来ましたか。これはまた反応に窮します。
 方向性は全く異なるのですが朝 放送されていたフルCGアニメを思い出しました。漠然とそれだけしか理解らなかったのでインターネッツを駆使して調べ、RUN=DIMと探し当てました。そうです、RUN=DIMですよ。余り見ていなかったので殆ど覚えていないのですが、少なくともトレインヒーローよりは面白かったのではないでしょうか。

 ジャイゼ視聴。
 何とロボの合体まであるのですか。でもファイナルバーストのスーパーソニックバレットの方が演出が凝っていて格段に格好良かったです。相変わらずロボアニメのつぼを心得ていないと言うか、敢えて外して来ると言うか、ロボアニメの文法を理解していません。


 壱日 月曜日

 本日はウェブで活動する人間が一世一代のネタを披露しようと一年の内で最も必死になる日ですね。

 イクシオンサーガDT最終回。
 頑なに感想は書かないながら途中はそれなりに楽しんでいたのですが、最終回に来て気持ち悪い展開が待っていました。
 あれ、新番組予告はやりましたか?

○週刊少年ジャンプ 2013年 18号
ONE PIECE 第703話 “控え室”
 ルフィがメラメラの実を他人に取られまいとするのがしっくり来ませんなぁ。エースの能力だったとしても昔から持っていた先天的なものではありませんし、それほどエースと強く結び付けて考えるものでしょうか。
読切 さくらん(仮)
 みえるひとやサイレンの作者と言う事で期待して楽しく読みました。好みの系統ではありませんでしたし取り立てて面白いと言うほどでもありませんが、最低限の質は保証されていましたな。
めだかボックス 第188箱「思い出になれたかい」
 凄く美味しい展開なのにあっさりと流してしまいますなぁ。勿体無いと言うか物足りないです。せめてもの慰めで最後の希望は高貴ちゃんが未だ出ていない事ですね。高貴ちゃんが最後の敵として立ちはだかり、嘗て誰も見た事が無いほどの壮絶な戦いを繰り広げてくれる事を信じて待つしかありません。