Mahjan talk 雀話

    (97)中国麻将その3


 去年の10月、東京で中国麻将大会が開かれた。σ(-_-)は愛知県に住んでいるので、さすがに東京までは出掛けなかった。そしたら雑誌「近代麻雀」に、今度は、2月16日に名古屋で行われると載っていた。

 名古屋なら近いので、参加しようかなっとチラッと思って人に話した。そしたら「出てみてもいいけど、中国麻将ってどんなん?」と聞かれた。

 そうか、σ(-_-)も大した経験はないけど、他の人はもっと無い。そこでごく簡単に遊び方を紹介してみる。アガリ役についてはコッチアッチを見ちくれ。

 遊び方をアバウトに紹介すると、場所決め、親決め、配牌場所決めなどは、普通の日本麻雀と同じ。最初に13枚、持ってくるのも同じ。あとは普通通りに役を作っていけばいい。

 花牌が8枚入っている。そこで配牌、あるいは途中で花牌が来たら、サンマにおける北のように横へ出して嶺上牌を補充する。この花牌は、アガったあとで1枚につきプラス1点となる。

 また振り聴がないので、自分がいま切った牌でもロンできる。リーチやドラもない。王牌もないので、壁牌は最後まで使う。親子の点数差もない。東家は、ただ配牌を最初に取得するだけの役割。

 基本点が8点。この8点は、アガリがあった場合、全員が常に精算する。たとえば誰かが仮りに20点の点の手をロンアガリした場合、放銃者は20点プラス8点の28点を支払う。ほかの二人は8点を支払う。これがツモアガリなら、3人とも28点支払う。そこでツモアガリはロンアガリの約3倍弱の得点となる。おお、まさにサンマの世界....

 注意しなければならないのは、8点縛り
 現在の中国麻将は、日本麻雀のように一翻/二翻という計算法ではない。門前1点、食ってのツモ1点、一般高(イ-ペーコー)も1点。平和(ピンフ)断幺(タンヤオ)が2点で、全帯(チャンタ)が4点、対々(トイトイ)が6点という具合。これらの役を集めて8点以上のアガリにならないとチョンボとなる。

 この8点縛りがどれくらいの難度かといえば、ほぼ日本麻雀の二翻縛りくらいの感じ。これは結構むずかしい。それに中国麻将には中国麻将のコツがある。2月16日と言えば、いまから時間はあまり無い。それまでに中国麻将のコツやら80種ものアガリ役を覚えきるのは、ちと大変かも。

 そこで残り1カ月の間に数回練習できるとして、その間になんとか恰好つけようと思ったら、狙いを中堅どころの役、一本にしぼるのも手かもしんない。

 もう一つ大事なことは、中国麻将では門前(メンゼン)の価値が非常に低いということ。そこで食い散らかしのアガリでも、得点は大して変わらない。

 アガリはロンアガリでもツモアガリでも「和(フー)」と宣言する。そして日本麻雀であれば、「ロン、○○点」、あるいは、「ツモ、○○点、○○点」と申告することになるが、中国麻将はそうはゆかない。

 アガリの手牌や横に出した花牌など、自分のアガリに関係の無い牌をつかって点数を計算する。たとえば「メンゼン、ツモった、タンヤオ、ピンフ、カンチャン、花々」というように、役名を一つ言うたびに、その点数分の牌をならべ置いて行く。この辺りはガリサンマと同じ計算法。それでみんなが納得したところで得点の精算となる。

 で、ここで注意しなければいけないのは、同じ役を2度言わないこと。(笑)

 まぁ大体こんな感じでゲームするのだよ。(^-^)

 

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