経過年数17年の本施設は1年に2回の頻度で定期点検(目視点検)を継続して行い、各部位、各部材の劣化状況を調査してきた。その中でも負担荷重が最も大きいと思われる主柱(200□鉄製)は最上階のデッキに登るとかなりの不快な揺れを感じていた為、構造安全率を算定した結果、主柱(200□鉄製)の設置当初の安全率は、約102%と、余裕の少ない状況であることが判明した。また、副構造材である、中間柱(鉄製)については、断面欠落等、地際の腐食が顕著である為、内部腐食や減肉量を調査し、腐食率(強度低下)を検証することが必要であり、木材についても同様に断面欠落等、地際の腐食が顕著である為、腐食率(強度低下)を検証することとなった。 |
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