必ず水が出ますか?

東三河近郊で平地の場合、水量や水質は場所によって異なりますが100%近く水は出ます。
ただ、山間部や山の麓あたりでは水量が少なかったり、まれに、満足な水量が出ないところがあります。


深く掘れば深いほど良い水が出ますか?

地下には複数の帯水層があります。地表からの有害物質は深くなるにつれ汚染されなくなりますが、それぞれの地層成分によって水質が変わりますので深く掘れば良い水が出るとは限りません。
また、場所によって鉄分やマンガンなどを含んだ帯水層しかなかったり、深くなると海水に汚染されて塩分を含んだ水が出るところなどがあり、深いほど良い水が出るというものではありません。


水質や水量の保証はありますか?

地下水は通過した地層や帯水層の成分で水質や水量が変わりますので保証することはできません。
現地確認と周辺データーである程度正確な水質や水量の予測をいたしますが、目に見えない地下のことゆえ絶対というわけにはいかず、どうしてもお客さまが100%満足とはならない井戸になることもあります。

飲料水として使用できますか?

地下水を飲用として使用する場合は、最低でも保健所で行う一般10項目は基準値以内であることですが、一般の水道水は国の法律で50項目の検査をしています。できれば地下水も50項目検査することが望ましいですが、年に1度50項目検査をするにはかなり費用がかかります。
安全や健康を考えると飲用は水道水、それ以外の生活水は地下水でというように使い分けをするか、飲用に使用する蛇口にRO等の水処理器を取付けることをおすすめします。

また、近年は水道水や地下水の硬度分(カルシウム・マグネシウム)や鉄分が配管、温水器などの機器を痛める原因となることから、地域によって地下水の検査項目の中に硬度や鉄を含むところもあります。


水質の改善をすることができますか?

既設井戸で複層取水の場合、改修工事で水量の回復に伴い、多少水質が改善したり、砂の量が減ったりすることはありますが、それ以外ではまずあり得ません。
ただ、地下水で問題になる大腸菌・一般細菌・鉄・マンガン・硝酸性窒素・硫化水素・砂・他は専用の水処理器で問題のないレベルにすることができます。


井戸水は安全ですか?

弊社が施工する井戸のほとんどは被圧地下水を汲み上げる深井戸といわれるものです。よくニュースで報じられているような有害物質は地表からの浸透によるもので比較的浅い帯水層で取水している井戸で検出されています。
深井戸の場合、取水する帯水層までにいくつもの層があり、その中の粘土質系の層で有害物質は遮断されます。井戸の管の周囲も粘土や泥土できっちり遮水しますので検出されることがまずありません。


井戸が涸れることはありませんか?

井戸の深さが10m前後の浅井戸は天候や季節で水量の増減や周辺の工事が原因で涸れてしまうことがあります。深井戸の場合は周囲の井戸が多量揚水することや、ストレーナーの目詰まりで水量が減ることはありますが、周囲の揚水量が減ったり、ストレーナーの目詰まりを解消することによってまず元にもどります。
東三河近郊で深井戸の涸れた例は今のところありません。ただ、過剰揚水が原因で水質が悪化したところはあります。

井戸を掘る工事費用はどれくらい?

掘削費用は場所状況、工法、口径、深さ、ケーシング材料、揚水試験の内容等で変わります。
設備費用は使用水量と揚水試験の結果を参考に最終決定します。
家庭用ポンプでも吐出量や揚程で金額が大きく変わるため、工事費用は場所と使用目的、使用水量等が分からないと安易に幾らと答えることができません。

現地確認や見積りは無料ですので、お気軽にご連絡ください。


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