月経周期・排卵はいくつかのホルモンによって調節されています。

排卵障害や黄体機能不全などの診断・治療はこの図を抜きにしては全く語ることができません。

自分がどのような治療を受けているかもう一度よく考えてみましょう。 

 

 フィードバックは生体に備わった恒常性を維持する大切な仕組みです。

 

 フィードバックは体の各所で見られますが、ここでは卵巣から分泌されたホルモンが逆に視床下部や下垂体に作用し、その働きを調節しています。

 視床下部はGnRHを分泌し、下垂体からのホルモン(FSHLHゴナドトロピン;性腺刺激ホルモン)の分泌を指令します。

 下垂体はFSHLHを分泌し、卵巣を刺激します。

 卵巣からは2つの女性ホルモン(卵巣ホルモン;エストロゲンプロゲステロン)が分泌されます。排卵も起こります。

 子宮内膜は女性ホルモンの分泌で増殖し、低下によって月経を起こします。

この図が理解できないときは”排卵をたとえると”をご覧下さい。

実際の卵巣からの排卵はアニメーションをご覧下さい(55KBあります。DownLoadに時間がかかります。)

この図は山之内製薬(東京大学 武谷先生監修)のものを引用させていただきました。