<ひょっとしたらの2005年編>

2005.07.30 J2 第23節
対徳島ヴォルティス戦(鳴門総合運動公園競技場)【前編】
とある日の我が家での会話。
オレ「JALのマイルがもう20,000近くあるんだけどさ〜、遠征行っていい??」
妻 「ええ〜っ?しょうがないな〜。いいけど〜どこ行くのさ」
オレ「本当は福岡に『おともでマイル』で行きたかったんだけど、誰も居なくて〜。徳島に行きたいんだけど…」
妻 「いいな〜」
オレ「渦潮も見られるし、ちょっと早い夏休み旅行代わりに行くか!」
妻 「いいね!そうしよう!!」
…というわけで、遠征費用はカミさんの飛行機代はオレのマイルで、それ以外は
家計費から丸がかえの遠征が決まりました。大まかな旅行ルート設定はオレが決め、現地で行ってみたい観光スポットの選定はカミさんが決めるということで遠征プランが着々と組まれました。
その結果、遠征のプランは↓こんな風に決まりました。
30日:新千歳→関空→レンタカーで阪神高速〜明石鳴門自動車道〜鳴門入り→鳴門の渦潮見学→ホテル着→カミさんはホテルのエステ。オレは試合観戦
31日:鳴門周辺観光→淡路島で淡路牛のランチ→関空→新千歳

前日、出発当日は朝5時起床だったので、とっとと仕事を片付けて帰宅する予定だったのですが、後輩の仕事のトラブルを手伝って夜中の12時に帰宅。荷造りもそこそこに就寝。
予定通り朝5に起床し、6時半に家を出発し高速道路で一路千歳へ。8:00発のJALで一路関空へ。普段だったら観戦ツアーとかで普通席に陣取るのですが、折角普通のチケットでの搭乗だったのでクラスJにグレードアップ。クラスJのサービスを受けたいがためにドリンク飲んだり何だりしていたお陰で、今日唯一の睡眠タイムが失われたのは言うまでもない。
関空到着後、レンタカーを借りて阪神高速へ。料金所で料金を払おうとクレジットカードを呈示したところ、料金所のおやぢが不思議そうな顔をしてクレジットカードをじっと見つめている。んで一言。
「あ〜、クレジットカードは使えまへんねん。現金だけです」
まぢ???今時カード使えないなんてありうるの?やっぱ、カードで手数料取られるより日銭が手に入る現金ですか?流石は関西商人でつね。(阪神高速道路公団の言い分はこちらの6番目にあります。カード決済なんて今時そんなに時間かからんだろうが)その後大阪市内を通過後明石入りし、いよいよ明石海峡を望みます。
今もそうかは知りませんが、開通当時は世界最長の橋梁と言われていました。世界最長はいいけれど、橋の構造上中心部が盛り上がっている構造になっているため、橋の中央部に行くまでは上り坂。レンタカーがパッソなんていう軽量車だったので結構登るのが大変でしたwこの明石海峡大橋を越えると、いよいよ初体験の淡路島入り!
行きは時間に余裕がないのでゆっくりと島内観光も何もできませんが、帰りに期待しよう!ということで、行きは淡路島はあっさり通過しようと思ったのですが、橋を渡りきった所にハイウェイオアシスがあるということだったので、出発の数日前にプランを変更してちょっと立ち寄ることにしました。
ここでの目的は、方々に持って帰るお土産をゲットすることと、ここにある「できたて市場」にあるかまぼこを頂くこと!!でした。早速できたて市場に直行し
揚げかまぼこゲット!!
自分が食べたのは明石海峡名物のタコが入ったカマボコでした。これが美味い!
車で来てなかったらビールのお供に欲しかったwくらいです。タコは刻んで練りこんであるのですが、やわらかくて美味しい。あまりのやわらかさに、普段軟体動物系の食べ物は口にしないカミさんまで食べていました。
さて、お昼ご飯までの繋ぎを食したところでお土産のお買い物。実はここであらかたお土産は買ってしまって、宅急便で家に送ってしまおうと思っていたので、一度にお土産類を買い漁り、結構な買い物金額になりました。重たい買い物かごをぶら下げながらレジに移動すると、レジには浴衣を着たおねぇ様方が居て、1点1点POSレジでチェックを始めました。
・・・遅い。レジチェックが遅い。確かにまとまった数の買い物をしたことはしたのですが、同じ物を何品もまとめて購入する、という買い物の仕方だったのでレジ自体はそんなに時間がかからないはずなのですが、おねぇ様方の一つ一つの動作が鈍い。本当にここはチャキチャキキビキビしているはずの関西地方なんだろうか?というくらい遅い。コンビニのバイトのほうが数十倍早い。挙句の果てに、代金を払おうとクレジットカードを出したら、
「あ〜すいません、カード使えないんです〜」
またカード使えないのかよ!
観光地でまとまった金額の買い物が多い場所だってぇのに…
そんなに日銭が欲しいのかよ!このがめつい関西人めが!
というわけですっかり気分を害して淡路ハイウェイオアシスを後にして、心なしか怒りでアクセルの踏み込みが強くなりつつも淡路島を縦断。いよいよ大鳴門橋が見えてきました。

←なにやら先ほどの明石海峡大橋の写真と見栄えがたいして変わらないようにも見えますが、れっきとした大鳴門橋です。

橋の上から車の窓越しに渦潮を見ようと思ったのですが、ここは高速道路ですので駐停車禁止。はやる気持ちを抑えて鳴門北インターで高速を降り、一路鳴門公園へ移動しました。
鳴門公園へ移動したものの、実は渦潮自体は観潮船なる遊覧船で見れば眼前で渦潮を見られるのですから、鳴門公園では昼食を取ることにしていました。
ここでは「うづ乃家」さんの鯛丼をいただきました。
ご飯の上にご当地産のワカメをぎっしり敷き、その上に刻んだ大葉をちりばめ、更に鯛の刺身がのっかって、特製だれがかかった逸品。値段は1,890円と、丼ものの昼食としては高いのですが、まあそれだけのお金を出す価値がありました。

その鳴門公園から遠めに見えた渦潮。渦潮なのか、通りがかった船が起こしていったさざなみなのかさっぱりわかりませんw

更に近くの港に移動し、いよいよ渦潮鑑賞。
水中観潮船「アクアエディ」という船に乗り込み出港。この船は、船底からも海の中の渦潮が見られるという船だったので、これはオモシロそう!と思い、予約をしましたが…。
実は、船が高速で走りながら、船底の窓から水中を見るというシロモノなので、船酔い率が極めて高い乗り物だったのですw
実際、自分は乗り物酔いには強い方なのですが、船底でこの窓越しに海を見ていたら気分が悪くなりました(笑)。
しょうがないのでデッキにでて潮風を浴びていると、いよいよ渦潮が眼前に迫ってきました。
…。う〜〜〜〜ん(^-^;;期待していたわりには…。ややしょぼい気が(笑)。
後で聞いた話ですが、渦潮の一番の見ごろは春と秋の大潮の頃だそうで、
今は一番渦がガサイ時期なんだそうです(涙)
まあそれでも潮と潮がぶつかり合う様は、北海道や他の場所ではなかなか見られない自然現象ですから、やはり見に来てよかったなあと思いました。
さて、船が港に戻ってきたのが15:40。17:00が競技場の開場時刻ですのでボチボチホテルに行かないと…とは思ったのですが、高速道路を降りたときに見かけたホテルの周辺にはコンビニが皆無。自分が帰るまではホテルの中で過ごすカミさんにとってはコンビニが近くにないのは結構キツイということで、コンビニ探しを始めましたが…。ない。ホテルから数キロ鳴門の中心部寄りに行ったところに、
いかにも品揃えが悪そうなコンビニをやっと発見。お酒のレパートリーも乏しい中(サッポロがほとんど無い)、簡単に買い物を済ませてホテルにチェックイン。
ホテルで早速シャワーを浴びて、観戦準備を整え出発。ホテル周辺の路線バスが時報代わりなのか、1時間に1本しかないため、ホテルが高速バスの駅まで走らせている送迎バスに便乗し、バスの駅からタクシーに乗ってやっとこさ鳴門総合運動公園に到着しました。
競技場のアウェイ側の入場口に到着すると、札幌サポ歓迎の立て看板が立っていました。そういえば最近こういうのどかなアウェイスタジアムってなかなかないな〜などと思いつつ入場。早速ビールで喉を潤そうと思い、売店まで行こうと思いましたが、先ほどの入場口で地ビールの「渦潮ビール」なるものが売られているとのことだったので早速ゲット。メインスタンドで売っているビールよりも安く、しかも美味しく召し上がれましたw。
さて、スタジアムの中といえば、地元の人曰くこの時期としては非常に珍しい濃霧に包まれていました。そんな中、地元の徳島文理大学の皆さんが阿波踊りを披露してくれました。阿波踊りの時期からはちょっと外れていましたし、それらの施設を見に行く時間もあまりない行程だったので非常にラッキーでした。やはり歴史があるお祭りの踊りです。とても伝統を感じましたし、ひきつけられる何かを感じました。札幌のYO●●KOIソーランとは違いかなり趣がありますねぇ。
阿波踊りを堪能後、ビールをもう一杯と思いゲートに戻るとあきのさんが到着。あきのさんとお話をしているうちに、しまなみコンサさんともお会いできました。しまなみさんとはウチのサイトにはよく遊びに来てくれるものの、実は初対面。あれこれ四国のお話なども伺えました。ホーム遠征の際には是非お声を掛けてください。

そしていよいよキックオフ!ですが、試合の中身についてはこちらをご参照くださいm(_ _)m

そして試合後、今回はあまり知人もおらず、あきのさんもすぐに高松へ戻られるということで、試合後の宴会も特にないので、近くで何かを食べてからホテルに帰ろうかな〜、と思ったのですが…。
店が無い。
っつーか、店はあるのですが閉店済。
まさか夕食難民になるとは思いもよらず、しょうがないので競技場近くのコンビニに駆け込んで弁当とビールでも…と思ったら、
弁当売り切れ。
結局カップめんとビールを買い込み、タクシーを拾ってホテルへ直行。ホテルのイベント広場で小鉢1杯の讃岐そばをすすり、部屋でカップめんをすすり、露天風呂に入って、酒かっくらって寝ました。
【後編に続く】

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