こんばんは、韓国麻雀連盟のHN ロボカイと云います。韓国麻雀の歴史を簡単に紹介させていただきます。
韓国麻雀は朝鮮時代からあったという記録があります(清から伝わったと云われます)。しかしなぜか大衆化ぜす、上層階級の一部だけで楽しまれていたそうです。韓国で麻雀が大衆化したのは日帝強占期(1930年頃)、日本から伝わってからです。そして一般で楽しまれたのは、索子抜き麻雀でした。A注:1930年頃(s6年頃)、すでに日本ではサンマが行われていた。当時のサンマは索子を抜くことが多かったという(サンマヒストリー参照)。したがって そのころのソーズ抜きサンマが韓国に伝播した可能性はある。
当時、麻雀の人気は老若男女を問いませんでした。しかし韓国人は時間がかかる遊戯は好みではありません。そこで索子抜きの麻雀が行われました。基盤になったのはもちろん日本麻雀(特にサンマ)です。
この頃、ソウルの中の麻雀倶楽部(雀荘)は約100店舗以上あったそうです。もちろん賭け麻雀なので財産を蕩尽した者も多かったようです。当時、大学の登録金を麻雀のせいで全部失ったという記事もありました。
麻雀の人気と文化が発達しはじめた時、日本政府が骨牌税という税金を課しました。その金額は3ウォン。当時 米一俵が5ウォンですから、とんでもない額の税金が徴収され 植民地経営に使われました。この骨牌税と賭け麻雀のせいで、庶民はもとより署名人士まで破産した人がすごく多かったそうです。これが麻雀の人気が消えた理由の一つです。
時代が移り 韓国の軍事政権になってからギャンブル全般が禁止されました。そのときから「麻雀=悪いもの」ということになりました。人気は完全に消滅して ほとんど行われなくなりました。その結果、韓国で麻雀の法人団体は今でもありません。
リーチ麻雀は韓国麻雀連盟がルールを伝播していますが、韓国では「麻雀=悪いもの」の観念がありますから、基本的な団体(韓国麻雀連盟みたいなもの)もありません。そこで “ これが共通のルールだ ” というものもありません。アガリ役の翻数も細かいルールも、韓国の麻雀本で それぞれ異なっています。
しかし現在、麻雀は韓国のオンラインゲームサイト(ネットマーブル、Mゲーム、GMGネットなど)で楽しむことができます。40代以上の年配の方が多いようです。そのゲームサークルから派生したオフライン集会もあります。オフ会でのルールは、それぞれオンラインゲームをものを基盤にしています。
実はですね、韓国のオンライン麻雀ゲームは一荘戦ではありません。東風戦でも半荘戦でもありません。場の概念がないのです。親は最初は麻雀のルームを作った人、後は前局の和了った人がなります。
そこでネット麻雀では一局のみ打って「ありがとうございました」と終了してもいいのです(あまり良いことではないですけど…)。オンラインマネーが全部失ったら、強制退去。チャージしなければなりません。
オフライン麻雀でも、「親は前局に和了した人」というルールで行うことも多いそうです。でもオフラインでは、一荘戦で韓国麻雀をすることもあります。しかしオフラインのみの集会はいろいろありますので、私もそっちのルールことは詳しく分かりません。
話はここまでです。長いですけどここまで読んでありがとうございます。参考になればうれしく思います。
韓国麻雀連盟 ロボカイ
参考文献
チ・ェイクホ,『[タックストークス]'骨牌税の狙いは別であった。'』,<租税日報>, 2007.03.19
http://www.joseilbo.com/news/htmls/2007/03/2007031955177.html
ジョン・ボングァン,『[30年代朝鮮を歩く] <5> 麻雀に目がなかった青春と苦悩』,<朝鮮日報>, 2005.11.04
http://flash.chosun.com/culture/news/200511/200511040330.html
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