二つのターツがくっついた形の4枚には、1a〜8aまで8種類ある。それを一つ繰り上げた形を1b〜8bとする。
1) a b
2) a b
3) a b
4) a b
5) a b
6) a b
7) a b
8) a b
こういうとき食い延ばしを図るなら、理想は辺張や嵌張をチーして両面が残る形。そしてこの中で辺張、嵌張をチーして両面が残るのは、1a、2b、4a、5b、6a、7a、7bの7種類。そして5b、7a、7bの3種類以外は、辺張、嵌張チーにしても隣り合った2枚をそのまま倒せばいい。それ以外の、たとえば1bや4b、6bでの両面チーの場合はもちろんである。
#むかしネット麻雀で、4aの形から辺をチーした。(これでチンイツテンパイ)と思ったら、コンピュータが副露したのはクリックミス!(゚○゚) そのまま地獄に堕ちた。(_
_;
てな話はさておいて、この8種類X2=16種のうち5b、7a、7bで辺張、嵌張鳴きで両面残しとするためには1枚とばして鳴く必要がある。ここでは上品に飛ばし鳴きと表現したが、自分たちはチャックリと呼んでいた(チョイチョイと1枚とばしてつまみ上げるので)。
チャックリがあった場合、当然そこにはもう1種類、ターツが残っている。もちろんチャックリでなくても、1aからのチー、あるいは2bからのチーでもターツが残る。またチャックリであっても、の形からのチーなら、切りで、そこのメンツは完成済みとなる。
しかし相手の手の内の事情など分かるわけがない。ましてや相手がホンイツやチンイツ狙いであれば、何をどうチーしようと同種牌は危ないに決まっている。しかしチャックリがあればその辺りに1種類ターツが残っている可能性大=その近辺は超危険とは間違いなく言える。もちろん、これは可能性の大小の問題である。
飛ばし鳴きは、次のようなケースでも行われる。
X
y
Xでは嵌、yでは嵌が鳴ければ、そのまま素直にチーすればいい。しかし嵌や嵌が出たとき、 orでチャックリして orを切る。シャンテンは変わらないが、マチは良くなる。ただし相手にはその辺りが超危険ということが丸わかり。
#このカテゴリー、No.9「チーメンツ切りにそのマチはない」で、「チーしたとき、チーメンツの近辺の牌が打ち出されたなら、その近辺のマチはない可能性大」と書いたが、チャックリがあった場合は別問題ということになる。
なら最初からとか、などチャックリにならないように並べておけばいいようなものだが、なかなかそうは行かない。
なにせ小さい数字から大きい数字順に並べるというクセがついている。おまけにチャックリの牌が上から出てくると決まっているわけでもない。そこでどうしても順番に並べているので、チャックリとなる。(^-^;
いずれにしたって、こういう場合のチャックリは、マチをよくするために行われる。しかしチャックリ病にかかっていると、何がなんでもチャックリしたがる。
ここで上家のをチャックリしてを切れば手牌はこうなる。
テンパイといえばテンパイだが、両面チーなら三門張....
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