Hands 和了役

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ご長寿役満


 アガリ手の合計数が88であったとき、フルムーンと称して役満貫とする。ネーミングの良さもあって、ローカル役の中では比較的有名な組み合わせ。

二筒二筒七筒七筒七筒八筒八筒八筒  三筒四筒五筒  九筒九筒九筒

 それはいいけれど、問題は「なぜ88なのか」。少なくとも、「フルムーン」は満月のことで、88という数字には関係ない。ただ八十八夜という表現がある(立春から数えて88日目)。夜だから月に縁がある。そんな連想から、八十八夜→フルムーン となったのかも知れない。

 フルムーンは別名で米寿(べいじゅ)とも呼ばれる。米寿は88才の雅名であるから、こちらは話は分かる。その流れで、合計数が99になったときは白寿という役満にするというルールもある。しかし米寿にしても白寿にしても、考案されただけで実際に採用されたとは思えないが....

から上部の横棒を取り去るとという字になる。より「」少ないというので、99才を白寿という。

で、「ご長寿万歳」でも述べたように、長寿の雅名はいろいろある。となれば、該当する年齢は全部、ご長寿役満としてもいい。(笑)

 といっても、数が少なければ組み合わせが出来る可能性はそれだけ高い。それにいまどき「還暦(60)」はもとより、「古希(こき=70)」でもじぇんじぇん珍しくない。そこでご長寿役満は、喜寿(77)からとする。(^_^;

 あとは雅名の通り、80ピッタリが傘寿(さんじゅ)。米寿(88)白寿(99)はもうあるから、次は100。これは百寿ということになる。しかしこれには加賀百万石という役がある。ちょうどNHKでも利家まつもガンバっている。そこで100加賀百万石に任せる。(笑)

 で、108茶寿役満で、111王寿役満。最後を締めるのは118の天寿役満。うん、天寿とはかっこいい。いっぺんやってみたいような気もする。しかし天寿は、たとえ短命であっても、それは天から授かった寿命という意味もある。うみゅう、あんまり早く天寿が来ると、ちと困るかも。(^-^;

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