My battle 七聴八闘

    (24)ガリガリ地和


 某所で今日は、いろいろな麻雀をやってみようという話になった。そこでまずは純サンマを3ゲーム行った。

  一筒二筒三筒四筒五筒六筒七筒八筒九筒東東發白

 こんな手のところへを引いた。を切って リーチ!
 内心 (ふん、どっちか出るだろう。どうだまいったか!( ̄^ ̄) )
 このとき、場にはが1枚づつ切れていた。
 (それぞれ1枚切れか...まぁいい、どうせ出るならダブでも出ろ...)
 (ん?、まてよ....
が〜ん!、純カラじゃんっ(゚0゚)

 純サンマはすべての牌を使うが、それぞれ3枚しかない。頭では判っていても、身体がなじんでいなかった....配牌でが2枚、上家の親の第1打牌が。鳴けばノミなので、見送ってツモ山に手を伸ばした。牌をツモった瞬間に気がついた。(うへ〜、これではカラか...)なんてことはしょっちゅう。

 ある局、こんな手でリーチ。

  三索三索四萬四萬五萬六萬六萬四筒五筒六筒六筒七筒八筒

 いい手と云えばいい手であるが、 が1枚切れている。普通の麻雀なら何でもないが、純麻雀では零牌(リンパイ)だ。こんなことも多かったが、ホントに面白かった。

 次に二十二麻雀をやった。二十二麻雀(アルシャールマージャン)は久しぶりなので、最初はパッと得点が出てこない。平和(ピンフ)でロン=30符なんて定番ものはいいが、24符だ26符となると、「ちょっと待てよ。え〜とっ、24・48で50になって、子のロンだから4を掛けて....」という調子。

 おまけにリーチ麻雀のクセで、三元牌を ばんばん切る。字牌を二つポンさせたあげく(1つは翻牌)、その混一に放銃するという乱暴な打ち筋。日雀連でやったら、ひんしゅく間違いなし(笑) それでもしばらくすると点数計算や打ち回しにも慣れてきて、ゲームを楽しんだ。

 3回目はブー麻雀をやろうというので、これは中部式の8千点持ちで数ゲーム 楽しんだ。
 最後は何といってもガリサンマだろう、ということになった。なんだか、みんな急に元気になった(^-^; ガリサンマもいろいろあるが、由緒正しい(?)東天紅式でプレーした。

 或る局、こんな手になった。

 二筒二筒三筒南南二索二索三索四索四索四索八索八索八索

 取り敢えず切り。次に引いたのが。面白いから一瞬、索子に走ってやろうかとも考えたが、結局はおとなしく切りリーチ。数巡後、めでたくをツモって四暗刻。得点は役満本 + ガリいっぱい(笑)

 その時点で勝ち頭はTさん。しかしσ(-_-)も四暗刻をアガったので、かなりのプラスとなった。おまけに役満の余韻か、それからもアガリ続けた。まったく音なしで、いいとこのないNさん。

 「あかん、ぜんぜん風が吹いてこん」
 「そんなことないよ、Nさん。思いっきり逆風が吹いてるじゃん」
 「ふんっ」

 すると T さん
 「これってピンでしたよね〜」
 「いや、デカピンだった筈だ」(笑)←もちろんノーレート
 「ふんっ、勝手にほざいとれ」

 そんな状態のとき、子でこんな配牌が来た。

二筒四筒四筒五筒七筒八筒九筒六索七索八索赤五萬北北

 (ふ〜ん、入りのガリ3枚か)
 親が補給作業も終えたあと、第1ツモが。ガリ牌を4枚出して、王牌から4枚とると、まずが目に付いた。
 (お、嵌があるな。おっとが2枚か。頭ができたな。えっと最後はか。さて何切りまそ.... う〜む、切るもんが無い.....)
 
二筒三筒四筒四筒五筒六筒七筒八筒九筒六索七索八索八索八索

 すると下家が
 「さぁ、さっさと切りましょう」
 「それが、どうも、切るもんがない...」
 「それじゃあ、アガリじゃないすか」
 「どうも そういうことらしい」とパタンと手を開けた。

 とたんに
 「マジっすかあ!
 「ぎゃあっ!
 と、にわかに巻き起こる感動と賞賛の嵐(^-^)v
 まぁ、サンマの地和では価値は薄いが、気持ちよかった。

 いずれにしてもこれでバカ浮き状態となった。そこで
いま ここで止めるならデカピンじゃなくてピンにマけておいてやる」(←もちろん冗談)と云ったが、ハコテン状態のNさんが承知しない。そこでさらに続けることにした。

 ところがそれからNさんの猛攻が始まった。アガるわ、アガるわ、アガりまくった。ついにσ(-_-)のプラスも最盛期の半分になった。これはたまらんと、「いま ここで止めるなら、点5にマけておいてやる」と云ったが、Nさんは聞く耳もたず。(^-^; そのあとも連荘、連荘、また連荘の猛攻が続き、ついにTさんもσ(-_-)も原点を割って終了した。

あ〜あ、ノーレートでよかった(^-^;

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