排卵誘発は基本的に以下の自然の性周期を治療として真似するものです。

ここは難しいですが、治療を理解する上で不可欠です。

FSH(卵胞刺激ホルモン)は卵胞に作用し、発育を促進します。エストロゲンの分泌も促します。

LH(黄体化ホルモン)は成熟した卵胞に作用し、排卵の引き金になります。高温相(黄体期)ではプロゲステロンの産生を促進します。

エストロゲン(卵胞ホルモン)は女性が女性らしくあるために最も重要なホルモンです。子宮内膜増殖や頚管粘液の分泌も司ります。

プロゲステロン(黄体ホルモン)は子宮内膜を分泌期に変え、妊娠を維持する重要なホルモンです。体温上昇作用を持ち、基礎体温の変化はプロゲステロンの変化ともいえます。

 したがって、よく婦人週刊誌に書いてあるように排卵前最低体温日が排卵と断定するのには無理があることがおわかりでしょう。確かに大きな誤差はないかも知れませんが、実際にはLHの分泌、卵胞の大きさ頚管粘液量等を総合しないととても排卵は診断できないのです。

 下垂体から分泌されるLHとFSHとを合わせて性腺刺激ホルモン(ゴナドトロピン:Gn)とも呼びます。

排卵のアニメーションはこちらをご覧下さい。

 

この図は山之内製薬(東京大学 武谷先生監修)のものを引用させていただきました。