Mahjan talk 雀話

    (102)グリコ状態


 某所で、こんな質疑があった。

 ある大会に参加して決勝卓に残り、最終戦のオーラスを迎えている。
 優勝者は、総得点の合計で決まる方式で、A,Bさんの争いとなっており、自分とラス親であるCさんは、ヤクマンを上がっても到底及ばない状況。
 迎えたオーラスどのような方針で臨みどのような終着を望みますか?

 親役満を直撃すれば、点差は9万6千点縮まる。そこで「役満を上がっても到底及ばない状況」というのを、親役満を直撃しても到底及ばないと解釈し直せば、ABはプラス5万点余、C(親)とD(自分)はマイナス5万点というくらいの状況か。う〜ん、とっても悲惨な状況だ....(笑)

 とはいうものの、自分が親なら連荘狙いという返事もある。しかし子供ともなれば、自分がアガった時点でゲームは終わり、まさにお手上げ、グリコ状態。

 人間は感情の動物。σ(-_-)が現実にDの状況に立たされたのであれば、モチベーションさがりっぱなしで泣きながら牌を並べているだけかも知れない。しかしいま、σ(^-^)は元気いっぱい。こういう状況でのスタンスを問われているだけ。だったら元気いっぱいの回答となる。(笑)

 こんな場合でも与えられた手牌から目一杯打つのがσ(-_-)のスタンス。
 この目一杯、タンピン手から国士を狙ったり四暗刻を狙うという意味ではない。タンピン手から国士を狙うなんて、それこそ逆にゲーム放棄とおんなじとなる。そのうえ誰かに放銃したならば、それこそヤケクソ麻雀というしかない。

 かと云って、早く勝負を終わらせるために食いタンキックに走る気もない。もちろん「走るのはよろしくない」と思うからでもない。走りたければ走ればいい。しかし走らなければならないという理由もない

 そこでタンピン系ならタンピンを、チャンタ系ならチャンタとか、それなりの手を目指して打つ。その結果、誰かに放銃するか自分がアガるか、そんなことは分からない。いずれにしたって、仮にABCの誰かからロン牌が出た場合、無条件でロンアガリする(もちろんツモアガリでも)。

 とうぜんσ(-_-)のアガリ or 放銃で、結果的に誰かが優勝というケースも出てくる。俗にこれを「死に馬に蹴られた」、という。(笑) ひょっとすると死に馬に蹴られたプレーヤーから、「お前のせいで、優勝できなかった」とか、「場荒らしのD」なんて責められるかもしれない。なーに、そんなことはσ(-_-)の知った事ではない。(麻雀なんて、自分の思うようにゆくと思ってたら大間違いだ)だと、心の中で思うだけ。(^-^)

 「相手に失礼の思いで」でもカキコしたけど、「何をアガってもどうしようもない状況(2位3位になっても関係ない)なら、他人の迷惑にならないようにベタオリで打つ」という考えもある。

 それはその人の麻雀観。どう打とうと自由である。σ(-_-)もまったく反論する気はない。ただ万が一、σ(^-^)がAorB状態でその人がD状態になったとき、是非そのようにして欲しいと願うだけ....

 前へ  次へ  目次へ