2006/11 - lisr

過去

Ganerated by nDiary version 0.9.4

2006/11/14

更新しようと思ったら [lisr]

rubyもnDiaryもインストールしてなかったことに気づく。

春先にPCが不調になり買いかえ、それっきりだったらしい。旧マシンのHDDは無事だったので、当座必要な最低限のデータだけは移しかえておいたのだが――、移した後に、そのHDDをフォーマットしちまったよ。

あれこれインストールして、日ごとの.diaryファイルを作るエディタ用マクロも書いた。しばらくはこれでいいか。……よくなかった。nDiaryの書式を完全に忘れていた。フィルタの書き方がわからず、以前じかにndiary-lib.rbをいじったりしてあるので(そもそもrubyの基本がわかってない)、思い出しながらちょろちょろ手を加えて更新。いままでの.diaryファイルには手をつけないことにしよう。

しばらくしたら数ヶ月間webにつなげない生活になるので、また未更新になりますが、しばらくおつきあいのほどを。

2006/11/16

カテゴリ [re stationery]

Etaの昼下がりの星座: ナイスなCMを読んでいてつらつらと。
AKIRAの話ではなく、カテゴリの話(フルアニメにもプレスコにも、当時から興味なかったからなあ。いまはアニメそのものに興味がないが。ちなみに、マンガは1巻しか読んでません)

この雑記は、内容ごとにカテゴライズすることはしていません。カテゴリ分け、はじめました。分類することを忌避していたわけではなく、いずれはカテゴリを作るつもりでした。ただ、最初からカテゴリを設定することを避けていただけです。思いつくままに分けていくと、いわゆる「こうもり問題」であとあと悩むんじゃないかと不安を感じたもので。nDiaryもそうですが、たいていのblogツールはひとつのトピックに複数のカテゴリを持てるので悩むことでもないんですけど。

数ヶ月書いてみてから、その内容に沿ってカテゴリを作成しようと考えていました。――更新自体しなくなったので、けっきょく内容分類も沙汰止みになりましたが。

並べた封筒

それはさておき。

blogもそうですが、書類を整理するにも、分類することはありますな。先人はその方法論をいろいろ考えております。わたしの場合は手っ取り早く、時系列整理の“「超」整理法”で押し出し式ファイリング。いまさらではありますがね。
もっとも、時系列による整理がどれくらい有効かはよくわかっておりません。書類を角二封筒に収納していくのが楽だから利用しているだけで。封筒を使うだけなら山根式でもいいかもしれないけど、ずぼらなわたしに五十音順に整理するのは無理(ただし、わたしは山根一眞の整理術関係の著作は読んでいない。野口悠紀雄が言及した部分でしか知らない。つか、『変体少女文字の研究』しか読んだことないや)。定期的に見直すべきなんでしょうけど、封筒に入れたら入れっぱなし。理論を実践していなけりゃ、そりゃあうまくいくはずもない。


さきほど、「こうもり問題」で検索したらこんなページが。http://www.hyuki.com/yukiwiki/wiki.cgi?%C0%B0%CD%FD%CF%C0#i1。ちとウケた。わたしだったらどのフォルダに入れるだろう。「本」か「Perl」か「心」か。よく見たら、結城さんのサイトにあるwikiでの文章であったか。そりゃ名前が出てくるわな。
結城さんのPerl入門本好きなんだよな。rubyの本も書いてほしい。……と思う人は他にもいるのですな。Rubyの入門書

整理についてほかに書くことがあった気がするけど(しかもそれが本題だったはず)、思い出せないので眠ることにいたします。

2006/11/18

クイーン占い [re books]

旧聞ながら、エラリイ・クイーン占い

a day in the life of mercy snowの11月上旬経由で知り、やってみた。

猶井さんはサムエル・プラウティ です!

いやあ、素でうれしい。やる前に、《検死医のセンセだったらいいなあ》と思っていたので(ちゃんとしたクイーンファンじゃないので、名前を忘れていた)

何事も真剣に取り組む情熱や熱意も兼ね備えています。とか、直感力にも優れているので、芸術分野などで才能を遺憾なく発揮するでしょう。といった、実情と異なるコメントは見なかったことにして、人物名だけを喜ぶことにしよう。

「J. J. マック」とか「クイーン警視の部下」になったら微妙であった。

パーフェクトガイド [re books]

Amazon.co.jp: エラリー・クイーン パーフェクトガイド

クイーンで思い出したけれど。

昨年、生誕100年を祝って、年頭にクイーンの作品全部を読むという目標を立てた。後期作品なんてぜんぜん読んでないから、いい機会だな、と。結果、企画倒れで終了。短編をいくつかと、『ローマ』、『X』、『盤面の敵』を再読しただけで、長編の初読はゼロ。なかなか思うようには行かない。

唯一生誕100年っぽいことといえば、2005年1月1日に『エラリー・クイーン Perfect Guide』を購入し、2005年12月31日にそれの文庫版『エラリー・クイーン パーフェクトガイド』を購入したことくらい。

親本と文庫本をざっと読み比べて悲しかったこと。
そういえば、法月綸太郎のクイーン論だけで一冊にまとめるという話があるのですが、これもいまだに刊行されていません。という一文が、文庫ではばっさり削除されていること。

出版されないのか。法月綸太郎によるクイーン論で読んだ覚えのあるのは以下くらい。

「大量死と密室」
創元推理が初出で、その後『本格ミステリの現在』に笠井潔論として収められたもの。
「初期クイーン論」
現代思想だかユリイカだかに載ったやつ。
「一九三二年の傑作群をめぐって」
『名探偵の世紀』所収。

ほかに何かあるかと探してみたところ、こんなページが。法月綸太郎にとってクイーンとは何か (田中博)。ここにはちゃんと初出情報も書いてありました。
最近訪問したことなかったな、e-novels。


つい先日まで、Amazonのマーケット・プレイスに出ている『フォックス家の殺人』は軒並み4,000円以上の価格がついてたけど、少しは落ち着いたようで。(Amazon.co.jp:新品およびユーズド: フォックス家の殺人。)

クリアホルダー [re stationery]

一昨日のカテゴリの話から続けて。

ボナ植木『書斎がいらないマジック整理術』では、角二封筒のかわりにクリアホルダーを重ね合わせて利用することを紹介しています。

わたしは利用していませんが、その理由はこんなところ。

コクヨの10枚パック(廉価版)クリアホルダー(フ-780)あたりだと、ふにゃふにゃしているから、封筒の代わりにするにはかえって使いやすいかもしれない。ただ、100円ショップで手に入るものに比べると割高になるんですな。ぜんぜん廉価版じゃない。時代は変わった。

2006/11/20

“おもかじ”と“とりかじ” [on the web]

suttokodokkoi: ヘキサゴンIIクイズパレードに里田まい 061115を拝見しているうちに思い出したので、以下にメモ。面舵が右回りか左回りかわからなくなったときのTips。それにしても、さすがサトタや。

おもかじ
“お”という文字は二画めで右回りに描く。よって“おもかじ”は右舷。
とりかじ
“と”という文字は二画めで左回りに描く。よって“とりかじ”は左舷。

これは、以前 元船員から聞いた話だけど、教えた当人はすっかり忘れていた様子。「普通はポートとスターボートとしか言わんから、面舵と取舵がどっちかなんて覚えてないよ」。……いや、だから、はるか昔にあなたから教わったことなんだってば。

アーサー・ランサムの物語には頻出する単語ですな。ポートとスターボート。

2006/11/22

クリプティック・クロスワードパズル [re books]

しばらく前に本の整理をしていたところ、EQ誌が数十冊出てきた。ほとんど処分してしまったんだけど、一冊だけ残した。


ルイスはたての十四を見た。“学士を下宿させる(テイク・イン・バチェラー)って? いいだろう(三字)”ルイスはモースが書き込んだ文字を見た。BRA。なんと言ったらいいのだろう? 彼は今まで一度もモースと仕事をしたことがなかった。

引用者註: 「テイク・イン・バチェラー」は、引用元ではルビ書きですが、ここでは括弧書きしています。

そりゃあ、なんといったらいいか困るわな。原文だとTake in bachelor? It could do.というカギらしい。で、モースによる解説。

「“学士”の略称はBAだ。“take(下宿させる)”は“r”になる。ラテン語ではrecipeだ。(take in bachelor はrecipe (R) in bachelor (BA) つまり、"R" in BA (BAの中にR)でBRAという答になる)ラテン語をやったことはないかね?」

以上『ウッドストック行き最終バス』から。《このクロスワードパズルって、日本のものとはぜんぜん違うんじゃないか?》と、面白く感じたのが高校生のとき。興味が持続すれば、もう少し英語の勉強もしたんだろうが……。その後、EQに載った松下祥子のエッセイでもう少し詳しいことを知る。そのエッセイが載っているのが、一冊だけ残したEQ。

EQ No.70 (1989年7月号) “オックスフォード便り”より。アメリカとイギリスのクロスワードパズルの外見の違いに触れたあと、

第二に、中身の違いがあります。アメリカのクロスワードは日本のと同じように、各カギ(clue)が示す類義語が答えになります。たとえば、「絶滅したニュージーランドの鳥=MOA」という具合です。イギリスでは、この手の単純なクロスワードは<クイック・クロスワード>などといって、一般紙の中の小さなコーナーやタブロイド新聞に載りますが、主流ではありません。では主流は何かというと、<クリプティック(cryptic)・クロスワード>と呼ばれるタイプです。

“クリプティック(謎の、暗号の)”の名が示すように、このタイプのクロスワードではカギがすべて謎かけになっています。たとえば、「お茶をいれるのにできる限りのことをしなさい――戦争を終結できるかもしれない(Do what you can about brewing tea -- it may end a war) = TREATY」という具合。おいそれとは解けないでしょう!

クリプティック・クロスワードの解き方の基本はこんなところらしい。

Val's Home Page - Cryptic Crosswordsにはさらに詳しく書いてある。ローマ数字に置換("5"が"V"、"10"が"X"、"50"が"L")したり(Roman numerals)、一文字飛ばしたり(Odd/even letters)……。

言葉に関するあらゆる技術を投入という印象。以前、デクスターがクロスワードパズルのカギ作りのチャンピオンと聞いたときは、いまひとつピンとこなかった(カギ作りコンテストがどういうものか、想像しにくいこともあり)が、こうしてみると凄さがわかるというか。きみはマリオネット。わたしが操る。ですな。

お、Spoonerismsなんてのもある。

スプーナリストの学部長が出てくるのが、エラリイ・クイーン「変わり者の学部長 (My Queer Dean!)」。
と、EQから始まったトピックなんで、EQで締めてみる。

2006/11/23

クリプティック・クロスワードパズル II [re books]

昨日のクリプティック・クロスワードパズル承前。

Do what you can about brewing tea -- it may end a warの答えがTREATYになることについて、松下さんによる解説を引用し忘れていた。

"brewing tea" だからTEAを混乱させて(brewing) "EAT" そのまわり(about)に "do what you can" を表わす "TRY" を配して "TREATY"(和平条約)というわけです。


言葉遊びといえばルイス・キャロルですが、まったく詳しくないので素通りし――、『アリスのティーパーティー』の桑原茂夫による、『不思議の部屋(1)―ことば遊び百科(これは日本語の言葉遊び)は面白いですよ、とひとまず記しておいてみたり。

2006/11/27

K2EditorのGrep結果から、あふ [re tools]

K2Grepからあふを開いてみる。

//K2EditorでGrepした結果、キャレットのある行のパスをあふのフォルダ窓で開く
//すでにあふを起動している場合は、カーソルのある窓で開く
 
BeginUpdate
MoveLineStart
 
Find("[A-Z]:[^:]+(?=\(\d+\))",1,0,1,0,1)
 
Copy
ProgramExec(D:\tools\afx\AFX.EXE,"-S -P%CopyStr%")
//ProgramExec(D:\tools\afx\AFXCMD.EXE,"-P%CopyStr%")  //あふこまんどをインストールしていればこちら
ClearFindItem
EndUpdate

%CopyStr%じゃなくて%SelText%にすれば、前行のCopyコマンドは不要でした。

ということで、ほぼ自分用メモにしかなりませんが。

2006/11/29

Book Test [re books][on the web]

ブック・テストというマジックがあることを知る。なんとも惹かれるマジック(関係ないけど、このページにある書影が『予告殺人』『満潮に乗って』『終りなき夜に生れつく』というのがなんとも言えずよい)。『しあわせの書』とはまた違うようで。

実演を見たいのはもちろんだが、やれるものなら自分でもやってみたい。ずぶの素人でも練習すれば何とかなりそう(な気がする)。問題はそのトリックが載った松田道弘『超能力(メンタル)マジックの世界』が版元品切れなこと。残念。おなじ著者の『メンタル・マジック事典』は現役本なれど、購入するのはいささか躊躇してしまう(こちらにネタが載っているかは不明だし)Webでこの手品のネタを売っているところもあるみたいだけど、そうやって知りたくはないのだよね。なんとなく。

松田さんのマジック関係の本は読んだことがなく、『面白いトランプ・ゲーム』と『トリックのある部屋―私のミステリ案内』くらいしか手元にないのだけれど、どちらにも非常にお世話になった。お世話になったというのも変か。

十年以上前のことだけれど、ジン・ラミーやクリベッジで徹夜した。それも『面白いトランプ・ゲーム』に教えられたおかげ。先日この本を譲ってくれた友人と、「もう新刊書店では手に入らないから、大事にしないとなあ」と、ちょうどメールしたところだった。

まあ、「新カー問答」を読んでいないわたしだったりしますが。