中国御伽草子 西遊記



西遊記 第五章解説

(*1)元始天尊
道教の最高神

(*2)三清
道教における三神で、玉清・上清・太清のこと。

(*3)九曜・元辰
九曜とは太陽・月・水・金・地・火・木・土と<らご>・計都<けいと>の九曜星官のこと。
元辰は十二支の神のこと

(*4)三蔵の出生
原作では人参果の章で三蔵の生い立ちにふれているわけではなく、三蔵が経典を取りに行く前に語られています。
「西遊記」とひとくちにいってもいくつか種類があり、底本によっては三蔵の出生について深く語られていないものもあります。ちなみに、岩波文庫の「西遊記」の底本にはその章がないようですが、平凡社から出ている「西遊記」には詳しく書かれています。

(*5)父と母と劉洪
原作では父の陳光蕊が龍神によって川の中から助けられ、劉洪が太宗皇帝によって死罪にされ、川に落とされています。
また、目が不自由になったのは温嬌の母である張氏です。三蔵は母にあったあと、孫である証拠として母の持ち物である耳輪を持って祖母に会いに行き、めでたし、めでたしとなるのですが、ここでは脚色しました。
「中国御伽草子西遊記」版では陳光蕊と劉洪の行く末についてはまだ考えていないのですが、どこかで登場するかも……。

(*6)えい州・漢字表記
えい


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