このページは,http://www.kivakoulu.fi/kiusaamisen_vastainen_kouluの訳です。左右並べてお読みいただくと写真や文字の強調が分かり易くなります。
本両親向けガイドは,いじめ撲滅のために扶養者が道具として使用するために考えられた「いじめに立ち向かう学校プログラム」の一部である。(以下「KiVa(キヴァと読みます)学校プログラム」と略す。訳者注:KiVaとはフィンランド語の Kiusaamisen Vastainen(いじめに立ち向かうこと)の頭文字をとった造語であるが,フィンランド語の形容詞でkiva(素晴らしい,気持ちのいい)の意味とも掛けている。)
KiVa学校プログラムは,いじめの克服と予防のための教育省の助成計画である。これはいじめとその対処について基本を置いている。このプログラムはトゥルク大学心理学教室と教育学センターの研究者,クリスティナ・サルミヴァッリ(Christina Salmivalli)教授と心理学博士エリサ・ポスキパルタ(Elisa Poskiparta)特別研究員によって考案したされたものである。プログラムはインターネット・ホームページ(www.kivakoulu.fi)上にプログラムの追加情報が掲載されており,そこには計画立案に参加したこれ以外のメンバーも載っている。
法や規則はいじめに対処すべき義務を課している。学校法は学習者を保護し,安全を確保するために作られている。国の学習指導要領の基本には,いじめをなくし,いじめに対して為すべきモデルを作り上げる義務を学校に対して課している。KiVa学校プログラムは,各学校がこれを用いていじめに対抗する措置を適法として執行できる道具である。
このガイドの期待するところは,両親に学校のいじめの現状と家庭や学校でどのように対処できるかを提供することである。家庭と学校の協力がこの問題で重要な部分です。KiVa学校を一緒に作っていきましょう。 主要な問題は最後まで章立てしてあります。加えて両親のガイドは,「ご両親への重要なガイド」ページに要約して表現しています。読んでいただければ要約された意見の重要な事柄を得られるでしょう。もしいじめにこのガイドを広く適応したいならいじめやその対処法の情報を出典から見つけ出すことができるでしょう。
このガイド執筆中にご両親,学習者,関係機関従事者から話を伺いました。ご意見や関係機関従事者,特に次の方々,Varsinais-Suomi県警察のJanne Aro-Heinilä巡査部長,保護者のLiisi Eränkö,Marita Kantolaそして学習者のMikael Eränkö等のアドバイスに心より感謝申し上げます。
KiVa学校,即ちいじめに立ち向かう学校は目的達成のためにいじめを受け入れない家庭が必要で,もしこれがいじめの目的となるのであれば,両親が子供たちと会話を通じて両親がいじめを受け入れないことそして子供たちを手助けする準備があることを伝えておく必要があります。
アリ・カウキアイネン,クリスティナ・サルミヴァッリ