生まれかわった猿島へのご案内 

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石積の階段も復旧された。
以前は階段の形になっていなかった。



猿島地下要塞潜入から一年後

昨年春(2003年3月21日のことであります。)25年ぶりに猿島の地下要塞潜入に成功した世話人は、
ひとまず猿島研究については終止符を打った。
その時は
横須賀市「エコミュージアム」構想による都市公園整備の調査も始まっていたので、
落ち着いた頃にまた見に行けばいいと思ったし、もうあんな怖い思いもしたくなかったのだ。


ところが1年経つとやっぱり猿島のことが気になってきた。修復の進捗状態はどうだろう?
以前と全く違う物にされてはいないだろうか?怖さのあまり地下要塞のまともな写真が撮れなかったが、
やっぱり冷静に手順を決めて撮りなおしておきたい・・・
などなど考えているうちにまた行きたくなってしまった。

てなわけでやって来ました猿島へ!(2004年3月28日のことであります。)
今回も前回以上に装備を充実させた。もうこれで終わりにしようと思ったからだ。

行ってみてやっぱり驚いた!すっかり公園化していた。アミューズメントパーク崩れという感じか?
昨年はたった一年の間で随分と崩壊が進んでいて、その変わり果てた姿に愕然としたが、
今年はたった一年の間ですっかりキレイになってしまい、別の意味での変わり果てた姿に愕然とした。

やはり昨年見たときは崩壊途中ではなくて、修復の途中だったようだ。
そして今回は公園整備の検査を明日にひかえているということで、警戒厳重であった。
地下壕潜入のアプローチである島の頂上部分が封鎖され、ガードマンが張り付いていた。
驚いた!!ここでガードマンを見ることなど後先もうないと思う。

本来ならガードマンの目を盗んで潜入したいところであったが、ガードマンは怪しい動きをする世話人に
再三注意を与える。マークしているようだ。ここでモメ事をおこすのはどうもヨロシクない状況であった。
何かあったらちょっと言い訳しづらい。自己責任をしっかり問われてしまう。
世話人は何か気をそがれてしまい、さらっと観て1時間足らずで撤退を決めた。
今日は運が悪い。廃墟探索にムリは禁物である。

そんな事情で今回は空振りの猿島上陸でありますが、一応生まれかわった猿島をさらっと紹介致します。



切り通し部分の地盤面は
その当時のレベルまで1m
ぐらい掘り下げたみたいだ。

その上に歩行者用デッキを
設置している。


ご丁寧なことだ・・・

歩行者用デッキを歩いて
いけば両脇のレンガ造りの
兵舎や弾薬庫跡が
見学できるというわけだ。

なんかつまんない!

予想通り、誰でも安全簡単に
見られるキレイな廃墟という
非廃墟状態と化している!



歩行者用デッキは
トンネル入り口まで続く。

あまり意味ない・・・

予算が余ったのか・・・

旗竿立てか何か巻き上げ機
のようなものの取付台座で
あろうか?

やっと樹木の侵食から
解放されている。


なるほど!石積みの下には
排水口が埋もれていた。




以前屋外トイレであった
ところだ。
以前は三分の一ぐらい
埋もれていた。





ほとんど埋もれていた兵舎跡だったが、
姿が見えていた。

しかし、
他のものより痛みが激しい。