「サンマヒストリー」でガリサンマの話を書いた。それはいいけれど、この「ガリ」の語源がよく判らない。判らないものはどうしようもない。
しかし昨夜(H14:6/16)、「ガリガリ地和」のコラムを書いているうちに、ふと気がついた。ガリサンマのプロトタイプは、当時、警視庁詰めの新聞記者会で行われていたちゃがらと呼ばれる麻雀。
ちゃがらは「茶殻」と書き、お茶の出し殻の意。この麻雀がなぜちゃがらと呼ばれるようになったのか、これもサンマヒストリーで「茶殻のように、いつ捨てても構わない麻雀という意味か?」と書いたように不詳である。しかしとにかく“茶殻”と呼ばれたことだけは確か。
さて寿司屋さんではお茶をあがりと称する。そこで一瞬、茶殻(ちゃがら)≒ あがり 、これが短縮されて “ガリ”と称されるようになったのではないか、と思いついた。
しかし落ち着いて考えて見ると、それなら従来の“アガリ何点などと言ってうるうちに、この“アガリ”が短縮されてガリになったのでは”という発想と大して変わりはない。いうなら説得力が今ひとつ....そこで(これもイマイチだなぁ)と思った瞬間、天啓が閃いた。
ガリの出ない寿司屋はない!
寿司を食べるとき、あがりの横には必ずガリが鎮座ましましているではないか!。
“ちゃがら(お茶) → あがり → 寿司 → ガリ” という連想から、誰かが冗談で抜きドラをガリと呼び、これが端的でめくりドラと区別しやすいので自然に広まった、というのが陳魚門老師様よりの天啓だった。
う〜ん、これは大いに説得力がある。(^ー^;
来年か再来年にはドイツ最高裁の判例も出ると思われるので、きっと世界の定説となる。(笑)
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