あるいは とあり、マチ あるいはマチのテンパイ形を変則二門張と称する。手牌が増えると、変則二門張には こんな形も出てくる。
(A) マチ
(B) マチ
(C) マチ
※このコラムを書くことを思いついた 元ネタはココ(^-^;
同じ伝で、 やの形などは変則三門張と称する。では変則があるなら正則があるかと云えば、そんなのは聞いたことがない。聞いたことはないが、一応 のマチ、 のマチが これに対応する。つまり正則とは いわゆる筋マチを意味している。そこで筋マチになっていないテンパイ型を”変則”と称しているわけだ。
しかし筋は なり なり、3枚しかない。当然 四門張以上となれば、必ず他筋のマチが発生する。
(D) マチ
しかし一般に(D)タイプを変則四門張と呼んではいない。これは単なる”四門張”だ。そして の筋がすべてマチになっているので、正則四門張と云って云えないことはない....それなら、こんなんはどうか。
E) マチ
(D)と同じく単なる四門張だが、二つ筋が両方とも筋切れトンボ...こうなると なんとなく変則四門張っぽい。そして下記のようになると、さらに変則四門張っぽくなる。特に(G)などは、マチとしては(E)と同じ筋切れトンボでも、リャンウーサブロー( )と呼称するより マチ牌順に「にぃさんごぅろくマチ()」と呼称した方が自然な感じ。う〜ん、かなり変則っぽいぞ。
(F) マチ
(G) マチ
(H) マチ
つまり四門張以上であれば他筋がマチに入ってくるのは当然としても、一つの筋がすべてマチ牌になっていないと変則の匂いがしてくる。とは云うものの マチ牌がすべて同種牌なので、変則四門張と云ってしまうには ためらいもある。これは どちらか云えば、変則というより“単なる多門張”と云えなくもない。実際 マチが同種牌なら、四門張以上は単に四門張、あるいは五門張と表現することも多い。
しかしたとえ四門張でもマチに他種牌が加わると、(F)とまったく同じテンパイ型なのに“いかにも変則四門張”という匂いが濃厚となる。
(I) マチ
そして下記の(J)のような形になると、(H)とまったく同じ形なのに もう完全に変則四門張。
(J) マチ
当然下記みたいな形は、押しも押されぬ変則五門張
(K) マチ
そこで強引かつ独断的な結論(笑)
三門張までは「正則以外の筋、あるいは他種牌がマチ(純粋シャボは除く)に絡んでいるものが変則○門張」。四門張以上の場合、正則の筋うんぬんなどとは関係なく 「他種数牌がマチに絡んでいるものが“変則○門張”。
|