【 満ち潮の夜 】





ブログで連載を始めた、第一回目の作品です。

通常でしたら、書き下ろしのように編集し直すのですが連載の一回分の章(?)の文頭と文末に歌詞を入れた事もあり、そのまま編集するのが難しかったのでいっその事、連載中の雰囲気もお伝えしようと。

私自身、本分とは関係ないようなおしゃべりも好きです♪ 
では、どうぞvv

今回、まず手始めに殺りん現代版を楽曲とのコラボでv
私の好きなzabadakのアルバム【遠い音楽】の中の一曲、【満ち潮の夜】から。


 


【 満ち潮の夜 1 】

 


* ――――  一人が寒い夜は  満ち潮の夜を待つ
        真白い服を纏い  ワルツ踊る相手を探す  ―――― *

 

 
 ……りんの中で時間が止まっていた。
 
 あの夏の一日。
 いっぺんにお父さんやお母さん、お兄ちゃん達を亡くした、あの事故の日から。
 今まであったりんの周りの世界のものが全てなくなって、そしてりんは新しい世界の住人になった。
 その世界の中心にいるのは,『あの人』で。

 事故の原因は、その車を作った会社のせいで、決してその人の所為ではないのだけれど。
 孤児になったあたしを引き取ってくれたのも、その人なのだけれど。

 夏休みが過ぎて、あたしは新しい学校に通う事になり、その学校に慣れるのに必死で秋は過ぎた。ふと、寂しいともなんとも言えないような時を感じる事が多くなって、気がついたら季節は冬になっていた。
 りんの中の時計の針は、止まっている事が多くて、それが思い出した様にひょんと、針を進める。そんな、感じ。

 邪見様が、新年用にと真白いドレスを置いていった。
 きっと昔のあたしなら

 「わぁぁ、お姫様みたい!」

 と、喜んで着て見せるだろうに。
 ……今のあたしは、誰に見せればいいんだろう?

 
 『あの人』に?

 
 それがどうした、としか思わないだろうな。

   
 そうだね。
 りんは、ここにいても『ひとり』なんだね。

 

 
* ――――  一人が寒い夜は  満ち潮の夜を待つ
        真白い服を纏い  ワルツ踊る相手を探す  ――――

        スラーズ・マリーツァ その言葉 口ずさんだら
        スラーズ・マリーツァ ほら空に 月がはじけた  ―――― *

 

 
【続く】
 
…えっと、この話は以前書いた殺りん現代版の【窓】と言う話からの続きになります。もともと現代版とかはあまり視野に入れてないのですが、現行設定からの色々な絡みがありまして、このシリーズだけ現代版の設
定があります。
これは、この曲をどうしても殺りんで使いたい為の突発です^_^;
こんな感じの短い文章でつらつらと綴って行きます♪

 

 


 【 満ち潮の夜 2 】

  

 
 * ――――  二人きりステップは  秘密への近道を
         逆さまに巡りだす   夢と現実(いま)の 隙間みつけて ―――― *

 

 邪見様が持って来た白いドレスを、鏡の前で当てて見る。
 フリルやレースは付いてはないけど、綺麗なラインの白いドレス。

 そう、前に家族で観た映画の中の女の人が着ていたみたいなそんな感じ。
 あの女の人もお姫様じゃなかったけれど。
 怪物に助けられた父親の約束を守る為、怪物のお城に行った女の人とその怪物の話。とてもロマンティックなお話だったのに。

 ……なぜか、物凄く胸が痛くなった。
 
 そんな事も、もうりんの手から零れ落ちてしまった。  
 それに……

 白い色は、『あの人』を思わせる。

 透き通るような、白銀(ぎん)の髪。
 色の薄い、光の加減では金色にも見える瞳の色。
 肌の色は、雪のようで。
 
 初めは、外国人かと思っちゃった。
 ううん、『人』のようには見えなかった。
 それぐらい綺麗で、なんだか……

 
( ねぇ、邪見様? 殺生丸様は外国の人なの? )

 
 何時だったか、そう尋ねた事がある。
 邪見様は、不思議そうな顔をして ――――

 
( ……何故、そんな事を訊く? この家は由緒正しい家柄で、亡くなられたご主人様も奥様もこの国の方であられたぞ )

( ……うん、そうなんだ )

( あの髪の色や瞳の色を気にしているのか? 時折この家では、殺生丸様のような御子が産まれるそうじゃ。もう、ずっと以前にそう言う血が混じったのかも知れぬのぅ )


  ―――― ずっと以前(むかし)。

  ―――― そういう『血』。

 
 どうしてだろう?
 何かひっかかるものを感じて……

( 殺生丸様もあのような近寄り難い、高貴な容貌をしておられる所為もあり、また幼くしてご両親を亡くされた殺生丸様に取り入り、この家の財産を掠め取ろうとしているハイエナのような輩と渡りあって来た為、いつもお一人じゃ )


  ―――― 殺生丸様も、独り。


 あたしの中の、知らない何かがざわざわしていた。

 

* ―――― スラーズ・マリーツァ   どこまでも 踊るパレエド
       スラーズ・マリーツァ   渦巻いて 降る星の下
       スラーズ・マリーツァ   そのリズム 私の中の
       スラーズ・マリーツァ   深い海 呼びさますでしょう ――――  *
   

 


【続く】
 
次は、この同じ歌詞のイメージで殺生丸視点から文章を入れて見たいと思います。
この楽曲は、歌詞も不思議な感じで素敵なのですが、曲そのものもすご く良いんです。アコースティク&フォークロア調な曲調で。
ただ現行設定で使うのはちょっと難しいかな? とは思うのですが。
それでも数年後設定では使ってますけどね、同じアルバムの曲。

 



【満ち潮の夜 3】

 

* ――――  二人きりステップは  秘密への 近道を
        逆さまに巡り出す   夢と現実(いま)の隙間みつけて ――――  *

 

 ……書棚の陰の、薄暗がりに私に良く似た『人でないもの』の、金の眸が光る。
 
 全てを見通し、思うままに動かす事の出来る。
 そんな、『人でないもの』の金の眸。
 何も語らず、動きもせず、只 そこにある。
 
 それだけで……、私を、突き動かす。


 『過去世』での、私。

 
「守るべき者」を、「唯一無二」の存在を ――――
 その手で屠った、人でないモノ。


 その想い故に。


 求め、求め続けて……、殺してしまった。
 そうだ!!
 お前はお前のその手で、お前の『りん』を殺した!!

 
 ……あれは、あの『りん』は、お前の『りん』ではない!!!

 
「……私は、『お前』ではない!! 消え失せろ!」

 
 薄暗闇で、幻影(かげ)が冷笑(わら)う。

 
 ――― 笑止な。あれは『りん』だ。私の。そして……、お前は、『私』。

 
 手にした蔵書を、幻影に投げ付ける。
 幻影は嘲笑う様に揺らめき、消えた。
 
 あれを、『りん』を引き取ってからこちら、夜毎日毎あの幻影がつきまとう。
 あれの過去世を、私は知っている。
『りん』に、どんな仕打ちをしたのかも、どうしてしたのかも。
 
 だからこそ!!
 
 繰り返してはならない! 
 同じ過ちを……。
 
 守りたいのは、あの少女の笑顔。
 望むのは、あの少女の幸せ――――
 
 その為に ――――

 ザワっと、己の胸奥で何者かがざわめく。
 くつくつくつ、と声にならぬ嘲笑が己の内裡(うち)に響く。


 ―――― 綺麗事を

 
 お前は、『私』。
 お前が、どう抗おうとも……
 
『あれ』は、私のもの ――――


 己の中で、拮抗するこの相似にして相違なる想い。
 現在‐いま‐のりんには、秘めておかねばならないこの事実。

 思い出させては、いけない。  
 決して!!!

 りん…  お前は……

 
  
* ―――― スラーズ・マリーツァ   どこまでも 踊るパレエド
       スラーズ・マリーツァ   渦巻いて 降る星の下
       スラーズ・マリーツァ   そのリズム 私の中の
       スラーズ・マリーツァ   深い海 呼びさますでしょう ―――― *
   



【続く】

…本館の小説のUP作業の為、2日くらいこちらの書き込みが出来なかったのですが、改めて読みなおして、う〜ん これだけじゃきっと何の事か判り難い話だよね、と私なりに反省しています。
この話の一回目の後書きに書いていた殺りん現代版作品【窓】と言う話は、簡単に粗筋だけ話しますと、現代でりんちゃんが家族を失ったのは、殺生丸の運転していた車の不備が原因で、そんな事もあり殺生丸の屋敷にりんちゃんが引き取られる、と言う話です。
ただそんな状況を呼び込んだのが、過去世の妖である殺生丸のりんに対しての想い故か、その想いを受けた今生の殺生丸の想いなのか、と言う辺りで…^_^;
全体的にアブナイ要素が絡んだ話なので、詳しくはむにゃむにゃむにゃ、なのです。

次の回で、終ればいいなぁ。( …だ、大丈夫かしら (汗))

 



【満ち潮の夜 4】

 


* ――――  三日月の夜までは  音をたててはいけない
        忍びあう口笛も   恋人の心砕くから  ――――  *

 

 あたしは、鏡の前でもう一度、その白いドレスを自分の身に当てて見た。滑らかな手触りの薄くて軽い羽根のようなドレス。スカートの部分は沢山のギャザーを寄せても不恰好に膨らむ事のないしなやかさ。
 お部屋の照明を反射して、ドレスの周りがぼぅと光ってる。

 ( あれ…? なんだか、懐かしいな。この感じ。何だったのかな? やっぱりこんな感じの……、もっとさらさらしてて、温かいような…? )

 うん、でもりん、こんなに立派なドレスなんて、生まれて初めて見るもんね。きっと、気のせいだね。

「なんじゃ、りん! まだ、試着しとらんのか!?」

 さっき部屋を出ていった邪見様が、小さな身体に余るほどの荷物を抱えて戻って来た。

「邪見様、それ なぁあに?」
「うん? ああこれか。これは、ほれ! そのドレスに合わせた靴やバッグや小物色々じゃ。全部合わせて見るから、早く試着せんか!」
「……うん。でもこのドレスとっても綺麗なんだけど、今着るには寒くない? こんなに薄いんだよ?」

 そう言ってあたしはドレスの裾に自分の掌を当てて見た。仄かに照明を反射する布地越しに、あたしの掌がぼんやりとピンクに透けて見える。

「ああ、そりゃそうじゃろう。女性の正式な服装に用いる生地などは絹モスリンか琥珀織のような薄手の生地がほとんどじゃからの」
「絹…モス? 琥珀織…? って……」

 この邪見様。見かけ以上に年寄りなのか、時々とても古い言葉を口にする事がある。

「おっと、そうか。今時の娘に絹モスリンとか琥珀織とか言っても判らんな。どちらも絹で出来た薄くて軽い織物の事じゃ。ん〜、確かシフォンとかタフタとか言うたか」

 ……聞いても、やっぱりりんには判らないけど。

「女性を美しくあらせるのは、男の器量。無骨な布でその身を包ませるのを良しとはせぬ故な」
「でも、やっぱり寒いよ。これ……」
「じゃから、『これ』があるんじゃ」

 そう言うと邪見様は抱え込んできた荷物の一番下の一番大きな箱から、薄青く光る毛並みの ――――

 
『もこもこ』――――

 
 あたしの頭には、不意にその言葉と共に胸が苦しくなるような、甘酸っぱいような不思議な気持ちが沸き起こる。

「ほれ見事なもんじゃろう? 最高級品のシルバー・フォックスじゃ。軽くて温かくて、この気品。りん、お前も堂々としておかねばこの毛皮に食われるぞ」

 そう言いながら、邪見様はそれをあたしの肩に掛けてくれた。
 
 ふわふわ、ほわほわ。
 暖かくて、柔らかくて ――――

( ああ、どうしてだろう? なんで、こんなに懐かしいような気がするんだろう? でも…… )

 
『りん』の知っているのは、もっと ――――

 
 ふわふわとさらさらと。
 もっと、大きかったような気がする。

 そんな筈、ある訳ないのに。

「ほぉぉぉ〜、まさしく『馬子にも衣装』じゃな。これまた、誂えた様にサイズもぴったりじゃ。流石、目利きでいらっしゃる」

 りんは邪見様に言われたとおり、りんの部屋に運び込まれたものを全部試着した。それはドレスの下に着る下着やストッキングからはじまって、ドレスに少し踵のある靴や手袋・マフやリボンやバックの小物。
 最期に、あの毛皮。

( ああ、やっぱり……。こんな風に大きなものに包まれていたような気がする )

「……普通はの、ちゃんと仕立て人を呼んで採寸をさせて、仮縫いの段階で一度着せてみて、それから仕上げねばそこまでピッタリと身に合うものは仕立てられんのだか……」


 鏡の中の自分を見て、別人の様に思う。
 りんに良く似たもう一人の、『りん』

 その『りん』を包み込む様に、白い幻影(かげ)が見える。
 ううん。見えた様に思ったのは、この身に羽織ったこの毛皮の残像かも知れないけど。


「ありがとう! 邪見様」
「うん? りん。お礼は殺生丸様にじゃろう? 確か今時分なら地下の書庫に居られる筈だ。さ、その姿で礼を言ってくるが良かろう」
「お屋敷の中だから、毛皮やバックは置いていっても良い?」
「ん〜、いや。念の為、そのままで行って来い。どうじゃ、りん。それでもまだ寒いかの?」
「ううん! じゃ、行って来ます、邪見様」

 りんは部屋を出て、歩き慣れない踵の高い靴でゆっくりと階段を降りて行く。

 
 なんだろう?
 胸がざわざわする。

 期待?

 不安?

 りんには、判らない ――――

 


【続く】
 
あ〜、やっぱり終りませんでした。あと、もうちょっとなのですが、ブログの一日分に書き込むには長過ぎる様で… ^_^; 
まだ制限にはひっかかってないんですけど、ねv

もともとの【窓】も続編を2本予定してましたので、それはこちらのブログでやって行こうと思います。この話は、後一回で終る予定です。
その後、現行設定でのアブナくない話を1本、入れます。
良いですね、ブログ連載。ともすれば怠けがちな私にはぴったりのツールです(^^)
 



【満ち潮の夜 5】

 

―――― 半地下の、書庫。

 
 冬の弱い日差しが階段の半分までしか差込まず、その先は曖昧な陰がゆらゆらしている。何だか呼ばれているような、怖いような。その陰のもう少し先に、薄ぼんやりとした細長い白いもの。
 それが大きく揺らめいて、手招きされたような気がして。

 
( ヒト!? )

  そう思ったのは、一瞬で。
 よくよく瞳を凝らして見てみれば、それは書庫の扉に嵌め込まれた曇りガラスから洩れた書庫の明かり。

( もう……、怖い怖いと思うから、何でもないモノまでオバケに見えちゃうんだ )

  それでもなぜか足音を忍ばせて、いつもの『まったくお前は落ち着きがない!!』と邪見様に言われている自分にしては、まるで亀のような歩みでその扉の前に立つ。
 
 そう言えば ――――
 
( りん、このお屋敷に引き取られてから半年くらいになるけど、まだ二人っきりで、会った事ってないのよね? )
 
 りんに何不自由のない生活を与えてはいるが、殺生丸自身がその生活の輪に交わる事はない。りんの世話一切は邪見に任せ、仕事で屋敷を空ける事も多くい。また偶(たま)に屋敷に滞在したとしても、仕事も出来るこの書斎兼書庫に篭っている事が多かった。

 だからこそ、りんは自分を『一人』と感じ ――――
 殺生丸を、『独り』と思った。

 扉をノックしようとして、りんは自分の手が震えているのに気が付いた。
 それが、緊張からなのか他の何かなのか ――――
 
 りんの小さな手が扉を叩こうとした、その寸前。

 
「 ――― 入れ」

 
 中から、静かで重い声が響く。
 滅多に聞く事はない、その声。
 そう、今も。

 
( えっ? 『今』も、って……。なに言ってんだろ? あたし )
 
 自分の記憶の中に、『自分の知らない』記憶が混じっているようで、今までこんな事なかったのに、軽い混乱を覚える事がちょくちょく増えて来た。りんは軽く頭を振ると、小さな声で答えた。

「はい、殺生丸様」

 書庫の扉を細めに開けて、なるべく音を立て無い様に中に入る。
 部屋の中は天井近くの窓の弱々しい光をかき消す様に、煌煌と明かりが点けられていた。目に痛い程の光の強さに、りんは思わず顔を顰めた。
 
 ―――― 幻影(かげ)を忌んで、必要以上に照明を強くしているのは否めない。

 
 その光の中に、真っ白な『りん』の姿。
 その無垢(しろ)に重なる、鮮やかな濃紅。

 殺生丸の内裡(うち)に疾る、戦慄めいたもの。
 それもまた、幻影(かげ)。


 床に落ちた蔵書を拾い上げ、書架に戻そうとしていた殺生丸は、りんの方を見もせずに言った。

「……何の用だ」
「あ、あの…っ! このドレス、ありがとうございました!!」

 ペコリと頭を下げるりんの声に姿に、かき消される幻影。

「……礼を言われる程の事もない」

 殺生丸はなるべくりんとは視線を合わせぬように、事務的に言葉を継ぐ。

「あっ、でも…、りん こんな立派なドレスなんて初めてで…。それにこの毛皮も暖かくって、なんだか懐かしくって……」


( 懐かしい…… ? )


 りんの言葉に視線を向けると、その身を覆うシルバー・フォックスの青みを帯びた白銀の毛並みを忌々しげに見詰めた。その険しい表情に、りんの身が竦む。

「……やっぱり、似合わないですよね。あの……」

 殺生丸からの返事はない。

 ……出来るだけ、りんとは接触しない様に気を付けていた。
『過去世』の記憶に繋がるものも遠ざけるよう心を砕いていたのに、それでも奴は ――――

 
 りんの為に誂えた服。
 そう、採寸もさせずに!

『りん』の身に他人が触れるのを嫌がり、今でも『りん』の事なら知らぬ事はないと誇示して。
 そうして、さりげなく『己』を忍ばせる。

 私の中の『殺生丸』――――

 
「……あたし、着替えてきます」

 ……それも、奴の仕組んだ事か。
 身を翻したりんの足元が履慣れない靴のせいでもつれ、床に倒れそうになる。


 とっさに、その細い腕を取ってしまった。
 花の様に広がる服の裾と、華奢な足。


 初めてあった頃と変わらない ――――

 
 

  ―――― スラーズ・マリーツァ  どこまでも 踊るパレエド
       スラーズ・マリーツァ  渦巻いて 降る星の下
       スラーズ・マリーツァ  そのリズム 私の中の
       スラーズ・マリーツァ  深い海呼びさますでしょう ――――
   


 ―――― 『殺生丸様』

 
 ―――― 『りん』

 

 
『私』の中で、奴が北叟笑む ――――

 

 


【終】
2004.12.15

 


【 あとがき 】

管理人の趣味丸出しの、オカルトがかった転生ネタ、です。
かなり判り難い表現ばかりで、申し訳ないのですが、この手の話で「だからどうしてどうなった」みたいな表現は興ざめしそうで、判り難いのを承知でこんな書き方です^_^;
遊びに来て頂いたお客様に、少しでも楽しんでいただけたら望外の喜びです。


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