ULTIMATE F.Air


さて、このULTIMATE、
どこかでご覧になった覚え、ありませんか〜?

実はこのカラーリングの元になっているのは、
カトちゃんのHPの
「お宝写真集」
に飾ってある、あのULTIMATEなのです。
今回、2機並べて写真を撮らせて頂きましたが
手前の「シケベうさぎ」が貼ってあるのが
カトちゃんの機体、もう一機の方は
ARCのエスティマさんの愛機、
「お宝写真集」に飾ってあるあのULTIMATEの
オーナーのお一人です。
カトちゃん複葉は初めてなので、
このULTIMATE F.Airの初飛行では
エスティマさんのお世話になりました。
m(_ _)m

カトちゃんは今年1月5日に行われた
「ファンフライの集い」
でこのULTIMATE F.Airの飛びを見て
ゼーゼー!(@_@)言っちゃったのです。
よーたんが飛ばすと複葉でも立派にF.Air!
しかもトルクロールが強烈にグ〜リグリ!
「トルクロールスペシャル」の異名を誇ります!

でも、完成して先ずはこうやって並べて見て
エスティマさんと共通の意見その1
「カッコイイ!」
エンジン、タンクむき出し、配線丸見えの
プロフィール機ですが
主翼2枚のボリュームの方がずっ〜と強烈に
目立つのです!
上空を飛んだらもうファンフライと言うよりも
「ULTIMATEのスケール機」
と言っても過言では無いぐらい
とってもサマになっちゃうのです!
着陸させる時にはもうホントに
ググッと来ちゃいますよ〜!
このサイドビュー、いかがですか〜(^^)

ヒロボーのHOT LIMBO用のスパッツ(30g)
を履かせたりしてオシャレしてみました。
機体にはってあるデカールも例によって自作
ですが、今回はエスティマさんとの共作です。
(須磨模型さんにステカで作ってもらいました)

6月29日追記
須磨模型さんにはまだ少しだけ
ULTIMATE F.Airの在庫があります。
須磨模型さんで購入される方(通販もOK)
はご希望があれば
カトちゃんの機体と同じステッカーをサービス
して頂けるそうです!
在庫少なくなってますのでご希望の方は
お急ぎ下さい。
真上から見ると、やっぱり
「イタチメイト」(^^;)
なのですが、
チヨットでも傾ければ
「ULTIMATE」に早変わりしちゃいます!

ちなみに主翼上面のステッカーも自作です。
それと主翼後縁、エルロンの前に
青のフィルムを自分で貼って
オシャレしてみました!
裏面は真っ青に白のダイヤ柄、
飛行中に裏表が良くわかるデザインです。
受信機は主翼の中に納めましたが
ラダーとエレベータのサーボリードの配線は
胴体の底に這わせ、主翼の裏面に
小さめの穴を開けて配線をまとめました。
GeeBeeは胴体の中に配線を通せる様に
なってますが、このULTIMATEは
そうなってません)
(この機体こそ
配線通せるようにして欲しかったのね〜(;_;) )
そう言えばこのULTIMATE F.Airは
ちゃんと主翼が上翼、下翼とも
脱着出来るようになってます。
メンテナンスを考えたら複葉の場合
主翼脱着は必要です!
エンジンはYS63を使いました。
複葉なのに完成重量2280g(軽!)
パワーは充分、オツリが来ます。
全開は垂直上昇以外は全く不要な重量です。

それとエンジンの配管、チト変わってるでしょ!
カトちゃんのYS63は全てこうやって
配管してます。
タダでもYS63はハイパワー故に
「焼けやすい」エンジンなのに、
風が当たって欲しいシリンダーの前を
ブット〜いシリコンチューブが2本も横切るの、
カトちゃん許せない人なのです!
アルミパイプを使ってエンジンの下側に
配管をまとめてやれば、
スッキリして良く冷えそうでしょ!(^^)
こうするとアルミパイプで燃料も冷えたりする、
ってのはチト、期待し過ぎですが、
パイプをグルグル巻きにすると「隼」と同じ
冷却方式なのだそうです。
アルミパイプはエンジンマウントに穴を開けて
通して、シリコンチューブでマウントに挟んで
固定してます。
ちなみに、
アルミパイプの方がシリコンチューブより
軽いので、配管をアルミパイプを使って
コンパクトにするとチョットだけ軽量化に
貢献します。
逆止弁とYS燃料フィルターは
玉屋のホルダーで緩み止めをしています。
(最近、あまり売ってないみたいです。)
タンクの配管が3本出しなのはチト、訳あり!
後日UPするネタの一つです。

それと今回は初の複葉なのでカトちゃん
チト慎重になってます。
重心を変えやすいようにバッテリーは
タンクに両面テープで貼り付けてタイラップで
押さえ、仮止め仕様で初飛行させました。
重心を決めたらお引っ越しして固定します。
注意!
YSの場合、タンクが膨らむので
バッテリー押さえのタイラップをきつくすると
バッテリーのハンダが剥がれる恐れがあります。
柔らかくて厚めの両面テープを使い、あまり
きつく縛り付けない様に気を付ける
必要があります。
重心位置ですが、初飛行なので
指定範囲(胴体先端より280〜310o)
の真ん中より少し前気味、胴体先端より290o
ぐらいの所にしました。
(少し判りにくいのですが、マスキングテープに
指定範囲を示す点が打ってあります )
飛ばす前はテープのすぐ下をつまんで
ぶら下げてチェック出来たのですが、
一度飛ばすと滑ってぶら下げられなくなっちゃっ
たので、機体をナイフエッジ姿勢にして
親指1本の腹で支えられる位置を探って
おきました。
これから先の調整は写真に書き込んだ点の
位置を基準にして進めるつもりにしています。
(ちなみにこの点も胴体先端から290oぐらい
です)
エレベータは70度切れるように
思いっきり切り欠きを入れました。
水平安定板の後縁も自分でVカットして
ヒンジラインの隙間が大き過ぎにならずに
大舵角に出来るようにしたんですが
この機体には必要なかったかも?
少な目の舵角でも強烈に舵が入ります
(スタント舵角でも充分スピンに入るぐらい!)
エレベータのロッドはカーボンパイプで補強しま
した。
ラダーのロッドは短いのでカーボンパイプの
補強は必要無さそうです。

ラダーとエレベータサーボはデジタルのS9250、
PRIMUS ACROに使って問題無かった個体を
使っていますが、ホントは9206を使うハズでした
(サーボのお金がプチ・ポリマーのバッテリーに
化けちゃったのはヒミツ!)
新しく買うならば、やはり9206、でしょうねェ...
例によって
「ラダーガード付きタキシング出来る尾輪」
ですが、
この機体でカトちゃん、ラダータッチは怖いです。
複葉ですから...
コケたら壊れちゃうでしょうね〜。
そう思うと指が硬直しちゃいます!
まだまだやっぱりヘタッピ、です。
エルロンサーボにはOKのアクロホーンを使って
ヘリのボールリンクを使ったのですが、
サーボに3oベニアで枕木が必要になりました。
サーボホーンが前に回転すると
3oベニアの枕木無しでは
リブキャップにナットがこすれてしまいます。
OKのアクロホーンはデュブロやフタバの純正
ホーンより低くデザインされている様です。

ボールとロッドエンドはJR PROPO製、
ネジが出っ張らないスッキリしたボールはキレイ
に見えるのでカトちゃんのお気に入りです
ロッドエンドはネジがM2.3、他の物より一回り
太くて丈夫なのでこれも愛用しています。
HIROBOのボールリンクと組み合わせる時は
ボールリンクの穴をφ2.0のドリルで広げると
ちょうど良い具合にロッドエンドがねじ込めます。
スロットルリンケージは毎度お馴染み、
両面テープでサーボを貼り付けタイラップ止め。
シリコンチューブをタイラップにかぶせてサーボを
保護しています。

YSの純正マフラーパイプだと
排気が主翼前縁を直撃する位置に排気口が
位置してしまうので、
RC HOBBYの「カーブドロングヘッダー」
を使いました。

が!
それでもまだ足りません!

排気が主翼上面と胴体を汚しちゃいます。
RC HOBBYから出ているストレートタイプの
マフラーか、OSの70辺りのマフラーを使って
もっと下に排気口を位置させる方が良さそうです。

ところでOS製にせよ、RC HOBBY製にせよ
ストレートタイプのマフラーはマフラーパイプが
真っ直ぐだと排気口を左右に振れません。
カトちゃん的にはマフラーパイプは
曲げを設けた「カーブドタイプ」
がオススメかと思います。
(曲げがあるとマフラーを左右に振る事が
出来ますので。)
3フライト程したところでおとなしく飛んでくれる
スタント舵角が大体決まってくれました。
F.Airだったらイキナリ大舵角!で飛ばしても
着陸でドジって落ちても壊れないから大丈夫!
(^^;)ですが、
ULTIMATE F.Airはそうも行かなそうです。
カトちゃんのULTIMATE F.Airのスタント舵角
を計ってみましたので初飛行時の参考に
して下さい。
(カトちゃんはここからまだまだ舵角等を追い込み
ます。これで決まり!という値ではありません
ので、あくまで参考にどうぞ。)
2003 6月21日追記
FLIGHT LOGの方に
もっと煮詰めた舵角をUPしていますので
そちらを参照される事をオススメします。


まずエレベータ
カウンターの先端でUP、DOWN共15o
エクスポ:−25(フタバFF9)
ラダー
カウンターの先端で14o
エクスポ:−30
エルロンは上翼の中央で左右エルロンの開きを
エルロン先端で計りました。
(エルロンリンケージは上げ、下げ方向に差動が
無いようにしてあります。)
この方法で計って24o
エクスポ:−40

カトちゃんの掲示板
ULTIMATE関連LOG集


掲示板の方にULTIMATEに関連した書き込みをたくさん頂きました!
こちらにまとめておきましたのでご覧下さい。
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FLIGHT LOG

調整したり何か気が付いたり、
ってなネタが出来た時に更新します。
更新したら「つぶやき」でお知らせしますので
よろしければご覧下さ〜い!(^^)ノシ

SPEC(初飛行時)

エンジン :YS FZ63
ペラ   :RAM13x6
スピンナー:OK模型ABスピンナーφ57
タンク  :IM製角形240CC

サーボ
エレベータ:フタバS9250
ラダー  :フタバS9250
エルロン :フタバS9601X4
スロットル:GWS S2000BB

受信機  :フタバR149DP
バッテリー:フタバ600mAh
重量   :2280g


参考
延長コード
     延長コードがたくさん必要ですので、
     カトちゃんの機体の仕様を示しておきます。
     配線のまとめ方等は皆さんノウハウがお有りと思いますので

     異なる長さの組み合わせもあると思いますが、
     コード1本でも足りないと完成させて飛べませんので...(^^;)
     参考としてご覧下さい



・主翼が脱着式なので、サーボ側と受信機側に必要となる舵(サーボ)が有ります。
・受信機は下主翼の左ハッチの中に納めていますが、ベニアのベッドは取り去って
 下面プランク材に直接両面テープで貼り付けています。



エレベータ:サーボ側20Cm、受信機側IM製15Cm
ラダー  :サーボ側20Cm、受信機側IM製15Cm
              (受信機側は受信機の位置次第では10Cmでも足りそうです)

エルロン (注意!上翼のコード取り出し穴は左に開け直してあります)
上右   :サーボ側 IM製15Cm、受信機側 MAXX製Yハーネス
上左   :サーボ側 IM製15Cm、受信機側 MAXX製Yハーネス
          (上左のサーボ側は10Cmで充分です)
下右   :MAXX製Yハーネス
下左   :MAXX製Yハーネス

スロットル:サーボ側 無し、 受信機側20Cm



カトちゃんのたわごとインプレ



「F.Airシリーズだから失速系をやらねばならないのダ!(-_-;)」

トルクロールスペシャルとまで呼ばれているからには...
 
トルクロールしないとイケナイのダ〜!(-_-;)


んな事考えていらっしゃる方、
いらっしゃいませんか〜?


モウ、このULTIMATE F.Air

そんな事全く気にしないで

ドンドン、上空でブ〜ンブン飛ばしちゃいましょう!(^^)


カトちゃん、複葉初めてだったので少し気後れぎみだったのです。
だって、複葉って
「普通に飛ばす事自体が難しい飛行機」
ってイメージがあったもんで...

何せ主翼が2枚もあってかさ高くって...
飛行場で機体を組むのも大変そうだし、
飛びにしてもいかにもコロリッ!としそうじゃないですか!
着陸でスロットル絞ったら、
とたんにフラッと来てグシャッ!
ってな事になりそうで、
「短いおつき合いでした〜(T_T)/~~~」
で終わりそうな気がしてたんです。


駄菓子菓子!

このULTIMATE F.Air、
上空飛行が素晴らしくイイんです!(^^)
(上空飛行...? 低空でやる失速系の反対、
すなわち普通のスポーツフライトと考えて下さい。m(_ _)m)

アクロ機と比べてしまうと
F.Airにしてもドエッジにしても、
普通に飛行機っぽくスポーツフライトさせると

「何か今一つ、物足りないなァ...」

って気がしませんか?
これって...
実機感が足りないのか?
水平飛行の座りや横風を受けた時の張り付きが足りないのか?
はたまた実機感が足りないのか?
それとも...落ちても壊れないから緊張感が足りないのか?(笑)


しかしこのULTIMATE F.Airは
スロットル中スロー〜全開で飛ばす時の爽快感、飛ばしやすさは
PRIMUS ACROに似た雰囲気、
しかもシルエットがスケールなみにカッコイイのです!

エルロンの「コロコロ感」やスロットルを絞った時の急な減速、
初飛行におつき合い頂いたエスティマさんが
「ホラ!そうそう!複葉ってこうやね〜ん!(^^)」
と横でつぶやいて「ウン!ウン!」と納得しておられた通り、
複葉独特のフィーリング、ってヤツもタップリ堪能出来ました(^^)
複合舵を打つと「スパッ!」と失速して
スナップやスピンがきれいに楽に決まっちゃいます!
しかし、失速しても巻き込んじゃうようなアヤシイ挙動は全くナシ!
この辺りはF.Airシリーズ共通の安心感が備わっています。
何をやっても重量感を適度に感じながらシッカリ空気に浮かんで
しかも、単葉のF.Airシリーズには無い感覚、で
「スィ〜〜〜ッ」ときれいに延びて飛んで行くのです!

しかし、一つ注意したいのは、やはり
「失速」
ドエッジやGeeBeeなんて、よっぽどの事しない限りは
飛んでる限り完全失速には入りません。
しかし、このULTIMATE F.Airは
ドエッジと同じような感じで
タイトなウオーターフォールを決めようとしたら、
降下姿勢から頭が上がらずに
「ポロリ!」とこぼれてフラットスピンに入っちゃいました!
(よーたんに聞いたら
「少し大きめにやるつもりで操作すればウオーターフォールも出来ます(^^)」
との事です)
単葉のF.Airシリーズとは少し味付けが異なっていて
上空飛行では
「ファンフライ風味のアクロ機」
と考えた方が良さそうです。

で、

後は...やっぱり
「トルクロール」

なんですが...

立てたら、自然に回りたがります!
「スゥ〜ッ」と主翼が回り始めるんですが...
エレベータ、ラダーがもの凄く良く効くんです!
カトちゃん、
エレベータはUP、DOWN共70°、
ラダーはエレベータの切り欠き一杯の左右45°
で挑戦したんですが...


舵が効きすぎて...



「トルクロール」が
「こねるロール」
になっちゃいました!(T_T)

それともう一つ原因として大きいのは
見慣れない「複葉」のスタイルでしょうか、
姿勢が乱れ始めていても、シルエットが見慣れないために
舵を打つのが遅れ気味になってたみたいです。

よーたんも池田師匠も
「ラダーは30°もあったら充分!」
と口をそろえてらっしゃったんですが。
エレベータも45°弱もあればオツリが来そうな効きでした!

今度は舵角をラダー30°、エレベータ40°くらいにして
挑戦してみようと思っています。

その結果はまた後日!
と言う事でm(_ _)m
(続きはFLIGHT LOGを参照して下さい。)


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