団地風景
若葉第二住宅管理組合自治会のご紹介


地域社会が一体となるためには?

 今日、私達が地域社会で楽しく生活していくには、様々な多くの問題が生じています。
例えば、環境美化(ゴミの問題、道路側溝の清掃など)に関する問題や、防犯・非行防止、防災、交通安全等いろいろありますが、その解決手段としては、家庭で、近隣で、地域で、また行政でと、れぞれの段階で対応しているのが実情ではないでしょうか。
 そこで、私たちは充実した社会生活ができるよう、家庭は元より、近隣や地域が一体となって自発的に行動し、共同活動を営みながら、まちづくりを進めていくために組織されたのが自治会です。自治会は、住民によるふれあい活動をとおして、地域の連帯感を高め、住みよい地域をつくっていくための、もっとも身近な住民組織の団体です。


自治会と行政

近年小さな政府が叫ばれ、全国の自治体(各市町村)に向け、地方でできることは地方で、民間でできることは民間でと、正に三昧一体の政策が徹底されてきました。特に財政面での縮小均衡型を中心としたあらゆる問題が沸騰し、いまや自治会は市との繋がりにおいて、市民とのパイプ役として必要不可欠の存在となっています

自治会は、各地域の環境、福祉、防災、防犯、学校関係、急速に進む少子高齢化問題などに取り組むほか、行政との連絡機能や調整機能を有しています。


 我が鶴ヶ島市の自治会の構成は、地区割りを原則とするも、主に中学校を中心にエリア化されています。
 私たちの若葉台第二住宅自治会(以下、自治会という。)は、富士見中学校エリアに存在し、8つの自治会「富士見、五味ケ谷、若葉台第二住宅、わかば、県営富士見団地、若葉グリーンプラザ二番館、富士見ハイツ、白鶴」で構成され、「富東地区ブロック」の一員として組織されています。

若葉駅の東側となる「若葉台第二住宅、富士見、わかば、県営富士見団地」の4つの自治会は、「富士見連合自治会」として組織され、30年前に発足しました。当時は今日ほど若葉駅の周辺が発展するとは予測されず、地区内での情報の共有が主な活動目的でしたが、近年では駅周辺の発展とともに環境問題や社会問題も多様化してきたため、地域や市と連帯して問題解決への姿勢が大変重要となってきたことは言うまでもありません。

 これ等の歴史から、鶴ヶ島市には84の自治会組織があり、これらを地域ごとに統括する形で8連合会として組織されています。その84の自治会は「鶴ヶ島コミュニテイ協議会」として市役所内に事務局を置き、市と協力して円滑な運営を行っており、市では自治会の加入会員に対し、一世帯当たり年間1,000円〈平成25年度〉を活動補助金として予算化されていますが、市の財政は極めて厳しく保証の限りではないようです。


管理組合と自治会

まだまだ管理組合と自治会の区別が付かない人がいますね。     


管理組合

 集合住宅(分譲住宅)は、法律(建物区分所有法)の定めにより、所有者(区分所有者)の全員で組合を結成することが義務づけられています。その組合が管理組合という組織です。

管理組合は、管理組合規約に基づき、主には全員で当該住宅の建物及びの敷地並びに附属施設の維持管理を行う為の団体を構成し業務を運営します。規約の内容については省きますが、管理組合は行政や地域社会に関連する事業、福祉、文化教育、社会とのコミニュケーションツールとしての相互協力等々の業務は範囲外です。また、管理組合は法律による「強制加入」となり、所有者の意思よる脱会はできません。


自治会

 一方、自治会は、冒頭でもご紹介したように、市町村の各住戸を地域毎に生活する上で、様々な問題に住民の意思、権利と義務、住民相互協力による親睦と連帯を目的とした自治組織で、任意の団体です。

自治会は、行政や地域社会に関連する事業、福祉、文化教育、社会とのコミニュケーションツールとしての相互協力等々に拘わる業務を範囲とし、自治会の脱入会は管理組合と異なり、個人の自由とされていますが、自治会は地域を守り、安全、安心な社会環境づくりを推進していく、重要な地域における推進団体です。

 易しく言えば、地域での親睦活動としては、「お祭りやイベントなどの開催、スポーツ・レクレーションの実施、文化・芸術活動」、まちづくりとしては、「環境美化・清掃・リサイクル活動、防災・防犯予防活動、介護予防、学校教育支援、ボランテイア活動、自主防災会組織」を立ち上げたりと様々な活動を行っています。特に行政とは情報を共有し、地域問題に関する要望や確認・依頼等は自治会を通して行政と円滑に連携しています。