これは別に研究ではない。
二十二(アルシーアル)麻雀といえば、いまや絶滅危惧種.....もちろん今でも日本麻雀連盟(略称 日雀)というしっかりした団体でプレーされているので、「明日にも消滅」ということはない。しかし一般のプレーヤーはルールどころか、日雀という団体の存在も知らない状態。
時代の流れなので仕方がないが、二十二麻雀は現在行われているリーチ麻雀の母体でもある。そのルールを知ることは、なにかとプラスになると思われ。
ということで、ここにルールの要点を印しておくことにした。
アガリ役
○一翻
(1)門前清ツモ(メンツモ)
(2)平和(ピンフ)※ツモピンなし(ロンアガリに限る)、鳴きピンフ可。
(3)断幺(タンヤオ)※鳴きタン可。
(4)混一色(ホンイツ)
(5)混老頭(ホンロウトウ)
(6)対々和(トイトイホー)
(7)全帯幺九(チャンタヤオチュー)※純全(ジュンチャン)も一翻。
(8)一気通貫(イッツー)
(9)三暗刻(サンアンコー)
(10)小三元(ショウサンゲン)注:三元牌を加算するので、自動的に三翻となる。
(11)嶺上開花(リンシャンカイホー)
(12)槍杠(チャンカン)
(13)海底自摸(ハイテイツモ)
(14)翻牌(ファンパイ)
○二翻
(1)連風牌
○三翻
(1)清一色(チンイーソー)※アガリ符の他に10符加符(チンイツ加符)。
○役満
(1)天和 (2)地和(子の第1ツモアガリ) (3)大三元 (4)国士無双(一門張も可)
(5)四暗刻 (6)清老頭 (7)字一色 (8)四喜和 (9)九連宝灯(九門張でなくても可)
□ 点数計算(シングル切り上げ式)
小符合計点(連底)1位を10位に切り上げ、それを翻数分だけ累乗計算する。
例1-a 散家(子供)が役ナシの食いピンフ型をツモアガリした場合
(1)20(符底)+2(ツモ符)=22→切り上げて30符
(2)子供1人あたり30点、親60点の支払い(計120点取得)
※同じ手を親がツモアガリすると、子供1人あたり60点の支払い=計180点取得
例1-b 散家(子供)が役ナシの食いピンフ型をロンアガリした場合
(1)20(符底)=20
(2)20点を1回、累乗(ロンアガリなので食いピンフの一翻がつく)(20→40)
(3)ロンアガリなので×4=160点を放銃者から取得。
※親のロンアガリなら、×6で240点の取得。
例2 散家(子供)が32符の二翻をツモアガリした場合
(1)32符、切り上げて40符
(2)40点を2回、倍々計算する(40→80→160)
(3)ツモアガリなので子供1人あたり160点、親320点の支払い(計640点取得)
#ロンアガリなら放銃者1人で640点の支払い。
※親のツモアガリなら960点取得(ロンアガリなら放銃者1人で960点の支払い)。
※累乗計算は満貫点(子2000点、親3000点)で打ち切り(役満も2000点・3000点)。
・チョンボ罰は半満貫点(子1000点払い、親1500点払い)
・リーチ、一発、ドラ、場ゾロはない。
・ノー翻アガリ可(一翻縛りナシ)
・東・南・西・北の一荘制
・上がり連荘のみ。
・ノーテン罰符はない。
・フリテンでも自分の現物牌以外であれば栄和(ロン)できる。
・一 四万マチで下家の一万を見逃したっとき、続いて対門が四万を切れば その四万でロンOK(対門も下家と同じ牌なら、ロン不可)。
|